モラハラの社会的DV!妻の交友関係を制限・監視する夫

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「夫が実家に帰らせてくれません。」

「夫から、もう3カ月以上無視され続けています。」

「夫から監視され続けています。気が滅入って仕方ありません。」

芸能人の離婚問題で注目を浴びたモラハラですが、次のような特徴は広く世に知られたようです。

  • 些細なことですぐにキレて怒鳴る
  • 揚げ足をとるようなコミュニケーション
  • 外面はいいのに、一歩家に足を踏み入れると不機嫌の塊

その一方で、冒頭のような「社会的DV(暴力)」についてご存知の方はあまりいらっしゃらないようです。この社会的DVとは、精神的DVのひとつで肉体的な暴力はともないません。大雑把に、モラハラな人が、パートナーの人間関係を遮断(束縛または監視)する行為のことです。

そんな社会的DV(暴力)について、私がいただいてきた相談から事例を含めてご紹介しましょう。

1.社会的DV(暴力)は精神的DVのひとつ

殴る蹴るなど身体的な暴力をともなわず、相手を精神的に追い詰める行為を精神的DVと呼び、大きく次の3つに分けられます。

  1. 精神的DV
  2. 経済的DV
  3. 社会的DV

念のために、カンタンにですが確認しておきましょう。

1-1.精神的DV

いわゆる広く知られたモラハラ行為のことです。

  • 些細なことでキレる
  • すぐに怒鳴る
  • 鬼面
  • 学歴などをバカにする

詳しくは別記事「心が傷つく言葉の暴力!モラハラと精神的dvの違いとは?」をご覧ください。

1-2.経済的DV

文字通り、お金を制限するモラハラ行為のことです。

  • 生活費をわたさない
  • 生活費を制限する:レシートなどを確認し、認めた分しかお金をくれない

自分はブランド物のスーツを着ているのに、妻が服を買うと「返品してこい!」といった類の経済的DVもあります。詳しくは「経済的DV!生活費をくれないモラハラ夫への対策とは?」をご覧ください。

1-3.社会的DV

人間関係を制限するのが社会的DV。私がいただいてきた相談では、大きく次のようなものがありました。

  1. 無視
  2. 監視
  3. 束縛

それでは、ひとつひとつ確認していきましょう。

2.無視

夫が妻を無視する。逆に、妻が夫を無視するケースもありますが、どちらかというと妻が夫を無視するケースの方が、明らかに感情が入り混じった無視をするように感じています。

2-1.夫が妻を無視するケース

「モラハラな夫はすでに3か月以上、私を完全に無視しています。家に帰ると何の問題もないかのように子供たちに振る舞うのが許せません。」

「旦那が『疲れて家に帰るんだから静かにしてくれ!』と言って、その都度、私を無視をします。1週間で終わることもあれば、2~3週間続くこともあります。最長は3か月でした。話しかけても無視するので、『なぜ無視をするの!』と泣きながら怒ったら『そういうのが嫌なんだ!』とすごい形相で睨まれました。その後は怖くなって必要最低限のことを話ていて、たまに返事をしてくれることもありますが、旦那から話しかけてくることはありません。」

「もう2年くらい家庭内別居のような状態で、ずっと旦那から無視され続けています。なぜ無視されるのかわからないので理由を聞いても、『ほっといてくれ!』と言われるだけです。」

このように、夫が妻を無視するケースは妻の存在をスルーしている傾向が強いようです。

2-2.妻が夫を無視するケース

「5才と3才の子供がいますが、休日ゆっくり寝ていて子供の面倒を見ないと、妻が露骨に不機嫌になり私を無視します。それ以外にも、何かスイッチが入るとものすごい目つきで私を睨みつけて無視がはじまります。最近は無視され続ける時間がどんどん長くなってきていて、家に居場所がないので終電近くまで帰らない毎日が続いています。」

「些細なことで妻が私を無視します。例えば、両親が訪ねてきたときは帰った後、『連絡もせずに来た!』と怒り出して無視。一緒に外出したときに妻が気に入った服が5万円だったのですが、それを見たら『給料が安い!』と怒り出して無視。一度無視がはじまると最低1週間は続きます。機嫌が良いことのほうがマレなので…、もう離婚したほうがいいでしょうか?」

このように、妻が夫を無視するケースでは、明らかに怒りの感情が入り混じるケースがほとんどのようです。

3.監視

一口に監視と言っても、私がいただいた相談では大きくふたつの傾向がありました。

  • 監禁に近い監視
  • 外出はできるが行動を制限する監視

どんな社会的DVなのかご紹介します。

3-1.監禁に近い監視

「農家に嫁いで20年。それ以来、ずっと監視されているような生活です。出産のときもふくめ、一度も実家に帰らせてもらえません。買い物に出かけるときは、必ず主人がついてきます。畑で草むしりをしていると、家の窓から主人の視線を感じます。一度だけそれを見たことがあるのですが、なんとも言えない目つきをしていて…。それ以来、視線を感じても見て見ぬふりをしています。」

「主人は医者です。そう聞くと、ほとんどの人は羨ましいと思うのかもしれませんが、私の結婚生活は地獄でした。同じ空間にいれば、些細なことでいつまでも怒鳴り散らします。そのため、私はストレス性の胃潰瘍になりました。主人は消化器科の医師なのに。怒鳴り散らす一方で、外出はひどく制限されます。

勤務医の主人は、転勤のたびに病院のすぐ近くに住居を構え、必ず昼食も食べに帰ります。外出はできますが、スーパーなど必要最低限の外出しか許されません。幸い、主」は学会には泊りがけで行きますので、そこが唯一の息抜きです。ですが、暇さえあれば電話がかかってきます。万一、そのときに電話にでれなければたいへんなことになりますから、息抜きとは言っても返って外出はできなくなります。こんな生活が、すでに21年続いています。」

