キッカケは旦那のDV(暴力)?離婚を考える理由とは?

結婚していた夫婦が離婚したいと決意することは、生半可なことがなければ起きないことなのかもしれません。
少なくとも、結婚する時はお互いを愛していたのでしょうから、その愛情が尽きるだけの事情があったのではないかとある程度は予想ができます。
離婚の理由に挙げられるものの中に、暴力や不倫などがありますが、妻が夫に対して離婚を決意する理由には一体何があるのでしょうか?

1.旦那と離婚を決意する理由は?

旦那さんと離婚したいと決意する原因について、アンケートしてみました。

13

【質問】
夫と離婚したいと思う原因は?

【回答数】
モラハラ・暴力・文句が多い:33
浮気・不倫:22
その他:18
金銭感覚の違い:13
家事・育児の協力がない:12
子育ての方向性の違い:2

1-1.暴力(DV)は肉体的なものだけではない

旦那さんとの離婚理由につじて、妻の3分の1が「モラハラ・暴力・文句が多い」と回答しました。

私がモラハラで離婚しました。言葉の暴力は、心を深く傷つけ、悲しみのどん底に突き落とすほどひどいもので、そういう人と一緒に生活していると、病気になリます(50代/女性/会社員)

暴力は耐えられない、いっしょに生活できない、命の危険を感じるから(50代/女性/専業主婦主夫)

暴力には、相手を殴って与えてしまう肉体的なダメージと心無い言葉で精神的なダメージを与えてしまうという2つの存在が回答者の意見を見ることで分かります。あまりにもひどいと病んでしまったり、命の危険を感じてしまうなど、夫婦の関係を継続させることは不可能なのかもしれませんね。

1-2.旦那の浮気や不倫は家族裏切る最低な行為?

妻が旦那と離婚を考える理由、2番目に多く回答された「浮気・不倫」の意見です。

妻だけでなく、子ども達のことも平気で裏切ることが出来る人間だと思うから(30代/女性/専業主婦主夫)

浮気・不倫で信頼関係が全て失われます。それがなければ、夫婦生活全てがやっていけなくなると思います(20代/女性/会社員)

不倫や浮気は、妻や子供を簡単に裏切ってしまう行為だと多くの回答者が答えています。それが分かっているのにもかかわらず、そういった行為に走ってしまうのであれば、簡単に信頼を裏切ることができると判断されてしまうのでしょう。それでは、夫婦での生活は難しいかもしれませんね。

1-3.旦那の金銭感覚や借金で離婚を決意!

お金は生きていくために大切なもの。旦那さんと離婚する理由で3番目に多かったのが「金銭感覚の違い」という結果となりました。

お金は生きていくためにも子供を養うためにも大事なものなので、金銭感覚が違うと無理だと思うから(30代/女性/専業主婦主夫)

今のところ、どうにかこうにかやりくりはしているものの、無頓着なところがある旦那のカードの軽い使い方に、たまに将来が不安になる(30代/女性/専業主婦主夫)

お金は生活だけでなく、子供を養うための大事なものですから、計画的にお金は使いたいと考える人も多いかもしれません。しかし、あまりにもお金使いが荒いと、将来の生活に不安を感じるだけでなく、普段の生活にも支障が出てしまうでしょう。それだけ、金銭感覚は夫婦の中では大切であることが分かります。

1-4.何もしてくれない旦那にイライラ!

4番目に回答が多かったのが、「家事・育児の協力がないことで旦那さんと離婚を決意する」でした。

まったく家事をしない、共働きなのに家事は全部私の仕事。忙しくて、疲れて帰った時、先に帰っているのに、なにもせずにテレビをのんびり見ていて、「早くご飯にして」など言われた時は、すごくむかつく(30代/女性/契約派遣社員)

育児だけでなく、自分に興味を持ってないことがわかるので一緒にいても虚しいから(40代/女性/専業主婦主夫)

現代は共働きの家庭が増えているようですが、お互い忙しいにもかかわらず、家事や育児が一方的になってしまえば、イライラも感じてしまうことも増えてしまうでしょう。また、その態度が夫婦の関係に亀裂を走らせてしまう原因になっていることも分かります。

2.旦那さんからのどんな暴力に悩んでいますか?

長い年月、夫婦関係を継続させていくにあたり、些細な喧嘩やちょっとした言い合いになったりすることは、関係性を築いていく中で当たり前のことと言えるかもしれません。しかし、近年増加傾向にある夫の暴力という問題に悩んでいる女性が多くいることも事実です。

なかなか人には相談しにくいこの問題に関して、今回は夫から暴力を受けたことがある人に対し、どんな暴力を振るわれたか、またその頻度についてアンケートを実施したところ、夫から暴力を受けたことがある女性にアンケートを実施した結果、身体的な暴力と同じくらいに、言葉の暴力に悩まされている女性が多いことが伺えます。

・平手打ちやげんこつされたり、旦那の気が済むまで正座をさせられたり、あとは言葉の暴力が多いです。言葉の暴力は、ほぼ毎日で、私が失敗したらいつもです。体への暴力は、過去に平手打ちをされて、顎が外れて以来、げんこつが主ですが、2~3ケ月に1回程度です。(30代/女性/専業主婦)

・月に一回位。言葉の暴力だが、思いやりが感じられず、心のなかにずっと残ってしまう。(40代/女性/専業主婦)

・週に1回程度です。怒鳴られたり、携帯を顔に向かって投げられたり、むなぐら掴まれて壁に叩きつけられました。(20代/女性/専業主婦)

・手を上げられたのは数回。しかし、ことばの暴力は日常的だった。家の歴史を重んじる人で「〇〇家の重みに耐えられないのなら、おまえなんか要らない!」と言われた。もちろん、その後離婚した。(50代/女性/自由業・フリーランス)

・言葉の暴力。家じゅうの物を壊す暴力。「お前の性格は歪んでいる」「どこか行け」など大声で怒鳴りながら、お箸を折ったり自転車を投げ飛ばしたり、壁に穴を開けるなど。お酒を飲んだ際毎回。一週間に一回ペース。(40代/女性/自営業(個人事業主))

暴力の頻度としては、短い人で一週間に一回ペースで暴力を受けている人がいるということもわかりました。皆さんの意見の中で特に目立ったのは、日常的に繰り返される言葉の暴力でした。身体的暴力と違い、目に見えにくい精神的暴力だからこそ、受けた傷はなかなか治らないものです。DVは、殴る蹴るといった行為だけを指すわけではなく、失敗やどうしようもないことに対する必要以上の叱責、罵倒などの言葉も、立派な暴力と言えるのではないでしょうか。

3.暴力旦那の特徴と対処方法は?

旦那からのドメスティックバイオレンス、通称DVで苦しんでいる女性は、少なくなありません。また、暴力を受けても子供がいるなどの理由で中々離婚出来ずに、一人で悩みを抱えている女性も多いのかもしれません。暴力旦那にどのように対処すれば暴力が減るのか、また、どういう男性が暴力旦那になりやすいのか、その特徴と対象方法についてアンケート調査した結果、暴力旦那は普段は優しいと感じている女性が多いようです。また、その対処法として、怒らせないように優しく接しているという女性も少なくないようです。

・幼稚。自分以外の物事へ共感できない。ボランティア精神はもちろん皆無。対処法は「幼児のように大切にすること」それにより機嫌がよくなりほんのわずかな間だけ暴力は減る。(40代/女性/会社員)

・あまり真剣に向き合ってもかえって刺激しそうなのでおとなしく最小限の抵抗。(50代/女性/契約派遣社員)

・繰り返し暴力をふるう反面、普段は優しいのが特徴だと思う。そうした人間からは離れるのが1番良い。完全に離れることができれば向こうもあきらめる。(30代/女性/無職)

・外面が良いので、女性が行動を起こさない限り世間にはわかってもらえません。また本人が謝ろうと、改めると約束しようと治りません。民間法人の専門の方に第3者に入ってもらい、距離を置き、客観的に見ることが一番です。別れたので、無くなりました。(40代/女性/会社員)

・酒癖が悪いです。今度殴ったら離婚するといったら暴力はなくなりました。(30代/女性/自営業(個人事業主))

意外なことに、暴力旦那は普段は優しいという意見が多く挙げられています。この結果から、多くの女性が結婚してからDVに苦しんでいるというのも頷けますよね。また、プライドが高く、我儘という意見も挙げられています。暴力夫は、普段は優しく接してくれているのに、些細なことで怒りやすく、自分の思い通りにならないと手を挙げる、幼稚な男性ということがうかがえます。対処法としては、怒らせないよう優しく接するという意見が多く挙げられている一方で、誰かに相談する、女性が自立する、といった意見も挙げられています。優しく接することで、ある程度の暴力は減るようですが、全くなくなるということは少ないようです。

まとめ

一人で悩まない!誰かに相談して、別れを切り出す勇気を!

今回のアンケートで、優しく接してくれていた旦那が豹変し、暴力を振るうことに戸惑い、旦那を怒らせないよう気を使っている女性が少なくないということがうかがえました。しかし、優しく接したり、旦那を否定しないように気を使って生活していたりしても、暴力が全くなくなることは少ないようです。暴力旦那は、弱者に対して暴力を振るうという意見が挙げられましたが、やはり、暴力をなくしたい場合は、誰かに相談する、又は、自分だけでも生きていけるという自立した女性になることで、妻が弱者であるという認識をなくすことが効果的と言えるのではないでしょうか。

■調査地域:全国
■調査対象:【性別】女性
■調査期間:2015年09月15日~2015年09月29日
■有効回答数:100サンプル

性格の不一致やDV(暴力)?夫や妻が離婚したくなる原因?

結婚して、一生生活していく夫婦もあれば、離婚をしてしまう夫婦もいます。愛があるからこそ結婚するのでしょうが、その愛が冷めてしまえば元々は他人ですから別れを考えてしまうのも仕方のないことなのかもしれません。また、性別や性格、夫婦の役割にも大きな違いがありますから、離婚の原因にはとても複雑な要因があるといえるでしょう。

さらに、結婚は、一般的には男女がするものとなっていますが、性別が違うのですから物事の捉え方にも違いがあることも多々あります。もしかしたら、離婚を決意する原因も男女によって違うのかもしれませんよね?

そこで、離婚を決意するのはどんな時なのか?アンケートをとってみました。

1.離婚を決意した原因

夫と妻、それぞれに離婚を決意した原因についてアンケート調査を実施しました。

1-1.妻が離婚を決意した原因とは?

【質問】
離婚の原因となるのはどれだと思いますか?

1

【回答数】
DV・暴力:27
異性関係(浮気・不倫):27
性格の不一致:22
金銭感覚の不一致:9
モラハラ・精神的虐待:7
異常性格:5
家族との折り合い:3

1-1-1.DV(暴力)が離婚を決意した原因である!

妻の離婚原因で、回答者の中で、同数ながら一番多く回答されたのが「DV・暴力」でした。意見には、女性ならではの声が多く見られます。

どんどんエスカレートすると、けが、最悪は命にかかわることだから(50代/女性/パートアルバイト)

力の強い方が弱い方を一方的に虐待するのは、人として絶対に許せないことだと思う(50代/女性/パートアルバイト)

DV・暴力があると一生に暮らしていくことは難しくなるし大変だから(20代/女性/学生)

力の強い男性が弱い女性を攻撃するという行為は、人間としてのモラルが欠けていると見ておかしくはないのかもしれません。場合によっては、命にかかわる行為ですから、一緒に生活するということが簡単ではないことも分かります。

1-1-2.浮気をされたら常に疑ってしまう!

妻が離婚を決意する原因として、DV(家庭内暴力)と同数だった「異性関係(浮気・不倫)」でした。

一度でも不倫されたら相手を信用する事は難しくなり、常に疑ってしまうから(30代/女性/専業主婦主夫)

どれも原因になりそうですが、私は異性関係が一番許せないからです(30代/女性/専業主婦主夫)

夫婦関係を継続していくためには、お互い信用しあうことが大事なのかもしれません。しかし、一度不倫されたら、常に疑心暗鬼の状態で、相手を信用することができなくなってしまうことが分かります。また、浮気は信頼を壊す行為だから許せないという声も見られ、元の関係に戻ることは難しいようです。

1-1-3.性格の不一致は改善しようがない?

妻が離婚を決意する原因で3番目に多かったのは、「性格の不一致」という結果でした。

性格の不一致はお互い改善しようと思ってもなかなかできないものだから(20代/女性/会社員)

性格や価値観が違えば、ずっと一緒に生活していくことは不可能だと思います(20代/女性/学生)

性格が合わないのは浮気の原因にもなり、浮気をすれば離婚する(20代/女性/学生)

性格の不一致は、改善が簡単にできるわけではなく、生活を続けていくことは難しいようです。また、性格の不一致は、浮気の原因となる可能性もあるなど、違った問題に発展してしまう原因にもなりかねないことが分かります。

1-1-4.金銭感覚の違いや借金が離婚原因!

4番目に多かった妻が離婚を決意する原因は、「金銭感覚の不一致」でした。

いくら自分が節約しても、相手が浪費家だと借金地獄になりそうです・・・・・・(40代/女性/会社員)

浪費する人と一緒だと借金が増え貯金もなく、いざというときにお金がないので苦労する(30代/女性/パートアルバイト)

回答者の意見を見ると、自分が我慢しなくてはいけないや借金が増えるなど、お金に関しての苦労を回避したいという現実的な意見が多く見られます。お金の使い方が荒い人は、単純に一緒に生活できないと考えていることが分かります。

1-2.離婚を決意するまで、妻はガマンしすぎてはいけない!

女性にとって、離婚の原因は様々だということが今回のアンケートから分かりました。
性格や金銭感覚の不一致、不倫・浮気など、人によっては許せないことは違うのかもしれません。
しかし、一番多く回答された暴力という行為は、場合によっては命の危険にさらすことにもなるでしょう。
我慢するだけでは、肉体的にも精神的にも傷は広がるだけですから、勇気を振り絞ってカウンセリングを受けることをおススメします。

■調査地域:全国
■調査対象:【性別】女性
■調査期間:2015年03月12日~2015年03月26日
■有効回答数:100サンプル

1-3.夫が離婚を決意した原因とは?

「男性が考える離婚の原因」についてアンケートしてみました。

【質問】 
妻と離婚する原因となるのはどれだと思いますか?

2

【回答数】 
異性関係(浮気・不倫):30 
性格の不一致:29 
DV・暴力:16 
金銭感覚の不一致:9 
家族との折り合い:6 
異常性格:5 
モラハラ・精神的虐待:5

1-3-1.夫が離婚を決意する原因!夫にとって浮気が一番ツライ!

夫が離婚を決意する原因で、一番多く回答されたのが「異性関係(浮気・不倫)」でした。

やっぱり浮気されるのが、精神的にきつく感じるからだと私は思ったから(30代/男性/会社員)

浮気している女性が作った料理を食べていると毒をもられてるのではないか不安になります。(40代/男性/自営業(個人事業主)

浮気や不倫など、愛する人が起こす裏切り行為は、男性にはとって、辛い出来事であることが回答者の意見を見て伝わります。例として、食事に毒を盛られているのではないかと不安になるという声もあり、相手に対して疑いの目を向けてしまい、信用ができなくなってしまうようです。

1-3-2.性格の不一致は耐えることができない!

