それってセクハラです!セクハラ発言とは?

「最近やせたー?」

「疲れた顔してるけど?大丈夫?」

男性にとって、女性と会話をするために、発言している何気ない一言ですが、うけとる側からすると、何気なく言われるその一言(発言)が不快、憂鬱でしかたがない、またはストレスの元になっているとしたら。

あなた自身がストレスの元と言われない、または思われないためにどのような発言に注意するべきなのか、過去のセクハラと思われている事件や発言などを集めてみました。

どういった発言、行動などで事件にまで発展しているのでしょうかまた注意すべきこととはいったい何なのでしょう?

 

1セクハラとは

まずセクハラとはどの様なことをさすのかを理解しましょう。

セクハラとは相手が不快と思う性的発言や行動の事をさします。

セクハラは大きく分けて2つに分けられます。

1つ目は『対価型』

職場の地位や役職を利用して解雇、降格、減給など不利益をあたえるもの
2つ目は『環境型』

性的嫌がらせを受けた人が不快を感じ職場環境が悪化するなど

とあります。

しかし、セクハラとは非常に境界線がむずかしく、相手が不快に思わなければ成立しないのも現状です。

なので何気ない一言で加害者になる可能性がだれにでもあります。

どういった発言で訴えられたのか!調べてみました。

 

2セクハラ事件

 

・上司から女性社員に対するセクハラ事件

《京都地判 2006年 4月 27日》

被告 会社及び原告の直属の上司
原告 大手消費者金融会社に勤務する女性
本件は、被告上司が原告に対して、セクハラ(強制参加の食事会で、身体的接触や「単身赴任は寂しいものだよ。」「家で待っている愛人が欲しい。」などと言った)、パワハラ(「僕を誹謗中傷しているらしいな。君の悪い噂がぽっぽっぽっと出てるぞ。ここにいられなくなるぞ。」などと原告を追いやる言動を行った。)を行ったとして、同被告及び被告会社に損害賠償(慰謝料300万円、弁護士費用50万円)、被告会社に未払賃金(休業期間の賃金68万1997円)及びその遅延損害金の請求をした事案である(被告は、事実につき否認している)。なお、原告は、セクハラ行為があったとされた日以降、体調を悪化させ、その4日後に医院で「心因反応」との診断を受けている。

 

・沼津セクシャル・ハラスメント事件

《静岡地検沼津 1990年 12月 20日》

被告 上司

請求額 599万円(慰謝料 500万円、弁護士費用 99万円)
原告はホテルのフロントで会計係として働いていた女性で、被告はその上司の会計課長である。 被告は仕事の後、原告を食事に誘い、その帰途の車中で「モーテルに行こうよ。裸を見せてよ」と執拗に誘い、原告に拒否されたにもかかわらず、一方的に原告の腰などに触れ、キスを強要するなどした。その結果、原告は体調を崩し退職を余儀なくされた。

 

・東京セクハラ広告代理店事件

被告 会長/会社
原告は被告会社に勤務する女性。被告会長は、原告が役員室へ報告に行く度に食事に誘ったり、「一緒に温泉に行こう」などと、きわどい発言をするなどしていた。 また、入院中の原告を見舞いに行き、キスしたりパジャマの下に手を入れて身体に触ったりし、退院してからも原告を強引にドライブに連れて行き、ホテルへ誘うなどした。原告は会社を退職した。

 

 

・看護婦によるセクハラ事件

被告 副主任準看護士/病院経営者(連合会)
330万円(慰謝料 300万円、弁護士費用 30万円)を請求
原告は精神科の男子病棟に勤務する看護婦2名、被告は病棟の福主任である準看護士である。被告は原告らと病棟内ですれ違ったときや、深夜勤務中に休憩室で二人きりになったとき、胸・臀部・大腿部に触り、卑猥な言葉を投げかけるなどした。原告らは被告連合会に対し、勤務体制の変更や被告の異動などを訴えたが聞き入れられず、反対に原告らが他病棟に配転された。原告は、加害者の行為は業務に密接に関連しているとして、院長ら管理監督者に対しても使用者責任を求めた。

 

・八王子セクシャルハラスメント事件

東京地裁八王子支部 1996年 4月 15日》

被告 校長
慰謝料300万円の内金として200万円を請求。
原告は、被告が学校長をつとめる小学校教諭である。被告は原告とともに他校の見学会及び懇親会に出席し、その帰途、原告の手を取り、自分の性器をさわらせる等のわいせつ行為を要求した。原告はこれを拒否。 この結果、校長は原告を教育上のことで無視し、人事上不利益を課すなど言動をした。

参考:セクハラ110番

 

など、他にも裁判にまで発展しているケースも沢山あります。

 

私の見解ですが、見ていく限り、基本的に発言とセットで体に触れるなどの行為をしている方は裁判にまで発展している印象を受けました。

 

また、以下のような発言で不愉快、憂鬱な思いをしている人はたくさんいるようです。

 

2-1セクハラ発言集

・「制服が夏服に変わってブラウスとベストになったときに、上司がニヤニヤしながら『いつもよりオッパイの眺めがいいね』と女子社員の前で言い、みんなにひかれていました」

・「『そのブラウスは胸元が開きすぎてナウいな。谷間がきれいに見えていい』と。アホですかと思いました」

・「『お尻が大きいね~』『胸がないね~』などの身体に関する発言をする上司がいました。軽蔑しかありません」

・「『前から思っていたけれど、胸ないよね。まっすぐすぎて潔いよね』だそうです。マジで大きなお世話ですから」

・「私の胸を指差しながら、『それ今日パット入ってる?』と言ってきた上司がいる」

・「50代の人から、『誰の可愛いお尻だろうと思ったら、●●さんじゃないか』と言われ、げんなりした」

・「事務の仕事をしていたとき、『もう少しスカートは短くてもいいんじゃない?』とか言ってくる人がいた。数字見ないで、どこ見てんだよ!!」

 

・「冗談だったのだろうけれど、『その髪型、キャバ嬢っぽい』と言われた。編み込みヘアスタイルがキャバ嬢なのか……?」

 

・「夜遊びしすぎだから肌が荒れるんだぞ、と言われた。嫌だったが、特になにも言い返せなかった」

 

・「周りがみんな結婚するとき、独り身だとからかわれた。冗談な感じではあるが、けっこう傷ついた」

 

参考:暮らしニスタ、マイナビウーマンより

 

などがセクハラと思われている発言です。

 

中には、仕事上、注意をしなければならない状況もありそうですね・・・。

例えば、職場に場違いな化粧や、または、服装や髪型など、TPOが出来ていない場合など、どうしても注意が必要な状況なのに、言い方を少し間違えばセクハラ発言と、おもわれてしまいます。

 

3セクハラにならないために気をつけること

先ほどもお伝えいたしましたが、どうしても注意など身だしなみの事を言わなければならない状況はもちろんあると思います。

ただ中には行き過ぎた発言をしてしまうと、先ほども紹介したように、セクハラと思われる可能性があります。

何気ない会話でも相手が不快に思った時点でそれはセクハラになってしまう危険性が高いので人間関係などしっかりと気付いていく事なども大切な事といえるでしょう。

ではセクハラで訴えられたり間違われたりしない為に、次の事に気をつけましょう。

・相手の人格を尊重することが大切です。

・親しさを表すつもりの言動などであっても、自分の意図や考えとは別に相手を不快に感じさせることがあります。特に性に関する言動は受けとり方で個人差があることに注意しなくてはなりません。

・相手が拒否したり、嫌がっていることが分かったら、二度と同じ行動をとらないように することが大切です。また、相手の抗議を受けたら、すぐに謝ることも大切(必要)です。

・相手は職場関係や人間関係を考慮して、拒否や不快である意思表示をすることができな い事もある、と言うことを念頭に置く必要があります。

(「上司だからはっきり言えない」「仕返しされるかもしれない」「思い出したくもない」)など

・ セクシャルハラスメントは職場の中だけでなく、勤務時間終了後の宴会の場などで起こることがあります。十分気をつけましょう。

・自分の言動・行動が「相手にとって不快な性的なもの」にあたるかどうか迷う場合には、次のような基準に当てはめて振り返ってみることも必要です。

・ 自分にとって大切な人(親、配偶者、子ども、兄弟姉妹等)が同じような言動・行動を受けても、「たいしたことではない」と言えるかどうか。

・その場に自分の身内がいても同じような言動・行動ができるかどうか。

・その言動・行動を周囲の人に見聞きされても、気にしないでいられるかどうか。

・部下や同僚が他の上司から同じような言動を受けて悩んでいる場合でも、「我慢しろ」と言い切れるかどうか。

 

以上の事に気を付けて、セクハラをしないためまたは、セクハラ発言と思われないために

気を付けてください。

 

まとめ

セクハラとは非常に境界線がむずかしく、相手が不快に思わなければ成立しないのも現状です。人間関係などをしっかいりと気づき、相手の気持ちを考えて発言などをすると、セクハラと思われることは減るのかもしれません。

今の発言セクハラかな?と思ったときは自分の立場におきかえて考えてみるのもいいのかもしれません。

なぜ起きてしまう?!年々増える高齢者虐待の現状と3つの対策

高齢者の虐待は年々増えています。最近おきた事件ではでは、川崎市で起きた施設入所者をベランダから突き落として殺害した事件が記憶に新しいかと思います。このような事件の背景には、人で不足による肉体的・精神的ストレスや施設入所者が認知症であることなどがあるといわれています。

いまや日本では平均寿命が延びたおかげで高齢化が進み、2007年には高齢化率(総人口に対して65歳以上の人口が占める割合)が21%を超えており「超高齢社会」に突入しています。このことから、今後も介護施設に入所する人の数は増えていくと考えられます。しかし、逆に介護職員の数というのは今でも非常に不足しているというのが現状です。

介護施設への入所者は増え、介護職員の数は不足していることを考えると、こういった高齢者の虐待事件が減ることはないということはもちろんですが、このような事件が今後も増えていくであろうことに何の不思議もありません。

今回の記事では、高齢者の虐待の現状とその原因と対策について詳しくご紹介いたします。介護施設における高齢者の虐待でお困りの方にお役立て頂ければ幸いです。

1.そもそも高齢者虐待とは

高齢者虐待とは、家庭内や施設内での高齢者に対する虐待行為であり、高齢者の基本的人権を侵害・蹂躙し、心や身体に深い傷を負わせるようなものを指し、老人虐待ともいわれます。

また、児童虐待に比べると高齢者虐待はメディアでの報道は少ないですが、潜在的なケースはかなりの数が存在するといわれています。

2.高齢者虐待は5つのタイプに分類できる

高齢者虐待は以下の5つに分類することができます。

2-1.高齢者虐待のタイプ(1)身体的虐待

殴る、蹴る、つねる、本人の意に反し手足を縛る身体的拘束など

2-2.高齢者虐待のタイプ(2)心理的虐待

脅迫や侮辱などの言葉による暴力、恫喝、侮蔑など

2-3.高齢者虐待のタイプ(3)性的虐待

性的な暴力(高齢者夫婦間でのドメスティックバイオレンスも含む)など

2-4.高齢者虐待のタイプ(4)介護放棄

生活に必要な介護の拒否、意図的な怠慢、必要な医療や食事、衣類や暖房の提供をしない、病気の放置、生活上の不合理な制限、戸外への締め出しなど

2-5.高齢者虐待のタイプ(5)経済的虐待

年金・預貯金・財産を横取りする、不正に使用する、売却するなど

3.高齢者虐待の現状

高齢者虐待はあってはならないことですが、厚生労働省が発表した資料によると、H22年度では約15000件の虐待事例があったようです。その件数のうち、65%が身体的虐待、40%が心理的虐待、24%が経済的虐待であることがわかっています。

やはり、高齢者虐待においては身体的虐待が多くを占めるようです。

4.高齢者虐待の原因

介護をする現場では、介護スタッフの不足による激務、認知症の入所者に対する介護ストレス、人手不足のため新人も即戦力として扱われるため新人教育ができない現状などが存在し、これらが絡み合うことで高齢者虐待が起きるといわれています。

そのため、以下に示すことを根本的に解決することが高齢者虐待を減らすために重要だと考えられます。

・介護ストレス

・職員に対する教育不足

・高齢者の認知症状

5.高齢者虐待を減らすためには

以下に高齢者虐待を減らすための具体的な対策をご紹介します。

5-1.高齢者虐待を減らすための対策(1)介護ストレスを減らすために幅広い栄養を栄養をとる

人間はストレスを受けると副腎という臓器からアドレナリンが分泌されます。これは、血糖値を上げ、エネルギーを増やすことでストレスに対抗しようとしているためです。このアドレナリンが作られる過程でビタミンCは補酵素として働いています。

このことから、アドレナリンの分泌量が増えれば増えるほど、つまりストレスが長く続くほどビタミンCの消費量が増えることになります。つまりストレス時には十分なビタミンCが必要だということです。

ストレスが続くとコルチゾールが副腎で合成されます。この副腎の機能を助け、コルチゾールの合成を促す働きをするのがパントテン酸です。そのほかにもカルシウムやマグネシウムが不足してしまうと神経が興奮しやすくなるため、イライラしやすくなってしまいます。

マグネシウムはそのほかにも精神を安定させる神経物質であるセロトニンが作られる過程で必要であり、また、副腎の機能を助ける働きも持っています。

ストレス時には、いまご紹介した栄養素だけでなく様々な栄養素が様々な過程で関わり合い消費されています。そのため、介護ストレスのような非常に大きなストレスを受けている状態では、様々な栄養素が大量に消費されている、いわゆる栄養失調の状態といっても過言ではありません。

これらのことから、食生活を見直すことはもちろんのこと、幅広い栄養を十分に摂ることが大切です。。

5-2.高齢者虐待を減らすための対策(2)社員教育

新人の職能教育を行うことで防ぐことができる高齢者虐待もあります。ですので社内教育を充実させることが重要です。また、職能だけでなく、高齢者虐待に関する教育や研修も併せて行うことで相乗効果を期待できます。

参考:介護現場のための高齢者虐待防止教育システム

厚生労働省からも、介護施設内で影響力のある職員(施設長レベル)を対象に、研修や教育を実施し、法制度・介護技術・認知症への理解、職員のストレス対策、虐待事案が発生した場合の迅速な報告体制の整備なども推進しているようです。

