これもサービス残業?意外なサービス残業の実態とは

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サービス残業 実態

「時間通りに帰宅したことは数えるくらいしかありません。」

「上司からもう帰るの?と何回も言われました。」

『働き方改革』に注目が集まり、動き出している世の中で、ニュースでも現場の声が取り上げられています。

残業時間の上限規制は、『月80時間』を軸に『月平均45時間』などという案も出ていますが、サービス残業が大きな問題となっています。

何気に行なった残業でも、その日で考えればたいした事ないと感じますが、月換算すればかなりの時間になる場合もあります。

サービス残業と自覚しながら、指摘できない方もいるでしょう。

超過労働・サービス残業について、あらためて考え直す必要がありそうです。

ぜひ、参考にされてみてください。

1.どこからどこまでがサービス残業?

労働基準法で定められている法定労働時間は1日につき8時間、1週につき40時間です。

それ以上の労働は全て残業。残業に対する報酬が支払われないと『サービス残業』となります。

残業代の支払いは、当然その分経営を圧迫します。ですから、サービス残業の強制は、経営者にとってコストの削減になります(タダ働きなので)。

そして実は、サービス残業の強制は思いもよらないところで日常茶飯事に起きている出来事です。

  • 仕事を行使するために準備する時間
  • 休憩中のちょっとした雑務
  • 帰宅後プライベートな時間の仕事にかかわる勤務

このような行動に関し、給料が支払われていないのは、全てサービス残業にあたります。

断れないとわかっていながら「ちょっとこれしてよ。」というお願いも同じです。

仕事に必要なことであるから「仕方がない。」と受けていては、支払われる給料よりも仕事をこなしている事になってしまいます。【無償の労働】=【サービス残業】です。

1-1.仕事の身支度はサービス残業の強制

仕事を行う上で、制服へ着替える必要がある職業があります。例えば、接客業務・製造関係・建築現場などです。

これらは、個人の自由で服装を選択することができません。つまり、業務の一貫と考えられています。

  • 業務にあたるための制服への脱着時間
  • 業務にあたる片付けや掃除の時間

これらが労働時間外に行われていると、サービス残業の強制です。

着替えてから・着替える前にタイムカードを打刻するよう命じられている会社も少なくないでしょう。これは、無言でサービス残業を強いている状態です。

着替えに5分要するとすれば、月に20日勤務で3時間のサービス残業を強制されていることになってしまいます。

(1日10分×20日=200分=3時間20分ですが、月単位で30分単位の四捨五入は認められています。)

たった3時間と言えども、その他の時間も加わればかなり大きな差が出てくることは一目瞭然です。

そして、片付けや掃除も同様です。タイムカードへ打刻した後に掃除をしなくてはいけない場合も、サービス残業です。

1-2.休憩時間の業務はサービス残業の強制

社員が5名ほどのある小さな会社では、こういったサービス残業の例がありました。

その会社では社長は休む間もなく、デスクに向かっている状態でした。さらに、デスクで仕事をしながら食事をするのも当たり前でした。

内勤している社員は、社長の手前昼休憩を取るのも気が引ける思いでした。しかし休憩時間になると、みな退室し休憩室や外食へ出かけていきました。

1人の社員はほかの社員とは違い、社長の手前休憩室へは行かず同じようにデスクで昼食をとっていました。なんとなく業務にかかわるパソコンの画面を見て軽作業をしながらも、時折スマホを見たり…。

すると「食べながらでもいいから、ちょっとこの書類チェックして。」「ここの情報、ネットで回収してくれないか?」と、休憩時間にまで次から次へと業務を言い渡してきます。