夫の離婚を決意する原因で2番目に多かったのが、僅差ではありましたが「性格の不一致」となりました。

どれも離婚の原因となると思いますが、性格の不一致は耐えれなくなると思います。(30代/男性/会社員)

性格がまったく合わなくなってくると、一緒に生活するのは無理だからです。(30代/男性/会社員)

性格の不一致は、一緒に生活することを拒否することに繋がってしまうようです。耐えられないという声もあるように、性格の違いを感じてしまうと、相手の言動や行動を受け入れられなくなってしまうのかもしれません。

1-3-3.妻からのDV(家庭内暴力)も意外に多かった!

3番目に多く回答されたのが「DV・暴力」でした。全体の16%と、意外に多いと感じる回答数でした。

人として他者を認めること、許容することは、社会生活を送るうえでの基本と思いますが、DV等、言葉の暴力も含めて、他人にたいする理解や思いやりの心を持てない人と生活できないのは当然です(40代/男性/無職)

DVはお互いにとっても良くないと言うか、悪い状況としかならないと思います。下手をすれば取り返しのつかない事につながる恐れもあります(30代/男性/契約派遣社員)

DVをする人は、他人に対して思いやりの心を持つことができない心のない人であると感じてしまうようです。もしかしたら、暴力という行為で大変な結果になることもありますし、そんな状況で一緒に生活するなんて不可能なのかもしれませんね。

1-3-4.お金の問題は夫の立場からも切実なようです!

4番目に多く回答されたのが「金銭感覚の不一致」となりました。

性格的・行動的問題は我慢という対処方があるが、金銭的問題は我慢ではどうしようもない限度額がある。その為、一方がお金を使えないという我慢も強いられ、金銭的問題プラス精神的問題のダブルパンチとなるから(20代/男性/無職)

これが一番無理だと思いますし、浪費家のお金の使い方は異常としか思えません(40代/男性/会社役員)

お金の問題は他の問題と比べ、対処しようがないと感じてしまっていることが分かります。浪費家のお金の使い方は、異常という意見もあり、生活を一緒にするというのは無理なのかもしれません。また、自分が我慢しなくてはいけなくなるという、苦しい生活も強いられそうですね。

1-4.夫は妻との信頼関係が崩れると離婚を決意する傾向が強い!

男性は「浮気や不倫」と「性格の不一致」を離婚の大きな原因と考えているということがアンケートの結果から分かりました。
不倫するパートナーには、信頼を置けなくなり、性格の不一致は一緒に生活する気持ちを失わせてしまうようです。もしかしたら、男性の多くはパートナーは自分を裏切らないと考えている傾向にあるのかもしれません。となると、パートナーの一度の裏切りが精神的に大きなダメージを与えてしまうことになりかねないでしょう。
男性は、妻との信頼関係が崩れると離婚を決意する傾向が強いようです。

■調査地域:全国
■調査対象:【性別】男性
■調査期間:2015年03月12日~2015年03月26日
■有効回答数:100サンプル

2.結婚後、夫婦喧嘩の頻度はどれくらいなのか?

誰でも相手に対してイライラしたり厳しく注意したり許せないことがあります。それは結婚してからも同様ですし、一緒に暮らしているからこそ相手の行動にイラつき喧嘩に発展してしまうことも珍しくないでしょう。夫婦げんかは起こってしまうことも少なく無いですが、あまり頻度が高いと心配になってしまいますよね。
では、夫婦喧嘩の頻度はどれくらいなのでしょうか?

【質問】 
現在(過去)のパートナーとの喧嘩の頻度はどれくらいですか?

【回答数】
会う度:7
月に1回:20
3ヶ月に1回:14
半年に1回:7
ほとんどしない:52

16

2-1.約半数の夫婦はほとんど夫婦喧嘩をしない!

アンケートの結果によると、約5割の人が喧嘩になったことはほとんどないと回答していました。

結婚当初は喧嘩をすることが多かった。長い年月の間に、お互いが(うちの場合は私が)「妥協する」「相手に合わせる」ことを覚え、相手の言うことにも自然と腹がたたなくなり、受け入れたり、受け流したり、状況に応じて対応できるようになってきて、喧嘩をすることもなくなった。(30代/女性/パートアルバイト)

相手が全く怒らない人なのでケンカにはならない。こちら側も引き際をわきまえておく。(20代/女性/自由業・フリーランス)
よほど譲れないことがない限りは、相手を尊重します。それは多分パートナーも一緒だと思うので。(40代/女性/専業主婦主夫)

最初の内こそお互いに譲れないことで喧嘩したり妥協する場面も少ないことも多くあるようですが、長い結婚生活の中で妥協することを覚え、相手に合わせつつ状況に応じて行動することが出来るようになったことで喧嘩の回数を減らすことが出来るようです。お互いに引き際をわきまえておけば、必要以上に喧嘩をすることもなくなりますし、いい関係性を保つことができるのかもしれません。

2-2.ちょっとした夫婦喧嘩は多い?

夫婦喧嘩の頻度について、次に多かったのは月に1回であり、その次に3ヶ月に一回、会う度、半年に一回と順に回答していました。

大喧嘩にはならないですが、ちょっとしたいさかいはありますね。考えの違いかな。(40代/女性/会社員)

大喧嘩ではありませんが些細な事ではしょっちゅうけんかしています。(50代/男性/無職)

休日などで時間があるのに家のことをやろうとしない態度にキレて、つい言いたくないことまで言ってしまう。(50代/女性/パートアルバイト)

現在の相手は会うたび喧嘩します。電話に出ないとか、遅刻したとか、小さな事ですぐ喧嘩になります。(40代/女性/無職)

大喧嘩にはならずとも、ちょっとしたことで言い合いになる夫婦もいらっしゃるようです。普段の行動の中でお互いにやってもらいたいことがあるのに、いつまでも行動しない姿などを見ると、一方的に喧嘩になってしまうことも少なくないことがわかりました。
喧嘩になってしまうということは何かすれ違っていることがあるということなので、お互いに少しずつ話し合うことも大切なことかもしれません。

2-3.夫婦喧嘩の原因は様々!でも、喧嘩が続くなら冷静な話し合いが必要かも?

以上のアンケート結果では半分以上の人がほとんど喧嘩をしないと回答していましたが、些細なことで喧嘩になってしまうことも少なくないということがうかがえました。
喧嘩に発展してしまう原因は非常に様々ですが、一方的な喧嘩になることもあれば、お互いに激しく言い合う喧嘩に発展することも。しかし、最初の内は折り合いがつかず言い合いになることも多いようですが、お互いを尊重し合い歩みよることで喧嘩を減らし、穏やかに過ごすこともできるようです。

■調査地域:全国
■調査対象:年齢不問・男女
■調査期間:2015年03月12日~2015年03月26日
■有効回答数:100サンプル

3.夫婦の問題はどうやって解決していますか?

夫婦とはいえ他人同士ですから、共同生活を送っているとすれ違いや喧嘩になることってたくさんありますよね。それが一時的な問題で済めばよいのですが、一度こじれてしまった関係は、なかなか元に戻せないのが現実でしょう。
では、夫婦問題はどうやって解決するのが理想でしょうか。自分たちで?それとも誰かに相談すべきでしょうか?アンケートをとってみました。

【質問】
夫婦問題を親族や友人などに相談しますか?

3

【回答数】
いいえ:52
はい:48

3-1.夫婦の問題は自分たちで解決すべき!

半数を少し上回る人たちが、夫婦の問題を誰かに相談しないと答えていました。

・笑い話にできる程度の問題であれば話すと思いますが、今後の夫婦関係を続けていくかどうか、までに及ぶような問題であれば相談せず、当事者二人の問題として答えを出すと思います。両親や友人には心配をかけたくないので、答えが出てから報告をすると思います。(20代/女性/パートアルバイト)

・夫婦の揉め事を相談するのは恥ずかしいからです。相談したのが妻にばれたら怒られるからです。(30代/男性/会社員)

・人に話してもごたごたになるだけで、面倒くさいので話しません。私なら、第3者の助けが必要になったなら、問題に応じて、専門機関に相談します。(40代/女性/専業主婦)

・その時は親身に聞いてくれても、後から裏でネタにされてそうだから。(20代/女性/パートアルバイト)

相談をするときに障害になるのが、恥ずかしいという感情だったり、影でいろいろと噂されたりするのではないか、という不安感だという意見でした。また第三者が介入することで、余計に問題がこじれるのでは、という思いもあるようです。夫婦間の問題はなかなかデリケートなものであり、他の人に言うのは勇気がいることですよね。信頼できる友人や知人、あるいは専門の相談機関があれば、今回「いいえ」と答えた人の多くも悩みを打ち明けたいと考えているようです。

3-2.第三者の冷静な意見は貴重である!

夫婦の問題を第三者に相談すると答えた人は半数を少し下回りました。その意見をみてみましょう。

・自分ひとりでイライラするより、事実を周囲に話してスッキリしたいし、周りの意見も聞きたい(40代/女性/専業主婦)

・同じ主婦に話すことで気持ちがすっきりするし、何よりも盛り上がるから。(30代/女性/専業主婦)

・誰にも相談できなかったら息詰まって死んでしまう。アドバイスをもらえないにしても、愚痴を吐かせてもらいたい。(30代/女性/専業主婦)

・問題があれば親族や友人に頼りになれそうな人がいれば相談はすると思う。(30代/男性/自由業・フリーランス)

・夫婦喧嘩について、相談することがあり、第三者の意見を聞いて冷静な判断ができるようにしています。(20代/女性/専業主婦)

相談する人の多くは、第三者の客観的な意見を求めているようです。問題の当事者からすればお互いに譲れないことであっても、第三者が見れば些細なことだった、というのはよくあること。話をすることでストレスの解消になったり、同じような立場の人のアドバイスが聞けて参考になったりすることもあるようです。頼れる人がいれば、なおさらその人の意見は信頼できるものになりますよね。

まとめ

自分ひとりで悩まず、信頼できる人に相談を!

いかがでしたか。離婚を含め、夫婦の問題を友人などに相談する人はおよそ半数でした。僅かに多かった相談しない人も、信頼できる相手であれば、相談したいと考えているようです。普段から相談している人は、話すことでストレスを解消したり、客観的な意見をもらったりしているようです。
夫婦のことはデリケートな問題で、できれば自分たちで解決したいと考えるのは当然のことかもしれませんね。ですが第三者だからこそ見えることもあります。問題が大きくなって解決不能になる前に、信頼できる友人や専門機関に相談してみてはいかがでしょうか?そうすれば、お互いにとってより良い未来が築けるのかもしれませんよ。

 

2分で分かるハラスメント

最近よくニュースなどで耳にするようになった言葉「○○ハラ」と言うハラスメント!

最近では、ある議員が運転手にパワーハラスメント!パワハラをしてしまい、ニュースになっていました。

 

実際問題として、深刻な状況になっているといえるでしょう。

このハラスメントと言う問題は、家庭の中、会社(職場)の中、移動の電車の中と、あちらこちらとあなたのすぐ身近に潜んでいます。

あなたがいつ被害者になるかも知れませんし、もしかしたら加害者になるかもしれません。

 

そうならないためにハラスメントと言うものはいったいどのようなことなのか、少しでも知識として知っているといざと言うときの供えになるのではないでしょうか!

 

1・ハラスメントとは?

ハラスメントととは実際どのようなことを指すのでしょうか?

ハラスメントとは人を困らせたり嫌がらせたりする行為をハラスメントといいます。人に対する発言や、行動などでその相手が不快(イヤだ)と感じた時点でそれは立派なハラスメントと言えるでしょう。

 

ハラスメントという考えは時には被害者を助けるための手段として用いられ、またある時は人としてのモラル向上の為に用いられています。

ハラスメントと言う言葉の始まりは米国から登場したといわれています。またハラスメントのなかでセクシャルハラスメント(セクハラ)が一番最初に登場したハラスメントと言われています。セクハラが日本に伝わり始めたのが1989年ごろといわれています。

日本では男女雇用均等法ができセクハラ防止が義務付けられたのが1999年といわれています。ハラスメントという考え方ができてから数十年たち社会的に随分と認知されるようになってきました。

と同時にセクシャルハラスメントやパワーハラスメント、モラルハラスメント、アルコールハラスメントなど様々なハラスメント被害の考えが社会的に浸透し、特にいまお伝えした4つの問題は多いといえるでしょう。

現在ではハラスメントとつく言葉が30種類~35種類ぐらいの種類があるといわれています。

 

またハラスメントが発生する事が特に多いのが職場です。多くの被害報告がある4つのハラスメントをご紹介したいと思います。

 

2・職場で発生率NO.1 パワハラ

パワハラとは「パワーハラスメント」の略で、「職場での上司が権力を利用した嫌がらせ」の事を指します。職場において、上位の立場の者が下位の立場の者に対して、精神的もしくは肉体的な苦痛を与え、職場関係を悪化させたりする行為と言われています。

パワハラの6つの典型例に分類できる

パワハラの行為は、6つの典型例に分類出来ます。

・身体的な攻撃
・精神的な攻撃
・人間関係
・過大な要求
・過少な要求
・個人の侵害

 

などに分けられます。「人間関係」は仲間外れにすること、「過大な要求」は出来ない仕事を与えること、「過少な要求」は仕事を与えないこと、「個人の侵害」はプライバシーを詮索することです。

しかし、パワハラについては例えば毎日怒鳴っていたという事実だけではパワハラとして処分はしにくく、それによって精神的ダメージを受けてしまったなどの具体的な被害を確認できないと、加害者責任を追及していくことは難しいということができます。

詳しくはこちらをご覧下さい

パワハラ上司のストレスからさよなら!パワハラ環境改善とタイプ別対処法

 

3・パワハラに次いで多いのがセクハラ

セクハラとは、「セクシャルハラスメント」の略で、「性的嫌がらせ」の事を指します。一般的に、学校や職場で男性が女性に対し、性的嫌がらせをする行為のこと。ですが近年逆の女性が男性をという事例も増えてきています。

性的嫌がらせの対象行為としては、相手を不快にさせる行為が当てはまります。例えば、相手に不快な言動をする、相手に不快な行動を取るなどです。

セクハラの種類には大きく分けて対価型と環境型がある

対価型セクハラとは職場の地位や役職を利用して解雇、降格、減給など不利益をあたえることなどです。パワハラに近い行為です。

例えば、直接女性の体を触ったり、直接女性に卑猥な言葉を浴びせたりすることは、対価型セクハラです。

環境型セクハラとは、環境を利用した性的な嫌がらせのことです。

環境型をさらに細かく分けると3つに分類されます。

視覚型・・・・卑猥なポスターを貼る、服装や振る舞いなど

発言型・・・・性的冗談を言う・私生活上の秘密の噂を意図的に流す

身体接触型・・お尻や胸を触る、不用意に触る  

などです。

例えば、職場や学校に性的な画像を公開したり、特定の女性に関する噂話を流したりすることです。

詳しくはこちらをご覧下さい

知らなかったでは済まされない!6つの事例から学ぶセクハラ対策

 

4・パワハラ、セクハラの延長線上にあるアルハラ

「アルハラ」とは、アルコールハラスメントの略で、飲みの席などでおこる嫌がらせや迷惑行為などの事を指します。アルコールの多量摂取の強要、泥酔状態での悪ふざけや暴力、暴言、または、女性などを近くの席に座らせるお酌をさせる、などお酒の席で行われる行為!パワハラとセクハラと内容など似てくる部分もあります。

またアルハラがエスカレートすると命の危険を招く恐れもあり、日本では「アルハラ」が原因で死亡事故が起こったことをきっかけに、1980年代以降、急速に問題視されるようになりましたが、職場の飲みの席などでもいまだに根強く残っており、近年では上司から「アルハラ」を受けた部下が会社に被害を訴えるなど、深刻なトラブルに発展するケースも後を絶ちません。

詳しくはこちらをご覧下さい

もうアルハラに悩まない!会社や大学でアルハラにあった場合の対処方法

 

 

5・家庭内で相談が一番多いモラハラ

モラハラとは、「モラルハラスメント」の略で、「精神的な暴力、態度、などでの嫌がらせのこと」です。モラハラは言葉や態度で相手を精神的に傷つけて、相手を不安にさせたり、追いこんだりする行為のことを指します。

パワハラと似ていますが、パワハラは上位の者が下位の者に行う行為に対して、モラハラは下位の者から上位の者に対して行うこともあります。

モラハラは陰湿に行われる行為なので特に注意が必要です

パワハラは、周囲にもわかりやすい行為です。大勢の人の前で叱責したり、公開したりする行為ですが、モラハラは、ひっそりと陰湿に行われたりする行為です。

例えば、無視をしたり、ため息をついたり、その本人しか気付かないような嫌がらせを行います。そして、モラハラは最終的には、相手に罪悪感を持たせ、精神的に追い込んでいく行為と言われています。

詳しくはこちらをご覧下さい

モラハラとは?結婚前に必ず確認しておきたいモラハラの全て

 

以上が被害が多い代表的なハラスメントです。

どのような発言、行動を受ければ、またはどのような発言、行動を行えばどのハラスメントに当てはまるのかお分かりいただけたでしょうか?