5-3.高齢者虐待を減らすための対策(3)認知症の予防と改善

認知症は、いろいろな原因で脳の細胞が死んでしまったり、働きが悪くなったりしたためにさまざまな障害(もの忘れ、気分の落ち込み、イライラするなど)が起こる病気といわれています。

最近の研究では、認知症の初期症状が出始めるきっかけに海馬(記憶を担当するところ)の委縮が関係していることがわかっています。

この事実を前提にすると、海馬の委縮を防ぐことで認知症の発症を予防することができると考えられます。海馬は脳の中で唯一新しく生まれ変わることができる場所です。海馬も脳細胞の一種ですから、生まれ変わるためには細胞の材料であるアミノ酸や脂肪酸、ビタミン類、ミネラル類が常に必要です。

もしも、この細胞の材料が脳に届けられないとしたら、海馬は材料不足で新しく生まれ変わることができずに委縮してしまいます。ですので、海馬が委縮しないように幅広い栄養を十分にとることが大切です。

6.まとめ

今後も高齢化がさらに進むことにより、高齢者虐待はますます増えていくと考えられます。

高齢者虐待の原因には介護職員のストレスや介護の業務に関する社内教育不足、高齢者の認知症の症状などがあるとお話しました。これらの対策として、職員のストレス軽減と高齢者の認知症の症状の改善に対して栄養をとらせること、社内教育を充実させることが重要です。行動あるのみです。

今回の記事を読んでいただき、この世から高齢者虐待が少しでも減ることを心から願っております。

参照HP:https://www.minnanokaigo.com/guide/care-trouble/elder-abuse/

実例から学ぶ認知症介護ストレスとその対処方法

「夜中に何度も呼び出される」

「大声を毎日出している」

「もう疲れた」

 

この様に介護で悩まれている方は非常に多いです。これは高齢者が年々増えているからです。そしてそれに伴い認知症の患者さんもこれからはどんどん増えていき、より介護を受ける方が多くなっていきます。そうなると認知介護でストレスが溜まり病気、とくに介護うつになる方が増えることは容易に想像ができます。どの様な対策をとるべきか今回の記事をご活用頂ければ幸いです。

1.認知症の方は増えストレスは増加する。

超高齢化時代を目前に日本は認知症という重大な問題に直面しようとしています。認知症の国内患者数は500万人(2015)を超えて2025年には約700万人に増加すると予想されています。この時65歳以上の高齢者の割合は現在の7人に1人から5人に1人と上昇します。認知症は社会的、経済的に深刻な影響をもたらす点が他の病気と大きく異なり、介護をする方も大変な苦労をされています。

中には手に負えない認知症の高齢者も増えてきており、介護者のストレスは今後増すばかりと考えられています。

2.認知症介護ストレス5つの実例

ここでは3例ですが、様々な認知症の介護ストレスの実例をご紹介いたします。

同じような境遇の方もいらっしゃる方思います。これを読まれてから対処方法を読めば良い方向に考え方も変わるでしょう。

 

2-1.認知症介護ストレス実例①

Aさんは奥さんと二人暮らししておりましたが、5年前に心筋梗塞を起こして入院しました。退院後に奥さんがお話しされたのは、「入院中ご飯に毒を盛られた」と被害妄想が激しくなっていたそうです。

さらに病院やスーパーの中で出口が分からなくなったり、鍋に火を忘れてしまう様になり メンタルヘルス科の病院を受診したところアルツハイマー型認知症診断されました。

Aさんはこのことを娘さんに相談されました。それから娘さんは頻繁に実家に通うようになり奥さんの介護を手伝ってくれる様になりました。これで安心していたAさんでしたがさらに奥さんの症状が悪化してしまいます。

特に困るのが服を着替えさせたり入浴させたりしようとすると抵抗し暴れることです。失禁があるのでオムツを使用していますが交換しようとすると激しく抵抗し、Aさん1人では交換できないため娘さんと二人がかりでやっと交換されているようです。

入浴は二人でも対応できないため、週に1回ヘルパーさんがお手伝いに来られてやっとお風呂に入れるそうです。夏場は1週間風呂に入れられない、娘さんが来られないとオムツも交換できず匂いもひどい事になるようです。

毎日毎日、排せつ(オムツ交換)、入浴が大変な上に認知症の症状は悪化していくばかりでAさんはストレスから体調を崩してしまいました。具体的には不眠、胃のムカムカ、肩こりそして急に涙が止まらなくなり病院を受診されたようです。

2-2.認知症介護ストレス実例②

旦那のお義父さんの認知症介護をしていますが、あまりにも被害妄想がひどく毎日がストレスです。Aさん(55歳)はお義父さん(80歳)を介護しております。認知症がひどく私に対する風当たりもとても強いです。最近言われた言葉が『お前は家族じゃない』などと義理の娘の私を目の前に罵声を浴びせてきます。家族はみんな私のことを守ってくれますが、日中でみんなが出払っている時に私に「金を盗んだな」どと言って大声を出して今にも襲いかかってきそうな感じです。旦那に相談しても、私の事は守ってくれますが最終的には「病気だから」で済まされてしまいます。このままでは私の方が病気になってしまいそうです。

2-3.認知症介護ストレス実例③

寝たきりの母(75歳)を介護しています。毎日毎日聞かされる言葉が「死にたい。」です。

認知症を発症してから約3年間毎日のように聞かされて、こちらが死にたくなるような思いをしています。

そして、最近ひどいのは夜中に呼び出されて意味不明の言葉で話されます。

最初は聞いていましたがあまりにもイライラするので「うるさい!寝させて。」と怒鳴ってしましました。それからも毎日のように呼び出され眠れなくなりイライラして食事もとれなくなりました。

病院に睡眠剤をだしてもらおうと受診したら、「介護うつ」の1歩出前と言われて精神の薬が出されました。とてもショックで何もかもやる気が出ません。

 

いかがだったでしょうか?認知症を介護されている方は特に悩みも多いかと思います。

次の章では考え方とその対処方法をご紹介していきます。

3.実例から学ぶ認知症介護ストレス対処方法

この章では2つの対処方法をご紹介いたします。

1つ目は、介護者の体調を整えること。

2つ目は、要介護者の気持ちを考えること。

です。

インターネットや本の多くの情報が2つ目について書かれていますが、まずは介護する方の体調不良が続けば心理学的なアプローチは全く無意味なものになりますのでご注意下さい。ですから、まずは1つ目の対処方法に関して考えて頂ければよくなる解決への糸口になる可能性があります。

3-1.介護者(介護をする方)の体調を整える。

介護をするうえで自分自身の体調を整えることは非常に重要です。ぜひ、参考にされてください。

3-1-1.ヒモ(紐)から介護の関係を考える。

突然ですが、

真結びに結ばれたヒモをご想像ください。

介護者(介護をする方)と要介護者(介護を受ける方)の関係はまさにこのヒモで例えられます。

全く問題が無ければ結び目はありませんが、問題が起これば起こるほど結び目は増え、それが重なって真結びになり、ほどくことが困難になってしまいます。

その状態というのは、例えば介護をしている親子関係では修復不可能という状態になってしまいます。

ストレスは関係が悪化すればするほど膨れ上がってしまいさらい体調を崩しやすい状態に陥ります。そして、また親とケンカ・・・。

これでは悪循環に陥ってしまいます。

3-1-2.介護者の体調不良が続くと悪い方向へ進む

慢性的な介護ストレスが引き起こす体の不調とその対策

でもご紹介しましたが、ストレスで体調不良は起こりえます。

食欲がない、眠れない、イライラしやすくなった・・などなど

このように体の状態が良くない場合に要介護者から例えば、

「お金を盗んだな!返せ!」

と急に怒鳴られたり、暴力を受けたら受け流すことはできません。もしかしたら、暴力を受けた場合はやり返す可能性だってあります。

相手が病人である事はわかっていてもついつい相手の土俵にのってしまう・・・。

これはご自身の体調不良が続けば何度でも起こる可能性は高くなります。

3-1-3.栄養を摂り脳の性能をあげる。

体調不良の多くは栄養不足からくる自律神経の乱れだと考えることが出来ます。

まずは、十分な栄養をしっかりとり脳の性能をあげることにより要介護者が起こす問題を受け流し、1つ1つ解決することができるようになるはずです。

3-2.要介護者の気持ちとは?

前章でも話したとおりまずはご自身の体調が良くならなければ相手の事を考えることはできません。もしその問題が解決したのであれば、次のステップとして要介護者の気持ちはどのようなものなのか?と改めてこの章で考えてみましょう。新たな発見があるかもしれません。

3―2―1.申し訳なく思っている。

人間は、だれかに何かをしてもらうと、それを「負債」に感じるようにできています。ですから、要介護者は、介護者に対して、介護の期間が長くなればなるほどに、申し訳ない気持ちになります。もしかしたら、日常的にそのような言葉や行動をこちらに向けて発信しているかもしれません。

少し耳を傾けて相手の事を観察してみましょう。

3-2-2.望みがあるが叶えられない。

年齢を重ねても人それぞれ望みがあります。

例えば、「故郷に遊びに行きお墓参りに行きたい。」「行ったことないところに旅行に行きたい。」

このような望みは100人の要介護者がいれば100通りの希望があります。しかし、身体的な不自由や痛みからおっくうになってしまい、家族にも迷惑がかかるからなかなか行けないというのが本音でしょう。

イライラしたり、暴言を吐いたりする方に声を傾けて何か望みがないか聞いてみるのも良いでしょう。

3-2-3.ダメとすぐにいわれてしまう。

介護者との関係が悪化してしまうと関係が悪化してしまい要介護者の希望に対してすぐに「ダメ!」と言ってしまいがちです。

要求を申し出てきたら、とにかく聞いてあげてそれが可能かどうかゆっくり話し合って決めてみるのはどうでしょうか?

3-2―4.自分が分からなくなる恐怖

名前が思い出せない。普段できていたことが出来ない。自分が分からなくなってしまうのでは?

要介護者は自分のことがだんだん分からなくなることに恐怖を感じています。

最終的には自分の存在がなくなってしまうのではないか?という不安から様々な症状を引き起こしているという風に言われています。

認知症介護でストレスを受けているのは私たちだけではなく、要介護者もこの様な恐怖からストレスを感じていると言われています。

要介護者の存在を認めてあげるような言葉や行動を心がけてみましょう。

3-2-5.死の恐怖

『毎日ベッドの上で死ぬことについて考える・・・。

なかなか眠れない・・。でも、子どもに訴えても「寝すぎ!」と言われるだけ・・・。』

要介護者は時間があり、自分ことについて考えることも多いでしょう。そうなるとやはり間近に迫っている「死」について考えてしまいがちになります。

自分の中では消化しきれずに、誰かに不安を聞いてほしい・・・。

年をとればとるほど死の恐怖が襲ってきますので、介護者は不安を聞いてあげることも必要でしょう。

4.まとめ

認知症の介護というのは様々な問題があります。そして多くの方が困られているのが実情です。実例にも上げたように様々な問題が絡み合って問題を解決することが難しくなっています。

例えば、介護者が相手を否定するなどの行為をすれば絡み合ったヒモはより複雑なものになりほどくことはできなくなります。

繰り返しますが、まずは介護者の体調を整えることが重要であります。

少しでも体調が悪くなると攻撃的になったり、要介護者を怒鳴ったりする可能性があります。経験されたことがある方も多いと思います。

そうなると、要介護者との関係は悪化していくばかりです。

考え方として、相手を変えることよりもまず自分ができることに取り組み体調を整えてから心理面のアプローチなどを試されるのはいかがでしょうか?

きっと関係は良くなると思います。

 

睡眠不足はなぜカラダによくない?知っておきたい5つの影響

「人は眠らないと生きてはいけません。」

 

何を当たり前のことを。そう思われたかもしれません。

しかし、あえてこの言葉と使ったのには訳があります。

睡眠がなぜ必要なのか。それについて、人間は昔から疑問に思っていました。

眠るのは疲れを取るため。

もちろんそれもありますが、それだけでしょうか?

過去には睡眠は無駄であるという論があり、実際に睡眠時間を短くすることでよりよく人生を楽しむという短時間睡眠がはやった時期もありました。

今回は過去のさまざまな実験などから導き出された、睡眠のお話しを見ていきましょう。

これを読めば睡眠についてより詳しくなり、睡眠がなぜ重要なのかということがわかります。ぜひ、最後までお読みください。

 1、睡眠が人にとって必要なわけとは

必要なものはなくなってからその重要さに気づく。

睡眠が本当に必要かどうかは、睡眠を取り去ってしまえば、その影響がわかります。断眠実験と呼ばれるものがそれに当たりますが、それは古くから行われていました。

1−1、断眠実験 動物

確認されている最も古い実験の記録は、19世紀初頭のロシアです。

それは犬に運動をさせ続け、睡眠をとらせないという実験でした。

強制的に運動をさせ、不眠不休の状態にすると犬は5日前後のうちに死んでしまったという結果が残っています。

また、他の動物でも実験が行われました。

それは、1980年代のシカゴ大学で行われたもので、ラットを用いた実験です。

水を張った装置に、丸い円盤を置き、その上にラットをのせます。ラットの頭には脳波を調べる装置をつけ、眠ってしまうと足場が動き出しラットを水に落とす、そのため落ちないようにラットが動き出すという実験です。

ラットには十分な食べものや水が与えられていました。

1週間ほどたった頃から、体重が著しく減少し、体温調節機能などに支障が出るマウスもあらわれ、一カ月ほどたつと実験のラットは残らず死んでしまいました。つまり、運動を強制せず、食べものがなくなったわけでもありませんが、死んでしまったのです。

