宴会でパワハラをする人の心理と受ける人の心理

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る
アルハラ パワハラ

パワハラはパワーハラスメントの略で、簡単に説明しますと、先輩が自分の地位を使って後輩に対する嫌がらせ行為の事です。

それに、会社の宴会の席で無理やりお酒を飲ませる行為などはアルハラ(アルコールハラスメント)とよばれ、これもパワハラの1種だと考えられています。

 

以前はアルコールを飲めて上司の言いなりになる人が有利な社会でしたが、今では世の中の考え方は変わってきて、アルコールを飲めない人を尊重し、みんなが楽しめる飲み会にしていきましょう!!と考えるのが一般的になっていますし、国もその方向で呼び掛けています。

 

しかし、現実はそうはいきません。なぜならば、お酒に対しての考え方は人によって様々です。

しかも、アルコールによって脳がマヒした状態だと自分の価値観を押し付ける者まで現れます。

楽しく、仲良くなり、ストレス解消のはずの飲み会が上司のパワハラ行動により醜い争いに変わってしまった・・・。

そうならない為にはどうしたらよいでしょうか?

その疑問を解決するのにお役立てください。

1.お酒の席でパワハラ、アルハラ行為が繰り返される原因とは?

私たち人間の脳を大きく2つに分けると、

 

理性や知性の脳・・・人間脳

感情や本能の脳・・・動物脳

 

に分類することが出来ます。

アルコールが入ると、まずは最初に人間脳がマヒしてしまいます。ですから、

過去のアルハラ行為から

「やりすぎてしまった」

「人に迷惑かけるのでお酒を控えよう」

などと反省していても、ひとたびアルコールが入れば理性や知性がマヒし、同じ行為を繰り返すことになるのです。

そうなると、後輩からは「こいつは反省していない」「酔うと危険な先輩だ」などのウワサが広がり誰も近づかなくなってしまいます。

基本的にはアルハラ行為をする人は「寂しがり屋」の方が多いので、相手をされなくなるとさらに深酒して、後輩に自分から近寄ってアルハラ行為を繰り返すことになるのです。

2.無理やりお酒を飲ませる人の共通の7つの考え方

「なんで俺の酒が飲めないんだ!!」

「もっと酔って本音で話そう」

「俺よりも飲めそうだから飲めよ!」

このような発言を繰り返しお酒の席で相手を不快にさせるアルハラですが、これらの行動を繰り返す人には共通の特徴があります。アルハラにお困りの方は、この章でアルハラを繰り返す人を見極めるきっかけにご利用ください。

2-1 一人では居られない寂しがり屋の人

「飲みニュケーション」や「親睦会」といったように、会社や大学のサークルではお酒を飲む機会が多々あります。アルハラ傾向にある人はこの飲み会が大好きで、相手とお酒を交わすことを楽しみにしている傾向があります。

 

「お酒を飲むと親睦が深まる、普段できない話ができる」などと言って積極的に自主開催の飲み会を開き、断れない立場の部下や後輩を誘って飲みに行きます。

 

部下や後輩は

毎回同じメンバーで親睦を深める? 夜遅くまで飲んで次の日がキツイ? あまりメリットのない飲み会に参加させられているのでは?と疑問を感じるようになります。

 

結局は「飲みニュケーション」や「親睦を深める」というのは建前(たてまえ)で、アルハラ野郎の暇つぶし、ストレス解消、寂しがり屋に付き合わされているだけの可能性もあります。

 

「お酒で乾杯すれば、仲良くなれる」

「仕事と同じくらい飲みに行くことが大切だ」

「人生の先輩と飲みに行き話を聴けば自分の成長につながる」

 

このようにもっともらしい言葉を繰り返し発言する人は注意が必要です。

2-2 酔わせて本心を聞きたがる人

ここでは、1つの事例を紹介致します。

新しく配属された部署で飲み会がありました。私の歓迎会だったのですが、アルハラ上司が隣に座りました。アルハラ上司は酔っ払っていて、私に

「○○さん彼氏いるの~」

「○○さん 結婚はいつするの~」

「休日は何してるの?趣味は?」

とプライベートな質問の嵐でした。とても嫌だったのですが、配属されたばかりで態度に出すことができませんでした。

さらに、お酒があまり飲めない私に

「カクテル頼みなよ。乾杯しよう」

と言ってきました。別の上司にヘルプを出しましたが、「今回だけ我慢して」と言われ、仕方なく飲みました。結局、何杯か飲まされてあまり発言したことを覚えていません。

しかも、翌日は二日酔いでした。

散々な飲み会でアルハラ上司には付き合いたくないと思いました。

自分がベロンベロンに酔いながら相手のプラーベートを聞きたがる人もいます。

内心は話したくないのに・・・

しかし、アルハラ野郎はしつこい人が多いです。こちらにお酒を飲ませようとして、色々聞き出そうとしてきます。

しかし、本当はこの手の人は“相手の事を聞きたい”わけではなくて、“自分の事を聞いて欲しい”と言う無意識の心理が働いています。

 