少しでも自分に当てはまるなどの行為がある場合は気を付けましょう。

 

まとめ

相手を思いやる気持ち、また人間関係などしっかりと持つことにより、様々なハラスメントは回避できるのではないでしょうか?

行動、言動には責任をもち、感情任せに行動するのではなく、一呼吸おいて考えてみて下さい。

年々増加する児童虐待事件。なぜ「しつけ」の境界線を越えてしまうのか?

ニュースでもよく見かけるようになりましたが、児童虐待の事件は年々増えています。そのような事件を目にするたびにこころが痛くなると同時に、加害者に対して激しい怒りを感じます。

このような虐待のニュースのなかで、「なぜこのようなことをしてしまったのか?」という質問に対して、加害者である親が「しつけのつもりでやった」と言っているのをよくみかけます。

事件の内容をみてみると、

・餓死するまで食事を与えない

・頭のかたちが変形するまで殴る

・熱湯を頭から浴びせる

といったように、誰しもが「ありえない!どこからどうみても虐待だ!」と思うことばかりです。なぜこのように、「しつけ」という名目で普通では考えられないような虐待をしてしまうのでしょうか?今回は、このようなしつけを逸脱したような虐待をしてしまう原因とその対策についてご紹介いたします。

1.そもそもしつけと虐待の違いとは

「しつけ」と「虐待」が全くの別物ということはわかりますが、どのように違うのかを説明しようとしても案外言葉が出てきませんよね。しつけと虐待の定義とは以下に示す通りです。

・しつけ

人間または家畜の子供または大人が、人間社会・集団の規範、規律や礼儀作法など慣習に合った立ち振る舞い(規範の内面化)ができるように、訓練すること

・虐待

自分の保護下にある者(ヒト、動物等)に対し、長期間にわたって暴力をふるったり、日常的にいやがらせや無視をするなどの行為を行うこと

これらには「罰を与えるきっかけ」と「罰の内容」の2つの違いがあります。

・罰を与えるきっかけ

「しつけ」では、罰を与えるきっかけは社会の規律や礼儀作法などから外れた行為をした場合であるのに対し、虐待では、罰を与えるきっかけは加害者が感情的になった場合であるとされています。

・罰の内容

しつけでは、それ相応の内容ですが、虐待では、普通では考えられないくらいひどい内容も含まれます。

2.虐待は4つのタイプに分類できる

虐待は以下に紹介する4つのタイプに分類できます。

2-1.虐待のタイプ(1)身体的虐待

殴る、蹴る、投げ落とす、激しく揺さぶる、やけどを負わせる、溺れさせる、首を絞める、縄などにより一室に拘束するなど

2-2.虐待のタイプ(2)性的虐待

子どもへの性行為、性的行為を見せる、性器を触る又は触らせる、ポルノグラフィの被写体にするなど

2-3.虐待のタイプ(3)ネグレクト

家に閉じ込める、食事を与えない、ひどく不潔にする、自動車の中に放置する、重い病気になっても病院に連れて行かないなど

2-4.虐待のタイプ(4)心理的虐待

言葉による脅し、無視、兄弟間での差別的扱い、子どもの目の前で家族に対して暴力をふるうなど

3.虐待の件数

虐待の相談件数は年々増加の一途をたどっており、日本における児童虐待相談件数は統計が開始された平成2年度の1101件から比べると、平成27年度では103260件とおよそ94倍にまで増加しています。

また、平成28年度における虐待による死亡事例は67件であり、これは1週間に1人以上の子どもが虐待により命を落としていることになります。また、0歳児が死亡事例の半数を占めるという悲しい事実もあります。

4.しつけと称した虐待事件の実例

以下にしつけと称して虐待を行った事件の実例を3つご紹介いたします。

4-1.しつけと称した虐待事件の実例1 宮津市6歳女児虐待事件

2010年10月28日に起きた、両親が「しつけ」と称して女児に対して殴る蹴るの暴行を加えた後に、高いところから落下させて頭を踏みつけ、意識不明の状態にしたまま放置した虐待事件。

この家庭には、「いただきます」「ごちそうさま」「ただいま」といった言葉をちゃんと言わなければいけないなどといった約束事が存在していた。約束事を守るのはもちろん、毎日その約束事を復唱させられ、復唱を間違えてしまうだけで叩かれたり、ご飯をあげないといった罰則があった。

それまで虐待の対象は妹だけだったが、両被告は「自分は虐待されないと思い、調子に乗っている女児が気に入らない」と矛先を変えた。約束事は20を超え、暗唱の順を間違う女児の頭をたたくようになった。
6月には1階6畳間を女児の「お仕置き部屋」とし、食事もそこで一人でさせた。粘着テープで手を縛り、さるぐつわをして洗濯機に一晩中閉じ込めたことも。女児は「ママは何もしてくれない」「他の家に行きたい」と言うようになり、更なる暴力を招いた。

そしてある日の夜、昼食を抜かれた女児は夕食のカレーをすぐに平らげた。様子を見に来た加害者である父親が「なぜ早く食べたのか」と聞くと、女児は「おなかがすいてた」と答えた。食事をゆっくりとることも約束事の一つ。藤井被告は女児を正座させ、平手で数回、こぶしで5、6回殴った。「思い切り殴ったので、自分の手も紫色になった」という。

林被告も平手で顔を、こぶしで腹を殴った。女児が倒れると「起きろ」と言って暴行を継続。竹の棒で太もも、尻、腕をたたき、棒が折れると角材を持った。藤井被告は足払いを十数回繰り返し、泣き叫ぶ女児の口を手で押さえつけ、顔を足で踏みつけた。最後は後方から女児を抱え上げ、頭上の高さから畳にたたきつけたという。

両被告は、意識を失った女児を「朝になれば起きるだろう」と放置し、2階でテレビやゲームを楽しんだ。暴行は「たばこ休憩」を挟んで約3時間続いた。翌12日未明、119番通報した際には「自分で階段から落ちた」と口裏を合わせた。両被告は無職で、松原市では林被告の生活保護、宮津市では祖母の蓄えで生活していた。林被告は「しつけのための暴力は2人の間で当然のことだった」と供述。「事件の重大性が分かっていない」と捜査幹部は憤り、あきれている。

4-2.しつけと称した虐待事件の実例2  尼崎男児虐待死事件

2001年8月13日におきた、男児の口に粘着テープを貼り、紐で身体を縛って動けなくした上で、父親が頭を蹴り、脳内出血で死亡させた虐待事件。

加害者である母親は両親と兄3人の非常に荒れた家庭に育った。彼女の両親は元々継父と義娘の間柄で駆け落ちした関係であり、夫婦喧嘩が絶えず離婚再婚を繰り返していた。このような家庭環境で育ったせいか、加害者である母親は小学生時代から同級生をナイフで追い回すなどの暴力行為を行うような子どもであった。大人になってからもその性格は変わらず、近隣住民とのトラブルも絶えなかったという。

被害者の男児は1994年9月に最初の夫との間に生まれた。その後2度の離婚を繰り返して本事件での犯人の父親と結婚。男児への虐待は同居し始めてからわずか1ヵ月後に発覚した。

「子どもが言うことを聞かなくて、しつけで悩んでいる」として母親が児童相談所に訪れたのが原因で、このとき男児は全身打撲、両鎖骨骨折の重傷だったという。このため相談所から虐待と判断され、男児は施設に保護された。このときの男児の証言では、「お父さんに頭をたたかれ、お母さんにはゴルフクラブで殴られた」だったという。

事件の直前、施設は男児を母親の家に一時帰宅することを認めた。その当時、両親は定職に就いておらず、家賃や電話料金を滞納し、食費もままならないという極貧生活だったため、これに当たり散らすように男児への虐待を開始。

8月6日の深夜から「しつけ」と称してトイレの前に正座させ、食事はろくに与えていなかった。空腹のあまりに男児が施設からもって帰った素麺を食べたいというと、母親は生の素麺を男児の口に押し込み、布団たたきで殴りつけたという。さらに両親は外出の際、虐待の発覚を恐れて男児の口に粘着テープを貼り、紐で身体を縛って動けなくした。

こうした虐待の末、男児が逃げ出そうとしたため、父親が男児の頭に回し蹴りをすると男児は「うう」といううめき声を上げて倒れた。しかし両親は大げさな演技だと相手にせず、さらに医師に見せることで虐待が発覚することを恐れて放置。同日午後1時頃、長男は脳内出血で死亡。両親は遺体をゴミ袋に入れて運河に投げ捨て、逃走したが逮捕された。

4-3.しつけと称した虐待事件の実例3 広島小5女児虐待死事件

2012年10月1日におきた、広島県府中町の自宅で母親が小学5年生の女児(11才)をゴルフクラブで30分以上殴打し、死亡させた虐待事件。

加害者である母親は、先端にゴムの丸い玉のついたゴルフクラブを何度も振り下ろして、女児の頭や腹を殴り続けたようです。死因は出血性のショック死で、女児の後頭部は頭蓋骨が陥没、くも膜下出血を起こしていた。また全身には複数のあざがあり、虐待は日常的に行われていた。母親は取り調べに対し『娘がうそをつくのでしつけのためにやった』と淡々と話していた。

加害者である母親は、高校を3か月で退学し、その後、東広島市内のアパートでひとり暮らしを始める。そのアパートは、父親ではない50才くらいの中年男性の名義であり、家賃は全額その男性が負担し、それ以外にも会うたびに5万円程度のお小遣いをもらっていた。

このころ、アパートで同居生活を送ったことがあるという高校の元同級生の話によると、部屋の片付け、掃除、洗濯、料理などは何もできず、全部人任せ。「お米を洗って」と頼むと、食器用洗剤でお米を洗うほどのありさまだったという。

5.なぜしつけをこえて虐待をしてしまうのか?

虐待事件の事例のところでご紹介したような悲しい事件が世の中ではたくさん起きています。このような事件をみると、誰しもが「そんなことをわが子にするなんて考えられない!」と思われるはずです。ではなぜこのようにしつけの限度を超え、虐待をしてしまうのかということについてご説明いたします。

これは、正常な判断ができないくらい脳の性能が落ちていることが原因です。脳の性能が落ちる主な原因として、栄養不足、体調不良があります。どの虐待事件をみても、加害者本人がまともな食事をとっていない、育児に関して相談や助けを求めることができる存在がおらず疲労や精神的ストレスが溜まっているといった状況であることが容易に想像できるはずです。脳の性能が落ちる原因について以下にご紹介いたします。

5-1.脳の性能が落ちる原因1 栄養不足

人間の脳は正常に働くために、常に様々な栄養を大量に必要としています。脳に必要な栄養ときくと、糖分(ブドウ糖)を思い浮かべる方も少なくないでしょう。もちろん脳にとって糖分は欠かせませんが、それ以上に必要としているものがあります。

それは、アミノ酸、ビタミン類、ミネラル類です。これらの栄養素には糖分をエネルギーに変えたり、脳の細胞の材料として使われたり、脳が正常に働くための手助けをしたりというように様々な働きがあります。

つまり、こういった栄養素が不足してしまうと、脳全体の機能が低下してしまう(脳の性能が落ちてしまう)のです。その結果、物事を正常に判断できなくなったり、情緒が不安定になってしまいます。

こういった栄養が不足してしまうと脳が正常に働くことができなくなってしまいますので、脳が「命にかかわる緊急事態だ!」と判断し、交感神経が強く働いてしまいます。この交感神経が強く働くことによって、アドレナリン(不安や恐怖を感じる物質)やノルアドレナリン(怒りや入れ入れを感じる物質)が大量に分泌されるため、些細なことでイライラしやすくなったり、落ち込みやすくなったりしてしまいます。

育児をしているだけで多大なストレスを感じてしまいますので、栄養不足が重なってしまうとイライラに拍車がかかってしまうのはなおさらのことでしょう。

5-2.脳の性能が落ちる原因2 体調不良

体の様々な不調(首や肩などのコリ、げっぷ・しゃっくり・下痢・便秘などの胃腸症状、肌荒れやニキビ、抜け毛、体が硬い、様々なアレルギー症状、睡眠不足など)が生じると、その情報が脳に届けられます。体の不調という情報も脳は「緊急事態だ!」と判断をしますので、体に不調が生じると交感神経が強く働いてしまいます。その結果、アドレナリンやノルアドレナリンが大量に分泌され、些細なことでイライラしやすくなったり、落ち込みやすくなったりしてしまいます。

6.脳の性能をよくするためには?