睡眠が、生きることに不可欠であるということが、この実験から証明されました。残酷な実験ですが、非常に意味のあるものであったと言えるでしょう。

1−2、断眠実験 人間

当然ですが、人間に対しての断眠実験は、許されることではありません。しかし、実験ではなく挑戦という形で最長不眠記録に挑んだ人たちがいます。

記録に挑んだ中で有名な人物は、1950年代にアメリカで活躍したDJピータートリップです。

彼は、小児マヒ救済のチャリティー番組の話題作りのために、8日間眠らずに生放送をし続けるという企画を思いつき、それを実際に行いました。

イベントの話題作りとしては大成功で、タイムズスクエアにブースを構えると、たくさんの人だかりができ、この挑戦に多くの人が興味をもちました。

しかし、ここで問題が起きます。

ピーターは3日目ぐらいから、妄想や幻覚が出てくるようになり

  • スタジオの中をネズミが走り回っている
  • 靴の中にびっしりクモが入り込んでいる
  • スタジオに火がついた

など口走り、スタジオを飛び出したりしてしまったのです。

それでも挑戦を続ける事になりました。

すると麻薬によるバッドトリップや精神疾患と同じような症状が出てくるようになり、最後は医師が眠らせないように薬物を投与しながら、8日間をやりきったのです。

挑戦が終わったあと、ピーターは丸1日眠ってしまったようですが、幻覚などは改善し、正常な状態に戻りました。

しかし、徐々に精神的な変調が目立つようになり、金銭トラブルや離婚と結婚を繰り返すなどとその後はあまり順調なものではなかったようです。

この実験からわかるように、睡眠は人にとって正常な生活を行うためにも必要不可欠なものと言えるでしょう。

2、睡眠不足が引き起こすこと

前章の断眠実験からわかるように、睡眠不足は体に悪影響を及ぼすことがわかりますが、そのうちの一つ、精神的な影響が出ていることに注目したいと思います。

ピータートリップの例では、断眠3日目から妄想や幻覚が見え始めています。また、麻薬を使った場合と同じような症状さえも出てきています。

さすがにこのような極端な睡眠不足では、そのような問題が起きるかもしれないと思われるかもしれません。

しかし、そうとは限らないのです。

睡眠には睡眠負債という睡眠不足の蓄積があることが認められています。

毎日の睡眠不足が続くとその負債が大きくなる。すると、人により断眠した時と同じようなことが起きてもおかしくないと言えます。

つまり、睡眠不足の蓄積により、妄想や幻覚のような精神的に不安定な状態になる可能性があるのです。実際に、ひどくはなくても、睡眠不足の影響が認められているケースがあります。

そのお話をいたしましょう。

2−1、睡眠不足による事故

睡眠不足による居眠りや不注意による事故は毎年存在し、長距離バスや鉄道はもちろん、自動車、トラックなど、大事故につながり、問題になっています。

「それはわかっているから、自分は睡眠をしっかりとっているよ」

という人ほど注意していただきたいことがあります。

それは、睡眠不足をしていないと思っても、事故の原因が実は睡眠不足であったという例があるのです。

それは次のような話です。

1989年アメリカのアラスカから出航した世界最大級の石油タンカーが事故を起こしました。出発して間もなくの事故で、氷塊にぶつかったため石油が海に漏れ、環境汚染になった事故です。

原因は航海士の不注意から起きてしまいました。

航海士は氷塊に気づいて避けようとしたのですが、自動操縦になっていたため、手動ではカジが効かず、避けることができずにぶつかってしまったという事故でした。

手動で動かすときには、自動操縦を切る。という当たり前のことを怠ってしまったのです。

この事故は、航海士の睡眠不足による不注意と断定されました。

航海士は前日と前々日に6時間の睡眠しか取れていなかったためという内容でした。

しかし、6時間といえば、ある程度眠れていると考えられませんでしょうか?

つまり、この航海士は6時間の睡眠では疲労が解消されておらず、注意力が欠如している状態だったという判決が出されてしまったのです。

このように、日常的に自分で気づかないうちに睡眠不足となり、大惨事となる可能性もあるのです。

2−2、疲労度に対する認識の問題

先ほどの事故の話と同じように、睡眠時間の長短でどのような影響として出るのかという実験がありました。

睡眠時間と疲労度テストを行う実験ですが、ここでは、さらに本人の疲れ具合の認識を合わせたものでした。

それぞれ、9時間、7時間、5時間、3時間の睡眠で数日間過ごしてもらう4つのグループの比較をおこないました。

3時間、5時間のグループは明らかに、疲労がたまり、本人たちもそれを認めていました。

9時間のグループはしっかり疲れがとれ、テストの成績も優秀でした。

問題は7時間のグループです。

本人たちは疲れていないという評価だったにもかかわらず、テストでは疲労がたまっているという評価がくだされたのです。

本人の自覚がないままに、判断力の低下や疲れがたまってしまっている。ということがよくわかる実験と言えるでしょう。

2−3、マイクロスリープ

実際、気づかないで睡眠不足のまますごしているという例はたくさんあります。

その問題となっているのが、マイクロスリープと呼ばれるものです。

これは本人も気づかないうちに、脳が勝手に休息をするという現象の事を言います。

実は、10分の1秒や1秒という単位のマイクロスリープもあり、これは目が開いたまま寝てしまっているという状態なのです。

これが運転中に起きたらどうなるでしょうか?想像すると怖いですよね。

マイクロスリープによる事故には特徴があります。それは、危険を察知せず、ハンドルを回さず、ブレーキを踏まない事。

つまり、目を見開いて眠り込んだまま、車や壁、人などに突っ込んでしまうのです。

睡眠不足を甘くみてはいけない証拠ですね。

2−4、睡眠不足は判断力にも影響が出る

睡眠不足は集中力だけでなく、理性的な判断にも影響を及ぼすことが明らかになっています。イギリスで睡眠学者が研究室内にミニカジノを用意し、睡眠を十分にとった被験者と睡眠不足の被験者数名に遊ばせた実験を行いました。

結果は予想通り睡眠不足の被験者はいつまでたってもゲームのコツがつかめず、また損をする可能性しかなくなっても、ゲームをやめようとしませんでした。

これは睡眠不足により脳が正常に働かなくなったためです。

判断力は脳の前頭葉。ココの働きが弱くなってしまったと考えられます。

2−5、理性にも影響が出る

脳の前頭部にある前頭葉はそういった判断力だけではなく、自制心もつかさどっているため、睡眠不足により人としての道を踏みはずしてしまう恐れが出るのです。

アメリカで、看護師に対し睡眠時間と勤務中におかしたミスについての研究が行われました。

その結果、睡眠時間が短い看護師ほどミスが多く、またごまかしや場合によっては違法薬物を使用したものさえいることが発見されました。

睡眠不足によって失うものは、体の不調だけでなく、理性や社会的な倫理にまでも及ぶ可能性があるのです。

3、まとめ

このように、ある程度まとまった睡眠をとれば疲れが取れると自分を過信してしまったがために、思わぬ事故や不幸にあうケースが数多くあります。

規則正しい生活というものは体の変調を防ぎます。またそのためには、必ず良質な睡眠が必要であるということは、今回の例でもお分かりでしょう。

では、自分の睡眠は一体どのようにとればいいのか?

睡眠は体のメンテナンスです。合わせて、体の修復に必要な栄養なども取るとさらに効果的です。

私たちは、じっくりと自分の体と自問自答しながら、自分にあった良い睡眠を取れるように日頃から心がけることが必要なのです。

これが毒親!耐えられない!父親・母親からのモラハラ

毒親とは、過干渉やネグレクトなどの虐待により、子供にとって一種の毒のような影響を与える親のことです。暴力や精神的なイジメ、束縛、脅し、歪(ゆが)んだ愛情など、さまざまな方法で子供を苦しめ、人生に悪影響を与える困った存在です。

言い換えれば、子供にモラハラやDV(家庭内暴力)を必要に繰り返すのが毒親です。そして、家庭内における毒親からのモラハラですから、子供にとって逃げ場はありません。また、周囲に気づかれることもほとんどありませんから、誰かが助けてくれわけもありません。

この記事では、そんな毒親の特徴と対策・対処方法をご紹介します。

1.父親や母親の言動はモラハラだと思いますか?

家庭内だからこそ、避けることのできないモラハラですが、父親や母親からモラハラを受けている人はどれくらいいるのか、アンケートを行ってみました。さて、毒親はどれくらいいるのでしょうか?

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【質問】
自分の父親や母親の言動はモラハラ(精神的虐待)だと思いますか?

【回答数】
思う:33
思わない:67

■調査地域:全国
■調査対象:年齢不問・男女
■調査期間:2015年03月12日~2015年03月26日
■有効回答数:100サンプル

1-1.3人に1人が毒親?父親や母親からモラハラを受けている!

おおよそ3人に1人が父親や母親からモラハラを受けていると回答されました。なんと、毒親率3割以上です。

物心ついたころから肉体的・精神的虐待を受け続けてきた。「親」という権力を利用して、私が被害を訴えても、自分たちの罪を封じ込めてきた。(30代/男性/パートアルバイト)

高校生のとき、あまりに束縛が強い母親に、「私はあなたの所有物じゃない」と言ったら否定された。(20代/女性/専業主婦主夫)

一緒に車で出かけた時、一人で車で帰られ、置き去りにされました。自分の意思や意見を持つことは歓迎されない。事あるごとに失望アピールでため息ハアハア、何か聞くまでやめない。当時は養われているから何をされても仕方がないと思い込んでいましたが。彼らのやり方は社会では通用しないと気づけたのはラッキーでした。(40代/女性/自由業・フリーランス)

自分ではきずいていないようですが、自分の思ってるように行動させないと気がすまないようです。(40代/男性/自営業(個人事業主))

回答からは親からかなり傷つく言葉を投げかけられていることがうかがえました。親は子どもの教育のためにと思って言っているのかもしれませんが、言われている側にとっては十分モラハラにあたる言葉として突き刺さっているようです。まさしく毒親です。
大人になってはじめておかしいと気づけた人もいることから、子どもの時に毒親から受けたモラハラは、当たり前のもの、しょうがないものとして受け止められる傾向があり、問題が表面化することは少ないようです。しかし、受けた側の記憶にはしっかりと焼き付いているため、大人になって親に対して失望してしまうケースもみられました。

2.毒親の特徴

毒親=モラハラな親。私はそういった認識ですが、毒親は大きく次のふたつの特徴にわけることができます。

1.子供の存在や行動を否定する

2.子供の存在が目に入らない

2-1.子供の存在や行動を否定する

子供の成績や言葉遣い、ご飯の食べ方など、ありとあらゆることに対し、感情で当たり散らすタイプの毒親には次のような特徴があります。

2-1-1.怒鳴る、体罰で子供を抑え込む

「なぜ、言われた通りにできないの!」というや否やビンタ!

「てめ~ふざけんじゃね~」と、少し子供が反抗しただけで脅す。

怒鳴る、殴るなど、些細なことでも子供を威嚇して抑え込もうとする毒親も少なくありません。なかには、常軌を逸した行動、例えばライターで髪を燃やされたりとか、お茶を頭からかけられたというお話も伺っています。また、こんな毒親に多いのが星一徹型の父や母。例えば私がいただいた相談では…

小学1年生の男の子がサッカーの試合中に思ったような活躍をしなと、「なぜ、言った通りにできない!」と恫喝(叩かないのは他の人がいるから?)。親子で練習中、子供がミスをするとビンタ!父親が「サッカーの練習をするぞ!」と言ったのに、気が乗らずにグズグズしていると「誰にためだと思っているんだ!」と、大声をあげてまたビンタ!みたいなお話もありました。

2-1-2.生まなきゃよかった。」、「死ね。」、子どもの存在を悪く言う暴言

「こんな成績をとるなんて、バカじゃね~の。」

「あ~、こんな子供になるなら生まなきゃよかった…」

「何度言ってもわからないなら死ね!」

自分がどれほど頭が良かったのか知りませんが、子供の成績が悪いとあからさまに不機嫌になり、「バカ!」とか「生まなきゃよあった…」、「死ね!」などと口にする毒親は少なくありません。こんな毒親は、子供の成績を自分のファッションとカン違いしている傾向があります。

子供の成績が良ければ気分が良く、悪ければ気分が悪い。毒親にとって、それが自分のファッションだからこそ、成績が悪いと感情に任せて当たり散らします。事実、私は仕事柄、次のような類の話を何度も聞いています。

「こんな大学なら行く意味がない!」

せっかく子供が大学に合格したのに、一緒に喜ぶことのできない毒親。自分の見栄に子供を使う毒親とは、私からすれば残念な親としか言いようがありません。

2-1-3.子どもの意見を聞かない

「なんだ、この電話は男からか!」

「たろうって誰だ!」

「こんな時間に電話してくるなんて、ロクなやつはいない!」

携帯電話の着信歴やLINEの内容を盗み見たり、少し遅い時間に子供が電話をしているだけで不機嫌に振る舞う毒親も少なくありません。

「勝手に携帯を見ないでよ!」

例えそう言ったとしても、良くて無視。悪ければそれが火に油を注ぐことになり、あれやこれやと一方的かつ理不尽な理由で八つ当たりをしてくる。一事が万事こんなちょうしですから、こんな毒親と同じ屋根の下に暮らしたら息が詰まってしまいます。そして、このタイプの毒親は次のような言い回しが得意なようです。

「普通は…」

「普通、そういったことはしない!」

「普通の子なら、こんな時間に電話よこさない!」

「普通、中学生の男女が一緒にカフェに入らない!」

など、一方的な自分の価値観で子供を押さえつけるため、「普通は…」という言い回しで子供を洗脳します。

2.2. 子供の存在が目に入らない

毒親の中には、子供の存在が目に入らないタイプもあります。ほとんどの人はこの意味がわからないと思いますが、同じ屋根の下に暮らしているのに〝その存在に気づいていない”そう言っても、それほど言い過ぎではない毒親が確かにいます。

2-2-1.スキンシップがない!

・お馬さん役の父親の背中に乗せてもらった

・肩車をしてもらった

・キャッチボールに相手をしてもらった

幼少期に父親とこういったスキンシップを経験する一方で、母親とは次のような関わり方をするものです。

・寝るときに絵本を読んでもらった

・風邪をひいてい寝込んでいるとき、おかゆをつくってもらった

また、両手をそれぞれ父と母の手につながれ、二人の手がブランコの代わりをしてくれたり、「高い高い!」みたいに、持ち上げられたりといったスキンシップもあるでしょう。さらに、海や川での浮輪やボート遊びなど、一般に子供は皆、そういった両親とのスキンシップを経験して育ちます。

ですが、一部の毒親は、そういったスキンシップをすることがありません。

2-2-2.子供に無関心!

