近年増加し続けている精神的虐待。その原因と対策とは?

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「虐待」という言葉を聞くと、殴る、蹴るといった体罰のようなものを思い浮かべる方がほとんどだと思いますが、最近ではそのような類の虐待ではなく精神的虐待というものが増加しているようです。

昔はしつけという意味での体罰が学校や家庭でもありました。しかし、最近子どもを無視する、ひどい言葉を浴びせ続けるなどといった精神的な暴力のニュースをよく見かけるようになりました。

子どもへの影響として、精神的に不安定になる、人とうまく関われないなどといった精神面への悪影響が懸念されます。虐待が続いてしまうと精神状態がさらに悪化し、不登校やうつ病、最悪の場合、自殺や犯罪を起こしてしまう可能性もあります。

「かわいいはずのわが子なのに、イライラしているとついキツくあたってしまう…」

「ダメだと分かっているのに、どうしてもやめられない…」

このように精神的虐待で悩んでいる方に今回の記事をお役立て頂けたら幸いです。

1.そもそも精神的(心理的)虐待とは

精神的虐待とは、児童の周囲の人間(保護者、学校教師、施設職員など)が、児童に対して、言葉による脅し、無視、兄弟間での差別的扱い、子どもの目の前で家族に対して暴力をふるうなどといった虐待を加える、もしくは育児放棄することを指します。

精神的虐待は、児童虐待の分類の中の一つであり、そのほかには身体的虐待、性的虐待、ネグレクトなどがあります。これらの分類について、詳しくは可愛いはずの子どもになぜ虐待してしまうのか?児童虐待の実態とその対策の記事の児童虐待は4つのタイプに分類できるをご参照ください。

今回の記事では、精神的虐待の現状と原因および対策についてご紹介していきます。

2.精神的虐待の現状

・相談件数

全虐待の相談件数は年々増加の一途をたどっており、日本における児童虐待相談件数は統計が開始された平成2年度の1101件から比べると、平成27年度では103260件とおよそ94倍にまで増加。さらに、精神的虐待に関していえば、平成20年度から平成25年度のうちに約3倍にまで増加しています。

・相談内容

身体的虐待、ネグレクト、性的虐待、心理的虐待のすべてにおいて相談件数自体は年々増加しています。そのなかでも精神的虐待は、総数に占める割合が昔は一番低かったのに対して、現在では一番大きくなっています。

・ 虐待の主な加害者

虐待の加害者には実父・母、実父・母以外の父・母などがおり、ほとんどを実父と実母が占めます。そのうち、およそ60%を実母が、30%を実父が占めています。やはり一番身近な肉親である母親からの虐待が多いようです。

3.虐待の原因

児童虐待は、多くの場合、

・保護者側のリスク要因

・子ども側のリスク要因

・養育環境のリスク要因

これらの3要因が複雑に絡み合って起こると言われています。詳しくは、可愛いはずの子どもになぜ虐待してしまうのか?児童虐待の実態とその対策の記事の児童虐待の原因をご参照ください。

2章の相談件数のところで虐待件数は増加する一方であると述べました。またそのなかでも精神的虐待の件数が年々増加しています。

その背景として、児童虐待の防止等に関する法律が改正され子どもにドメスティック・バイオレンス(DV)を見せることも精神的虐待とみなされるようになったことで、警察や近隣住民などからの通報が増加したためだと考えられます。

一方で、精神的虐待の相談件数は実際に起きている件数に近づいているのではなく、純粋に増加しているともいわれています。

不景気の影響で仕事や家計が上手く行かず、つい子どもに手を上げてしまったり、酷いことを言ったりしてしまう、子どもには幸せに育ってほしいという気持ちはあるけれどどうしても虐待をやめられない、という状況が家庭の中に潜んでいることが精神的虐待の増加の原因の一つであると考えられます。

また、虐待というと殴る蹴るなどの暴力のことを思い浮かべる方も多いことでしょう。そういったことから、加害者に「子どもに手を出すのはいけない」という心理が働いた結果、精神面への虐待が増えていることも考えられます。

4.精神的虐待を減らすためには

精神的虐待を減らす対策として、加害者に虐待をやめさせることと、虐待を見かけたときに専門の機関に通告をすることの2つが有効だと考えられます。

4-1精神的虐待を減らす対策(1).精神的虐待を受けた・見かけたときの然るべき機関への通告の徹底

虐待は、深刻化する前の早期発見・早期対応も重要です。子どもの様子が著しくおかしい、いつも暗い顔をしている、話しかけても反応がないなどと気づいた方は地域の児童相談所に通報してください。このような虐待に関しては事実を目で確認しなくても、匿名でも通報することができます。

相談窓口一覧の詳細は、可愛いはずの子どもになぜ虐待してしまうのか?児童虐待の実態とその対策の記事の相談窓口一覧をご参照ください。

4-2精神的虐待を減らす対策(2).育児ストレスの改善

2章で虐待の加害者として一番多いのが実母であると述べました。このことから、いかに育児によるストレスが大きく、その多大なストレスのダメージが虐待の原因となっているかが分かります。