第5章では脳の性能が下がっていることで正常な判断ができなくなったり、些細なことにもイライラし感情的になってしまうため、普通では考えられないような虐待をしてしまうとお話しました。

「現代の人のほとんどが栄養不足である」といったお話をすると、

・1日3回ちゃんとご飯を食べているから大丈夫

・毎回調理にも手間をかけているから大丈夫

・健康のために栄養ドリンクや野菜ジュースを飲んでいる

このように反応される方がいらっしゃいますが、このような方に限って栄養が不足しているという事実をご存じないようです。

というのも、昔に比べて農業技術ははるかに改良されており、その代償として野菜そのものの栄養価が低下していることや、調理をすること(洗う、切る、すりおろす、焼く、煮る、炒める、蒸すなど)によってビタミンやミネラルが失われてしまうことなどがあるからです。以下に脳の性能をよくするための対策をご紹介いたします。

6-1.脳の性能をよくするための対策1 栄養を幅広く十分にとる

第5章で、脳は正常に働くために常にアミノ酸、ビタミン類、ミネラル類を大量に必要としているということをお話しました。ですので、アミノ酸、ビタミン類、ミネラル類に関して、様々な種類を幅広く十分な量とることが必要です。それぞれに関して、最低限どのような種類をとればいいのかを以下にご紹介いたします。

・アミノ酸

バリン    イソロイシン    トレオニン

ロイシン   メチオニン     リシン

アラニン   プロリン      アルギニン

グリシン   フェニルアラニン  アスパラギン酸

チロシン   トリプトファン   グルタミン酸

ヒスチジン  アスパラギン    システイン

グルタミン  セリン

・ビタミン類

ビタミンA  ビタミンB₁   ビタミンB₂

ビタミンB₆  ビタミンB₁₂    ビタミンC

ビタミンD  ビタミンE    ビタミンK

ナイアシン   パントテン酸   ビオチン

葉酸

・ミネラル類

クロム    マンガン    リン

ナトリウム  マグネシウム  銅

カルシウム  カリウム    鉄

亜鉛     塩素      コバルト

このように様々な種類の栄養素を十分な量とるためには普段の食事だけでは不足してしまうのが現状です。そのため、普段の食事では不足してしまう分の栄養をサプリメントといった形で補うことをオススメします。

6-2.脳の性能をよくするための対策2 砂糖を大量に含むものを避ける

さきほど、健康のために栄養ドリンクや野菜ジュースを飲まれている方に限って栄養が不足してしまうとお話しました。栄養ドリンクや野菜ジュースは他の飲み物に比べて栄養が入っているので一見、体によさそうにみえますが、実は大量の砂糖が使われています。

例えば500mlのコカ・コーラには砂糖が約56g、三ツ矢サイダーで約50g、500mlのポカリスエットでも約35gの砂糖が入っています。これは健康的な飲み物というイメージの飲料も同じで、オロナミンCは120mlで19g、リポビタンDでは100mlで18gの砂糖が入っています。これは500mLに換算すると、オロナミンCで80g、リポビタンDで90gと、コカ・コーラや三ツ矢サイダーよりも多く砂糖が使われているということになります。

そしてこういった飲みものに入っている砂糖は体の中にダイレクトに吸収されるため、シュガークラッシュを引き起こし、脳を不安定にさせてしまいます。その結果、うつ症状が出たり、イライラしやすくなったりして感情的・衝動的な行動をとりやすくなってしまうのです。

実際にアメリカでは精神疾患患者(うつ病、統合失調症、パニック障害など)の約3割は、このシュガークラッシュが原因であるという研究結果が報告されています。

6-3.脳の性能をよくするための対策3 体調不良を改善する

体調不良を改善するための対策として、

・漢方薬

・整体

・アロマテラピー

・ヨガ

こういったものを利用することが効果的です。実際には時間がなくていけないといった方もいらっしゃると思いますので、そういった方は家でもできる簡単なストレッチなどでもよいでしょう。特にラジオ体操がオススメです。

当たり前のことですが、栄養不足を改善せずに体調不良の改善をしようとしてもまったく効果はありませんのでご注意ください。

7.まとめ

考えたくもないですが、世の中には「これは虐待ではなく、しつけだ」といわれ、ひどい虐待にあっている子どもは少なくありません。

今回ご紹介した事例だけではありませんが、虐待で殴られ蹴られ体中アザだらけになってしまった子どもは数多く存在します。躾(しつけ)という言葉は、「身を美しくする」と書きますが、アザだらけになってしまった体のいったいどこが美しいというのでしょうか?

もし、いま自分自身もしくは周りの人のことで悩んでいるとしたら、今回ご紹介した対策を試してみましょう。他の記事でもご紹介していますが、然るべきところへの通報や他の人への相談などでも構いません。そうすることできっと変わるはずです。

少しでもこの世の中からしつけ称して行われている虐待がなくなることを心から祈っています。

参照HP:http://www.orangeribbon.jp/

デートDVは論外!DVは結婚前に気づけるのか?【保存版】

最近離婚の原因として増えてきていることとして、DVやモラハラがあります。DVは相手に暴力を振るわれるので、体が傷つけられ、心にも大きな傷を負うこととなります。

またDV加害者はモラハラ的な言葉や態度の暴力も伴いますから、精神的にも深い傷を負うためにとてもつらいもの。さらに、周りに気づいてもらいにくいのでその点もまた心の傷になりえます。そんなDVやモラハラですが、結婚前にDVになるかどうか見抜くことは可能なのか考えてみました。

また、運悪く結婚後に DV 被害にあった場合、どうしたらいいのか考えてみましょう。

1.結婚前にパートナーがDV加害者だと気づけるのか?

【質問】 DV・モラハラは結婚前に気付けると思いますか?

8

 

【回答数】
思う:26
思わない:74

■調査地域:全国
■調査対象:年齢不問・男女
■調査期間:2015年03月12日~2015年03月26日
■有効回答数:100サンプル

1-1.結婚前にDVやモラハラを見抜くことはできない!

アンケートの結果、DVやモラハラをしそうな人は見抜けないだろうという人の方が多い結果となりました。

気づいていたら結婚しないし、結婚前はお互い見せない部分、見えてない部分が多いと思うから。(50代/女性/パートアルバイト)

結婚する前は、自分を全て出さないと思うし少し自分を良く見せようとする部分があるのでなかなか分からないと思います。(30代/女性/専業主婦主夫)

結婚後に豹変する場合もあるので、難しい。人を見る目にあまり自信がない。(30代/女性/会社員)

結婚前は愛し合う彼氏と彼女の間柄なので、お互いのすべての部分に目が向くとは限りませんし、相手が自分に少しでもよく見られようと努力をしているかもしれません。しかし、結婚して一つの家族として一緒に暮らしていると新たに気付くことや、本性が表れてくることもあり得ます。そういった可能性を全て考慮すると、いくら好きな人を知る努力をしても、結婚前に本当にすべてを理解することは難しいのかもしれません。

1-2.結婚前にDVを見抜くことはできる!

一方見抜けないと答えた人より少なかったですが、見抜けるだろうと答えた人の意見は次のようなものでした。

同居していれば絶対気づくと思います。もしかしたら他の人の情報を得られるかもしれません。(20代/女性/学生)

結婚前に付き合う時間が長ければ長いほど、気づきやすいと思います。同棲してみるのも一つの方法かも。(20代/女性/パートアルバイト)

結婚する前に一度くらいは大きな喧嘩をして相手を知っておくのも大事だと思います。(20代/女性/パートアルバイト)

見抜けるだろうという人の意見としては、結婚までに相手とより深く付き合っていればどこかにその兆しは感じるだろうというものでした。例えば同棲などをしている場合、結婚後の生活ととても近い状況になるので、しないよりかは気づきやすくなりそうです。結婚前に相手の生活面を知っておくということは、いい相手と結婚するためだけではなくDVやモラハラを防ぐ意味でも有効なのかもしれません。

1-3.結婚前にDVをするかどうか見抜くのは困難?

結婚前には、どうしても結婚後ほど親密な関係にはなれないので相手の性格などについて見落としてしまう部分が出る可能性は大いにありそうです。同棲などをすれば少しは気づけるのではないかという意見がありましたが、すべての人が同棲をするわけではありません。もちろん防ぐには同棲をした方がよく相手を知れていいのは確かですが、それでも万全ではないでしょう。結婚前にDVやモラハラの兆しに気が付ける場合もあるとは思いますが、気付けないケースも少なくはなさそうです。しかし、少し目を向けてみて、もしわずかでも心配に思うことがあれば、一人で悩まず誰かに相談してみてもいいかもしれません。

2.デートDVの経験があれば、結婚後にそれはエスカレートする可能性大!

私の指摘するまでもなく、男性と女性では腕力が違います。また、体のつくりから考えても男性が女性に暴力を振るえば、どんなことになるのか誰にでも容易に想像できます。したがって、結婚前にデート DV の経験が一度でもあるのなら、結婚後、 DV の頻度や程度がエスカレートする可能性があります。なぜなら、家庭内は密室であり、 DV 加害者はガマンをする必要がなくなるからです。

2-1.デートDVを受けた経験はありますか?

身近な暴力を経験したことがある人はどのくらいいるのでしょうか。アンケートを実施してみました。

【質問】 
パートナーから「身体的暴行/心理的攻撃/性的強要」のうちいずれかを受けたことがありますか?

3

 

【回答数】
ある:19
ない:81

2-1-1.8割以上がDVやモラハラ未経験

多いと見るか少ないと見るか?およそ8割の人がパートナーからのDVやモラハラを受けた経験がないことがわかりました。

私は、あまり交際をしたことがないのでこのような攻撃をされたことはありません。(20代/男性/学生)

心理的攻撃は、受けているのかもしれないが、すぐに忘れるタイプなのでダメージが少ない。暴力をもしも受けたら、わかれる宣言をしている。状況によってはすぐに警察に通報する。(30代/女性/パートアルバイト)

私のパートナーはとても素敵な人なので、今まで経験したことがないです。(20代/女性/専業主婦主夫)

「交際経験が少なく、パートナーから暴力を受ける機会があまりなかった」「もしかしたら被害に遭っているかもしれないが、すぐに忘れるのでダメージが少ない」など、機会の有無や気の持ちようで結果的に被害を感じていないといった声が複数ありました。中には「とても素敵な人とパートナーになったため、暴力を受けた経験もない」というパートナーへの絶対の信頼と愛情が垣間見える声も見られました。

2-1-2.心理的攻撃と身体的暴行を同時に受けた人が多数

しかしアンケートに回答してくださった方の2割近くは、パートナーから何らかの暴力を受けた経験があるという悲しい現実も見えてきました。

過去のパートナーですが、性的な関係を強要されて断れず相手していたことがありますが嫌でした。(20代/女性/パートアルバイト)

人気のないところでいきなり押し倒されそうになった時は本当に怖かったです。(20代/女性/学生)

束縛の強い人で、携帯の履歴チェックはもちろん自分が気に食わないことがある度に殴られてました。(20代/女性/専業主婦主夫)

付き合っていて別れようって言ったら顔面をしばかれました。それから喧嘩の度に蹴られたり物を殴られたりしました。結婚して少し落ち着きましたが気にいらないと暴れたりしてひきずりまわされたりしました。(30代/女性/専業主婦主夫)

「性的な関係を強要された(されかけた)」「束縛が強いパートナーで意に反することがあると暴力で訴えてきた」など、人間として対等に扱ってくれないパートナーと出会ってしまい辛い思いをした人の声も多く見られました。中でも目立ったのは「相手の意見に従わないと暴力を受ける」という声で、心理的攻撃と身体的暴行が同時に発生しやすいことが伺えます。

2-2.結婚前にDVやモラハラの傾向を見抜くヒントとは?

私は過去、多くの DV 被害者の相談をいただいてきました。また、その相談から DV 加害者は、結婚前に次のような傾向があることがわかりましたのでご紹介します。

2-2-1.デートDVを受けた経験がある!

脳には報酬系という回路があり、この回路はとくに予期報酬が働いたときドーパミンという快感物質を分泌し、脳は快適に働きます。これはギャンブルに顕著で、「パチンコに行けば儲かるかもしれない。」とか「競馬にいけば勝てるかも…」といった時、脳はこの快感物質を大量に分泌します。そのため、ふだん新聞や本などほとんど読まないのに、3時間も4時間も競馬新聞で馬券検討ができます。
結婚前のカップルも同じです。とくに男性の場合、「この映画に一緒に行けば…」「このプレゼントをすれば…」など、こうすれば結婚してくれるかもしれないという予期報酬により、脳は快感に満たされるからこそデートコースを考えるのが楽しくて仕方ありません。一方で、結婚後、「釣った魚にえさをあげない。」という話がありますが、これは結婚してしまったからこそ予期報酬が働かなくなったからです。
この脳にある報酬系の働きを前提にすると、結婚前に DV をするような男性は、結婚後、さらにそういった傾向が強くなることが容易に予想できます。

2-2-2.母親や店員さんに不機嫌にふるまう!

「彼は私には優しいのですが、彼のお母さんにひどい言葉や態度で接するのが気になります。また、一緒に出かけたときよくお店で店員さんに文句を言ったり、トラブりなったりすることがあります。」

別記事でご紹介する予定ですが、 DV の加害者はいつも基本的に不機嫌です。そのため、気を遣う必要のない相手には、その不機嫌な気持ちが自然に言葉や態度として現れます。
母親に限らず、ご家族や外出時の店員さんなどに対し、言葉や態度が悪いようなら注意が必要です。

2-2-3.運転が乱暴!

繰り返しますが、 DV の加害者はいつも基本的に不機嫌です。それが車の運転で現れると、前の車を煽ったり、車間距離が異常に狭くなったり、横入りをされると異常に腹を立てたりといった行動になります。
また、一緒に出かけるときさっさと車に乗り込み、クラクションを鳴らして急かすような男性も、結婚したら DV やモラハラの傾向が現れる可能性大です。

2-2-4.他人や会社、政治などの批判がひどい人も注意が必要!

人の批判はもちろん、会社の同僚や上司、政治などを盛んに批判する人たちがいらっしゃいます。また、中にはテレビで芸能人がコメントしたことについて、バカとかこいつは頭が悪い、間違っているとか批判する。こういった人も、結婚後に DV 夫になる傾向が強いようです。

3.気づかずに結婚し、DV被害を受けたらどうしたらいいのか?

DV は家庭内で起きる問題だからこそ、ほとんど表に出ることがありません。そのため、シェルターなどを利用し家庭内から脱出している人もいますが、被害にあっていても自分だけでは解決することができずにひたすら耐えているという人も少なくないのではないでしょうか。そこで、DV・モラハラを受け限界を感じた場合、どのような行動を取るかアンケートをとってみました。

【質問】 
DVやモラハラを受け限界に達したらどうしますか?

4

【回答数】
加害者以外の家族や友人に相談する:28
シェルターへ行く:10
弁護士やカウンセラーに相談する:35
誰にも言えないし行動もできない:3
その他:24

3-1.第三者でもある専門家への相談を選ぶ人が多数

アンケートの結果、弁護士やカウンセラーに相談するという回答が一番多い結果になりました。

一番良い解決策を模索するためには専門家に相談するのが一番だと思うので。(40代/女性/会社員)

家族や友人は、利害があるので言えない。法律の知識があって、経験豊富な弁護士などがいい。(30代/男性/パートアルバイト)

その相手を訴えることを前提に、弁護士に相談しにいくと思います。(30代/女性/専業主婦主夫)

DVやモラハラの具体的な記録をつけたうえで、弁護士を通じて離婚に向けて動き出す(30代/男性/会社員)

DVやモラハラを受けている場合、相手が離婚に納得しないことが多いため、専門家である弁護士を頼って婚姻関係を解消したいと考えている人が多いようです。第三者の助けや法律に則った解決がなければ現状打破が難しい場合も多いため、プロの手が必要になってくるのではないでしょうか。

3-2.家族や友人など、信頼できる相手への相談も

弁護士やカウンセラーに相談するという回答に次いで、加害者以外の家族や友人に相談する、その他、シェルターに行く、誰にも言えないし行動も出来ないという回答の順となりました。

DVやモラハラを受けて限界に達したら一番身近できちんと受け止めてくれそうな家族に相談します(30代/男性/会社員)

1人では解決できない悩みなので、まず身近な人に相談します。そのあと警察などの公共機関に相談すると思います(40代/女性/無職)

まずは、現状を確認しやすい身内などの身の回りの人に相談し、解決策を見出す努力をする(30代/女性/専業主婦主夫)

家族が巻き添えをくわないように、一人で行動して判断して、シェルターを探してそこに行くと思う(50代/女性/専業主婦主夫)

暴力は耐えられない。死んでしまうかもしれないし、とにかく逃げる(50代/女性/専業主婦主夫)

DVやモラハラを受け続けていた場合、心身ともにぼろぼろになっていることも多いため、専門家のところへ行く前に信頼できる家族や友人などに相談し受け止めてもらいたいという声が多く聞かれました。一人で解決することは難しいため、親身になってくれる人とともに解決策を練りたいという思いも窺えます。また、すぐに避難が必要な場合はシェルターを利用したいという人も見られました。

3-3.DVの相談は警察や弁護士など、その道のプロにしましょう!

