更年期障害の頭痛・吐き気に対処する方法は

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「ここ数ヶ月頭痛が酷くて吐き気もあります。」と相談にいらっしゃったのが40代後半の女性Sさんです。

 Sさんは更年期障害の典型的な、のぼせ・ほてり・倦怠感・冷え・頭痛・イライラといった症状を持っていました。

 今回は、更年期障害の症状の中で体調的に一番酷くなりやすい頭痛と吐き気についてお話しします。

 1.更年期障害の頭痛の原因

更年期障害の原因は女性ホルモンの減少によるものだと考えられています。そして、女性ホルモンが不足してしまっていても、脳からの司令でホルモンを分泌させようと働き続けます。その結果、身体が過労状態となり自律神経の働きが悪化してしまいます。この自律神経の働きが悪化することが頭痛の原因と考えられます。

 1-1.緊張性頭痛

自律神経の働きが悪化することでリラックスする副交感神経の働きよりも、興奮する交感神経の働きが優位になることが多くなります。これはバランスが崩れることでストレスを感じるようになり、アドレナリンやノルアドレナリンといった興奮物質が出やすくなるためです。

それによって身体は緊張するようになり、頭部の筋肉が過度に緊張するために頭を周りからぎゅっと締めつけられるような痛みや、頭がずっしりと重く感じるようになります。

1-2.偏頭痛

偏頭痛は、脈拍にあわせズキンズキンと痛むのが特徴です。階段の昇り降りや、激しい運動のあと、緊張がとけてほっとしたときなどに痛くなったり、太陽の光や音で痛みがひどくなったりします。脳血管の収縮と拡張で引き起こされると考えられています。

血管の収縮と拡張は自律神経の働きによって行われます。交感神経の働きが活発になれば血管は収縮します。そして副交感神経の働きが活発になれば血管は拡張します。

そして、この2つの自律神経の働きが低下している人ほど偏頭痛がおこりやすいのは事実です。自律神経のバランスが崩れ血管の拡張と収縮が極端になることでおこるのではないかと私は考えています。

参考 頭痛|身体面の症状|症状から知る|こころの病気を知る|メンタルヘルス|厚生労働省

2.更年期障害の吐き気の原因

東洋医学の考え方から吐き気の原因は、胃の働きが低下している事と、過剰な水分により胃腸が弱っていると考えられます。

2-1.胃腸の働きの低下

自律神経の働きが乱れると、交感神経の働きが優位になりがちになります。交感神経は、危険からの逃走に備えていざという時に素早い動きが出来るように筋肉や脳へ積極的に血液をまわし、その分消化器官への血流を止めて消化器官の活動は低下させます。

しかし、強いストレスがかかると身体は胃腸の内容物を輩出して身軽になり、危険に備えようとするため、胃腸を急激に動かすことになります。これが吐き気の原因となります。

胃腸の働きが通常通り動いていれば問題ないことが、自律神経の働きが低下することで急激に胃腸が動くことで吐き気となります。

2-2.水毒

東洋医学の考え方から、体内を循環しているはずの水がうまく流れずに止まっている。あるいはあるところに留まっている事を水毒と言います。

水毒はむくみ・下痢・頭痛といった症状が出ますが、吐き気やめまいもよく見られる症状となります。

空腹時に仰向けに寝そべって、胃からおへそあたりを軽く叩いて、ポチャポチャと水の音がする場合は水毒と判断できます。

3.更年期障害の頭痛と吐き気の対処法

更年期障害によっておこる頭痛と吐き気は自律神経のバランスが崩れることで発生しています。そのため、自律神経の働きを正常に戻すことが重要です。病院での治療では、頭痛薬や吐き気止めでの対応となっているようです。

頭痛や吐き気はの症状はなかなか改善しませんので生活に支障を感じているようでしたら根本治療をおすすめします。今回オススメする2つはどちらが良いというものはないと思います。片方の方法でうまくいかなかったらもう片方の方法をやる、もしくは2つの方法を併用することも視野に入れる事をオススメします。

3-1.ホルモン補充療法

更年期障害の原因であるエストロゲンの急激な低下に対して、必要最低限のホルモンを補充する治療法です。ホルモンを補充することにより、その急激な変化をゆるやかにすることができ、閉経したあとのホルモン環境に体を適合させていくサポートをするための療法になります。

副作用は体が治療に慣れてくる1~2ヶ月程度で治まるものがほとんだと言われています。代表的な副作用としては、不正出血・乳房のハリ・下腹部の痛みなどがあります。

参考 【医師監修】更年期障害のホルモン補充療法の効果や種類、副作用とは | ヘルスケア大学 

3-2.漢方薬

更年期障害の症状は病院で検査をしてもはっきりとした原因が見つからないものがほとんどです。そのため、漢方薬での治療が最適だと私は考えています。

漢方薬は更年期障害という病名から選ぶのではなく、症状や体質から選びます。

私が漢方薬を選ぶ際には

◯望診 患者の顔色、肌の状態、動作、舌の状態を診る

◯聞診 しゃべり方、口臭、体臭

◯問診 患者さんの話、訴えを聞く

◯切診 脈、腹部の状態、その他身体の状態を触診(薬剤師は患者さんの身体をさわれないのでご本人にやってもらいます)

の4つです。

上記4つから得られた情報から、その患者さんに最も適した漢方薬を処方しています。そのため、漢方薬を選ぶだけでも20~30分近くはかかります。少なくとも、上記の事を踏まえた上で選んでくれる、医師や薬剤師等に相談されるのをおすすめします。

4.まとめ

更年期障害の頭痛・吐き気の原因は女性ホルモンの働きが低下したことで、自律神経のバランスが崩れたものだと考えられます。 

その根本的な治療方法としては、ホルモン補充療法と漢方薬の2つが考えられます。ご自身の体にあった治療方法を選ぶことが必要です。

 

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