強迫性障害は克服出来る!3つの事例から考える強迫性障害

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強迫性障害 克服

「自分でも潔癖症という自覚はありました。しかし、近頃は人と話をしていると相手のツバがこちらに飛んで来るのではないか?相手がウイルス感染していて自分に感染ってしまうのではないか?と考えてしまい人と話すのも嫌になってきました」

そう相談にいらっしゃったのが30代の男性でした。

このように強い不安によって生活に支障をきたいしている症状を、強迫性障害といいます。強迫性障害は、自分でもつまらないことだとわかっていても、そのことが頭から離れない、わかっていながら何度も同じ確認をくりかえしてしまうことで、日常生活にも影響が出てきます。意志に反して頭に浮かんでしまって払いのけられない考えを「強迫観念」、ある行為をしないでいられないことを「強迫行為」といいます。

私は20年以上、不安神経症といった精神的な病に悩まれている方の相談を受けてきました。

私の指導のもと、多くの方がこれらを解決することが出来ました。今回ご紹介する記事で、強迫性障害に悩まれている方が少しでも前向きに問題可決に取り組んでいただけたら幸いです。

 1.強迫性障害を克服した3つのケース

強迫性障害は気持ちの問題だと勘違いする方が多く見られます。「心配症」といった言葉で終わらせてしまう場合もあります。しかし、日常生活がままならないようでしたら改善することが重要です。

今回のケースをご覧になって、自分の症状と照らし合わせる事をおすすめします。

1-1.ガスの元栓、戸締まりしてあるか心配で、外出が困難になってしまった女性

Aさん(20代女性)は一人暮らしを始めたのが4月だったそうです。人からは心配性とは言われていたそうです。

しかし、秋頃から仕事に出かけても家の「ガスの元栓」「家の戸締まり」がちゃんと出来ているのか心配になってしまい、何度も家を出る。家に戻る。を繰り返すようになってしまいました。

「ガスの元栓は閉めたはず」「戸締まりはやったはず」そう思っていても、確認せずにはいられない。仕事も遅刻するようになり、困ってしまい、インタネットで検索し私の店で相談することにしたそうです。

Aさんは一人暮らしになってから、仕事で疲れたといった理由で食事は「コンビニ」がメインになってしまいました。そこで出来るだけ実家にいる時と同じような食事をするように指導しました。

また、Aさんは強迫性障害による自分の異常行動でストレスが強く、いつも緊張していて手のひらに汗をかいていました。そこで漢方薬を服用していただきました。行動に関しては携帯の動画で自分が出かける前に「ガスの元栓」「戸締まり」の様子を録ってもらい、自分が気になった時だけ確認するようにしてもらいました。

1ヶ月経った時にAさんから、「ガスの元栓」「戸締まり」を毎日録画しているが、この頃はその録画を見ることが少なくなってきた。とのことでしたので、それでは録画するのをやめてみたら?と指導ししばらく様子をみるということにしました。

そして3ヶ月後には、今までの異常行動が全くなくなった。とのことで、Aさんの強迫性障害は改善されました。2年たった今でも私のところでサプリを買っていますが、強迫性障害の症状は全く出ていません。

1-2.セシウムが怖いという母親

予約をしてご来店されたSさん(30代女性)。「東日本大震災の時からセシウムが怖くて、家の窓を開けるのも怖い。野菜も何度も洗ってしまう。手洗いも何度も。子供がセシウムにやられてしまったらどうしようと思い、もっと遠いところに引っ越しをしたい。しかし、主人が怒ってしまい。どうすればいいのかわからない。」と泣いて話をしてきました。

Sさんは、震災時は静岡に住んでいましたが、テレビで「放射能の問題」を繰り返し見ていることで段々と恐怖感を感じるようになり、今のような状態になったとのことでした。ご来店された時は震災後3年目の春でした。

Sさんに震災前と震災後の体調に変化があったのか聞いてみました。すると、震災前にはなかった、「頭重」「食欲不振」「倦怠感」「ソワソワ落ち着かない」といった、体調不良が多々ありました。