男性から女性の暴力。これは、一般的な倫理感から考えると、ありえない行為です。そんなありえない行為を繰り返すのが DV ですから、その相談は警察や弁護士など法律のプロにするようにしましょう。
アンケートではカウンセラーや家族、友人に相談するという意見がありました。しかし、DV 加害者の状況次第で逆恨みを買うことになり、返って家族や友人に迷惑をかけることにつながりかねません。こういった選択をするのなら、シェルターへの避難を優先するべきでしょう。

4.配偶者からのDV。離婚裁判もひとつの解決の手段!

縁あって夫婦になった男女ですから、一生涯添い遂げるのが理想的です。しかし、本来は信頼しあい助け合うべき夫婦間に、亀裂が生じることはどんなご家庭にでもあり得ます。そして、その原因がDVならば、結婚生活を続けることが困難になることは自然なことでしょう。そこで、配偶者からのDVで離婚裁判を意識したことがあるかについて、全国の男女を対象にアンケートをとってみました。

【質問】
夫もしくは妻からDVを受けて、1度でも離婚裁判を考えた経験はありますか?

3

【回答数】
DVを受けたが考えたことはない:57
DVを受けて考えたことはあるが、誰にも相談したことはない:21
DVを受けて本気で考えたことがあり、誰かに相談した経験がある:20
DVを受けて本気で考えたことがあり、実際に裁判をしたことがある:2

4-1.DVはあっても、約8割の人は誰にも相談をしていない!

驚くべきことに DV の経験がある人の約8割は、誰にも相談せず、6割近い人が離婚裁判を考えたことが無いという回答でした。

・なかなか人には言えないし、簡単なものではないから、誰にも言ってません。(50代/男性/契約派遣社員)

・他人には仲の良い夫婦を演じているのでDVが他人にバレルのは恥だと思っているからです。(40代/女性/会社員)

・結婚時、両親の反対を受けたので自分の両親に知られたくないから。(30代/男性/自営業(個人事業主))

・子供を片親にすることは考えられず、離婚になった場合、親権で争うことも辛いため。(40代/男性/会社員)

・離婚したあとお金を払う義務がある、って法律ではなってますけど支払わない夫が多いと聞いたので。(20代/女性/会社員)

21人は、離婚裁判を考えたことがありながら、誰にも相談したことがないことが分かりました。
なかなか人には言えない人や、他人にバレるのは恥だと思う人の意見からは、夫婦間の問題を他人に知られたくない気持ちがうかがえました。また、両親の反対を受けて結婚した人もいるようです。結婚時のいきさつが障壁になり、いまさら相談できにくい雰囲気になっているのかもしれませんね。さらに、親権で争うことも辛い、お金を支払わない夫が多いとの回答もあり、離婚に踏み切るためには解決すべき課題が多いと言えるようです。

4-2.DVで離婚裁判を誰かに相談したことがあるのは2割!

DV を受けた経験のある人の約2割は、誰かに離婚裁判の相談をした経験があるという回答でした。次いで、実際に裁判をしたことがある の順となりました。

・さすがにそのままではいけないと思うので、知り合いなどに助けを求めた。(20代/女性/会社員)

・専業主婦の妻のモラルハザードで、ストレスがマックスになったためカウンセラーに相談した。(40代/男性/会社員)

・裁判までは怖いので離婚にも踏み切れず、でも誰かにすがりたい気持ちから友人に相談した。(30代/女性/その他専門職)

・話し合いをしようとしましたが、会話にならないので、離婚しました。(40代/女性/その他専門職)

20人は、離婚裁判を起こそうと本気で考えて、誰かに相談していることが分かりました。知り合いなどに助けを求めた人や、カウンセラーに相談した人がいますが、相談相手は人それぞれと言えるようです。また、友人に相談した人の中には、裁判までは怖いとの意見もあり、離婚裁判を起こすことの大変さがうかがえます。
一方、2名の人は実際に裁判に踏み切っています。そのうちの1人からは、会話にならないので離婚したとの意見がみられました。もし、離婚に向けての話し合いが進まない場合は、離婚裁判が役立つのかもしれませんね。

まとめ

結婚後、パートナーが DV やモラハラになるかどうか、それは正直誰にもわかりません。しかし、結婚前にデート DV の経験があったり、車の乱暴な運転、外出時の店員さんへの態度など、明らかに過剰な興奮が見られるのなら、そういった人は結婚後に豹変し、 DV やモラハラ行為をするようになる。私が DV 被害者からいただいた相談では、結婚前にこういった傾向があったようです。
また、結婚後の DV について、「夫婦の間だからよくある問題…」と、 DV が犯罪行為であるという認識がとても気薄であるということが一連のアンケート結果でわかりました。
繰り返しますが DV は犯罪です。つまり、 DV 加害者は犯罪者であり、家族や友人に相談するという行為はその犯罪者との接点を持たせることになり、ある意味とても危険なことであるという認識を持たねばなりません。
なお、 DV で離婚を真剣にお考えの方は別記事「DVで離婚したい女性がするべき準備と慰謝料【まとめ】」をお役立てください。

DVで離婚したい女性がするべき準備と慰謝料【まとめ】

DV=Domestic Violenceとは、同居関係にある配偶者や内縁関係の間で起こる家庭内暴力のことで、最近では元夫婦や恋人など、婚姻の有無を問わないことも多くなっています。
元々「家庭内のことだから・・・」と表になってこなかったDVですが、ここ最近は女性シェルターなど、行政がDV被害者を守るために施策などを充実させています。なぜなら、一般に DV 加害者が行動を改めることはないからです。しかしそれでも、なかなか離婚に踏み切ることのできない女性が少なくありません。

そこでここでは、女性が離婚に踏み切れない理由と、できるだけ有利に離婚を勧める手だてについてご紹介しますので、お役立ていただければ幸いです。

1.DV加害者が治ることがあると思いますか?

「殴る蹴るの暴行を働いたと、ウソのように優しく接してくる。」
夫婦間の DV でよく聞く話ですが、女性が離婚に踏み切れない原因のひとつとして、「加害者である夫が、もしかしたら変わってくれるかもしれない…」という思いがあるからかもしれません。
そこで、加害者に対する一般的なイメージについて、「治るのかどうか」を焦点に、アンケートをとってみました。

【質問】
DV加害者は治ると思いますか?

19


【回答数】
思う:16
思わない:84

1-1.8割以上が「DVは治るとは思わない」と回答・・・

今回のアンケート結果では、8割以上の方が「DVの加害者は治ることはない」と回答する結果となりました。

・絶対に治らないと思います。一種の病気のようなものなのでは無いでしょうか。(30代/女性/その他専門職)

・それはもう後天的に発病した病気だと思う。しかも一生治らない。治ったと思ってもどこかにスイッチが常にあると思う。(20代/女性/会社員)

・専門的カウンセリングや治療をうけてもまず治らないと思います。(40代/男性/無職)

回答者の多くが、「DVをするのは病気」と認識しており、その病気は「治療をしても治らない」と考えているようです。
理由としては、「大人になって行う暴力だから」「自分に甘い」といったことが挙げられており、大人になっても自制が効かないのであれば、何をしても無駄なのではないか、という考えがうかがえます。
しかし、「1度で後悔して2度と手を上げない人もいるとは思うけど」など、加害者が変わることもあるのではないか、と希望をもつ意見も少しですが挙げられています。

1-2.「DVも治るのでは・・・」と考えている人もいる!

治らないと考える人が8割を超える中、1割強が「DV加害者も治るのではないか」と回答しました。

・人間には救いが必要で、治らないと言い切ってしまうのはあまりに救いがなさすぎるから。(20代/女性/自由業・フリーランス)

・治ると思いますが、相当な治療期間が必要だと考えます。短期間では無理。(30代/男性/会社員)

回答者の多くが「適切な治療を受ければ、加害者の中の何かが変わるのではないか」と答えています。しかし、短期間ではなく、長期的な治療が必要という認識が強いようです。しかし、治るのではないか、と考えている人も、「すべての加害者が治る」とまでは考えていないようです。また、年を重ねることで、何かが変わってくるのではないか、と考える人もいるようです。

1-3.治療は不可能?なぜDV加害者が生まれるのか?

今回のアンケートでは、多くの人が「DVの加害者は治らない」と考えていることがわかる結果になりました。
加害者から逃げている被害者を探し出し、再度暴力を振るうというニュースが増えていることも、このような結果になった一因かもしれません。しかし、その一方で「何らかの治療があるのではないか」と考える人もいることが分かりました。
DVは相手をコントロールしたい、という欲求が歪んだ行動として現れること、また自己肯定感の低さが一因と言われることがあります。加害者の心理を知ることで、逆に被害者になることを避ける、ということができるかもしれませんね。

■調査地域:全国
■調査対象:年齢不問・男女
■調査期間:2015年03月12日~2015年03月26日
■有効回答数:100サンプル

2.離婚したいのにできない理由は何でしょうか?

DVに限らず、本当は離婚したいと思っても、なかなか離婚できずに踏みとどまるケースも多くあるようです。では、離婚したくても離婚できない理由とは何なのでしょうか。離婚に踏み切れないようにさせている理由についてアンケートを取ってみました。

6

【質問】 
離婚したいけどできない理由は何だと思いますか?

【回答数】 
経済的な不安のため:45 
子供のため:42 
相手への情があるため:7 
相手が応じてくれないため:3 
その他:2 
世間体が気になるため:1

2-1.育児や家事と仕事の両立は可能なのか?

最も多い理由は、経済的な不安からという結果になりました。

女性が結婚後に家事をすべてやらなければならない風潮なので、以前のように外で仕事できなくなる。日本は一度辞めると、復帰できない社会(30代/女性/会社員)

経済面の不安が大きいのではないかと思います。子供がいたら尚更かと(20代/女性/パートアルバイト)

特に女性はそうですが、結婚して子供ができれば専業主婦になる人もいますし、共働きのままにしても育児や家事などの都合で以前のまま働ける人はあまり多くありません。そういった人たちにとって再就職と家事や育児の両立は困難な部分も大きいでしょう。

2-2.離婚が子供に与える可能性のある影響

次に多かった理由は、子供のためというものでした。

子供には、両親がいての家庭環境が大事だし、精神的にもつらいと思うので成人するまではよっぽどの理由がない限り離婚しないほうがいいと思う。(30代/女性/専業主婦主夫)

子どもにとっては父親であるし、子ども自身も父親として大切に思っているので(30代/女性/専業主婦主夫)

子供を育てるうえで夫婦は、たとえ自分からすれば嫌な人だとしても子供から見れば唯一の父親や母親なので、別れることはとてもつらく後に影響を与えます。やはり、子供にいい影響を与えないことを親としてわかっているので離婚できなくなってしまいがちなようです。

2-3.かつて好きだった相手への情は無くなる?

三番目に多かった理由は、相手への情があるからでした。

なんだかんだいっても、一度は好きになった相手なので、すぐに割り切るのは難しいと思います。(30代/女性/専業主婦主夫)

一緒に生活して長い時間いるので人間は基本的に情が湧いて出来ないと思う(30代/男性/会社員)

一度は結婚しようと思うほどにお互いを好きになった間柄ですし、いざ別れようと思うとそのことが思い出されて別れられないという人もいるでしょう。一緒に暮らしているうちに、情が移ってしまうことも考えられますし、これも一つの理由かもしれません。

2-4.まず相手の同意がないと離婚届を提出できない!

四番目に多い理由としては、相手に応じてもらえないからという理由が挙げられていました。

他の理由はなんとかなっても相手が応じてくれないなら、書面上は離婚できませんもんね。(30代/女性/専業主婦主夫)

双方の合意がないと離婚が成立しないため、相手が応じてくれず離婚できなかったというケースを実際に知っている(30代/男性/会社員)

最後に離婚という手続きをする上で、いくら片方の意志が強くても相手の同意がなければ離婚届を提出することはできません。相手の同意が得られないというのは、そういった点から見ればもっとも致命的で離婚する上では深刻な問題となりえそうです。

■調査地域:全国
■調査対象:【年齢】10代以外
■調査期間:2015年03月12日~2015年03月26日
■有効回答数:100サンプル

3.DVで離婚時に受け取る慰謝料の現実!

離婚を決断するには、様々な障壁が立ちはだかることがうかがえます。本当に離婚してしまうことは困難な部分も多くあり、踏み切れないで困っている人も多くいるということも想像できます。なかでも、離婚に踏み切れない最大の原因は離婚後の経済面についての不安ですから、 DV の慰謝料は気になるところです。
そこで女性を対象にアンケートを取り、慰謝料をどのくらい取ったほうが良いのか、女性の立場からの意見を聞いてみました。

【質問】
DVによる離婚。慰謝料はいくら取るべきだと思いますか?

3

【回答数】
501万円以上:34
301万円~500万円:26
201万円~300万円:20
51万円~200万円:11
~50万円程度:9

3-1.被害者の苦しみを思えば500万円を超える額が妥当!!

DV が原因の離婚の慰謝料について、最も多かったのが「500万円以上」で、34%となりました。

・1000万くらい!治療費、精神的被害も含めて。結婚詐欺だし!でも実際は300万も取れないと思う。(30代/女性/その他専門職)

・相手の財産の半分。全財産を貰いたい位。それ位DVがひどい事だというのをわかってもらいたい。(30代/女性/専業主婦)

・取れるだけ取ってやりたい。暴力を振るわれた恐怖はお金じゃ償えない。(30代/女性/無職)

・その後の後遺症を考えると、取れるだけ取ったらいいと思います。DVは本当にありえない行為です。(20代/女性/会社員)

取れるだけ取ったほうが良いという意見が多く、女性のDVに対する憤りが伝わって来るようです。女性に暴力を振るい、自分の欲求を満たそうとする夫に対して、あり得ない行為と考えている様子がうかがえました。治療費や精神的被害を考えれば1000万円くらいとの声や、全財産を貰いたいくらいとの声もありました。被害にあった女性の悲しみや苦しみを考えれば、そう考えるのも頷けますよね。

3-2.今後の生活保障など考えたら…500万円以下の回答も意外と多い

離婚時のDVの慰謝料で、次に多かったのが「301万円~500万円」の26%、そして「201万円~300万円」の20%と続き、少数でしたが「51万円~200万円」と「~50万円程度」が続く結果となりました。

・相手とは違う都道府県に引っ越した方が安心なので、引っ越し費用や新しい住居の資金など。新しい仕事が見つかるまでの生活費を合わせるとこのくらいはもらわないと大変だと思う。(50代/女性/専業主婦)

・月5万円を5年間くらいもらいたいと思うので300万円ほど請求します。(30代/女性/専業主婦)

・現実的に法的にみても200万が限界だけど傷害訴訟なら、もっと取れるかも(40代/女性/専業主婦)

・DVから逃れることが最優先事項なので、慰謝料を多くとることより、1日も早くつながりを断ち切ることが大事だと思うから。(30代/女性/パートアルバイト)

離婚後の安全を考えて生活できるためには500万円近く取った方が良いとの意見があり、離婚後の相手の行動など不安要素を考えざるを得ないようです。具体的に月5万円で5年間と計算した人もいて、DVの被害から立ち直るにはかなりの年月が必要と考えている様子もうかがえました。
また、現実的には200万円だとしても傷害訴訟ならもっと取れるのでは?という意見もあり、回答した金額では不満な様子。50万円以下と回答した人は、早く関わりを切って新しい人生を始めるほうが良いと考えているようでした。

■調査地域:全国
■調査対象:年齢不問・男女
■調査期間:2015年10月07日~2015年10月21日
■有効回答数:100サンプル

3-3.DVが原因の離婚でもらえる慰謝料の現実!