スキンシップのない毒親と分けるのが難しいのですが、中には子供の存在が目に入らない毒親もいます。例えば…

「おしっこ…」

2歳の男の子がそう言ったのを聞いた、食事の仕度中のお母さんが、

「お願い、今手が離せないからトイレに連れて行って…」

そう、横になってスマホをいじっていた旦那に頼むと、

「仕事で疲れて帰ってきたんだから、家にいるときくらいゆっくりさせてよ!」

と、子供のことは無視。そんなお話をいただいたことが何度もあります。また、同じようなことは他にもあり、

・「パパ遊んでよ!」と、子供が背中越しに甘えてきても「これが終わったらね…」と、ゲームをしていて結局相手をしない

・夜中、二番目の子供の授乳中、上の子が目を覚まして泣き叫んでいる声に目を覚ました父親が「うるさいからさっさと寝かしつけろ!」と奥さんにキレた

このように、子供がいるのはわかっているが、いるだけで無関係・無関心な毒親もいます。

3.毒親の家庭内での特徴

子供に対するモラルハラスメント。それが毒親です。したがって、毒親は家庭内で次のような傾向があります。

3-1.夫婦喧嘩が多い

モラハラな親ですから、些細なことに腹を立てます。そのため、夫婦間でもめることが多く、すぐに夫婦喧嘩にないります。子供にとって、両親の喧嘩を頻繁に目の当たりにするのはつらいもので、これぞまさしく毒親になります。

もちろん、親の一方がモラハラ(父親が加害者であるケースがほとんど)で、一方が被害者(母親が多い)としてガマンを続けるケースも少なくありません。しかし、たとえ一方的なモラハラであっても、両親が険悪なムードで接している日常で育つ子供にとっては毒親です。また、被害者の大多数は母親ですが、溜まったストレスにより、子供の些細な失敗に対し過剰に反応して叱るようになってしまうケースも多々あります。そしてそれが、いつの間にか子供にとって毒親に変わります。

3-2.毒親は外面が良い!

「なんだ、しっかり胸のあたりのとりやすい所に投げろ!」

「何度言ったらわかるんだ。胸のあたりに投げろといっただろ!」

キャッチボールをしていて、子供に対してそう言ったかと思うと、感情にまかせて子供のはるか後ろに向けてボールを投げてしまう。そんな毒親には外面が良い人がほとんどです。そのため、この場合では地域の野球チームのコーチなどをやっており、そのチームに子供が所属していたりします。すると…

「お父さん、いつもありがとうね。本当に優しいお父さんで良かったね!」

「いいね。お父さんが野球上手だから。教え方も上手だから、もっとうまくならないと…」

など、二人でいるときとは別人のような父親がいたりします。そのギャップが、子供にとってさらに毒親として認識されることになります。

4.毒親への対処方法

毒親への対処方法は、モラハラの治療方法と同じです。そして私には、次のような相談をいただいた経験が多々あります。

幼少期に限らず、中学・高校・大学など、毒親からの攻撃に耐えきれず、家を出て疎遠になっている子供は少なくありません。しかし、そんな子供も「円満な親子関係」を望まぬはずもありません。誰もが、「親孝行をしたい」し、「親に愛されたい」のです。とくに、それは自からの精神面が良好になったケースで顕著になります。

例えば、私を訪ねてくる人は、うつ病やパニック障害、発達障害など精神面にさまざまな問題を抱えている方々ばかりです。しかし、彼ら彼女らがその精神面が改善すると、「毒親の困った性格も治りますか?」という質問をされます。そして実際、ほとんどのケースで毒親の性格は改善し、今までと違った親子のコミュニケーションができるようになっています。

付け加えるなら、今の精神状態が良い方は、過去のイヤなことに対し「あのおかげで…」と口にされます。一方で、今の精神状態が割る方は、過去のイヤなことを「あのせいで…」と口にする。つまり、今の精神状態が良ければ過去を糧にし、悪ければ過去に囚われることになります。

望む望まないは別にして、毒親の性格や行動は改善が可能です。モラハラと同じ治療をぜひ試してください。

まとめ

今回のアンケートから、3人に1人が親が毒親。親からモラハラをうけていることがわかりました。実際に親から言われた言葉には、人として見てくれていないようなものもあり、子ども心に大きな穴を開けてしまっているようです。
また子どもから親のモラハラについて周りに相談することはほとんどなく、問題が家庭の中で隠されてしまうことが多いようです。このような親からのモラハラを止めるためには、周りが気づいてあげることが大切なのかもしれません。直接注意するのは難しいかもしれませんが、そのお子さんのためにも、専門家に相談してみてはいかがでしょうか。

■調査地域:全国
■調査対象:年齢不問・男女
■調査期間:2015年03月12日~2015年03月26日
■有効回答数:100サンプル

 

子どもが言うことを聞かないからやった・・・幼児虐待を起こさないための2つの対策

「しつけのつもりだった…」

「何度言ってもいうことを聞かないからやった・・・」

最近、このような幼児の虐待事件が増えており、ニュースでもよく目にするようになりました。こういったニュースに対して「自分の子どもに虐待するなんてありえない!」と思われる方がほとんどでしょう。

しかし、その一方で

「子どもが何度言っても言うことを聞かないから叩いてしまった」

「実際には叩いていないが、自分の頭の中(妄想)で叩いてしまった」

「気付いたらわが子を虐待する姿を想像していて思わずゾッとした」

このような方たちも少なくないようで、私たちにとっても幼児虐待はけっして対岸の火事などではありません。

子どもがいうことを聞かないから・・・しつけのつもりだった・・・、このように近年増加する悲しい虐待事件。なぜこのようなことが起きてしまうのでしょうか?

今回の記事では、何度言っても子どもがいうことを聞かないこと、親が虐待をしてしまうこと、これらの原因と対策について詳しくご紹介いたします。

子どもが言うことを聞かない、いつか虐待してしまうのではないか・・・このようなことでお悩みの方にお役立て頂ければ幸いです。

1.虐待事件の実例

以下に実際に起こった虐待事件をご紹介します。

1-1.虐待事件の実例(1)沖縄県女児虐待事件

2016年7月28日に沖縄県の宮古島市で起きた悲痛な幼児虐待事件。生後まだ3年ほどの小さい女の子に対して、1歳の次女の面倒を見るよう言ったが、言うことを聞かないので腹が立って暴力を振るい死亡させた事件。

口の周りを数回殴った後に、テーブルの角に頭を強打し、その後さらに床で頭を打った。気付いたときには痙攣しており、救急車を呼ぶも死亡した。警察によると、容疑者は子供たちに日常的に暴行を加えていたようで、「いつも子供の泣き声がしていた」という近所の人たちからの声もあったという。

また、日常生活を送るうえでも虐待を行っていたようで、排便を失敗してしまった女児に対して大便を食べるよう強要させていた。このことに関してはしつけ名目だと供述している。

1-2.虐待事件の実例(2) 広島県小5女児虐待死事件

2012年10月1日におきた、広島県府中町の自宅で母親が小学5年生の女児(11才)をゴルフクラブで30分以上殴打し、死亡させた虐待事件。

加害者である母親は、先端にゴムの丸い玉のついたゴルフクラブを何度も振り下ろして、女児の頭や腹を殴り続けたようです。死因は出血性のショック死で、女児の後頭部は頭蓋骨が陥没、くも膜下出血を起こしていた。また全身には複数のあざがあり、虐待は日常的に行われていた。母親は取り調べに対し『娘がうそをつくのでしつけのためにやった』と淡々と話していた。

加害者である母親は、高校を3か月で退学し、その後、東広島市内のアパートでひとり暮らしを始める。そのアパートは、父親ではない50才くらいの中年男性の名義であり、家賃は全額その男性が負担し、それ以外にも会うたびに5万円程度のお小遣いをもらっていた。

このころ、アパートで同居生活を送ったことがあるという高校の元同級生の話によると、部屋の片付け、掃除、洗濯、料理などは何もできず、全部人任せ。「お米を洗って」と頼むと、食器用洗剤でお米を洗うほどのありさまだったという。

1-3.虐待事件の実例(3)奈良県男児虐待死事件

奈良県生駒市で2016年4月、長男=当時(2)=と長女(4)をプラスチックの収納ケースに閉じ込めて長男を死亡させたとして、会社員の父親(40)が監禁致死罪などに問われた事件。

奈良地裁で9月にあった裁判員裁判で、父親は懲役3年の実刑判決を言い渡された。あくまでも「しつけ」だったという父親は公判で、「ごめんなさいのポーズをするので、しつけとして効果があると思っていた。今となっては浅はかだった」と述べている。この父親は周囲からは非常に子煩悩と評判だったという。

家族4人で買い物に出かけ、帰宅したある日、2人の子どもが自宅のリビングでテレビを見るなどして遊んでいたときのことだった。2人がおもちゃでテレビをたたいているのを注意したがいくら言ってもやめないため、おもちゃ用のプラスチック収納ケースに2人を入れてロックをかけて閉じ込めた。

30分ほどたった頃に父親がロックを外すと、長女はケースから出て両手を合わせて「ごめんなさい」のポーズをしたが、長男の方はぐったりしたまま動かなかったため、救急車を呼び病院に搬送されるも、窒息による低酸素脳症で死亡。

警察の詳しい調べによると、このケースに閉じ込めるという行為は、昨年9月ごろから20回以上繰り返されていた「いつも通りのしつけ」だったことが分かっている。

両親はずいぶん前から2人の子供の教育に悩み、痛みや恐怖を与えることで「言うことを聞かせていた」という。「言葉で注意してもきかない場合は軽くたたいたり、親と離れて寂しい思いをするよう寝室に閉じ込めたり、洗濯かごを組み合わせて閉じ込めたりした」と話している。

今回ご紹介した例のように、目を覆いたくなるような悲惨な事件が年々増加しています。こういった事件の背景には、

・しつけのため

・何度言っても子どもがいうことを聞かない

・子どもが泣き止まない

・子どものイヤイヤ期に嫌気がさした

といったことがあり、これらが虐待の引き金になっています。

虐待までにはいかないにしろ、「ウチの子はなんでこんなにも言うことをきかないのだろう・・・私の育て方が悪いのかしら・・・」というように悩まれている方も少なくありません。しかし、育て方が悪いから子どもが言うことをきかないということではありません。このことについて、次の章で詳しくご紹介いたします。

2.なぜ子どもが言うことをきかないのか?

「この部屋には入っちゃダメってさっきも言ったでしょ!何度言ったらわかるの!?」

「はい、ごめんなさい」

・・・10分後

「また部屋に入ってる・・・コラッ!!○○!!さっきも入っちゃダメって言ったばかりでしょ!!いい加減にしなさいッ!!」

「うぇ~ん・・・ごめんなさい・・・」

このように何度言っても言うことをきかない子供にイライラしてつい怒鳴ってしまった。みなさんも一度はこのような経験をされたことがあるのではないでしょうか?

このときは、「何で言ってることがわからないの?」とイライラされる方も少なくないでしょう。しかし、このとき実は子どもは言われたことがわからないわけではありません。

なぜ言うことをきかないのでしょうか?このことには脳における情報の処理が深く関係しています。以下に脳における情報の処理について、脳の構造もあわせてご説明いたします。

2-1.ヒトの脳の構造

ヒトの脳の構造をみてみると、以下のように人間脳(いわゆる右脳と左脳)と動物脳の2つに分けられます。

人間脳・・・考える、話す、計算するなどといった理性的な働きを担当

動物脳・・・怒る、喜ぶなどといった感情、危機回避などの本能的な働きを担当

普段は人間脳が動物脳を暴れださないように制御しています。もちろんですが、人間脳も動物脳も活動するために、常に大量のエネルギー(とくにブドウ糖、ビタミン、ミネラル、アミノ酸など)を必要としています。またこの2つの脳へのエネルギーの振り分けの優先順位は、動物脳>人間脳となっています。

2-2.栄養が不足すると・・・

栄養不足になってしまうと動物脳の方に優先的にエネルギーが振り分けられるため、人間脳がうまく働くことができなくなり、動物脳の制御が外れ、思いもよらない感情的な行動をとってしまうことになります。

また様々な研究から、動物脳は3歳くらい、人間脳は20歳くらいまでに成熟することがわかっています。このことから、人間脳は動物脳に比べるとはるかに成熟の速度が遅いことがわかります。

これらのことから、ヒトは栄養不足になると人間脳がうまく働くことができなくなり、感情的な行動をとりやすくなる。また、子どもの頃は人間脳がまだ発達していないため動物脳を制御することができず、感情的な行動をとりやすかったり、理性的な行動ができないことがお分かり頂けたと思います。

2-3.大人でも栄養が不足すると・・・

このことは何も子どもに限ったことではありません。大人では人間脳はじゅうぶん成熟していますが、栄養不足になってしまうとエネルギー不足になってしまい人間脳がうまく働けなくなってしまいます。その結果、動物脳が暴れてしまい感情的な行動、理性的ではない行動をとってしまいます。

つまり、子どもがいうことを聞かない、子どもが泣きやまないといったことが起きたときに、普段であれば注意する程度ですむことかもしれませんが、叩いてしまったり、ひどい言葉を浴びせてしまったりと虐待につながってしまうのです。

3.幼児虐待を起こさないための対策

これまでに、なぜ子どもはいうこと聞かないのか、なぜ親があり得ないと思うような虐待行為を起こしてしまうのかということについて、人間脳の働きが深く関係していることをご紹介しました。

栄養不足で人間脳が働けなくなった結果、虐待につながってしまいます。ですので栄養不足を改善することが幼児虐待を防ぐ対策になります。

3-1.幼児虐待を起こさないための対策(1)幅広い栄養を十分にとる

第2章でもお話ししましたが、人間脳が働くためにはエネルギーが必要です。エネルギーというとみなさんは何を思い浮かべるでしょうか?ほとんどの方が「糖分」を思い浮かべるでしょう。

エネルギーを作るために糖分=ブドウ糖はもちろん必要です。しかし、糖分だけでエネルギーを作ることはできません。その他にも酸素やビタミンB1をはじめとしたビタミン、ミネラル、アミノ酸などの様々な栄養素が必要です。

栄養不足と効くと、ご飯をちゃんと食べているから大丈夫!と反応される方がいらっしゃいますが、そのような方に限ってこのような事実は意外とご存じないようです。糖分は十分にとっているけれども、その他のビタミン、ミネラル、アミノ酸類が不足しているため、実は脳内でエネルギー不足が起きているということがあり得るのです。

