強迫性障害は克服できる!正しく知りたい強迫性障害の原因まとめ

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強迫性障害 原因

「家の戸締まりと、ガスの元栓が閉まっているのかが気になってしまい、確認してから仕事に出かけてもそれでも気になってしまい、何度も家に帰ってしまいます。」と相談にいらっしゃったのが28歳の女性です。

出かける前にガスの元栓、戸締まりの確認を何度もしているのにもかかわらず気になってしまい、出かけては家に帰って確認する事を繰り返していました。自分が異常な行動をしているという意識もあるのに、それを直すことが出来ない。辛い。というお話でした。

このように、強い不安によって生活に支障をきたしている症状を、強迫性障害といいます。この強迫性障害の症状には2つあり、頭から離れない考えを「強迫観念」、この「強迫観念」から生まれた不安にかきたられて行う行為のことを「脅迫行為」といいます。

1.強迫性障害の原因

強迫性障害の不安感は性格的なものはあまり関係ありません。それよりも、脳内の神経伝達物質の機能異常と推定されています。私はその中でも、ノルアドレナリン、ドーパミンといった脳の感情物質のバランス異常によっておこると考えています。

この脳の興奮バランスが崩れる原因として「脳の栄養不足」と「体調不良」と考えています。なぜ、この2つなのか詳細をお読み下さい。

1-1.脳の栄養不足

強迫性障害の方たちは、常に強い不安を感じて生活をしています。これは不安を感じるノルアドレナリンという感情物質(興奮の感情物質)が過剰に出ているからです。

そもそも、私達の「嬉しい、楽しい」といった感情は、脳の中で興奮、抑制(リラックス)、調整という3つの感情物質のバランスがとれている時に出来るものです。

しかし、脳の栄養が不足することで感情を作っているこの3つの感情物質のバランスが崩れ、興奮物質だけが作られるようになります。

脳の栄養不足は人間の生死にかかわる危機的な状況です。その危機的な状況というストレスに対抗するために、興奮感情物質がさらに分泌されることになります。

 興奮物質は、バランスがとれている時と、バランスが崩れてしまった時とでは感情への働きが変わってしまいます。

バランスがとれている正常な時は、アドレナリンは身体を動かす活力、ノルアドレナリンはやる気・意欲、ドーパミンは動機・学習に関わっています。しかし、このバランスが崩れるとアドレナリンは怒り・イライラ。ノルアドレナリンは不安・緊張・恐怖。ドーパミンはこだわり・依存という感情に変わります。

この結果、脳内からは何をしても「不」の要素しか生まれません。この繰り返しなのです。当然、通常の人とは違い、ちょっとしたことで不安や焦りが生じます。これが、強迫性障害の根本的な原因です。

また実際に強迫性障害の方は、胃腸が弱くて栄養が十分にとれていない、または食事の量が少ない方、そして偏食で栄養バランスが悪い人達が多いです。

1-2.体調不良

栄養が不足していることで脳のバランスが取れず、またそれにより興奮物質が通常より出過ぎることで、身体は常に緊張状態になります。

この長年の緊張状態によって様々な体調不良がうまれます。

例えば、ちょっとした寝不足で身体がダルいだけでも私たちの身体にはストレスがたまりるのです。

強迫性障害の方たちの多くは

・そわそわと落ち着かない、緊張してしまう、過敏になってしまう
・疲れやすい
・倦怠感
・動悸・息切れ
・めまい・ふらつき感
・集中できない、心が空白になってしまう
・刺激に対して過敏に反応してしまう
・頭痛や肩こりなど筋肉が緊張している
・眠れない又は熟睡した感じがない

といった原因不明の体調不良をもっています。 

さまざまな体調不良がおこる事で身体はさらにストレスがかかります。 

このストレスに対抗するため、さらに身体からアドレナリン(怒り、イライラ)、ノルアドレナリン(不安、恐怖、緊張)、ドーパミン(こだわり、依存症)が分泌されます。これによって不安感、緊張感を感じるようになります。

脳の栄養不足→脳の興奮物質の放出→体調不良(ストレス)→脳の興奮物質の放出

と、負の連鎖になってしまうのが強迫性障害です。

病院で脳の興奮物質を抑える安定剤などを服用しても、なかなか改善しないのはこの体調不良のためと考えられます。ストレスがかかると悪化する理由が個々にあります。

2.強迫性障害の対策

強迫性障害の原因である「脳の栄養不足」と「体調不良」を改善することが一番大事なこととなります。

 2-1.脳に栄養を十分与える

脳が十分に働くためには、脳にある感情物質の働きが重要です。この感情物質には興奮感情物質と抑制(リラックス)感情物質、そしてこの2つの感情物質を状況に応じてバランスをとってくれる調整感情物質があります。

この感情物質の原料は、アミノ酸、ビタミン、ミネラルです。この原料が不足することで、脳の働きは興奮に傾いてしまいます。そのため、食事内容には気をつけなくてはいけません。

 私がおすすめしているのは、和食を中心とした食事です。和食は味噌などの発酵品が多く、これらにはアミノ酸が多く含まれているからです。ただし、強迫性障害が出ている方の場合は、食事だけでの栄養では足りません。幅広くサプリメントで栄養をとる必要があります。なお、サプリメントは、こういった考え方を理解している医師や薬剤師などの専門家に相談して購入されることをおすすめします。

 2-2.体調不良を改善する

強迫性障害の方たちの多くは、体調不良を感じながら生活をしています。その体調不良は病院などで検査をしても原因不明もしくは、ストレス、自律神経の乱れといった判断で、その体調不良を改善する方法はありません。 

多くの患者さんとの経験で、この体調不良を改善しないと患者さんたちの不安感はなくなりません。この体調不良を改善するために私は漢方薬を使っています。ただし、漢方薬の選び方は症状よりも体質に合わせることが重要だと私は考えています。 

少なくとも上記の事を踏まえた上で漢方薬を選んでくれる医師、薬剤師に相談されるのをおすすめします。

3.まとめ

強迫性障害は、自分でもつまらないことだとわかっていても、そのことが頭から離れない、わかっていながら何度も同じ確認をくりかえしてしまうことで、日常生活にも影響が出てきます。

また強迫性障害は性格の問題だと考えて、日常の不便さを我慢している人が多いと考えられています。そして、この障害はなかなか家族や友人からも理解されることが難しいのも現実です。

「脳の栄養不足」と「体調不良」のキーワードは強迫性障害の方でしたら、ほとんどの方に心当たりがあることでしょう。この2つのキーワードを改善することが強迫性障害を克服する鍵だと考えています。

本サイトは私の実務経験に基づいた考察をご紹介しています。また、解説する病気の症状は典型的なものを紹介しています。記載された症状がその病気をもつすべての方に当てはまるわけではありません。治療法その他についても、あくまでも自分でできうる対処と医療における代表的なもののみを掲載しており、治療法すべてを網羅するものではありません。病気の診断および治療に関しては、必ず医師による説明を受けるようにしてください。

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