今回、女性にアンケートを取ったところ、慰謝料は500万円超取るべきといった意見が最も多いことが分かりました。DV被害の心身に負う傷の深さを懸念している様子がうかがえました。

慰謝料の金額は明確には決まっていません。話し合いにより自由に決めることができますし、極端な話、相手はそれなりに社会的地位のある人なら5,000万、1億円支払ってもらうということも可能です。その一方で、裁判例などで慰謝料の相場はおおよそ決まっています。

3-3-1.離婚時の DV慰謝料の金額相場

慰謝料の金額(相場)は、その原因によってさまざまです。例えば、パートナーが不倫・浮気をした場合の慰謝料の相場は100~500万円です。一方で、 DV(身体的暴力)やモラハラ(言葉や態度による精神的暴力)の場合は50万から300万円です。

被害者の立場からすると、今後の生活も含めればとても納得ができるような金額ではありませんが、これが現実です。

4.DVで離婚時に、できるだけ高額な慰謝料をもらうために必要なこと!

高額な慰謝料をもらうには、十分な証拠が必要不可欠です。また次のような DV の事実が証明できると、慰謝料が高額となる傾向にあります。
1.DV を受けた回数が多い
2.DV を受けた期間が長い
3.被害者に落ち度はないのに DV を受けていた
4.DV によるケガの程度が重い
5.DV によりうつ病になった

4-1.DVで離婚の前にすべき証拠集め

DVで離婚を望まれるなら、弁護士などに相談を持ち掛けてから証拠集めをするのでは遅すぎます。そこで、最低限の証拠集めに何が必要なのか以下を確認してください。

・医師の診断書
・写真
・電話等の録音、メール
・メモ、日記

4-1-1.医師の診断書

DVでケガをしたとき、医師の診断書をもらい客観的な証拠を残しましょう。

また、もしあなたが、精神的に病んでしまっているのなら、精神科や心療内科などで診断書が有効な証拠となりえます。ただし、医師の診断書で客観的に立証できるのは、うつなど精神的な症状についてであり、その原因がDVとまでは立証できません。そのため、後述している日記やメモ、写真などで補強が必要です。

4-1-2.写真をとる

DVが原因でケガをしたとき、医師の診断書の他にケガの患部などの写真を残しましょう。また、DV加害者が物に当たるというケースは少なくありません。皿や茶碗が割れたとか、イスや壁が壊されたなどの写真も有効な証拠となります。また、これは調停や裁判におけて視覚的に訴えることができますので、インパクトがあります。

4-1-3.録音やメール、LINEの保存

DV加害者による長時間にわたる暴行はもちろん暴言や嫌がらせ。これが録音できたなら、有力な証拠となります。彼らは2~3時間と、通常の精神状態では考えられないほど長時間にわたって嫌がらせを続けることがほとんどです。できるだけ、録音を続けましょう。

また、DV加害者のメールやLINEの文面には、あきらかな攻撃や精神的苦痛をもたらす内容が含まれます。これらは脅迫ですから、有力な証拠となります。

4-1-4.メモ、日記

メモや日記は、これだけでは証拠にはなりません。しかし、上記のような録音や写真などの証拠が加わることで、客観的な事実を補強することができますからとても重要です。

メモや日記において意識してほしいのが5W1Hです。

・いつ
・どこで
・どんな状況で(誰が誰に対して)
・何を
・どのように行った
・きっかけや経緯は?

など、できる限り具体的に記録しましょう。

4-1-5.警察に相談しましょう!

証拠が十分にそろわなくても、 DV 事件が起きたら110番通報をしましょう。警察がくれば、その時の状況の報告書が残ります。後日、その書面の写しを被害者がもらえるケースがあるので、これも有力な証拠となります。

5.慰謝料以外にもらえるお金について!

離婚時には、慰謝料以外にも以下のようなお金をもらえる可能性があります。

5-1.婚姻費用 – 別居から離婚までの間にもらうことができる費用

当たり前のことですが、生活をするにはお金がかかります。これは、夫婦の結婚生活においても同じです。また、離婚前に別居した場合も当然のことですが、同じ。このとき、妻の収入が少ない場合は、夫から婚姻費用としてお金を請求することができます。

5-2.財産分与

結婚してから増えた夫婦共有の財産を離婚時に分けること。これを財産分与といいます。結婚後、夫の年収が増えれば増えただけ、請求できる財産分与額も大きくなります。

5-3.養育費

もしお子さんがいて、子供妻であるあなたが引き取ることなった場合、子供を育てるために必要な養育費を請求することができます。

6.DVで離婚後に受けることのできる公的支援・手当!

片親、とくに女でひとつで子育てと仕事の両立は想像以上に困難です。一般に、母子家庭は生活費に困窮することは容易に想像できます。そんな時、1人親家庭をサポートする支援・手当がありますので代表的なものをご紹介します。

※ 制度の利用には申請が必要です。お住いの自治体に問い合わせて手続きをしましょう。
※ 他にも支援制度はありますので、自治体にお問い合わせの際に確認しましょう。

6-1.児童扶養手当

母子家庭に限らず、ひとり親家庭のために設けられた手当で、地方自治体から支給されます。両親が離婚した場合や、父または母が死亡した場合など、父母のどちらか一方からの養育しか受けることができない世帯が対象です。支給は、子どもの年齢が0歳から18歳に到達して最初の3月31日(年度末)までの間にある世帯が対象になります。

【支給額】
・全部支給:月額42,330円
・一部支給:所得に応じて月額9,990円~42,320円まで10円単位で変動

[2人以上の場合]
◆第2子の加算額
 ・全部支給:10,000円
 ・一部支給:9,990円~5,000円
◆第3子以降の加算額(1人につき)
 ・全部支給:6,000円
 ・一部支給:5,990円~3,000円)

6-2.児童手当

児童手当はひとり親家庭に限って支給される助成金ではありません。支給対象となる子どものいる全家庭が対象で、国が行っている支援制度です。児童手当の対象となる子どもは、日本国内に住む0歳以上から中学卒業(15歳に到達してから最初の年度末)までで、扶養家族等の数に応じて所得制限があり、支給金額が変わります。

【児童手当の支給金額】
・0歳~3歳未満:1人につき月15,000円(一律)
・3歳~小学校修了前:月10,000円(第3子以降:月15,000円)
・中学生:月10,000円(一律)

※ 所得制限以上:5,000円(当分の間の特例給付)

6-3.児童育成手当

児童育成手当は東京都で行われているひとり親家族への支援制度名で、児童1人につき月13,500円の手当てを受け取ることができます。他道府県では別名称で行われており、制度の名称や詳しい金額、支給対象者などは自治体によって異なるので、お住まいの地域の市役所・区役所などへの問い合わせが必要です。

6-4.障害児福祉手当

こちらもお住いの自治体で申請が必要な手当で、精神または身体に重度の障がいがあり、日常生活で常時介護をする必要がある在宅の20歳未満の児童に支給されます。支給額は月14,600円で、原則2月(11月~1月分)、5月(2月~4月分)、8月(5月~7月分)、11月(8月~10月分)に支給されます。ただし所得制限があります。

6-5.就業支援・学び直し支援

とくに、離婚後の女性において経済的自立はとても重要な課題です。そこで、次のような支援を利用しましょう。

6-5-1.マザーズハローワーク

とくに、子育て中の女性の就職活動サポートに特化したハローワークです。通常のハローワークと同じように、専門スタッフが職業紹介をしてくれますが、子どもを連れていくことができます。また、施設によりますが、相談中に子どもを遊ばせておけるキッズコーナーや、セミナー参加者用の託児スペースを設けているところもあります。

なお、地域によっては予約が必要な場合もありますので、お問い合わせの上ご利用ください。

6-5-2.自立支援教育訓練給付金

自立支援教育訓練給付金は、雇用保険の教育訓練給付が受給できない方が対象で、ひとり親家庭の親の主体的な能力開発の取り組みを支援する制度です。この教育訓練を受講し修了した場合に、必要経費の20%(4,001円以上~上限10,000円が上限)が支給されます。受講前に自治体から講座の指定を受ける必要があるので、事前にお住まいの地域の市役所や区役所に相談しましょう。

まとめ

DV で離婚をするには、さまざまな事前準備が必要であることがお分かりいただけたことと思います。離婚後の生活設計が、できるだけ円滑に進められるように、公的支援や手当の相談を離婚前からしておきましょう。

介護疲れの方は必見!「介護うつ」にならないための5つの予防方法とは?

介護ストレス うつ

前回の介護ストレスの記事

介護ストレスが引き起こす病気「介護うつ」とは?

という記事でもご紹介いたしましたが、日々感じている介護ストレスは毎日体に蓄積されていきます。それは、まるでシロアリが新築の家をむしばむように、介護ストレスがあなたの体をむしばんできる可能性は大いにあります。

例えば、

・イライラしやすくなった

・食事の量が減って、ゲップが出るようになった。

・ぐっすり眠れることがなくなり、翌朝の目覚めが悪い

・突然不安に襲われる。

・手に汗をかきやすくなった

・心臓がバクバクして、脈が速くなる

・めまい、立ちくらみがある。

このような症状が複数あるとしたら、「介護うつ」の入り口にいる可能性があります。

ぜひ、今回の記事をお読みいただきご活用頂ければ幸いです。

1.介護うつ予防方法(1):体の緊張をほぐす

代表的なものを肩こりです。肩こりの原因は血液の流れが悪くなり、筋肉が固まってしまうことが1番の原因です。

介護で日々ストレスを感じていると交感神経が緊張することは前回の記事でもお伝えさせて頂きました。この事を引き金に体の体内ではアドレナリン(不安や恐怖)、ノルアドレナリン(怒りやイライラ)が作られます。これらの物質は、

心臓を早く大きく動かす。

血管が収縮し、優先して筋肉に血液が流れる。

末梢血管(手足やお肌)や胃腸に血液が行き届かない。

という状態になります。

この事からお分かりいただけると思いますが、心臓がバクバクし脈が早くなったり、手足が冷え症になったり、お肌の調子が悪くなったり・・・

体の緊張から体の不調が起こり得ることは明白です。

肩こりに関しては、交感神経が緊張し続ける事により血管が細くなります。すると、筋肉に乳酸が溜まり分解することが間に合わなくなり肩こりが起こると考えられます。

これに加えて、運動不足であれば筋肉は緊張し続けたままになりますからさらに肩こりはひどくなることが考えられます。

対策としては、

①適度な運動を心がける

②筋肉を揉んで緊張をほぐす

③交感神経の緊張を和らげる

です。

①、②についてはすぐにでも取り組んで頂けれると思います。一番おススメはラジオ体操です。

③については以下ご紹介していきます。ぜひ、読み進めてください。

2.介護うつ予防方法(2):睡眠をしっかりとる

「3時間しか眠れません」

「イライラや不安で熟睡できません」

「6時間寝ても朝が起きれません」

 

介護ストレスを感じて「介護うつ」を発症されているかたは、すべての方と言って良い程この睡眠障害に悩まされています。

この時の体の状況はどのような状態なのでしょうか。

それは、分かりやすいたとえで言うと「猫に睨まれたネズミ」のような状態です。ネズミは追い詰められて、心臓はバクバク、冷や汗をかいて、猫の動きに対応するために神経を集中させ、筋肉に血液を集めています。これは、窮地に追い込まれたネズミが戦おうとしている状態です。この時、優位に働いている神経は交感神経です。

本来であれば、寝ているときは副交感神経のリラックスした神経が優先されるはずなのですが、ストレスなどで神経のバランスが崩れると寝ている時ですら戦おうとする交感神経が働いてしまいます。

1.体の緊張をほぐす でもご紹介いたしましたが、交感神経が優位に働くとアドレナリンやノルアドレナリンなどの脳を興奮させる物質も出ます。これが原因で熟睡しようと思ってもなかなか眠れない・・となってしまうのです。

対策としては、

①副交感神経を優位にする。

②交感神経の緊張をほぐす。

ことが大切です。

①については、深呼吸したり、お風呂でゆっくりと時間を過ごしたり、軽い運動をしたりすると睡眠に良い影響を与えます。さらに、考えすぎないことも重要です。「どうにかなる」と割り切った気持ちも大切です。

②については、日中に受けたストレスでイライラしたり、神経が高ぶっているとなかなか落ち着きませんのでその場から離れたり、運動で汗をかいたり、大声で叫んだりすることも良いでしょう。また、涙を流すのも1つの対策です。

そして、もしストレスを感じているのであれば、今以上に栄養を摂ることが大切です。

その理由は4.幅広く十分な栄養を摂る の章で詳しく説明します。

3.介護うつ予防方法(3):体に悪影響がある食べ物を減らす

ここでは体に悪影響を与える食べ物が体にどのように影響を与えるのかお伝えいたします。

3-1.錆びた油の摂りすぎには注意

仕事で忙しい方はスーパーのお惣菜に頼りがちになってしまいます。特に介護でご飯を作る時間がない方はなおさらでしょう。

スーパーのお惣菜は見栄えを良くするために光が当たっています。さらに、売れ残り長時間空気に触れてしまっている可能性が高いです。すると、揚げ物は酸化して油が錆びてしまいます。さらにこの惣菜が冷めてしまっていたら、自宅の電子レンジでチンして温めると錆びていた油がさらに錆びてしまうことになります。これを毎日毎日食べていたら当然ですが私たちの体は錆びてしまいます。

3-2.ファーストフードの油も注意

ファーストフードのポテトなどは『トランス脂肪酸』が入った油が使われている可能性があります。繰り返し高温で油を温めていると油が変化して『トランス脂肪酸』が増えることになります。これは、錆びた油と同じように私たちの体には無い化学構造をしているので、体の調子はますますおかしくなってしまいます。

3-3.脳が錆びてしまう

口から食べた油は、私たちの体の一部を構成しておりとても重要な要素です。

そして、油が特に必要な体の臓器は脳です。おおまかに言って脳の神経細胞は油の中に存在しています。ですから、錆びた油やトランス脂肪酸のような脳に悪影響のある油を摂り続けていたら当然脳は錆びてしまい、機能がうまく働かなくなります。