あまり適当な態度で接することができない上司に絡まれた場合は、上司が話したくなるような質問をこちらからすれば、喜んでくれると思います。その場だけ凌ぐ方法ですが覚えておいて損は無いでしょう。(ただし、アルハラ野郎に気に入られることは避けましょう。)

2-3 飲めることがステータス(地位が高い)と考えている人

「お酒が飲めるたことで取引先の契約を取れた!飲めないなら、飲んで飲めるようになれ!」

「取引先の方に言われて、身を粉にしてお酒を飲んだ!」

「酒が飲めないヤツは仕事ができない!」

比較的年配の特に営業職の方に多いですが、お酒を飲めることをステータスが高いと考えているアルハラもいます。

この手のアルハラの方はどのような気持ちでこのような発言をしているのでしょうか?

考えてみましょう。

 

答えは1つではないですが、敢えてアルハラの立場に経つと、

本人はお酒の付き合いで、仕事がうまく行った経験を『後輩に伝えたい!!』という気持ちでいるのです。コツみたいなものを伝授したいのでしょう。

結果としては、自分の仕事の成功体験を伝えているだけなのです。

しかし、それはお酒があまり好きではない人、お酒が飲めない人に取っては価値観の押し付けでしかありません。

まとめますと、

 

アルハラ側は

・自分は良いことをしていると思っている

 

アルハラを受ける側は

・元々、お酒が飲めない。聞けるのなら飲むこと以外で仕事の成功の話が聞きたい

・価値観を押し付けられている

 

残念ながら、両者が折り合う事はありません。

 

「お酒が飲めない」のは、アレルギーの1種です。飲んで鍛えられる事はありません。それは体が悲鳴を上げているだけです。

小麦アレルギー、そばアレルギー、ピーナッツアレルギーの人に食べる事を勧めるのは、『毒』を相手に飲ませる行為と同じことです。

ですから、アルハラ側が自分の行為を見つめる必要があるのは誰から見ても明らかです。これが結論です。

2-4 弱い者に強く出たがる人

学校でいじめている人を想像してみてください。

大半は兄や姉がいます。更に言うと、その兄や姉からいじめられている事が多いようです。

兄や姉がいない場合でも、親の仲が悪かったり、親から暴力を受けていたりすると学校でいじめをしてしまうことが多いようです。

要するに、「自分がいじめられたので、自分よりも弱い人をいじめてしまえ~」という脳の反応です。

さらに、自分がいじめる側に立って見るとプレゼントがもらえます。

それは、

 

「他人を傷付けるたびに心理的な報酬を受け取り、反応が強化されている」

 

この報酬を受け取ることがプレゼントなのです。このプレゼントをもらうためにまたいじめる。

いじめられたら、さらに弱い者をいじめる・・・。

これは、まさに負の連鎖なのです。いじめる側に経つと『優越感』というプレゼントがもらえるわけです。

アルハラも同じです。

例えば、アルハラ野郎はお酒がめっぽう強いとします。

一方、アルハラを受ける側はお酒が弱い。

しかも、立場も弱い後輩となるとより飲ませやすくなります。

こうなると、いじめの構造と同じです。アルハラ野郎は「お酒が飲めることがカッコいい、すごい」と思っているので、この『優越感』を繰り返します。

これを繰り返すために比較相手を探し、相手が見つかるとお酒を飲ませて潰す。もしくはイッキ飲みをさせる。

こんな相手の『優越感』のためだけに飲み会に付き合わされるのは本当にバカらしいですね。

こんな飲み会はきっぱり「NO!」と断るか、どうしても付き合わないと行けない場合は「飲めません!」とはっきり言うべきでしょう。

2-5 集団に執着がある人

「○○会」のような集団で集まる会に執着がある人は注意しましょう。

こういう場合は、気心知れた仲間だけで集まることも多いので雰囲気にのまれてイッキ飲みをさせられることもしばしばあります。

飲めないという常識はその場の雰囲気に押し切られてしまう可能性も少なくありません。

 