「あの…今休憩時間なんで、休憩が終わってからでいいですか?」と言っても、

「そんな難しいことじゃないだろ。すぐできるのだから、文句言うなよ。」と言われる始末でした。

休憩時間に外食しようとすれば、「これやりながら、出前とって食べてくれ。急ぎなんだから!」と、デスクから離れる事も許されない。

さらにお客様からの電話の応答にも応じなければならないとなれば、もはや仕事をしているのと変わりありません。

その社員は、結局毎日休憩時間がほぼないに等しい状態でした。これは明らかに時間外労働、サービス残業の強制です。

いくら忙しいからといっても、休憩時間に労働する必要はありません。デスクに座っているから当たり前のように依頼するのは違法なのです。

その社員の社長に対する気遣いは、無残にも打ち砕かれてしまいました。

1-3.時間外のサービス残業の強制

「明日のプレゼンのため、どうしても今日中に作成しておかなければいけない」なんてことは頻繁にあります。

労働時間が終了し、作成し終わっていないからと言って「今日中に終わらせろ。」と命じられ、労働時間外に作成する。

それに対し残業代を支払ってもらえない場合は、サービス残業の強制にあたります。

命じられなくとも必ず仕事を終えなくてはいけないという思いから、行う方が多いでしょう。

どうしても都合が悪い場合「大切な約束があるから。」と言うと、プライベートな事まで聞かれ、「どっちが優先か考えろ」と暴言を吐かれててしまう・・・。

サービス残業に加え、精神的な苦痛を与えるパワーハラスメントです。

仕事に責任感がある性格を、会社の都合の良いサービス残業を強制するだけでなく、このような現状もあるのです。

※その他サービス残業を強制されるタイプ、こちらにも当てはまります。
上司からパワハラ、セクハラされやすい人の特徴とは

1-4.帰宅後の業務のサービス残業

仕事が終わり帰宅して行う業務も、サービス残業にあたります。

業務用のスマホにあてる経費がまかなえないため、プライベート用のスマホの使用を余儀なくされている方もいるでしょう。

すると、取引先から業務時間外に電話がかかってくる場合があります。出なければいいとはいえ、真面目な気質の方はつい出てしまうかと思います。

  • 顧客に失礼のないように、電話には必ず応じるように
  • 今日中にそっちに電話がかかってくるから、状況を説明しといてくれよ
  • 大切な客からクレームが入ったぞ。なんで電話に出ないんだ!?

時間外に労働を強制する行為は、違法になります。

極端な例では、夜遅くても会社に戻って書類の確認をしなければならない場合もあるでしょう。

少しでも「仕方がなかったんで…しかも仕事時間外です。」と訴えようものなら、

「会社の方針に文句があるならやめろ!」「いったいお前は何様のつもりなんだ!?」

と罵倒してくる上司もいます。

その際、少しの時間であろうとも対価が支払われないとサービス残業となります。常々そういった事が起こるようなら大幅に無償で働いている現状です。

そもそも仕事は、プライベートとは切り離して考えなくてはいけません。

2.人権侵害になり得るサービス残業

残業はするなと言いながら、あきらかにこなせないような仕事の押し付けや、サービス残業を強制するブラック企業は多く存在します。

仕事を行う上で、タスク管理や効率よい流れを作り出せるかは個々によって違うでしょう。それらの問題は、個人それぞれがあらためなければいけない重要な事です。

しかし、過酷な労働時間を強いられて身体的にまで影響が及ぼされる問題が勃発しています。

同僚や上司から強制されて、仕方なくサービス残業をしなければならないのは、もはや人権侵害です。

法律では、労働者の権利は『人権』として保障されています。労働者に保障されなければならない最低限度の基準が定められているものが『労働基準法』なのです。

サービス残業の強制は『労働基準法』を無視し、人権を侵害している違法な行為。

とはいえ世の中、法律だけを基準にはできません。

『人』という字のように、支え合って生きている世の中。それに関わるのは、人の気持ちであると言えるでしょう。

大企業・中小企業かかわりなく、感謝の気持ちも持っていない会社に対して、サービス残業を強制され黙っている必要はありません。

人にとって『時間』はもっとも貴重な資産です。人の時間を平気で奪うようなサービス残業の強制は、許されるものではありません。

サービス残業を強制されていると思い当たる方は、きちんとそれに向き合っていく必要があるでしょう。
 

サービス残業についての対策法を掲載していますので、参考にされてください。

サービス残業と戦う。その具体的な方法を伝授します。

3.まとめ

「意外にもこんなケースもサービス残業になり得る。」

今回の記事を読まれてご存知なかったかたもいらっしゃるかと思います。

従業員の方でしたら、もし職場がサービス残業をしているような実態があれば声をあげて働きやすい職場へと変えるべきです。

経営者の方でしたら、もう一度職場の実態を見直す良い機会になるかと思います。

立場によっては受け取り方が違います。

サービス残業は立場の弱い方の人権侵害です。法に触れる可能性が大いにありますのでしっかり学ぶことをおススメ致します。

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