脳内でエネルギー不足を起こさないためにも、幅広い栄養を十分にとるようにしましょう。

3-2.幼児虐待を起こさないための対策(2)体調不良を改善する

ヒトの体で体調不良(首、肩、背中のコリ、下痢や便秘、ゲップ・しゃっくりなどの胃腸症状、肌荒れ、手足の汗、足がつる、ふくらはぎが硬い、体が硬い、頭痛、めまい、手足のしびれ、関節痛など)が起きると、その情報が脳に届けられます。

体調不良という情報は、脳にとってはもちろん不快な情報ですから情報が届けられたときにストレスを受けます。すると脳はそのストレスを軽減するための反応を起こしますが、そのときにビタミン、ミネラル、アミノ酸などの栄養素を大量に消費してしまいます。

体調不良が続けば続くほど脳はストレスを感じ続けるわけですから、その分大量の栄養素を消費し続けてしまうわけです。その結果、脳内でエネルギーが不足してしまい、人間脳がうまく働けなくなってしまうわけです。

体調不良を改善するためには、漢方薬や整体、アロマテラピー、ヨガ、鍼灸などが効果的です。なお、これらを実践することが難しいという方には、ラジオ体操などがおススメです。

体調不良を改善するために病院に行かれる方もいらっしゃいますが、病院の薬は症状を抑えるだけで根本的に治療するわけではありません。根本的に治療しない限り、体調不良という情報がずっと脳に届けられてしまうため、大量の栄養素を消費し続けることになります。この点にはご注意ください。

4.まとめ

近年、目を覆いたくなるような幼児虐待の事件が増加しています。他の人から見るとどれも「わが子にそんなことするなんてありえない!」と思うような内容です。

こういった事件が起きる原因には、理性を司る人間脳がうまく働けていないことがあるとお話ししました。この人間脳がちゃんと働いていないと、感情的な行動をとりやすくなり、些細なことから虐待につながってしまうのです。

これを防ぐためには、幅広い栄養を十分にとること、体調不良を改善することが非常に重要です。もちろんですが、子どもにも栄養をとらせることで人間脳が働くことができるようになりますので、ちゃんということを聞くようになります。

とにかく実践してみないと何も始まりませんので自分にできることをはじめてみましょう。幼児虐待事件が少しでもこの世の中から減ることを心から願っております。

 

参照HP:http://kokorono-soudan.jp/

飲み会でセクハラにあわない為の対策

会社で起こるハラスメントの中でも上位にランキングされるのがセクハラです!

また仕事中におこるだけでなく、飲み会の席でおこるハラスメントでもあります!

 

飲み会でおこりえるハラスメントはパワハラ・アルハラ・セクハラが考えられます。

今回は、飲み会でセクハラされたら!また、されそうになったらどうすべきなのか

について考えたいと思います。

実際どの様なことが行われてしまうのでしょうか・・・

 

1・飲み会の席でおこるセクハラ具体的事例

 

セクハラとは性的嫌がらせ、または相手が不快に思う性的言動などの行為をするとセクハラになります。

 

お酒を飲むとアルコールが体内に入ってしまい、気分が大きくなってしまったり、または、なにもしてないのに楽しくなったりと、普段は考えられないような行動、言動をしてしまう人もいるのではないでしょうか?また身近にそういった行動、言動を取っているという人がいるのではないでしょうか?

なぜ、その様な行動を取ってしまうのでしょうか?今回は簡単にご説明させて頂きます。

 

人間の脳には理性をつかさどる大脳皮質と言う脳の部分がありますが、これがアルコールを飲むことにより活動が低下し、理性により抑えられていた大脳辺縁系(本能や感情をつかさどる機能)の活動が活発になってしまいます。つまり理性が失われ感情のままに行動してしまう状態になります・・・

 

アルコールが入ると癖が悪くなるというのは脳の問題も少なからず関係しているのですが

だからと言って酔っ払ったから何でも許されるわけではありません。

 

実際飲み会でどのような事をされたのか、体験を集めてみました。

 

1-1ボディタッチしてくる

・「酔った勢いで、ボディタッチが多くなる」(29歳/ホテル・旅行・アミューズメント/事務系専門職)

・「お酒に酔った勢いで先輩に腰に手を回された」(25歳/その他/専門職)

・「さりげなく腰に手を回されて、お尻を触られた」(26歳/アパレル・繊維/販売職・サービス系)

・「ずっと足を触ってくるから気持ち悪かった」(24歳/金融・証券/事務系専門職)

・「二次会で行ったスナックで、上司の友人?と偶然出会い、その人があからさまに太ももをなでたり、『パンツ何色?』などセクハラ発言をしてきた」(27歳/学校・教育関連/その他)

1-2下ネタを聞かされる

・「延々と下ネタを聞かされていた」(30歳/小売店/販売職・サービス系)

・「下ネタを聞かされて反応を見られた」(29歳/情報・IT/事務系専門職)

中には経験について聞かれたりする

・「異性経験について聞かれたこと」(29歳/機械・精密機器/営業職)

・「夜の生活について聞かれることはいや」(25歳/情報・IT/事務系専門職)

参考:https://woman.mynavi.jp/article/161124-25/

などお酒の勢いでさりげなく触られたり、聞きたくないまたは、言いたくない私生活の事まで言わされたりと、沢山の方がセクハラ被害にあっています。

 

ではそうならないためにどういった行動を取れば良いでしょう。

 

2・飲み会のセクハラ対策方法

どうせ飲むなら、みんなで楽しく飲みたい、せっかく飲みに来たのに苦痛、憂鬱で仕方がない・・・と言う状況にならない為にまた、上記のように被害にあわない為に事前に対策をとっておきましょう。

ではどのような行動を取れば良いのでしょうか

 

2-1中の良い社員で助け合う

飲み会の席で社員全員がセクハラをするという会社はまずいないと思います。

※根拠はありません、推測です

その加害者が近づきにくいようにすることが大切です。

たとえはセクハラをする加害者が近づかない為にまず、女性社員などで固まりましょう!

同じような被害にあった方、又は会わないようにするために前もって近くに席を確保しセクハラをする加害者に近づかれないような環境を作る事が大切です。

職場内に女性社員が少ない、又は私しかいない場合などは、仲の良い社員に事前に相談をし助けてもらえる環境、などを作っておくと良いかもしれません。

 

2-2その場ではっきり「NO」と言おう

仲の良い社員と固まっていても、隣の席に呼ばれたりなどした場合は助けてくれる人はいなくなってしまいます。

 

その場合はこの方法が一番ハッキリとしていいのかもしれません。

「触らないで下さい。」「イヤです」などはっきりと意思表示をしてください!

否定しないことは同意をしていると思われているかも知れません。

またエスカレートする事も考えられます。

職場での関係上、断りにくい場合などもあるかもしれませんが、「やめて下さいよー」などと、けん制のジャブを入れて、様子を見るなどあなたなりの意思表示をしっかりとして下さい。

それでも、おさまらない場合は、その場の雰囲気や上司などは関係ないと思います。ハッキリと言うことが大切なのです。

どうしても言えない、など場合によってはその場合はトイレや電話をよそおいその場から離れて下さい。

 

以上の事が考えられる、対策です。

他にも取れる行動は沢山あると思います!「思いついたら行動」ではないですが、ご自信にあった対策を取って下さい。

 

まとめ

自分の身は自分自身で守るしかない、と言うのが現状です。

ご自分にあった対策をとり、セクハラなどのハラスメントにあわないように注意して下さい。

また嫌な物はイヤだとハッキリいえる勇気を持ちましょう。

少しでもセクハラにあわない為の力になれれば幸いです。

子どもの睡眠が危ない!不眠症と体内リズムの5つの関係

「1日が24時間以上あったら、そうしたら好きなことがたくさんできるのに」

「睡眠時間を短くすれば、やれることができるのではないか」

 

と考える方もいらっしゃるでしょう。実は私もその1人でした。

というのも、やりたいことがたくさんあり、全てをしてしまいたいと思っていたからですが、今では睡眠をしっかりとることの重要性がわかりました。

それは睡眠時間が短くなるとかえって物事の効率が悪くなってしまうということです。

そして、これは子供でも同じです。

  • 集中力がない
  • ぼーっとしている
  • 話す内容が理解できない
  • イライラしている

などの症状がある子供さんは、もしかしたら睡眠不足かもしれません。

原因は他にも栄養が足りない、体の調子が悪いなども考えられますが、ここではそのうちの一つである睡眠不足、またその中でも睡眠のリズムについてお話します。

 

参照:「寝るのが怖い」がなくなる本

サーカディアンリズム睡眠障害の臨床

 1、生き物にとって睡眠はなぜ必要なのか

人間は睡眠と覚醒を交互に繰り返しながら生きています。

人生の中で約3分の1を占めることになる睡眠はいったいどのような意味がありまた生き物にとって本当に必要なのでしょうか。

 1−1、断眠実験、睡眠が必要なことの証明

睡眠が本当に必要なのか。

このことの答えは実際、睡眠を奪ってしまったらどのような変化が生じるかを観察すればよいことになります。

実は、過去にいろいろな断眠実験を行った例がありますが、その中でも有名なものが、約60年前に行われた実験です。

1959年にアメリカのラジオDJピーター・トリップが小児麻痺救済のチャリティー番組での話題づくりのため、当時の最長不眠記録を更新する8日もの間、眠らないで生放送をし続けるということを思いつきました。そこでトリップとスタッフはガラス張りの特性スタジオをマジソンスクエアガーデンに設置し放送を開始しました。

トリップの試みは話題づくりとしては、これ以上ない成果をおさめました。特設スタジオにはたくさんの野次馬が押しかけ、睡魔と戦いながらマイクに向かうDJを眺めていました。

しかし少しづつ変調をきたしていきます。

まず目を開けていることが辛くなり、断眠を始めて3日目位から妄想や幻覚に悩まされるようになりました。

  • スタジオの中のネズミが走り回っている
  • 靴の中にびっしりクモが入り込んでいる
  • スタジオに火がついた

などと口走り、診察に来た医師を自分を埋葬するためにやってきた葬儀屋だと思い込みスタジオを飛び出してしまったりしました。

また彼はピーター・トリップは自分の事ではなく、自分が演じている男の名前だと信じ込んでしまうようになりました。

最後の3日間は傍の医師たちにより、トリップを眠らせないため、薬を投与しつづけました。トリップは8日間と数時間、合計201時間もの間放送を続けました。取り組みの結果は大成功。

しかし、放送終了後、丸一日眠り続けやっと正常な状態に回復したと言われますが、その後徐々に精神的な変調が目立つようになったり、金融トラブルを巻き起こしたり、離婚と結婚を繰り返すようになってしまったと言われています。

 

これからわかる睡眠不足により起きた変化は以下のようなことです。

  • 注意力が低下する
  • 認知機能が低下する
  • 誤認しやすくなる
  • 錯覚を起こしやすくなる
  • 怒りっぽくなる

などの精神症状が出てきてしまうことです。

3〜10日の断眠を行っても身体面では大きな変化を生じないという意見もありますが、睡眠時間が短縮すると体の中では糖の代謝やホルモンの分泌、交感神経の活動などが障害される生活習慣病が発生する可能性が指摘されています。

 1−2、ラットでの断眠実験

断眠に対し、ラットでの動物実験の記録もあります。

水や餌を自由に与えながら断眠状態におくと、次第にエネルギー消費の増加や血中のアドレナリン、コレステロールの増加が生じ、その後体重減少や体温低下などが現れ、ついには断眠開始後2〜4週間で衰弱して死亡してしまうことが報告されています。

また睡眠にはノンレム睡眠とレム睡眠がありますが、どちらか一方だけを断っても、やはり3〜7週間には死亡してしまうという実験結果があります。

睡眠は生きていく上で必ず必要なものがわかる実験と言えます。

2、サーカディアンリズムという人間の体内に潜むリズムとは

正常な人では体内時計と呼ばれるものが存在します。これは脳の視床下部の視交叉上核にあると考えられています。

この体内時計は

  • サーカディアンリズムを発振する
  • 網膜に入った光の入力を網膜視床下部投射を介して受け取る

ということにより明暗のリズムに同調させるということを行っています。

2−1、サーカディアンリズムが崩れる原因

この体内時計のリズムが崩れてしまうと体のほうでは何か変化が現れるのでしょうか。

現代は24時間社会と言われていますが、これに伴い睡眠のリズムがくずれてしまう生活の方がいらっしゃいます。

例えば

  • 昼夜交代制の勤務である。
  • 旅行による時差を起こしてしまう

こういったことにより生体の内部と環境の時計の時刻にズレが生じてしまいます。このズレによって様々な精神や身体にアンバランスが生じてくることが起きてしまいます。

こういった状況下においては精神身体機能の不調和が生じ、また日中に寝ようとしても良質の睡眠が取れなくなってしまうことに繋がります。

2−2、サーカディアンリズムはさまざまなことに関係している

体内時計と言われるサーカディアンリズムは睡眠以外にも様々な症状の発現パターンに関係しています。

例えば、一日の中で

  • 血圧が上がりやすいのは「夕方」
  • 喘息発作が出やすいのは「深夜」
  • 消化性潰瘍の胃酸分泌を増加が見られるのは「夜間」に多いため痛みが出やすい

などです。

同様に精神疾患も同じようなリズムがあります。例えばうつ病であれば、意欲の低下は朝方に強くなり夕方には軽減するといったことが見られるようです。

 2−3、体調の変化にもリズムは左右される

同じようなリズムで睡眠をとることが重要と話していますが、体の変化例えば病気にかかった時には、睡眠の変化が発生します。

ウサギにインフルエンザウイルスを意図的に注入させる実験がありました。その時、ウサギにはサイトカイン(ウィルスの増殖を抑制する物質)が血中に増加するとともに、深いノンレム睡眠を増加させたのです。

つまり体調により睡眠のリズムが影響されるということが証明されたのです。

これらにより長期にわたって睡眠が生まれるとそれが大きなストレスとなり精神機能や身体機能に様々な障害をもたらすことがわかっています。

2−4、子供に見られるリズム。体温リズムとホルモンリズム

小さい子どもの場合、生後3〜4カ月になると体温にもリズムが出てきます。その体温は明け方に低く、午後に高くなるというリズムをはっきりと示すようになり、これが睡眠と深く関係してきます。

体温が下がり始めると寝付きが良くなってきます。眠くなる子供さんの手足が暖かくなることを経験で知ってらっしゃる方も多いと思いますが、これは体温を下げるため、体からの放熱が始まったということを示しており、眠くなり始めた証拠といえます