外出を制限し、自分の管理下に妻を置く。これは、監視という社会的DVですが、言い換えれば極度の「ヤキモチ焼き」が監視という行動として現れているのだと考えられます。

3-2.外出はできるが行動を制限する監視

5~6年前までは次のような相談が多々ありました。

「主人は1日に100通くらいメールを送ってきます。仕事中でもお構いなしで、すぐに返信しないと携帯に電話がかかります。それも出ないと、会社に電話をかけてきます。それもヒドイ態度でかけてきますので、同僚に白い目で見られます。とくに困るのが、会社かけてきたとき、その電話に出たのが男性だったとき。

私がすぐに電話を替わることができたときは、『今の男とどこにいるんだ!』とか『二人でいるんじゃないだろうな~』となります。逆に、私がお客様と話をしていて電話にでれないと、『なぜ電話にださない!女房となにかしてるんじゃないだろうな~』と、真昼間からわけのわからないことでその男性に絡みます。

そんな主人ですから、メールの内容もおおよそ想像がつくと思います。

  • どこにいるんだ!
  • 誰といるんだ!
  • 男といるんじゃないだろうな!

こちらもまた、ヤキモチがひどい故にこういった監視行動にでることになります。また、ここ3年位前からはメールがLINEに取って代わったことは言うまでもありませんん。

4.束縛

人間関係を制限する社会的DVでは、次のふたつがあります。

  • 家族との関係を制限する
  • 友達との関係を制限する

私の経験では次のような傾向が強いと感じています。

  • 家族も友達も会わせない:多数
  • 家族はOKだが、友達とはダメ:多数
  • 友達はOkだが、家族はダメ:少数

ここでは、家族と友達それぞれの制限についてご紹介します。

4-1.家族との関係を制限する

兄弟姉妹や母親との外出はもちろん、実家に帰らせてくれないという社会的DVも少なくありません。

「実家にかえらせてくれません。理由は、『俺が毎日のように残業して働いているのに、旦那をほっておいて自分は子供とのんびり骨休めか!』」だそうです。祖母の法事も『時間の無駄だ!』と帰らせてもらえませんでした。」

「夫は実家の話がでると目の色を変えて怒り出します。もちろん、母や姉との外出も露骨に不機嫌になるので、帰ってからのモラハラが怖くてあきらめました。」

「外出はたとえ母や兄弟でも許されません。家に来るのは辛うじて大丈夫なのですが、正直、訳を話してもうこないようにしてもらいました。家族が遊びにくると、旦那も愛想よく接してくれたのですが、帰るたびにその後に大荒れになりたいへんな思いをしました。」

このように、妻とその実家の家族との接点を断ち切るような社会的DVもあります。なかには実家に帰るのはOKだけど、泊まるのはダメ。家族との外出は大丈夫だが、家に行くのは嫌がるなど、程度の差はモラハラ夫により違ってきます。

4-2.友達との関係を制限する

「旦那がひとりで外出させてくれません。すでに子供たちも高校生ですから、ひとりで留守番など当然できます。しかし、子供がいても必ず旦那がついてきます。洋服を買う時もついてきて、『誰と会うときそれを着るんだ?』と不機嫌になります。スーパーの買い物までついてきて、ひとりで買い物に行くとまた不機嫌になります。そんな旦那ですから、私が友達と外出することを許しません。そのため、友達の結婚式の出席もすべて断りました。」

「主人の束縛が強くて困っています。主に外出させてもらえないことで悩んでおり、友達と自由に会うことができません。なぜダメなのか?理由をきいてもダメの一点張りです。もちろん、私は浮気をしたこともありませんし、結婚してから男性と外で会ったという事実も一切ありません。しかし、外出をしようとすると主人はひどく不機嫌になります。かと言って、主人と一緒の外出などちっとも楽しくないので逆にしたくありません。」

このように、やたらと束縛が強いモラハラ夫も少なくありません。

5.なぜ、モラハラ夫は社会的DVをしてしまうのか?

  • 監禁
  • 監視
  • 束縛

こういった行為は、言い換えれば「独占欲」と「猜疑心が強い」と言えます。つまり、社会的DVをするモラハラ夫は奥さんを好きなのは間違いないでしょう。一方で、奥さんを信じることができません。その原因は、「はじめから不機嫌」だからです。

モラハラの原因」でご紹介しているように、モラハラ加害者の脳は〝はじめから″不機嫌です。不機嫌という脳内物質がはじめから脳内で大量に居座るため、そこに情報が上書きされ、本人もカン違いをしていると気づかないままに不機嫌に振る舞います。この社会的DVのケースでは…

  1. 脳内に不機嫌(アドレナリン:不安、ノルアドレナリン:イライラ)物質が大量に居座る
  2. そこに奥さんが外出するという情報が飛び込む
  3. 不機嫌にその情報が上書きされ、その情報が海馬を刺激
  4. 海馬が、奥さんが外出することで起こりうる不安要素を呼び覚ます
  5. 浮気など、ヤキモチを焼くことになる
  6. 本人もそれがカン違いと気づかないまま不機嫌になる

こんな情報の流れが脳内でおきることになります。

まとめ

監禁や監視、束縛といった社会的DVについてご紹介しましたが、こういった問題もまた、私は解決が可能であると確信しております。ただし、正しい知識をもたねば適切な対処もできません。以下に、私が書いたモラハラ解決のための小冊子をご紹介しておりますので、お悩みの方は問題解決のためにお役立てください

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