本人も震災後にストレスを急に感じるようになったとの事でした。そこで、この体調不良を漢方薬で改善すること。そして栄養をとることが今の状態を楽にする。というお話をし、了承後服用していただきました。

結果、1ヶ月程度で「頭重感」「倦怠感」「ソワソワ落ち着かない」といった症状は緩和され、セシウムに関しての過敏は少しずつ改善されている気がするというお話をいただきました。

半年後には、強迫性障害はなくなりました。

今年で震災4年目を過ぎましたが、Sさんは症状をぶり返すこと無く元気です。

1-3.食べている姿がおかしいのではないか?

娘が「自分の食べている姿がおかしい。人前で食事をとることが出来ない。」と言っていると親御さんと一緒に相談にいらしたのがTさんです。高校1年生でした。学校にお弁当を持って行っても、人前で食べることが出来ない。といって全く食べなくなったそうです。

色々聞いてみると、自分の食べている姿がおかしいのではないかと思うようになったのは、9月くらいの事だそうです。友達に「口にご飯が付いている」と言われて、恥ずかしかった。それから段々と食事をとっていておかしくないか気になって行ったそうです。

そして、全く人前で食事がとれなくなったのが12月。何がきっかけだったのかわからないけど、人前で食べることで緊張する。自分の食べる姿はおかしい。と思うようになったとのことでした。

Tさんは子供の時から恥ずかしがり屋だったそうですが、ここまで不安が高いのはおかしいと自分でも自覚して治したい。ということでした。

Tさんはとても真面目で、勉強を遅くまでやっていて慢性寝不足状態でした。頭重感、肩こり、慢性疲労とあり、まずは最低7時間は寝るようにしてもらいました。その他、漢方薬、サプリで疲れ、頭重、肩こり等を改善するようにしていきました。 

相談に来て1ヶ月程度で「いままで勉強していても効率が悪かったのが、良くなった」と違う方向で体調は改善されていきました。

そして、人前で飲み物をとっても「なんとなく、平気かな?」と思ったらやってみて、と伝えたところ、2ヶ月目には人まで飲み物をとっていても気にならなくなり、3ヶ月たつと人前で食事がとれるようになりました。

今は高校3年で受験生ですが、睡眠不足だけは気をつけてもらっています。もちろん強迫性障害も出ていません。 

2.強迫性障害の原因

強迫性障害は不安感、こだわりが強くでる精神疾患です。この不安感、こだわりの原因として、脳内感情物質である、ノルアドレナリンとドーパミンが関係していると考えられます。

そして、この2つの感情物質が普段より多く分泌されるからこそ、強迫性障害になると考えます。

そして、この2つの感情物質が普段よりおおく分泌される原因は、私は「脳の栄養不足」と「体調不良」の2つにあると考えています。それでは何故、この2つが原因と考えているのかをお話したいと思います。

更に詳しいことは強迫性障害は克服できる!正しく知りたい強迫性障害の原因まとめをお読み下さい。 

2-1.脳の栄養不足

私たちの身体は食べたものから作られています。これは誰もが知っている事です。しかし、感情も食べたものから作られている。という事をほとんどの方は意識をしていません。

食事によって私達の「嬉しい、楽しい」といった感情が作られます。そしてそれは、脳の中で興奮、抑制(リラックス)、調整という3つの感情物質のバランスがとれている時に出来るものです。

しかし、脳の栄養が不足することで3つの感情物質のバランスが崩れてきます。まず一番初めに作られなくなるのが、調整感情物質と抑制感情物質です。興奮感情物質が最後まで作られるのは、動物の本能として動けなくなれば死んでしまう為、最後まで作られます。