また眠ったとしばらくは汗を大量にかきますが、これも放熱をするためのひとつと考えられています。

また、体の中で睡眠に関して重要であるメラトニンというホルモンは、1〜5歳前後にかけて一生のうちで最も多く分泌されるといわれています。

このホルモンも体温と同様3〜4カ月以降で夜に合わせた分泌リズムが始まります。

さらに成長ホルモンの分泌もやはり3〜4ヶ月以降に、睡眠と連動して分泌が始まります。睡眠と成長の関係が大きいものを示していますが、この成長ホルモンの分泌のピークが寝る時に一致するようになるのは4歳以降と考えられています。成長ホルモンは体の修復、成長にとても必要なホルモンであるため、このことから睡眠はやはり重要である。特に子どもさんの場合には積極的に睡眠を取る必要があるといえるでしょう。

3、子供のサーカディアンリズムに関する睡眠の病態

精神遅滞を有する小児では約80パーセントの子供が睡眠覚醒リズム障害を持っているという報告もあります。また睡眠潜時の延長、夜間覚醒の増加、夜間睡眠の減少、早期覚醒などの睡眠リズムの障害は年少の自閉症で特徴的であることが報告されています。

このことから障害児療育では睡眠覚醒リズムを改善するといった方法が医療のほうでも取り組まれています。病気ではないと思われているものの子供の睡眠障害の中で最も多い訴えが「夜泣き」また「寝ぼけ」です。

これは病気と思われていませんが、では睡眠の専門家では一体どのようなものと考えられているのでしょうか。

3−1、夜泣きの特徴と対策

夜泣きというものは、実は睡眠関連疾患の国際分類の中には存在しません。しかし、日本では極めて多い訴えの1つです。

専門家の調べでは、1歳6ヶ月児検診に行ったアンケートで、約60%の保護者が子どもの夜泣きの経験があると答え、また3歳児では約45%の保護者が経験ありと答えました。

欧米では「夜泣き」に似た「コリック」と呼ばれるもの、また中国では「百日泣き」、ベトナムでは「3ヶ月と10日泣き」とも呼ばれるものが存在します。つまり国際分類にはないものの、世界中で同様にこのような生理現象が知られていると言えるようです。

夜泣きの原因には様々な意見があるようですが、その中の1つをご紹介します。もともと小児は成人よりも睡眠のサイクルが短時間で行われ、それにつれて、睡眠が浅くなる時間が早くやってきますが、このときに体動を伴います。

つまり大人よりも子供は睡眠中に生理的によく動くということです。この体動に対し、生理現象としてではなく、過剰に反応してしまうことが問題になってくるのです。例えば、その時に抱き上げたり、授乳したりするという反応してしまうとその行為が逆に夜間覚醒の習慣を持たせてしまうという可能性もあるということです。夜泣きは生理的なレム睡眠期の現象であると割り切ることも必要であるといわれています。

また、乳児といえども保護者の精神状態には敏感であるため、保護者のイライラというものが確実にコドモにも伝わります。

夜泣きに対しイライラすると言う行為が悪循環となり夜泣きの解決が期待できないということになりますので、保護者の精神的な安定が夜泣きの対策として極めて重要であると言う専門家もいます。

もちろんいつもと違う泣き方に対しては、発熱・痛み・痒み・気温・湿度・着衣の状況などの確認が必要です。

さらに、夜泣きというと夜の眠りにばかり注意が向かいがちですが、昼間の活動性を高めて生活のリズムにメリハリを生むことで夜間の睡眠にも良い影響が期待できるでしょう。

3−2、「寝ぼけ」の特徴と対策

専門家の調査では、3歳検診で寝ぼけの経験があると回答した保護者は約10〜15%でした。

その中の3分の2が覚醒障害(睡眠時驚愕症と睡眠時遊行症)があり、残りの3分の1が悪夢であったというアンケート結果があります。

睡眠時遊行症というものは徘徊する、睡眠時驚愕症というものは恐怖に伴う叫び声をあげるというものです。

睡眠時遊行症の症状が現れるのは5歳前後で、12歳ごろに最も高くなるといわれています。睡眠時驚愕症の多くは5〜7歳で発症し、発症直後の時期がピークであるといわれています。「寝ぼけ」が一晩に何回も起こる場合には、「てんかん」との識別が必要となる場合があります

「悪夢」は恐怖や不安感から夢にうなされる状態であるが、早朝によく起きると言われています。悪夢を何度も見るからということで発達障害といわれたお子さんもいますが、基本的に小児の悪夢には治療要素はないことが多く自然治癒ことがすることが多いといわれています。

4、現代のリズム異常である「遅寝」

人間は夜行性ではなく昼行性の哺乳類です。

それにも関わらず、日本では社会の24時間化を何の疑問もなく受け入れてしまい、無防備な子供達は24時間社会にさらされる結果となっています。

子どもたちが眠ることに対しては、極めて不適切な環境を大人たちが作り上げたといえます。人類史上最も過酷な環境であるといえます。

今、眠りを奪われた子どもたちの将来に、どのような影響が出るのかまだはっきりとわかっていませんが、良い結果が出るとは思えないのは私だけではないでしょう。

4−1、子どもの睡眠の現状

日本人の平均睡眠時間の短さは韓国に続き世界第2位といわれていますが、18歳未満の子どもで見ると、実は世界第一の睡眠時間の短さであります。

日本人の就寝時刻は着実に遅くなり、10年前の調査でも3歳児の約半数は10時以降の就寝となっています。

学校の教諭の調べで、「今の生活に当てはまるものは何ですか」との問いの第一は「睡眠不足」でありました。

また、この夜更かしの理由では「なんとなく」または「家族が起きているから」という理由が上位を占めているという調査結果があります。

つまり、大人が子供たちにとって眠りにくい環境提供しているという証拠がこのデータに出ています。

中には就寝時間が遅めであることに対し仕方がないと思う方もいらっしゃいます。

それは帰宅時間が遅い保護者と子供とのスキンシップ。これを重視する立場からの意見です。しかしいくらスキンシップが重要であると言う意見があっても、「遅寝」が発達過程にある乳幼児の体内環境や脳に及ぼすことが知られています。

4−2、「遅寝」の問題点とは

遅寝の問題点としては、次のようなことが挙げられます。

  • 睡眠時間の減少
  • 夜間の光環境
  • いわゆる「時差ボケ」
  • 肥満、運動不足、体温
  • セロトニンとの関係

4−2−1、睡眠時間の減少

子供であっても、例えば学校・保育園・幼稚園などに通う子どもは朝決まった時間に通園通学しているわけですので、遅寝というものは直接睡眠時間の減少につながります。

そういったものに通園通学していない子供にとってはどうでしょうか。

専門家の調査では学校保育園幼稚園に通学通園していない子どもに対し、夜11時以降に就寝する子どもと、夜9時前に就寝する子どもの平均睡眠時間比べました。

夜11時以降に寝る。いわゆる遅寝をする子どもは早寝をする子どもに比べ約1時間の睡眠時間が短縮されていました。つまり遅寝では睡眠時間の短縮に直結しているといえ、昼寝などでは解消されないものであるといえます。

4−2−2、夜間の光環境

体内時計はもともと24時間ではなく、それよりも長いと言われていますので、毎日体内時計の時間をリセットする必要があります。

そのリセットに必要なものは、朝の光や食事、社会環境などが挙げられます。

中でも光に対しては敏感で、朝の光であれば生体内のリズムを早める効果があり、24時間に合わせることができますが、夜間の明るい光環境というものはリズムを後退させる作用があります。すなわち睡眠のリズムが遅くなるようにリセットされ、遅寝につながるリズみになってしまうとことがわかっています。

これは、メラトニンという体内の睡眠に関わるホルモンが関わってきます。夜間の明るい環境により分泌が抑制されると言う特徴があるので、遅寝の習慣がついている子供たちは、夜間の光環境によりこのメラトニンの分泌が少なくなり寝つきが悪くなってしまうと考えられているのです。

前述している通り、一生のうちで1〜5歳の頃に最もメラトニンというホルモンが大量に分泌されると言われていますので、特にこの幼少期には夜間の光環境というものに対し、十分に注意する必要があるでしょう。 

4−2−3、いわゆる「時差ボケ」

時差ボケとは、海外旅行などで環境が変わってしまい、外部の時間のリズムが体の内部とのリズムとうまく同調できないことで起きることですが、これは、日常でも起きていると言うことです。

「遅寝」をすることにより、朝遅くに起きてしまうと朝の光を浴びるチャンスが無くなります。つまり、朝の光による体内時計のリセットを怠ってしまい、生体リズムが元に戻らなくなります。つまり、生体リズムと外部の環境の時計に時差が出てしまうことになり、慢性の時差ぼけのような状態を招く可能性が生じてしまうことになるのです。

4−2−4、肥満と運動不足と体温

遅寝あるいは少ない睡眠時間が、小児の肥満の危険因子であることが明らかになっています。

また肥満は運動量の低下の原因の結果にもなり、さらに遅寝の子どもは日中の活動量が早寝の子どもよりも少ないという調査結果もあります。昼間の活動量の低下は、体の体内リズムを崩す原因にもなり、早寝をすることで体温リズムに良い影響を及ぼし昼間の活動性を高めることで睡眠覚醒・体温の両者のリズムが正常化することをうかがわせる観察も報告されています。

4−2−5、セロトニンというホルモンとの関係

日中のリズミカルな運動はセロトニン神経系の活性を高めます。セロトニンが低い場合、攻撃性や衝動性と見られる行動が起きてしまうことが報告されていますが、これはセロトニンの前駆物質であるトリプトファンというアミノ酸が欠乏すると攻撃性を増加させることも知られており、無理なダイエット、朝食抜き、ジャンクフード中心の食生活などが人の攻撃性の増加にも関与していると専門家は考えています。

東京で行われた2300人の小学4年生から中学3年生を対象に行った調査で、イライラ感が高い子供たちはイライラ感が低い子供たちに比べ、夜更かしの傾向にあることがあり、朝食を取らずに学校にいく傾向があることが明らかにされました。

これらのことより遅寝により時差ぼけのような症状、肥満を介した運動量の低下を招き、その結果セロトニン神経系の活性低下が生じ、イライラ感や攻撃性の増加をもたらす事が考えられています。

5、まとめ

生体内のリズムは、生物にとって、また人間にとって非常に重要なものです。

現代の人たちにとって24時間化というもの、これは避けて通れはしないものであり、それに巻き込まれる子供たちも今後、世界の24時間化に対応して行かなければならないでしょう。

しかし、それは自分を犠牲にするのではなく、上手に対応するためにはやはり睡眠のリズムから考えることが必要です。遅寝に慣れてしまった子供たちはできるだけ早寝早起きの習慣をつける必要があります。それに伴い生活のリズムを整えることが重要でしょう。

遅寝の改善はまず早起きをすることです。朝の光をしっかり浴び、時差ぼけのような症状を解消し、日中の活動を活発にしてセロトニンを増やしていく。これにより早く寝るという体内リズムを体に覚えさせる必要があります。

必要な睡眠時間にはもちろん個人差があり、何歳なら何時間眠らないといけないという基準はありませんが、推奨する睡眠時間というものは存在します。

イライラや攻撃性、ぼーっとしている、やる気がないなどといったものであれば、解消してあげることが保護者の勤めでしょう。

大人の都合で子どもの睡眠を奪うという事は断じてしてはいけないことです。これを機に体のリズム、昔から言われている早寝早起きというものを再確認してみてはいかがでしょうか。

一人で抱え込まない為には?介護ストレスから抜け出す8つの相談場所

介護を一人で抱えていると様々な病気を引き起こしかねないということを前回以前の記事でも紹介してきました。

本来であれば、周囲の色々な方に相談をして一番良い選択をとる必要がありますが、なかなかうまくいかない状況もあります。例えば、

「家族が介護を手伝ってくれない。」

「金銭的にも余裕がない」

などの理由から 介護を一人で抱え込んでしまう方も少なくないようです。

 

介護を続けていると介護をしてる人の方が精神的・肉体的に参ってしまうことも多々あります。精神的なストレスは判断を鈍らせしまいには、「誰かに頼る」という脳の思考が出来なくなってしまいます。自分で考えるのではなく介護のプロに任せたり、ご家族の方、知人友人に相談することも必要です

今回の記事では、どのようなところに相談するべきなのか?分からない方に、

あらゆる相談場所について書きましたので、ぜひお役に立てて頂ければと思います。

1.自分の状態を知る。

介護をされている方は自分が周囲に相談できる方がどれくらいいるのか?まずは、客観的に知る必要があります。できるだけ相談相手は多い方が良いですが、親身になって聞いてくれて考えてくれる一人の相談役でも大変心強いものです。自分の環境を見直すきっかけになりますので、ぜひ相談相手の顔を思い浮かべながらチェックシートに印をつけましょう

1-1.相談できる人を自分で知る。チェックシート

まずはチェックシートに目を通して、自分のことを客観的に把握しましょう。

【相談できる人チェックシート】

□親       □兄弟(姉妹)

□子       □親戚

□友人      □職場の方

□近所の方    □介護事業所(ヘルパー等)

□ケアマネージャー

□役所      □病院、薬局

□インターネット □その他

いかがだったでしょうか?