介護うつなど病気は脳の機能が落ちてしまったと考えられています。ですから、錆びた油やトランス脂肪酸が入った食べ物は摂りすぎないようにすることが介護うつの予防につながります。

ここでは、詳しく書きませんでしたが「甘いもの」「冷たいもの」を毎日毎日摂っていたら私たちの体の歯車は少しずつ狂い始めて介護うつを発症する可能性は高くなりますので、錆びた油と一緒に覚えておくのも良いでしょう。

4.介護うつ予防方法(4):幅広く十分な栄養を摂る

介護ストレスを日々感じている方は栄養を十分摂ることが大切です。なぜならば、ストレスを感じている時、数種類のホルモンが出てストレスに対抗しようとします。

その際、大量の栄養を必要とします。もし普段から栄養を十分に摂っていなかったら、栄養が足りなくなり、ストレスから自分の身を守れなくなってしまいます。

また、栄養不足に陥ると脳が栄養を摂るように「栄養を摂れ!狩りをしろ!」と体に命令します。その時、狩りを行う(栄養を補う)ために交感神経が緊張して、胃腸の動きが悪くなったり、眠れなくなったりなどの症状が現れます。

そうなると、1.体の緊張ほぐす でもご紹介いたしましたが、ますます体は緊張してしまいストレスをさらに感じやすくなってしまいます。

 

まずは、栄養不足→交感神経緊張→ストレス→栄養不足という悪循環を断ち切るためにサプリメントで栄養を補うようにしましょう。

サプリメントを選ぶなら、(介護)うつ病の治療に積極的に取り組んでいる医師や薬剤師に相談の上で、ご利用ください。このように、幅広くかつ十分に栄養をとることが(介護)うつ病への入り口の対処方法となります。

5.介護うつ予防方法(5):脳の性能を高める

介護ストレスや体の緊張で栄養不足に陥ってしまうことはすでに書かせて頂きました。

この状態が長く続くと私たちの脳が本来の機能を発揮できなくなり介護うつという永久の迷路にさまよってしまうことになります。

5-1.脳の機能 人間脳と動物脳

脳の機能は大雑把に分けると動物脳、人間脳に分類することが出来ます。動物脳は生命活動や本能と司り、人間脳は知性や理性を司ります。

この2つの脳の関係は人間脳が動物脳をコントロールしている状態です。

例えば、犬の散歩を思い浮かべて下さい。飼い主が犬をリードで引っ張りながら散歩をする光景です。まさに、それと同じで飼い主が人間脳、犬が動物脳だと考えて下さい。

動物脳は本能のままに行動し、エネルギーを大量に消費しますから人間脳がコントロールして初めて能力を発揮することが出来ます。

5-2.人間脳が働かなくなったら・・・

体が緊張していたり、体に悪影響のあるものを食べ続けたり、栄養が不足してしまうとエネルギーを作れなくなり人間脳が上手く働かなくなります。先ほども述べましたように動物脳はエネルギーを大量に消費します。そうなると、人間脳にエネルギー供給がいかなくなり本来の機能を果たせなくなってしまうのです。

犬の散歩の例で言えば、犬を導いているリードがちぎれてしまって本能のままに行動している状態です。これではコントロールが効かなくなってしまいます。

5-3.動物脳が暴れだしたら・・

動物脳が暴れだした状態では次のような行動が出始めます。

イライラしやすくなる。

大声で要介護者を怒鳴る。家族にも八つ当たり。

その反動で落ち込んだり、不安になりうつになる。

また、暴力や暴言がでるようになり、落ち込む。

本能だけで行動すると歯止めが利かなくなり上記のような行動を繰り返し起こしてしまいがちです。もしかしたら、自殺、殺人など思いもよらない行動に出てしまうことも少なくありません。

体が出す小さなサイン(不調)が複数ある場合では、脳の性能が落ちている可能性があります。介護うつにならない為にこれらのサインに早めに気づき、

①体の緊張をほぐす

②睡眠をとる

③幅広く、十分な栄養を摂る

これらの「当たり前」とも言える対処をしっかりすることが大切です。

6.まとめ

今回は介護うつにならない為の予防方法を取り上げてみました。「うつ」と言われるとすぐに病院に行きがちですが、まずは自分の生活を見つめなおして、今回の記事で得たことを実践されてみてください。

まずは、体に良いとされている「当たり前」のことをやるべきだと考えられます。きっと元気になりますよ。

 

睡眠の考え方を変えよう!不眠症対策についての10の新常識

「私は5時間も眠れれば大丈夫です」

「訓練で、短い時間でもぐっすり眠れるようになりました」

かつて、ショートスリーパーと呼ばれる短い睡眠時間でも活動ができる人の代表としてフランスの英雄ナポレオンが有名でした。

ナポレオンは、たった3時間の睡眠で活動していたと言われています。夜は実際に3時間の睡眠時間だったようですが、昼寝や休憩と称して睡眠をとっていたという説もあり、それによると一般の人と同じぐらいの睡眠をとっていたようです。

このように、体のメンテナンスの重要な一つである睡眠についても諸説あり、あなたもカン違いをしていることがあるかもしれません。

なんとなく元気が出ない、季節の変わり目に体調が悪くなるなどの症状がある人は、自分の体をメンテナンスする能力が低下している証拠です。

今回は不眠症の原因や睡眠についてのカン違いや新常識について見ていきます。

ここに上げる全ての対策を知っているというだけで、不眠症が改善するかもしれません。ぜひ、最後までご覧下さい。

参考記事:眠れない理由を脳科学から改善!知っていたけど知らなかった正しい睡眠について

1、不眠症対策の新常識10

もちろんここにあるものが全てではありませんが、昔から言われているもので信じられてきたものが、新しい研究により覆されているものもあります。

この新しい常識を知るだけでも、睡眠の改善に繋がるかもしれません。

早速見ていきましょう。

1−1、不眠症対策その1、理想の睡眠時間は8時間ではなかった!

理想の睡眠時間は?と聞かれると昔から8時間と言われてきたものですが、実はその8時間という数字について、何か科学的根拠があるわけではありませんでした。

必要な睡眠時間には個人差があり、また年齢によってもその長さが変わってきてしまうことがわかっています。つまり、若い時に8時間睡眠をして調子が良かったからといって、自分にとっての睡眠時間は8時間がずっと理想である、ということはありません。

例えば、病気をして、体に負担がかかる時、また病み上がりの時はいつもより睡眠時間が多くなることは当然です。

この時に無理にいつもと同じ時間で睡眠を取ろうとすると、必要な睡眠時間が取れないため、思ったように体の回復ができず、体調の戻りが悪いということが起きてしまうのです。

参考 → 年齢による睡眠時間の変移

また、睡眠時間が長いのに日中に強い眠気を感じている人は、睡眠時無呼吸症候群や交感神経の興奮による睡眠の質の低下が考えられますので注意が必要です。

1−2、不眠症対策その2、睡眠不足に備えて、寝だめをしていくことはできない

最近、「睡眠負債」という名前が世間をにぎわせていますが、ご存知ですか?

これはすなわち、睡眠の借金と考えることができます。

借金は補充をすると元に戻ります。つまり睡眠を十分にとることにより睡眠の借金は翌日に持ち越されないということです。

ところが睡眠不足が続くと睡眠の負債が翌日に持ち越された状態にさらに蓄積されていくため、負債がどんどん膨らみ、ちょっと長めに眠っただけでは返済しきれなくなってしまいます。

私たちが寝だめと考えている行為では、たまった睡眠負債がある場合はその負債を減らすことはできるのですが、残念ながら貯金することはできないので、たくさん眠ったからといって、翌日睡眠不足でも大丈夫!ということではないのです。

しっかりと自分の睡眠時間を確保する必要があります。

1−3、不眠症対策その3、寝つきが良すぎるのは潜在的な睡眠不足の可能性!

「私は毎日すぐ眠れるからといって、睡眠に全く問題はない!」という人は、カン違いであり注意が必要です。

通常は寝床に入り10〜15分ぐらいでまどろんでいきます。すぐ眠れるというのは潜在的な睡眠不足のためにすぐに寝付いてしまう可能性があるということです。また、休日に普段より3時間ほど長く眠れてしまうという人も睡眠不足の可能性があるため要注意です。

それは体が睡眠の負債を返そうと一生懸命に眠ろうとする行為のためかもしれません。ただ、1日長く眠れたからといって、借金が解消したと思わないでください。まだ隠れ睡眠負債が存在している可能性が高いです。

私はコーヒーを夜に飲んでも眠れるという人は、もしかしたら多くの睡眠借金を抱えている可能性があるかもしれません。注意しておきましょう。

1−4、不眠症対策その4、体内時計は1日24時間では無い

睡眠は体内時計いわゆるサーカディアンリズムというものによりリズムを制御されています。このリズムは昔、1日と同じ24時間と考えられていましたが、現在では24時間では無いことがわかっています。

個人差もありますが、だいたい24時間弱から25時間半ぐらいの幅があると言われ、平均的にこのリズムは24時間以上あります。そのため、このリズムだけに頼ると、少しずつズレが出てしまうのです。

このズレに対し体の中で働くのがメラトニンという眠りを誘う作用があるホルモンです。

太陽などの光を感知するとメラトニンの分泌が止まり、また暗くなると分泌が増えるようになります。

そのため朝の光をあび、メラトニンの分泌を抑えることで、体の体内時計のタイマーをリセットすることができ、そこから一日のリズムを刻み始めるのです。

また、メラトニンは起きてから約16時間後に再び分泌されるようになるため、眠気を起こすようになります。つまり、朝起きて光を浴びる時間によって、夜眠くなる時間も決まってくるということなのです。

夜寝る時間や朝起きる時間がまちまちの人は、眠る時間を決める前に起きる時間を決めて、朝日を浴びるようにしましょう。

1−5、不眠症対策その5、睡眠のゴールデンタイムは午後10時から午前2時ではなかった

昔は午後10時から午前2時に眠っているとその時に成長ホルモンが分泌される。また、その時に眠っていないと分泌されないという理由でその時間をゴールデンタイムといわれていました。しかし、これも近年の研究によって事実ではないことがわかってきています。

成長ホルモンの分泌は睡眠の時間帯ではなく、睡眠の深さによって決まるということがわかってきています。つまり午後10時から午前2時ではなく、何時に寝たとしても、眠り始めの最も睡眠の深い時間に成長ホルモンの分泌が増えるということのようです。

成長ホルモンは体の組織を修復して再生し、体の疲れを回復させる機能があるので、長時間眠っていても体の疲れが取れないという人は、睡眠が浅く成長ホルモンの分泌が十分ではない可能性があるためです。

つまり、本当のゴールデンタイムは眠り始めの3時間。この時間にどれだけ深い睡眠が取れるかということになってくるのです。

寝る前に神経を緊張させるスマホやパソコンなどは成長ホルモンの分泌に悪影響の可能性があるということも考えられます。

1−6、不眠症対策その6、ノンレム睡眠の最中も脳は働き続けている

レム睡眠というのは、体は眠り、脳が起きている状態であり、ノンレム睡眠は体も脳も休んでいる状態というのが通説でした。

しかし、近年の研究でこれが間違いであるということがわかってきています。

実は、休んでいるというわけでは無いのは確かなようで、睡眠時でも脳はおきている時の8割程度のエネルギーを消費していることが分かってきたのです。詳細は不明のままですが、睡眠時は脳における老廃物を処理するため働いているとか、記憶を整理するためと言われています。

また、レム睡眠時においては体の筋肉が弛緩していますが、脳はおきている時以上のエネルギーを消費しており、非常に活発に働いているということもわかってきています。

脳は働き続けているのです。そのためには、睡眠時にも脳に良い環境を作らないといけないようです。脳の活動に必要な栄養素もしっかりとる必要があるでしょう。

1−7、不眠症対策その7、眠れなかったらベッドから離れないといけない

眠れなくてもベッドに横になっているだけで、疲れが取れるから起き上がらずに横になっていなさい。と言われた覚えがないでしょうか?

実は現在では、脳の特性として、そのような行為は逆効果ということがわかっています。なぜならば、脳は場所と行為をセットで記憶する特性があるためです。ベッドに入って眠れない状態が何日も続くとベッドという場所と眠れないという行為がセットで脳に記憶されてしまい、「ベッド=眠れない」となって記憶するため、眠たくなってベッドに横になっても、眠れないという不安感が出て緊張してしまう。つまり目が覚めてしまう可能性があるのです。

ですので、気をつけることは、まず目安として15分ぐらい経っても眠れないときにはベッドから出ること。また、寝室から別の部屋に移った方が良いとされています。それから1時間ぐらい経ち眠くなれば、再度ベッドに行き眠るようにすると良いでしょう。

また、本を読むと眠くなるからといってベッドで読書をする人もいますが、実は活字を読む行為はその本の内容に関係なく脳を刺激させる作業のため、よく寝る前にベッドで読書をする人はその点に注意しておきましょう。

1−8、不眠症対策その8、朝の起き方に問題がある可能性がある

寝つきが悪く、スッキリ起きられないのは睡眠不足が一番の原因ですが、他にも問題点が潜んでいる可能性があります。

あなたは起きるとき、目覚まし時計の音で起きていますか?

実はこの「音で起きる」という行為は人間にとってはストレスとなります。大きな音によって、突発的に交感神経が刺激され自律神経が過剰に興奮してしまう。つまり疲れてしまうことになります。

同じ刺激でも自律神経に優しいとされる「光による目覚まし」を利用した方が良いでしょう。もともと人間の体にはメラトニンの分泌などをうながし、体のリズムをコントロールするという性質があるのはお話ししました。もともと光を利用して目を覚ます性質が体に備わっているということなのです。

体内時計は起きる前になるとコルチゾールというホルモンを分泌させ、血圧や血糖値を上げて、起床の準備を始めます。寝るときから起きる時間を頭に入れておくと強制的に起こされるわけではないので、穏やかにすっきりと目覚めることができるはずです。

1−9、不眠症対策その9、二度寝にも「良い二度寝」と「悪い二度寝」がある

朝どうしても目覚めが悪く二度寝をしてしまう。

昔は二度寝すると良くないと言われていましたが、最近では、場合によって条件を満たせば二度寝をしても良いと言われています。

それは次の2点です。

  • 二度寝する場合は、同じ布団でするのではなく、布団から出て違う場所で二度寝する。
  • 二度寝の時間を10分程度にすること。

眠る環境を変えることで、寝過ごすのを防ぐことができるため、この方法なら良いとされています。また、この時に有効なのは「10分後に起きる」と頭の中で唱えること。強制的に起こされるのではなく、自然と自分から起きるようになればストレスがたまらず、すっきりと起きられるようになります。

朝目覚めが悪い時はこの2点に注意して試してみてください。

1−10、不眠症対策その10、日中の激しい眠気は食事や自律神経の異常の可能性がある

現代人の多くが感じる、日中の眠気は病気の可能性もありますが、食事による血糖値の変化が関係しているといわれています。

いわゆるシュガークラッシュと呼ばれるものもそのうちの1つで、精製された糖分を取ることで糖の吸収が急激に上がり、上がった血糖値を抑えようとインスリンというホルモンが急激に分泌されます。急激なインシュリンの分泌により血糖値が急降下するため低血糖になり眠気が出てしまうというものです。

つまり急激に血糖値を上げないような食事をとることで眠気が改善すると考えられます。また、体調により胃腸の働きが悪かったりすると食事を消化するのに必要以上のエネルギーを使い、脳の血流の量が減ってしまいます。そのため、脳の働きが悪くなり眠気として感じてしまうということもあるので注意が必要です。昼間の眠気が強く出る場合は、睡眠不足だけでなく、体調不良、食事からの栄養が十分かということを見直しましょう。

2、まとめ

いかがでしたでしょうか?