そして、このような会に執着があるリーダーは、○○会を盛り上げようと必死になりますので、

「自分も飲むし、相手も飲ませる」とよくわからない理屈で飲ませてきます。

このような飲み会は「急性アルコール中毒者」が出るまで、無茶苦茶な飲み会は続きます。そして、犠牲者が出て初めて我に返ります。

それでは本当に遅すぎます。

得体のしれない名前の付いた会の飲み会には参加しない方がいいでしょう。

特に歯止めの効かない大学生は注意が必要です。

2-6 家庭や仕事がうまくいっていない人

家庭や仕事が上手く行っていない人はアルハラになりやすい傾向にあります。

よく世間でも言われる「お酒に逃げる」という行為です。

一人で飲みに行けば良いのですが、グチを聞いて欲しいが為に同僚や後輩を誘って飲みに行くことが多いです。

家に帰りたくない、家では居場所がない、仕事で失敗続き などなど

 

夜中まで飲んで、さらに家庭環境は悪化し、二日酔いで仕事・・・。

物事は解決に向かうはずがありません。

 

これは、1種のアルコール依存の可能性もありますので、お付き合いするのは十分に注意する必要があります。

2-7 伝統やルールを大事にする人

大学生の部活によくありがちですが、「部の伝統」と称して大量に新入生にお酒を飲ませる行為があるようです。

その時、かけられる心理的な圧力は、不当な飲酒の強要=アルハラです。

 

東京大学で起きた伝統アルハラによる死亡例をご紹介いたします

 

2年生男性 死亡日:2012年7月28日

7月27日夕方ごろから、所属する運動系サークルで、隅田川花火大会の場所取りをするため集まった仲間や社会人のOBも含め41名で飲酒。翌28日未明に体調を崩し、急性アルコール中毒で搬送され、病院で死亡が確認された。 

車座でフォークダンスのマイムマイムを歌い踊り、演奏が止まると誰かが中央の焼酎を飲むルール。飲む人や量は自由裁量だったとされているが、誰かが飲まなければならない設定であり、飲む人は称賛され、場が盛り上がったという。 

コールがある間は、焼酎の原液を呑み続けるルールがあり、東大駒場キャンパスに40年以上続くサークルの伝統的な飲酒儀式であった。 

周囲の学生は意識を失った者を介抱せずに放置しており、119番通報された時点で、死亡後約2時間が経過し、死後硬直が始まっていたという。

 

亡くなった学生の母親は、

事故後、サークルは解散した。だが、他の大学で同様の死亡事故が続くと、胸が張り裂けそうになる。「息子は命を懸け、アルハラの“伝統”を止めた。こんな悲しい思いをするのは終わりにしてほしい」

急性アルコール中毒等による大学生の死亡事例  2001~14  イッキ飲み・アルハラ防止キャンペーン2014より 一部抜粋

 

非常に胸が痛くなる事例ですが、40年続いているというプレッシャーに幹事の人も止められないのでしょう。

 

大量飲酒を助長する「伝統」や「ルール」は害悪でしかありません。これらがアルハラを作り出していると言っても過言ではありません。

 

もし、そんな場面に出会ったら、

まずは、自分自身の大切な命を守るために、勇気を出し、仲間と協力して立ち向かうことも大切です。

立ち向かえないのであれば、気分が悪いふりして逃げるべきでしょう。

そもそも、そんな危ない部活はやめて他の部活に行った方が良いでしょう。

もしそれで、嫌がらせを受けたり、関係が切れてしまうようであれば付き合う必要もないでしょう。

3.パワハラを受けやすい3つの心理状態とは?

どうして無理やり注がれた飲酒を断れないのでしょうか?

その理由は、お酒の席において

「空気が読めないと思われたくない」

「ノリが悪いと思われたくない」

といった見えない心理的な圧力がかかってしまうからです。

 

どのような心理状態があるのか?3つのパターンに分けて確認してみましょう。

3-1 上司や先輩に気に入られたい

「お前ノリがいいな」

「名前覚えたよ。面白いやつだね」

「仕事も期待しているよ」

 

新入社員がこんな風に声をかけられるとついつい喜んでしまいます。当然です。期待されるとうれしいからです。あまりにも可愛がってくれると「この先輩に一生ついて行こう」と思います。

 

しかし、この心理がアルハラを受けやすいパターンに陥ってしまいます。

 

アルハラ野郎はこの心理を逆手にとって、扱いやすい新入社員を子分のようにしたいのです。

後は飲み会に誘ったり、夜中まで飲みまわしたり、イッキ飲みさせられたり・・・。

 