興奮感情物質にはノルアドレナリン(不安・緊張・恐怖)ドーパミン(こだわり・依存)という作用があります。

栄養が不足することでこの2つの興奮物質の不安・こだわり・依存といった作用が強迫性障害の症状が出ると考えています。

2-2体調不良

栄養が不足していることで脳の感情物質のバランスが崩れます。すると脳は興奮し、それによって身体は緊張状態となります。この緊張により様々な体調不良がうまれます。

実際に強迫性障害の方たちは

・そわそわと落ち着かない、緊張してしまう、過敏になってしまう
・疲れやすい
・倦怠感
・動悸・息切れ
・めまい
・ふらつき感
・集中できない、心が空白になってしまう
・刺激に対して過敏に反応してしまう
・頭痛や肩こりなど筋肉が緊張している
・眠れない又は熟睡した感じがない

といった原因不明の体調不良をもっています。 

私たちは寝不足でもストレスを感じます。それが寝不足だけでなく他の体調不良があったとしたらストレスは相当かかるようになります。

このストレスに対抗するために、身体からノルアドレナリン、ドーパミンが分泌され強迫性障害になると考えられます。

 3.強迫性障害を改善する対策

強迫性障害の患者さんたちを改善するためには、原因である「脳の栄養不足」「体調不良」を改善することが一番大事なこととなります。

また、不規則な生活なども改善することが大事になります。 

3-1.脳に栄養を十分与える

強迫性障害の方に共通していることは「胃腸の働きが低下している」「食欲がない」ということです。そのためか、朝はパン、昼はおにぎりや麺といった炭水化物などの軽い食事で済ませている方も多く見られます。これでは栄養が足りているはずもありません。

29才の主婦「初めは自分でもきれい好きと自覚していました。しかし、この1年は消毒用のウエットティッシュで拭いてからでないと、家の中の物も触れなくなってしまった」と相談にMさんがご来店されました。

自分でもこの行為が異常だと感じている。そしてこの異常行為もストレスと感じていました。ストレスは常に感じていて食欲はあまりないとのことでした。そのため朝は食事抜き、昼はおにぎりを1個、麺といった簡単で少食の食事内容でした。

このような食事になってしまった時期を聞いてみると「1年ほど前に仕事の人間関係でストレスを感じるようになって食欲がなくなり、このような食事になってしまった」とのことでした。 

脳を正常に働かせるために必要な栄養素は、アミノ酸・ビタミン・ミネラルです。これらの栄養がなくては脳はまともに働きません。この栄養をとるためにおすすめするのが、和食です。和食は色々な食材を一緒に調理するものが多いという理由です。

また、胃腸が弱っていてあまりにも食欲がない方には無理にバランスよく食べようとしないで下さいとお願いしています。

私は患者さんたちには、この食事を続けていただいた上で、さらにサプリメントで栄養を補っていただいています。コップに水を入れても、それが溢れだすまで水はこぼれません。長年にわたる栄養不足の影響は、ある瞬間に強迫性障害としてあらわれます。私は、そういったことの積み重ねが体に大きなダメージを与えていると考えています。

3-2.体調不良を改善する

パニック障害の患者さんたちは多くの体調不良をかかえています。この体調不良は、病院で検査をしても何が問題なのかがわからないものがほとんどです。

このような体調不良を漢方では不定愁訴といいます。この不定愁訴を改善するには漢方薬が一番適しています。

漢方薬は症状よりも体質に合わせることの方が重要と言われています。例えば胃腸虚弱に効果のある漢方薬といっても様々な種類の漢方薬が存在します。同じ胃腸虚弱でも、むくみの症状がある人と、ない人だけでも漢方薬は変わってきてしまいます。

漢方薬も薬ですので、効能効果が西洋薬と同じようにうたわれていますが、効能効果で服用することにより悪化することもあるのが漢方薬です。

私が漢方薬を選ぶためにしていることは、

◯望診 患者の顔色、肌の状態、動作、舌の状態を診る
◯聞診 しゃべり方、口臭、体臭
◯問診 患者さんの話、訴えを聞く
◯切診 脈、腹部の状態、その他身体の状態を触診(薬剤師は患者さんの身体をさわれないのでご本人にやってもらいます)