意外と相談できる方が多い?と感想を持たれた方もいらっしゃると思います。

親身に聞いてくれるかもしれないので、勇気を出して話されてみるのも良いかもしれません。

1-2.相談する方に優先順位をつける。

チェックシートで相談できる方が思いついたら具体的に名前を書いてみましょう。

次に、その中で話を聞いてくれそうな方に優先順位付けて出来る限り、親身になって話を聞いてくれたり、専門の知識や介護の経験を持っている方、頼りやすい人を優先的に相談されてみるのも良いでしょう。

「あの方は忙しいから・・・」

と思っている方が実は介護に詳しかったりすることもあります。

相手の都合を聞いて、悩んでいることを話したら思ってもいない解決策が出てくるかもしれません。

少しずつ自分の状況と折り合いをつけながら解決の糸口を見つけましょう。

2.ストレスを抱え込まない為の相談者や場所8選 

ここでは、ストレスを抱え込まない為に相談できる人や事業所などをご紹介いたします。

ぜひ、ご活用頂ければと思います。

2-1.相談(1) 家族

やはりなんと言っても一番相談しやすいのは家族でしょう。兄弟や姉妹でしっかり話し合って自分の親の恩返しとして親身になって話し合うべきです。

もし、親の介護で悩みがある場合は、家族である兄弟姉妹さらに少し離れたいとこや親せきに相談するのも良いかと思います。

しかし、一方で親の介護を家族間で押し付け合いになっている場合は相談すると、さらにストレスが溜まってしまうので他の方に相談することを検討しましょう。

これは他人ごとではなく誰が介護するかということで、一人に押し付けたり、全く関心がない方も家族の中にはいらっしゃいます。そんな方にアドバイスをもらったとしても逆効果効果の可能性がありますので、相談する優先順位は下げましょう。

2-2.相談(2) 友人

親身になって聞いてくれる友人に相談してみるのも良いかもしれません。

話すだけでストレスを発散することも出来ますし、聞いてくれる人がいるだけで人間は安心するものです。さらに、友人が介護施設で働いていたりしたら、思いがけないアドバイスをもらえる可能性もあります。信頼できる友人に自分の介護状況を聞いてもらうことも良いかもしれません。

当然ですが、良い面だけではなく状況を悪化してしまう場合もあります。

相手を間違えば、嫌な顔をされたり、友人関係を壊したりする可能性があります。

聞いてもらう身としては相手に配慮しながら話を聞いてもらいましょう。

さらに、友人が教えてくれる間違った情報には注意しましょう。インターネットが普及してから様々な間違った情報が世の中に流布しております。相談に乗ってくれた友人が故意ではないにも関わらず、違った情報を教えてくれる場合がありますのであくまで参考程度にして自分で調べるようにしましょう。

2-3.相談(3) ケアマネージャー

とても重要な介護の専門家です。

いわゆるケアマネさんです。正式名称は介護支援専門員と呼ばれており、介護者やその家族からの相談に応じたり、利用者の希望を聞いたうえで、

適切な介護保険サービスが受けられるように考える。

関係機関との連絡や調整をする。

という仕事を主に行っています。

つまり、ケアマネジャーには

「介護が必要な人と介護保険サービスをつなぐ」

という大切な役割があるのです。

では、どこに行けば相談できるのかと言えばまずは、

近くの役場の福祉課や地域包括支援センターに行きます。そこで、

 

・居宅介護支援事業所(ケアマネジャーが勤務している)

 

を聞いてみることです。それか、ケアマネージャーい相談したいと役所の福祉課に相談するのも良いでしょう。

はじめてケアマネージャーに相談される際に準備しておくことは、自分が介護している方の状況をきっちり整理しておくことです。

①家族・・・家族構成はどうか?

②生活・・・身の回りのことをどこまで自分でできるのか?

③経済状況・・・介護や医療に係る経済的負担はどうか?

④地域とのつながり・・・近隣や民生委員とのつながりはあるか?

⑤居住環境・・・戸建てか?マンションか?来住期間は?

⑥介護状況・・・ヘルパーさんの頻度、家族の協力はどうなっているか?

⑦日常生活動作・・・排泄はできるか?どこまで自立しているか?

⑧医療情報・・・どんな病気を抱え、いくつの病院に通っているか?

工藤広伸『医者には書けない!認知症介護を後悔しないための54の心得』より引用

これだけ整理しておけば、相手にも状況が伝わり介護者にあったサービスを提供してくれること間違いないです。

また、精神的な面や肉体的な面も含めてすべて相談されてみると良いでしょう。

基本的に人間として悪い方はいないのですが、

稀にケアマネージャーと人間的に相性が合わないと悩まれる方もいらっしゃるようです。その時は、思い切って別の居宅介護支援事業所を訪ねて相談されるのも良いかと思います。

その代わり、自分の介護状況はきっちり整理して都度報告する必要もあります。

2-4.相談(4) 役所(市役所、町役場など)、地域包括支援センター

介護が必要になった時に最初に相談を聞いてくれる2つの窓口をご紹介いたします。

「介護が必要になったけれど、どこの相談に行けばいいか分からない」

そんな方にむけて介護の相談に乗ってくる窓口を二つ紹介いたします。

それは 高齢者相談窓口か地域包括支援センターです。

市町村の役所に設けられている「高齢相談窓口」。

もう一つは、

市町村事業である「地域包括支援センター」。

 

「これから介護をしていくうえで、公的にはどんなサポートが得られるか?」

「今、介護が大変で少しでも負担を軽減できないか?」

などの相談ができます。さらに、

介護保険に関する質問や市町村が独自で用意しているサービスにはどんなものがあるのかといった問い合わせに応じてくれるなど、どちらも相談機能についてはほぼ同じですが、地域包括支援センターの方が医療、福祉、保健など介護保険以外の様々な制度まで含んだ、より総合的な相談、支援を行っています。

公の機関なのでぜひ活用されてみてください。

2-5.相談(5) 病院や薬局

病院や薬局で介護のことを相談する方は年々増えています。特に病院であれば、介護事業所を併設しているところもありますので介護の仕組みには詳しい方も増えていらっしゃる様です。薬局ではどこの相談窓口があるのかをすぐ調べることができますので、これらの医療機関を受診された際に相談されることも検討されてみてください。

2-6.相談(6) 電話無料相談

ここでは、電話で相談できる窓口をご紹介いたします。

 

・「認知症110番」

 

です。無料で頼りになる相談窓口です。

1992年7月から「認知症予防財団」が行っている無料電話相談です。

休日を除く月・木10時~15時 専用番号0120-654874

平日のみなので、会社員の方はお昼休みを利用して電話してみると良いでしょう。

平均すると1回あたりの時間は約30分くらいのようです。具体的なアドバイスや認知症の一般的な事例、対処方法などを聞くことができます。各家庭の事情にあったアドバイスをもらうことが出来ますし、電話だから即回答をもらえます。

他にも厚生労働省のHPに悩みを持っている方が電話相談できる一覧がありましたのでぜひご活用ください。

他にもインターネットで「介護 電話相談」などで検索すると様々な相談窓口が出てきますので、ご自分でも覗いてみてください。

電話相談は相手に顔が見えないので誰でも使いやすい相談所である事は間違いありません。

あとは、電話をかける勇気だけです。

2-7.相談(7) インターネット掲示板

介護の仕事をされていたり、親の面倒を見ていると日々さまざまな事に悩まされる方も多いでしょう。

「みんなどんな風に対処しているのか?」

「急ぎじゃないけれど、ちょっと知りたいことがある」

「専門家に聞くほどではないのかも……でもどうしても気になる!」

こうした疑問をインターネットが解決してくれるかもしれません。

以下、介護の悩みQ&Aサイトをご紹介いたしますので、

・自分と同じ様な悩みを持った方を探したい。

・何か質問をしてみたい。

等ありましたらこちらのサイトをご利用していただければと思います。

【専門家Q&Aサイト】

安心介護 

わかるかいご 

介護110番 なんでも相談室 

相談e-65.net  

【介護の現場で働く人全般向け掲示板】

けあとも 

参考HP:介護に疲れた時に相談できるサイト5選

 

2-8.相談(8) 集まりに参加する。

「家族の介護で出かけられない」

「誰に相談したら良いか分からない」

などの悩みを解決するために最近では「認知症カフェ」という集まりの場が急増しているようです。

・認知症の人、家族、専門家、地域住民が集まる

・交流や情報交換

・定期 開催のケース

・参加費数百円~2000円程度

で誰でも参加できるようです。

また、メリットとしては、

・本音で話せる

・様々な情報を受け取れる。家族同士の情報交換。

・心理的な不安の軽減

・地域や社会との関わりで友達や仲間ができる

・専門家(医療従事者、ケアマネージャー)との繋がりができる。

このようなメリットがあげられます。

デメリットとしては、

・開催場所が遠い

・参加費が生活の負担になる。

・人づきあいが苦手

・被介護者(介護を受ける方)と一緒だと気軽に話せない。

 

このようなデメリットもあります。

もし、ご近所で開催される場合がありましたら一度参加されるのも良いかもしれません。

3.まとめ

「今まで相談する場所がなかなか見つからなかった」

「どのようなところにすれば良いのか分からない」

などの悩みがある方は今回の記事で様々な相談場所があるという事を分かって頂けたかと思います。ぜひ一人で悩まずに、

ご家族や被介護者(介護を受ける方)の生活状況やご自身の状態、職場の状況に合わせて優先するべき相談場所を考えていただき活用していただければ幸いです。

最後に、一人で悩むのはもうやめましょう。

 

DVやモラハラの被害への対策・対処方法!【保存版】

最近ではテレビや雑誌でも取り上げられることが多いので、DVやモラハラについて興味を持った人も多いのではないでしょうか。自分が被害者の場合もあれば、身近な人が被害者もしくは加害者になっている場合もあります。逆に、テレビなどでDVやモラハラをよく取り上げられる割に、自分の周りで被害を受けている人の話はあまり聞いたことがないという人も多いのではないでしょうか。

そんなDVやモラハラの被害について、その対策や対処方法などをアンケート調査してまとめてみました。

■調査地域:全国
■調査対象:年齢不問・男女
■調査期間:2015年03月12日~2015年03月26日
■有効回答数:100サンプル

1.身近にDVやモラハラの被害者はいますか?

【質問】
知人や家族、自分自身など身近にDVやモラハラ被害者(加害者)がいますか?

18

【回答数】
いる:39
いない:53
確信はないが疑わしい:8

1-1.半数は円満?もしかしたら、被害にあっても解決できているの?

アンケートの結果によると半数の人はDVやモラハラの被害者や加害者はいないと回答しました。

誰かに相談して、その状況から逃げ出せるようにしたいと思う。最終的には、DV/モラハラをする人から離れていくと思う。(30代/女性/契約派遣社員)

もし自分が被害者になったら、まずはされたことを時系列に書きとめる。次に、自分の親兄弟に相談する。可能ならばパートナーの親族にも話す。(40代/女性/専業主婦主夫)

もし自分がDV也モラハラの被害者になったら、まずは親しい友人に相談して解決策を探る(40代/男性/自由業・フリーランス)

現状被害を受けていない人でも、もしDVやモラハラの被害にあった場合を想定した場合の対応を考えている人が多くいました。
最初は我慢するという人もいるかもしれませんが、やはりDVやモラハラをする人とは一緒にいれない、まずは周りに相談するというのがほとんどのようです。
DVやモラハラをする人とは初めから親しい関係にならないのが一番いいのですが、親しくなるにつれてそんな一面がみえてくる人もいるので自分が被害者になってしまったときは適切な対応をしなくてはいけません。

1-2.40%の人はモラハラやDVの被害を受けている?

DVやモラハラの被害を受けている人がいると回答した人、おおよそ40%いらっしゃいました。

友達の彼氏に暴力を振るわれてDV被害者です。その彼氏は殴ったあと誤ってきて同じことを繰り返すそうです。友達に危険だから別れろと言っても聞き入れてくれません。(40代/女性/無職)

友人が一回り年上の方と結婚して若いときは相手は大人だからと従っていたが、自分も年を重ねコレはおかしいんじゃないか?と思うことがあっても否定され続け子供の前で喧嘩したくないと我慢して生活していた。(50代/女性/パートアルバイト)

妊娠中の妻相手に、気に入らない事があると夫は壁を殴り、穴をあけました。何度も繰り返されているそうです。(30代/女性/その他専門職)

一度や二度ではなく、何度もDVやモラハラを繰り返されていると回答している人がほとんどでした。
被害にあったことを周りに相談しているにも関わらず、我慢している人が多く現状の状況を変えようとしている人は少ないようです。
自分が我慢すれば、子どもの為に耐えよう、と考えてなかなか行動に移せない場合も多いのが実態のようでした。

2.DVやモラハラはどこに相談するのがいいのか?

アンケートの結果、DVやモラハラを受けている人は周りに多くいることがわかりました。そんなDVやモラハラは、離婚原因の最上位に挙げられる問題です。そして、加害者と別れるのが最も簡単な解決策なのですが、恋愛感情が間にあったり、自分だけではなく子供のことも考えてなかなか別れを切り出せない人も多くいます。

そこで、DVやモラハラ被害にあったら誰に相談するのがいいのでしょうか。その相談相手についてアンケートを取ってみました。

【質問】 
家庭内暴力を受けたとき、誰に相談しますか?

9

【回答数】
加害者以外の家族:24
信頼できる友人:23
弁護士やカウンセラー:20
民間機関:14
相談しない:19

2-1.家庭内の問題は家族間で解決を目指すという方針

最も多かったのは加害者以外の家族と答えた人となりました。

家族の方が話しやすいし、いざという時に庇ってもらったりかくまってもらえたりするから。(20代/女性/学生)

家庭内暴力といったセンシティブな問題を、身内以外に知られたくないので。(30代/女性/専業主婦主夫)

まず最初は母に相談すると思います。自分の中だけで解決できることかもしれませんし、一番自分を分かってくれているので。(20代/女性/会社員)

家庭内の問題だからこそ、自分の家族以外の人に相談するのは気が引けるという人が多くいるようです。家庭の事情をあまり他人に知られたくないという思いは多くの人が持っているのではないでしょうか。また、家族なら自分のことやDVやモラハラ行為をする加害者のことも他人以上に知っているでしょうし、そういった点で最初の相談相手として家族を選ぶのもいい選択なのかもしれません。

2-2.客観的な第三者、とくに専門家の冷静な意見が必要!

二番目は、一位と僅差で信頼できる友人、以下弁護士やカウンセラー、相談しない人と続いています。

友人ならとんでもないことを考えて助けてくれるような気がするからです。(30代/男性/会社員)

家庭内暴力をされたら身近な人に相談するよりかは弁護士に相談して的確なアドバイスをもらいたいです。(30代/女性/無職)

専門家の意見を聞いて今後のための方針や計画をたてたいと思います。(40代/女性/会社員)

家庭内暴力を受けたら自分が悪いから受けているのだと思うほうなので相談はしないと思います。(30代/男性/会社員)

友人は自分のことをよく知っているものの、立場としては他人ということになります。また弁護士やカウンセラーは、このような事例の専門家なので、専門的な知識を持った他人という立場になります。相談相手に客観的に判断してもらってどういった対処をすべきかを一緒に考えたいという人は、友人や弁護士、カウンセラーに相談したいと答えているようです。一方で、自分に原因があるから家庭内暴力を受けていると考えてしまう人は、人に相談できない傾向にあるようで、自己解決を目指そうとするようです。

2-3.DVやモラハラ解決への第一歩は相談すること!