睡眠にも、もちろん個人差個体差があり、これらが全て当てはまるというわけではありませんが、今までの常識と考えると少し考え方が変わってきたのではないでしょうか。

これら中でも自分にあった方法を取り入れ、睡眠の質の向上をしっかり行うと、日中のパフォーマンスも上がるはずです。

上質な睡眠をとることにより、もともとある体の修復や心の安定を自分でコントロールする力が戻ります。そのためにも睡眠は人間にとって非常に大切なものです。

さまざまな栄養をとること、また自律神経が安定することと同じように睡眠は重要なものですので、しっかり自分に合った睡眠方法を確立し、体の不調をかんじていなくても睡眠不足を改善していきましょう。

そのためには簡単にあきらめたり、簡単に薬を使ったり、安易な方法で不眠を解消しようとしないでください。特に薬などは常習性があり、最近では厚生労働省からも睡眠導入薬や安定剤の慢性的な使用をしないようにとの警告が出ております。

昔から使っている人にとっては「無いと眠れない」などの依存性が見られるため、そうなる前に自分でできることはやっておきましょう。

それでも眠りが悪いなどが起きた場合、自律神経に詳しく漢方薬に詳しい薬剤師やお医者さんに相談してみて見ましょう。

眠れずに困っている方が少しでも減ることを願っております。

パニック障害になりやすい性格はあるのか?

「私は心配症な性格だったのでパニック障害になってしまったのでしょうか?」「心配性が酷くなってパニック障害になるのですか?」と、相談時に質問してくる方は大勢います。

しかし、長い実務経験から「心配性だからパニック障害になりやすい。」という傾向はあると考えています。しかし、大事なことは、パニック障害は心配性だからなったわけではないという事です。

一般的に、うつ病と同様に「几帳面で真面目な性格」をしている人はパニック障害になりやすいと言われています。今回は、その理由をお話ししたいと思います。

 

1.パニック障害の原因から考える

パニック障害になってしまう一番の原因は、脳の栄養不足だと私は考えています。ですから、栄養不足になってしまう人はどのような人なのかを考えると傾向がわかります。そしてその栄養不足になってしまう人のパターンは大きく分けて3つあります。

 

○食事に無頓着の人

○仕事などで忙しく食べる暇がない人

○胃腸が弱く小食な人

 

1-1. パニック障害になりやすい人(1)食事に無頓着の人

相談を受けていると、食事に対して無頓着な方が多いことが分かりました。

朝はパンとコーヒー、昼はおにぎりまたはパスタ、夕食は家族そろって食事をするのでご飯、おかず、汁ものといった食事をしているような方です。

私達の感情を左右する脳内感情物質の原料は、たんぱく質・ビタミン・ミネラルです。朝と昼の食事内容では脳内感情物質は作られることはありません。その為、朝から夕方までは落ち着きもなく緊張している方が多いのです。そして、夕食だけはちゃんとした食事をしているため、夕方以降だけ気持ちが落ち着くようになります。しかし、落ち着いていると感じる原因は、家族がいるから安心できていると勘違いすることが多いです。

 

1-2. パニック障害になりやすい人(2)仕事などで忙しく食事をあまりとらない人

過去に、仕事が忙しく、深夜に自宅に帰る生活をしていた男の人や、看護師の専門学校の学生さんで、自習とレポートの毎日を送っていた人の事例です。

この二人は忙しい事で昼・夕食のどちらかは食べていませんでした。また夜遅い就寝のため朝は食事をとっていませんでした。

このような生活を始めて2ヶ月もたたないうちにパニック障害になりました。

 

このようなタイプは仕事や学業に対して真摯に取り組むタイプです。性格的には几帳面で真面目なタイプです。その為、食事よりも仕事や学業に専念してしまいます。その結果、ストレスに弱くなり、胃腸の働きも低下してしまい脳の栄養が不足してしまいます。それにより、パニック障害を招くのです。

 

1-3. パニック障害になりやすい人(3)胃腸が弱く小食な人

やせ気味で顔色も青白く小食の方の場合は、食べる量が少ないので脳の栄養不足により精神が不安定の方が見られます。このような方のように、ストレスで食事がますますとれなくなり、パニック障害になっている方を多く見ます。

神経質なタイプ・不安感が高いタイプがパニック障害には多いため、このような方が性格の問題ではないのか?という質問をいただくことが多いです。

2.まとめ

パニック障害になりやすい傾向の性格はあるかもしれません。というのも、神経質なタイプほど生活環境が変わることでストレスを感じやすくなります。それによって栄養がとれなくなりパニック障害になりやすいからです。

仕事や学業に真面目に取り組むタイプ、そして胃腸が弱いタイプ。この2つのタイプがパニック障害になることが多いため、性格的なものが関係があると考えられます。

こんな事件を見かけたら通報を!9の虐待事件の事例付き

最近は児童虐待の事件もニュースでよく見かけるようになりました。私たちの想像を絶するようなひどい事件が増えており、そういった事件をニュースで見かけるたびに心が痛みます。

このような事件の中にも、もっと早い段階で誰かが気づいていれば…、もっと早い段階で対処していれば…といったような事件が少なくないのも事実です。

未然に防ぐことができれば虐待死につながらなかったかもしれないような事件で亡くなってしまった子供たちのことを考えると、非常に無念です。このような悲劇を防ぐためにも、今回ご紹介する記事をお役立て頂ければ幸いです。

1.そもそも児童虐待とは

児童虐待とは、児童の周囲の人間(保護者、学校教師、施設職員など)が、児童に対して虐待を加える、もしくは育児放棄することを指します。幼児の場合は、特に「幼児虐待」といいます。

児童虐待を行う親は、「虐待親(ぎゃくたいおや)」(もしくは「虐待母(ぎゃくたいはは)」「虐待父(ぎゃくたいちち)」)と呼ばれます。虐待母は「鬼母(きぼ)」とも呼ばれることもあります。

次の章から、実際に起きた児童虐待の事件についてご紹介していきます。

2.児童虐待の事件

児童虐待による死亡事例は年々増えており、2016年の死亡事例は67件(前年比9人増)でした。

これは、1週間に1人以上の子どもが虐待により命を落としていることになります。また、0歳児が死亡事例の半数を占めるという悲しい事実もあります。

2-1.児童虐待の事件(1)神奈川県厚木市 理玖ちゃん所在不明餓死事件

2014年5月31日、神奈川県厚木市のアパートの一室で子どもとみられる白骨遺体が見つかった事件です。食事や水を十分に与えず、約7年前の2007年に男児の斎藤理玖ちゃん(当時5歳)を餓死させたとして、保護責任者遺棄致死の疑いで父親が逮捕されました。

理玖ちゃんは3歳当時、朝の4時半に路上にいたところを警察官が保護し、児童相談所に迷子として保護され、その後3歳6月乳幼児健診未受診でありながら、警察、児童相談所、厚木市ともその後の安否確認を一切行わないまま放置し、その間母親は家を出、同居していた父親から食事を与えられず、5歳当時に餓死させられました。

その後、就学年齢になりながら小学校に入学しなかったにもかかわらず、最初に把握してから10年間の長きにわたり児童相談所、厚木市ともまともに探しもせず、警察に届けもせず放置。理玖ちゃんが中学校就学年齢になりながら中学校に入学せず、厚生労働省から所在不明児童の調査要請があったことから、児童相談所がようやく警察に相談したことから発覚しました。

2-2.児童虐待の事件(2)東京都葛飾区 愛羅ちゃん虐待死事件

2014年1月30日、東京都葛飾区で坂本愛羅ちゃん(2歳)が肝臓損傷で失血死し、ろっ骨が折れ、40か所も体にあざがあり、父親が逮捕された事件です。児童相談所は愛羅ちゃんを「見守り中」でしたが、児童相談所から警察に情報提供はなかったため、殺害される5日前に110番通報で臨場した警察官が「夫婦喧嘩です」という親の嘘に騙され、40か所もあったあざを確認できず、虐待と認識できませんでした。

2-3.児童虐待の事件(3)豊橋市 望玲奈ちゃん虐待死事件

2013年12月、豊橋市で当時7カ月の望玲奈ちゃんを、父親が体を強く揺さぶるなどの暴行を加えて虐待死させたとして父親が逮捕された事件。2012年2月、病院に入院していた双子の乳児の紅玲愛ちゃん(姉)が、病室で父親が一人で看護中に硬膜下血腫という傷害を負い、医師が虐待の疑いが高いと判断したにもかかわらず、双子の妹である望玲奈ちゃんを児童相談所が一時保護せず、退院を認め自宅に戻し、その5ケ月後に望玲奈ちゃんが殺害された事件です。姉の紅玲愛ちゃんも2013年7月入院したまま病院で死亡しました。

2-4.児童虐待の事件(4)栃木県芳賀町 来夢ちゃん虐待死事件

2013年12月、栃木県芳賀町で当時4カ月の来夢ちゃん(次男)を父親が体を強く揺さぶるなどの暴行を加え、虐待死させたとして父親が逮捕された事件。2012年6月、来夢ちゃんの顔のあざを保育士が確認し、児童相談所にも連絡。町が家庭訪問し2度目のあざも確認したが緊急性はないと判断した2日後に来夢ちゃんは意識不明の重体で入院し、その後死亡しました。なお、児童相談所は長男も一時保護していましたが来夢ちゃんが死亡後、養育環境が整ったとして児童相談所が長男を家庭に戻しました。

2-5.児童虐待の事件(5)東京都大田区 居所不明児童事件

東京都大田区で2011年3月生後間もない次女を遺棄したとして両親が2013年10月に逮捕された事件。2004年12月に次男への虐待の通報で家庭訪問した児童相談所が長男の不在を把握しましたが、その後転居して所在不明となりました。児童相談所は所在を毎年追跡調査し、2013年8月、母親が大田区に住民登録していることを把握し、警察に通報し、検挙。なお、児童相談所は2005年に警視庁赤羽署に長男の行方不明を届け出たとしていますが、警視庁はそのような記録はないとしています。

2-6.児童虐待の事件(6)和歌山市 星涼ちゃん虐待死事件

2013年7月、和歌山市で2歳の星涼ちゃんが父親から頭部に暴行を受け、くも膜下出血で殺害された事件。父親は2011年11月当時2か月の星涼ちゃんに足骨折等の傷害容疑で逮捕されていて起訴猶予処分を受けていました。2012年2月から児童相談所により一時保護され乳児院に入所していましたが、児童相談所は一時保護を2013年6月に解除。自宅に戻した約1カ月後に、父親により星涼ちゃんは殺害されました。

2-7.児童虐待の事件(7)広島県府中町 唯真ちゃん虐待死事件

2012年10月、児童相談所の判断により児童養護施設から母親の元に戻されていた小学5年生の唯真ちゃんが、母親からゴルフクラブで殴打され殺害された事件です。唯真ちゃんは母親の虐待により保護され、その後家庭復帰させられた後、再び母親の虐待により保護されていましたが、再度児童相談所が母親の要請に応じて、唯真ちゃんの意思を確認しないまま家庭復帰を決定し、母親の元に戻してしまいました。しかも、児童相談所はその後厚生労働省の指針に定められている安全確認も一切行っていませんでした。

2-8.児童虐待の事件(8)豊橋市 杏奈ちゃん衰弱死事件

2012年9月、4歳の杏奈ちゃんが衰弱死させられた事件。杏奈ちゃんと3歳年上の兄は、乳幼児健診未受診、未就学児童でしたが、家族が転居の際、住民票の異動届を出さなかったため、市保健・虐待担当部局、教育委員会は所在が分からなくなり、児童相談所や警察に捜索依頼をすることもなく放置。一方、児童手当担当課は父親に児童手当を支給し、父親は児童手当担当課には来所していたが、児童手当担当課は保健・虐待担当部局、教育委員会にその事実を連絡していませんでした。

発見された当時、杏奈ちゃんの体重は4歳児標準の半分程度の8キロであり、捜査関係者によると、胃の中にはほとんど何も残っておらず、目の辺りにくぼみがあったことがわかっています。長期間、ネグレクト(育児放棄)が続いており、ジュースなどの水分しか摂取していない状態だったとみられています。

2-9.児童虐待の事件(9)北海道登別市 みさとさん虐待死事件

2012年6月、中学校特別支援学級に在学していたみさとさんが、母親の同居男性に暴行を受け殺害された事件。児童相談所は、知的障害者施設に入所していたみさとさんを、同居男性がいることを確認。同居男性は母親に対してDV加害歴があること等を把握しながら、自宅に戻ることを認め、その後も安全確認をしていませんでした。

3.児童虐待の事件を未然に防ぐためには

今回ご紹介した児童虐待の事件では、発見や通報、対処が遅れたために悲劇につながってしまいました。このような事件を未然に防ぐために、もちろん警察や児童相談所などの公的機関の迅速な対応は必要不可欠です。しかし、状況によっては迅速に動くことができない場合もあります。

そのため、事件の可能性があることを見かけたら積極的にその他の専門機関にも連絡と情報提供を行うことが重要です。以下に、その他の専門機関の窓口をご紹介します。

・子どもの虐待ホットライン

TEL:06-6762-0088
受付時間:月曜~金曜 11:00~17:00

子どもの虐待ホットラインは、児童虐待防止協会が運営している電話相談窓口です。子どもの虐待、子育て、親子関係についての悩み、助けや情報が必要な人たちに、福祉・心理・医療・保健・教育・保育の資格を有する専門家が相談を受け付けています。匿名での相談が可能で、相談内容についての秘密は厳守されています。

・子どもの虐待防止センター

TEL:03-5300-2990
受付時間:月曜~金曜 10:00~17:00
        土曜    10:00~15:00

子どもの虐待防止センターでは研修を受けた女性の相談員が虐待の相談、子育ての悩みなどを受け付けています。匿名での相談が可能で、相談内容に関しては秘密を厳守しています。

・法務省インターネット人権相談受付窓口

ここは、人権相談をインターネットで受け付けているサイトになります。相談フォームに氏名、住所、年齢、相談内容等を入力して送信すると、最寄りの法務局から後日メール又は電話で回答します。悩みごとや困りごとについて、ひとりで悩まず、気軽に相談が可能です。

・子どもの人権110番

TEL:0120-007-110
受付時間:平日8:30~17:15

親に虐待されていて毎日がつらい…でも先生や親には言えない、どうしたらいいかわからないといった悩みを抱えている子どものための相談ダイヤルです。大人のご利用も可能です。相談は無料、秘密は厳守で、法務局職員または人権擁護委員が相談に対応します。

4.まとめ

今回ご紹介したような児童虐待は、今も私たちの身のまわりでも起きています。このような虐待を悲しい事件という形で終わらせないように、少しでも「あれってもしかして…」と思うようなことを見かけたらすぐに専門機関へ連絡するようにしましょう。

少しでも児童虐待の事件が減ることを心から願っております。

 

参照HP:https://www.orangeribbon.jp/