の4つです。

上記4つから得られた情報から、その患者さんに最も適した漢方薬を処方しています。少なくとも上記の事を踏まえた上で選んでくれる医師、薬剤師等に相談されるのをおすすめします 

3-3睡眠をとる

睡眠は当たり前の事ですが、とても重要です。睡眠とは、免疫力や自己治癒能力を高めるために必要なことは誰もが知っていることです。

しかし、ストレスが溜まってくると、身体の緊張やアドレナリン(不安・恐怖)、ノルアドレナリン(怒り・イライラ)によりなかなか眠れなくなったり眠りが浅くなったりします。そのため、早くフトンに入っても寝付けず朝起きるのが辛くなります。つまり、十分に睡眠がとれません。

また、「仕事が忙しい」「勉強をしなくては」と自分で睡眠不足になることでストレスがたまり、身体が緊張しなかなか眠れなくなり、眠りも浅くなる人もいます。

まずはちゃんとした睡眠をとることです。そして、もう眠りが浅い、熟睡感がとれなくなってしまっているならば十分な栄養をとることです。そして体調不良を改善すること。

これらのアプローチにより緊張がほぐれると、自然と少しずつですが眠ることができるようになります。

 4.強迫性障害のQ&A

ここでは強迫性障害の患者さんからよくある質問に関して紹介していきたいと思います。

Q1.強迫性障害は治るのでしょうか?

A.強迫性障害は治ります。しかし、原因が人によって様々です。体質の問題。生活習慣の問題などがあります。そしてそれらが原因で再発することもあります。

Q2.強迫性障害の人に対してどうやって接すればいいのでしょうか?

A.「潔癖症の高校生の子供が、暇さえあれば手洗いをしていて、私はそれに対してイライラして思わず一言言ってしまいます。」というお母さんがいらっしゃいました。

高校生の子供さん本人も自分の行動が異常であることを自覚しています。その行動を家族や友人が非難をしたらどうでしょうか?それこそ自分自身をますます責めてしまい、悪化させてしまうこともあります。

私は今までの経験から言いますと「見守る」事が一番大事だと考えています。自分の食べている姿が汚いのではないか、異常ではないかと思い込んでいる女性(20代)の方がいました。その方は周りから「食べている姿が変ではないよ」と言われても全くそう思えず、逆に言われることで、人前で食べることが出来なくなってしまっていました。

このように、自分の異常行動を意識しているからこそ、何を言われてもかえってその行為を異常だと思い悪化してしまう事が多いと思えます。

家族や友人は身近にいるからこそ、「なんとかしてあげたい」という気持ちが出てきます。しかし、何かを助言すればするほど本人は異常思考や異常行為を意識してしまい、悪化する事になります。 

Q3.病院の薬と漢方薬の違いは何でしょうか?

A.病院の薬と漢方薬の違いは、「傾きかけている不安定な家」に、例えることができます。

家をとにかく崩さないように、つっかえ棒や周りを補強して維持しようとするのが病院の薬。

傾きを根本的にどうしたら良いかの原因を考え、土台を修理するのが、漢方薬だとお考えいただければいいでしょう。

強迫性障害の患者さんたちは、不安、こだわり、依存といった脳の感情物質が強く出ています。これを抑えこむのが病院の薬です。そして、この感情物質の働きを正常に戻すために体質改善をするのが漢方薬です。

 5.まとめ

強迫性障害は性格の問題ではありません。そのため、本人はとても苦しんでいます。その異常行動を患者さんだけでなく、それをサポートする人すべてが認識しなくてはいけない問題です。

強迫性障害を克服するために必要なことは、私はその原因である「脳の栄養不足」と「体調不良」を改善することが重要だと考えています。

強迫性障害を克服するために、色々な方法を試してきて挫折した人ほどこの方法を実践してもらいたいと考えています。その際は、私の記事を理解した上で指導してくれる、医師・薬剤師をお探し下さい。

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