接する際にこれだけは注意したい!パニック障害の方との接し方

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「妻がパニックを起こして、外出できません。どうしてあげればいいのですか?」

相談にいらっしゃったのは30代の男性です。

私のもとには、日々このような悩みを持つご家族からの相談が後を絶ちません。

それもそのはず、パニック障害を抱える方は、今や日本人の20~30人に1人と言われるほどの現代病です。

 パニック障害は、※パニック発作を何度も繰り返すことで、生活がままならなくなってしまう症状のことを言います。(※パニック発作とは、何の前触れもなく、突然激しい動悸や発汗、息苦しさ、めまい、恐怖感、不安感を感じてしまう症状のこと)

 このパニック障害は、精神的な症状なので、仕事場では内緒にしている人も多くいます。また発作を起こしているが、周りの人に迷惑をかけたくないという一心で、病院に行かないで1人悩んでいる人も多くいます。

 パニック障害は、治る病気です。正しい知識を持っていれば何も怖いことはありません。普段通りに接してあげれば良いのです。

 今回は、パニック障害を抱える家族との接し方について詳しくご紹介します。

1.パニック障害をかかえる方への接し方

接し方

1-1.普段の接し方

これはとても簡単な事です。とにかく普通に接してあげることです。

パニック発作をおこしていない時に、「パニック発作は大丈夫?」といった気の使い方をすると逆に悪化することもあります。

 パニック発作の恐怖感はなかなか消えません。気を使うことで発作の恐怖が記憶からよみがえり、気を使うたびに本人の不安感は増していきます。

 また、気を使うことで「みんなに迷惑をかけてしまっている」「迷惑をかけて申し訳ない」と感じてしまい不安を生み出していきます。

楽しく会話をしたりしてリラックスさせてあげることが一番です。

1-2.パニック発作を起こした時の接し方

パニック発作を起こしている場合は、家族でも友人でも必ず守ってほしい事が冷静に落ち着いて対応することです。

 パニック発作を起こして不安で頭はまともに働きません。そんな中で周囲も慌ててしまえば、発作を起こしている方の不安もますます高まっていきます。

 「大丈夫だからね」
「そばにいるから安心して」

 とにかく冷静にアドバイスをして、その場所から離れさせてあげる事が重要です。本人が飲んでいる薬があるようでしたら確認の上、飲ませてあげることも必要です。

 本人は死んでしまうのではないかという恐怖感を持っていますが、死んでしまったり、後遺症が残ることはありませんので本人が慌てていても落ち着いて対処してください。

2.接する際にこれだけは注意したいこと

恐怖感のある場所には連れて行かない

パニック障害は気持ちの問題だから、色々なところに連れて行って克服させようと行動させるのは絶対にやめてください。恐怖を感じればパニック発作は起こりやすくなります。それによって活動出来る場所がどんどんなくなってしまう事もあります。

 ある30代の女性は、20代ではじめてでパニック発作をおこしたそうです。火葬場という特殊な場所でした。当初パニック発作だったとあまり気にせず、色々な場所に出かけて行きました。しかし、緊張する場所で段々とパニック発作を起こすようになり、10年たった今ではデパートもダメ、電車もダメ、そしてスーパーも…

 このように、本人が恐怖感を覚える場所は人それぞれです。慣れさせようと、緊張する場所に連れていくと、いつパニック発作が起きてもおかしくありません。また、以前にパニック発作を起こした場所に行ったなら、突然に記憶が呼び覚まされ発作がおきてもおかしくはありません。

しかし、あまりにも引きこもり気味になってしまうのなら、それはそれで問題です。本人が不安感を感じない場所、リラックス出来る場所になるべく連れて行き、そこで散歩などをすることは良いことだと思います。

3.まとめ

パニック障害の方に対する接し方は難しいように思えますが、実はとても簡単なことです。

普段は楽しく会話をしたりしてあげる。

もし、パニック発作をおこしたときはいたわってあげる。

 パニック障害を改善し、克服するためには家族の理解なしでは難しいことです。パニック障害は気持ちの問題ではありません。その上でうまく接して上げてください。

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