DVやモラハラは放置されていい問題ではなく、直ちに解決されなければならない問題といっていいでしょう。解決へ向けて動き出す第一歩として相談することは大切なことではないでしょうか。家族や友人でもいいですし、専門家でもいいですから、まずは信頼できる周りの人に相談してどうするべきか一緒に考えてもらってはいかがでしょうか。自分が悪いから家庭内暴力を受けているのだと考える人はなかなか相談できない傾向にあるのかもしれませんが、自分だけで抱え込まないで、周りの人と一緒に解決へ向けて動き出しましょう。

なお、DVやモラハラについての相談窓口はこちらをご覧ください。

3.DV夫と別れられない深層心理とは?

夫からのDVを受け続けているとこの人から離れたい、暴力に耐えられないといった気持ちになることが多いでしょう。しかし、暴力を受け続けているにもかかわらず何らかの心理が働いて夫から離れられないこともあるかもしれません。暴力をふるっていない時は優しく接してくれるため、自分に悪いところがあると言い聞かせている場合もありそうです。そこで今回のアンケートでは、DVを受けているのに夫から離れられない理由は何かうかがってみました。

3-1.本当は優しい人?夫が見せる優しさが妻を引き止めてしまう!

アンケートの結果によると、ほとんどの人がDVの後に優しくされるのが離れられない理由だと回答していました。

・この人は私がいないとダメなんだという依存と本当はこういう人じゃない優しい人なんだ、私がそうさせてしまっているという勘違いを認めたくないのだと思います(40代/女性/専業主婦)

・暴力を振るってきても優しい一面もあるからな、と思っていそう。子供には暴力をしない場合は子供の為に離れない妻もいそう。(20代/女性/パートアルバイト)

・優しくされる時もあるし、自分が居なくなった後の夫が心配だから(30代/女性/その他専門職)

・相手に同情する気持ち、私じゃなければこの人を救えないという思い込み、時折見せるやさしさに(本当はいい人)と思ってしまう、等があると思います。(40代/女性/パートアルバイト)

・気持ちが残っているからだと思います。暴力ふるわれた後に優しくなるようですが、必要な存在だと勘違いしているのではないでしょうか。(30代/女性/会社員)

・自分にだけ優しい時があったという過去にすがる気持ちが強いのだと思う(40代/女性/専業主婦)

日常的に暴力を受け続けていたとしても、夫にはきちんと優しい一面があることを知っているので依存に近い心理状態になってしまうと言えるようです。DVを受けている間は我慢していればいつか終わりますし、普段は優しいところがあるのを知っているからこそ自分は必要とされている存在だと思い込んでしまうのかもしれません。他人から見ればその心理状態はただの勘違いだと思うでしょうが、妻にとっては夫が全てだと思っているかもしれませんし、子どもがいる家庭なら子どもの為にも我慢しなければならないと自分を追い込んでしまうのではないでしょうか。

3-2.優しい一面はあるが、暴力をふるう以上、それはただの勘違い?

今回のアンケート結果ではほとんどの人が夫からDVを受けているのに離れられないのは、DVの後に優しくされることなどが原因だということが分かる結果でした。
DVを受けているにも関わらず夫から離れられないのは、本当は優しい人だということが分かっているからこそ無理に耐えようとしてしまうことが原因かもしれません。夫がいなくなってしまったら一人になってしまうという不安感など、依存に近い状態になると私一人が耐えれば家族は崩壊せずに済むという考えに行きつくのではないでしょうか。

4.夫からのDVやモラハラでトラウマを抱えたらどうしますか?

夫のdvで肉体的にも精神的にも傷つき、それがトラウマとなって「また、暴力を振るわれるのでは?」と怯える毎日。そんな追い詰められた状態にいる女性も少なくないようです。
夫の暴力に支配され、怒らせる自分が悪いと思い込み、どうして良いか分からない状態に陥ってしまったら…。
どうしたら、このような問題から抜け出すことができるのでしょう。そこで、そのようなトラウマを抱えてしまったらどうすれば良いのか、アンケートで意見を聞き、取るべき道を探ってみました。

【質問】
もしあなたがDVを受け、トラウマになってしまったとしたら、どのような行動をとりますか?

3

【回答数】
実家に一時避難:32
思い切って別れる:57
なんとかできないかとパートナーと相談する:11

4-1.環境を変えることが第一!別れるという回答が一番多い!

アンケートを取ったところ、「思い切って別れる」という回答が6割近くと最も多い結果となりました。

・トラウマになるくらいのDVだったら改善は難しいと思うので、別れた方が自分のためだと思う。(30代/女性/自由業・フリーランス)

・そのような状況を我慢したり耐えることで好転するなどメリットはなく完全に環境を変えたいため即別れる。(50代/男性/無職)

・DVは病気で、簡単には治らないと思っているから、トラウマになる程ならすぐに別れます。(50代/女性/専業主婦)

・即、別れます。その後、相手がしつこく付きまとっても、脅されても、あらゆる手段を用いて絶縁します。(40代/女性/専業主婦)

トラウマになるほどのDVの被害にあっている状態であれば、夫との関係改善は難しく好転することはないので別れるという意見が数多く見られました。環境を変えなければ、どうしてもDVで苦しむ状態は続いてしまうと考えている人が多いようです。相手からの暴力が及ばないような環境にすることで、これ以上被害者が傷つくのを避けることは大切ですよね。
また、DVは病気で簡単に治るものではないとの声も多く、なんとかなるのではと期待するのは問題を長引かせてしまうのかもしれません。

4-2頼れるのは肉親!実家に避難の回答も多いけれど…

次に多かったのが、「実家に一時避難」と回答した人で3割を超えていました。また少数意見でしたが、1割の人は「なんとかできないかとパートナーと相談する」と回答しています。

・別れるのにもエネルギーはいるでしょうから、まずは時間と距離をおいてみることが大事ではないでしょうか。(40代/男性/会社員)

・命にかかわる問題にまで発展するかもしれないので、一時避難を行います。(20代/女性/契約派遣社員)

・とりあえず距離を置いて、自分と相手かせ冷静になる時間を作ることが大切だと思う(40代/男性/自営業(個人事業主))

・とりあえず子どももいますし、まずは話し合いでしょうか。話して暴力が解決できるとは思いませんが。(30代/女性/契約派遣社員)

実家に一時避難すると回答した人では、相手と距離を置き冷静になる時間を作ることが大切との意見が多く、とにかく今の危険な状態から一旦離れる緊急避難措置が必要と考えている様子がうかがえました。DVの問題をどうするかというのは、次の段階ということのようです。
一方、パートナーと相談するという人は、例えば子どもがいれば即離婚という訳にもいかないので話し合うという意見であり、DVの問題解決の難しさが表れているようです。子どもがいないにしても、順序として話し合ってから決めると考えている人が多いようですね。

5.DVやモラハラ被害を受けたらどう行動すればいいのか?

DVやモラハラの夫から離れる。これはトラウマを癒すことにもつながりますので、とても重要です。では、実際にDVやモラハラの被害を受けたらどのように行動するのか?アンケートをとってみました。

【質問】 
DVやモラハラを受け限界に達したらどうしますか?

4

【回答数】
加害者以外の家族や友人に相談する:28
シェルターへ行く:10
弁護士やカウンセラーに相談する:35
誰にも言えないし行動もできない:3
その他:24

5-1.第三者でもある専門家への相談を選ぶ人が多数

アンケートの結果、弁護士やカウンセラーに相談するという回答が一番多い結果になりました。

一番良い解決策を模索するためには専門家に相談するのが一番だと思うので。(40代/女性/会社員)

家族や友人は、利害があるので言えない。法律の知識があって、経験豊富な弁護士などがいい。(30代/男性/パートアルバイト)

その相手を訴えることを前提に、弁護士に相談しにいくと思います。(30代/女性/専業主婦主夫)

DVやモラハラの具体的な記録をつけたうえで、弁護士を通じて離婚に向けて動き出す(30代/男性/会社員)

DVやモラハラを受けている場合、相手が離婚に納得しないことが多いため、専門家である弁護士を頼って婚姻関係を解消したいと考えている人が多いようです。第三者の助けや法律に則った解決がなければ現状打破が難しい場合も多いため、プロの手が必要になってくるのではないでしょうか。

5-2.家族や友人など、信頼できる相手への相談も

弁護士やカウンセラーに相談するという回答に次いで、加害者以外の家族や友人に相談する、その他、シェルターに行く、誰にも言えないし行動も出来ないという回答の順となりました。

DVやモラハラを受けて限界に達したら一番身近できちんと受け止めてくれそうな家族に相談します(30代/男性/会社員)

1人では解決できない悩みなので、まず身近な人に相談します。そのあと警察などの公共機関に相談すると思います(40代/女性/無職)

まずは、現状を確認しやすい身内などの身の回りの人に相談し、解決策を見出す努力をする(30代/女性/専業主婦主夫)

家族が巻き添えをくわないように、一人で行動して判断して、シェルターを探してそこに行くと思う(50代/女性/専業主婦主夫)

暴力は耐えられない。死んでしまうかもしれないし、とにかく逃げる(50代/女性/専業主婦主夫)

DVやモラハラを受け続けていた場合、心身ともにぼろぼろになっていることも多いため、専門家のところへ行く前に信頼できる家族や友人などに相談し受け止めてもらいたいという声が多く聞かれました。一人で解決することは難しいため、親身になってくれる人とともに解決策を練りたいという思いも窺えます。また、すぐに避難が必要な場合はシェルターを利用したいという人も見られました。

6.DVやモラハラの後遺症に対する慰謝料は、後からでも請求できるのか?

実際に、夫の度重なる暴力から逃れるように離婚する女性も少なくありません。そして、そんな被害にあった女性が離婚した後、dvやモラハラの後遺症が起きることも珍しくないようです。では、そんな時、精神的に障害をもたらした暴力を振るった男性に慰謝料の請求は可能なのでしょうか?一般的にどう受けとめられているのでしょう。そこで、慰謝料請求は可能かアンケートで意見をまとめてみました。この問題で悩んでいる人にとって考える機会になるといいですね。

【質問】
DV後遺症に対する慰謝料。後遺症が発覚してから請求することは可能だと思いますか?

3

【回答数】
はい:82
いいえ:18

6-1.慰謝料請求は可能!!8割以上の人が回答!

「はい」と回答した人が82%と、多くの人は請求可能と考えていました。

・その後遺症と、何かしらDVとの関連性が証明できれば、たぶん問題なく慰謝料請求できると思います。(50代/男性/専業主夫)

・最初の慰謝料請求時に、後遺症が出ておらず、そのことが予測できなかった場合には、できると思います。でないと十分な慰謝料がとれません。(30代/男性/パートアルバイト)

・後遺症の症状がどれだけ日常生活において影響を与えるかによっては請求可能だと思われる。(20代/女性/専業主婦)

・DVを受けてすぐに後遺症が発覚するとは限らないので、時間をおいた後でも後遺症が出てくれば請求は可能だと思うから。(10代/男性/学生)

アンケートの結果、多くの人が後遺症とDVの関連性を証明できれば、慰謝料の請求は可能と考えていました。例えば殴打による身体への極度の負担が後でめまいや腰痛などを引き起こすこともあるでしょうし、精神的なショックは心に根深いトラウマを残し不眠症や過度な恐怖心を引き起こすこともあるかもしれませんね。
また、日常生活にどれくらいの支障をもたらすかといった度合いで請求も可能という意見もあり、あまりに症状がひどい場合は検討する必要があるのかもしれません。

6-2.因果関係の証明が争点!?請求は難しいという人も2割弱!

「いいえ」と回答した人は18%!できないと考えている人も少なからずいる結果となりました。

・時間が経ってしまえば、時効になりそうだし、DV以外にも原因があるかもしれないから。(20代/男性/学生)

・証拠があれば可能だとは思うが、難しそうだし、DV加害者とそんなに関わるのは現実的じゃないから。(30代/女性/自営業(個人事業主))

・実際に怪我などをしていたらわからないけど、精神的なものだとなかなかむずかしい気がするから。(20代/女性/専業主婦)

・仮に法的に可能だとしても、慰謝料請求する段階で、再び悪夢の生活になると思う。DV過去は、一刻も早く忘れる方向で生きるのが良いと思う。(50代/女性/専業主婦)

できないと回答した人では、どれほど時間が立っているかを問題視する人もいて、因果関係がはっきりしないと難しいと捉えているようです。また、目に見えない精神的なものであれば難しいのではという意見もあり、DVの影響かどうか、それ以外の影響か判定ができるか疑問視している様子もうかがえました。
ほかに、慰謝料を請求することで、また暴力を振るわれた相手と関わることを危惧する声もあり、精神的につらくなることもあるかもしれませんね。

6-3.慰謝料請求は可能だとしても、つらい過去に向き合うことにも…

今回のアンケートで分かったことは、dv後遺症の請求は可能と考えている人がほとんどだったということでした。後遺症がDVによるものと証明できれば可能だという声が多く見受けられました。テレビ、雑誌あるいはネットなどでDVに関する話を見聞きすることも多く、DV男は許せないという感情があるのかも…。
一方、時間経過の問題や因果関係の証明の問題で、請求できないとする人もいたり、再びつらい過去に向き合うことを心配する声もありました。
忘れたいと思う一方で、また思い出すようなことになることも…。慰謝料の請求をするなら、心のケアも同時にできるような環境が大切なのかもしれませんね。
※慰謝料がでるかでないかはケースバイケースで、その金額も異なるため、悩まれている方は弁護士などの専門家に相談してみましょう。なお、DVによる慰謝料の目安はこちらでご確認ください。

まとめ

DVやモラハラは、加害者の性格や人格の問題である。専門家も含め世間一般の認識は、「加害者は自己愛性人格障害」とか「縁を切るのが唯一の解決策」といったものでしょう。しかし、私は実務家として、すでに20年以上前からこういった問題について解決のアドバイスをしてまいりました。そしてそんな経験から、DVもまたモラハラと同じく本質的に解決が可能だと確信しております。

それには、まずはDVやモラハラの原因を知ることが必要です。この理解があってはじめて、私たちは適切な行動ができます。また、以下にご紹介している私の著書を問題解決にお役立ていただければ幸いです。