父親が仕事、母親が家で育児をする家庭ほど母親が孤立しやすく、ストレスを発散する場所がないため、そのはけ口の対象が子どもに向けられてしまうのです。

そのため、そうなるまでストレスを溜めこまないようにすることが大切です。以下にストレスを溜めこまないための方法をご紹介します。

4-2-1.パートナーやママ友、パパ友、親に相談する

自分と同じ境遇や考えを持った人と話をするだけでも気が楽になったり、ストレスが解消されることは確かです。様々な情報を共有することで、子育てのヒントが見つかり、育児の負担が減ることもあるかもしれません。

親ともなれば、子育てと人生における大きな先輩です。思い切って相談してみましょう。よいヒントをもらえるかもしれません。

育児を共に行うパートナーは一番身近な存在であり、そのパートナーとのコミュニケーションは特に重要です。けっして一人で抱え込まず、まずは周りの人たちに相談することが大切です。

4-2-2.幅広い栄養を十分に摂る

人間はストレスを受けると副腎という臓器からアドレナリンが分泌されます。これは、血糖値を上げ、エネルギーを増やすことでストレスに対抗しようとしているためです。このアドレナリンが作られる過程でビタミンCは補酵素として働いています。

このことから、アドレナリンの分泌量が増えれば増えるほど、つまりストレスが長く続くほどビタミンCの消費量が増えることになります。つまりストレス時には十分なビタミンCが必要だということです。

ストレスが続くとコルチゾールが副腎で合成されます。この副腎の機能を助け、コルチゾールの合成を促す働きをするのがパントテン酸です。そのほかにもカルシウムやマグネシウムが不足してしまうと神経が興奮しやすくなるため、イライラしやすくなってしまいます。

マグネシウムはそのほかにも精神を安定させる神経物質であるセロトニンが作られる過程で必要であり、また、副腎の機能を助ける働きも持っています。

ストレス時には、いまご紹介した栄養素だけでなく様々な栄養素が様々な過程で関わり合い消費されています。そのため、育児ストレスのような非常に大きなストレスを受けている状態では、様々な栄養素が大量に消費されている、いわゆる栄養失調の状態といっても過言ではありません。

これらのことから、食生活を見直すことはもちろんのこと、幅広い栄養を十分に摂ることがストレス軽減の第一歩となります。

そして、もちろんのことながら虐待の被害者である子どもは精神的虐待により多大なストレスを抱えています。その状態を放っておくと子どもの心身の状態が悪化してしまい、不登校やうつ病、最悪の場合自殺などにつながる可能性もあります。

この子どもの精神状態を改善しないことには精神的虐待の根本的解決にはなりえません。このことからも、加害者の方だけではなくお子さんも一緒に栄養を摂ることがとても重要です。

5.まとめ

児童虐待は年々増加しており、なかでも精神的虐待が近年増加しています。この虐待の被害を減らすためには、精神的虐待の予防と早期発見・早期対策が非常に重要です。

そのため、今回の記事でご紹介した、

・「おかしいな」と感じたら相談窓口を利用すること

・身の回りの人(パートナー、家族、友人など)に相談すること

・加害者だけでなく子ども一緒に幅広い栄養を十分に摂ること

上記の3つを実行していただくことで、精神的虐待を減らし、子どもの心の傷を癒すことができると考えています。

今回の記事を読まれた方のお悩みが解決し、精神的虐待に苦しむ子どもが少しでも減ることを切に願っております。

 

参考HP:http://www.orangeribbon.jp/

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海外旅行が好き。海外旅行を計画されている方へ!

自己破産

テレビや新聞などで耳にしたことはあるものの、身近で自己破産をしたという話はめったにないと思います。しかし、昨年3名、一昨年2名の私のお客様が自己破産しました。

・3名の方は若者で、カナダでスノーボードで頸椎や脊髄を骨折。治療費や入院費、家族の渡航費用などでご家族が自己破産をされました。

・70代の男性は、ヨーロッパにトレッキング旅行に出かけ、到着後すぐに脳梗塞。こちらは、息子さんが自己破産をされています。

もう一人の方は、思い出したくないと言って理由はお話にならなかったのですが、まだ30代前半の女性でしたので、きっと両親のいずれかが原因だと思われます

原因は海外旅行保険に加入していなかったから。そして、突き付けられた治療費を目の当たりにして、そのショックからうつ状態(うつ病ではない)となり私を訪ねていらっしゃいました。幸い、どなたも我をとり戻されましたが、かかった治療費がなくなるわけではありません。そのため、不動産などを処分した後、自己破産を選択されました。

 

こんな話を聞き、私はあらためて自分が旅行したときの保険を確認してみました。というのも、私も「カードに旅行保険がついてるから!」と、旅行保険に加入せずに海外旅行に出かけていたからです。そして、私はカードで保証されている保険金額を確認し、愕然としました。なぜなら、「ゴールドカードだから…」と高をくくっていましたが、病気やケガの補償はたったの300万円だったからです。

実は、先日あるお客様が海外旅行に出かけるというので、今回のようお話をさせていただきました。すると、このお客様から、海外旅行保険をお得にカバーする方法についてのサイトを教えていただきました。海外旅行を計画されている方。旅行保険について、私と同じように高をくくっていた方はお役立てください。


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