全員がこのような先輩ばかりではないですが、おかしいなと思ったらお断りするなど態度を改める必要があります。

3-2 場を盛り下げたくない

「じゃあ、次のイッキ飲みは君の番だよ」

突然、グラスを持たされてイッキ飲みのコールが始まり、みんな私の事を注目している・・・

どうしよう・・・。

 

このようにみんなが注目しているというだけで、“早く飲まないと場を盛り下げてしまう”や“空気が読めないと思われる”“目立ってしまう”などと考えて、プレッシャーになり、なんとか早くその場から開放されたくて飲めないお酒を飲んでしまうのです。

これが、雰囲気に飲みこまれてしまうパターンです。

自分自身でお酒が弱いと認識があるのなら、はっきりと断ることが大事です。

しかし、みんな注目しているとはっきりと言えない方もいらっしゃると思います。

そんな場合は、少しだけ口をつけて飲んだフリをしたり、咳き込んだりするとか、近くにいる友達に小声で「飲めない」ことを説明すると助けてくれるかもしれません。

真正面から“飲む雰囲気”に対抗することよりも、逃げる選択肢を用意することでアルハラから自分の身を守ることに繋がります。

3-3 断ったらどうなってしまうか考えてしまう

アルハラ上司から飲みに誘われて、

「俺の酒はイッキ飲みだぞ!」

 

本当は明日予定があって早く帰らないといけないのに、飲まされている。

しかし、この上司の酒を断ってしまったら・・・。

そのままズルズル飲まされて、夜中まで付き合ってしまうパターンです。

翌日は二日酔いで家族サービスは台無し。

 

では、この場合アルハラを受ける側はどのような心理状態なのか?

「言おうと思うけど中々言えない。仕事に影響がでるかも・・・。」

「断ったとしたら・・・あとが怖い」

 

このように、言った後の事まで深く考えてしまいがちです。

さらに、相手に嫌な顔が出来ない優しい方に多いです。いわゆる「Yes!!」しか言えない、「イエスマン」なのです。

そして、相手の思惑通りにはまってしまいます。

 

(イッキ飲みはもちろんいけませんが、)たまには上司のお誘いで夜中までお付き合いすることはあるでしょうが、頻繁に誘われて断りにくい、しかも、飲まされる・・・

これは立派なアルハラ行為に相当します。

 

大前提として、

パワハラ、アルハラは許されない行為であるという事をまずは認識するべきでしょう。それは例え上司、先輩であってもです。

そして、相手の思惑通りにならないように、こちらも対策を考えるべきです。

 

まずは、具体的な対策を以下記載しております。

1.断る理由を幾つも用意しておく(仕事、家族、体調など)。

2.相手が酔っていない時に、前もってお付き合いできる時間を指定しておく。

(例えば、今日は22時には帰ります など)

3.相手の目を見て、丁寧にゆっくりとした口調で断る。

4.リスクがありますが、大きい音を立てて、その後丁寧に断る。

もっとも重要なポイントは相手が怒ったり、表情を変えても断固として断る態度が必要です。

相手の表情でこちらの態度を変えてしまっては、またアルハラ野郎の思惑通りになってしまいます。

ヘラヘラと笑っていては相手に伝わりません。

雰囲気で相手を飲みこむくらいの態度で、口調は丁寧にはっきり「NO!」と言いましょう。

4.まとめ

これまでパワハラ(アルハラ)する側とされる側の心理をそれぞれ書いてきました。

 

パワハラ(アルハラ)をする側は、自分の考えを押し付ける傾向にある。

パワハラ(アルハラ)をされる側は、雰囲気に押し負けてしまう傾向にある。

 

これが、今回の結論です。

それぞれ、対策も考えないといけません。また、別の記事でお伝えいたします。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る

【無料】モラハラの本質的な解決を望まれる方は
小冊子をお役立てください

もしあなたがモラハラについて「縁を切りたい!」「離婚をしたい!」という解決策を探しているのなら、残念ですがこの小冊子は役に立ちません。

しかし、モラハラを本質的に解決したい。穏やかな日々を取り戻したい。そう願っているのなら、この小冊子はあなたにとって、とても重要です。

この小冊子をお読みになると次のことがわかります。

・モラハラの原因を理解し、解決のために移すべき行動
・加害者への接し方において、気をつけるべきポイント
・実際に夫のモラハラを完治できた方の体験談

など、モラハラ解決に必要な行動とは、多少の温度差こそあれ、どんなご家庭でもすぐに実行できる内容です。

まずは以下のボタンから小冊子をダウンロードしていただき、改善への第一歩を踏み出しましょう。


小冊子をダウンロードする

SNSでもご購読できます。

コメントを残す

*