急な気分の落ち込みはなぜ起こる?更年期障害にならないための対策方法

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「頭痛・首肩こり・だるい・耳鳴り・胸がギューと苦しくなる・胸のざわざわ感・腰痛・時々不安感があります」とご来店になったのは40代半ばの女性(Sさん)です。

 2ヶ月ほど前から冒頭のような症状が出始めて、更年期障害なの?と思い、相談にいらっしゃいました。

 更年期障害の症状は、患者さん本人だけにしか感じられない体調不良がほとんどです。そのため、自分自身が更年期障害なのかを判断するのかが、難しいといえます。

 今回はあなた自身が更年期障害なのかどうかを正しく認識し、更年期障害を改善するための対策方法についてご紹介いたします。

1.更年期障害チェック

更年期障害の症状は自律神経失調症と同様な症状があらわれます。

・顔が突然ほてることがある
・暑くないのに汗がでる
・手足が冷えやすい、または腰から下が冷えやすい
・理由がないのに、動悸や息切れを感じやすい
・寝つきが悪い、または眠りが浅い
・すぐイライラしたり、怒りやすくなることがある
・気分が落ち込んだり、不安になったり、憂鬱で何もする気になれないことがある
・頭痛を感じたり、めまいや耳鳴りがある
・疲れやすさや、体の重だるさを感じる
・肩こりや腰痛、手足の痛みを感じる
・生理の周期が不規則になったり、経血の量が少なくなったりする

以上13項目で5個以上該当するものがあれば更年期障害の可能性があります。

参考 更年期症状セルフチェック|命の母A|小林製薬

2.更年期障害の原因

更年期障害の原因は、女性ホルモンの分泌が低下したことで起こります。しかし、女性ホルモンの分泌が低下しただけでは、更年期障害となることはないと考えられます。というのも、女性ホルモンが不足してこのような症状が出ているとしたのならば、閉経してだいぶ時間がたっている女性の方も同様な症状が出ていなくてはおかしいからです。

 だから、女性ホルモンの分泌が低下することで身体の中で何がおこっているのかが重要なのです。その重要なものとはセロトニンの生成が減ることだと私は考えています。

セロトニンは女性ホルモンであるエストロゲンの分泌と連動しています。生理前になると、落ち込んだりイライラしたりしてしまうのは、エストロゲンの減少に連動してセロトニンも減少していることに影響しています。

 更年期とは、閉経を迎えるにしたがってエストロゲンの分泌量が減り始める時期です。その影響でセロトニンも減少します。女性ホルモンの量が上下する閉経まではこの状態が続きます。

また、セロトニンが不足することでストレスを感じるようになり、アドレナリンやノルアドレナリンという興奮物質が分泌されて体調不良を起こすと考えられます。

2-1.セロトニン不足による精神バランス悪化

セロトニンは脳を状況に応じて、興奮させたりリラックスさせたりする重要なホルモンです。この物質が不足すると、感情のコントロールがうまくいかなくなります。

脳のコントロールがきかない事で、イライラや抑うつ感が出るようになります。このような精神状態は、人はストレスを感じるようになります。ストレスを感じると、そのストレスに対抗しようとアドレナリン・ノルアドレナリンという興奮物質が分泌されます。

 アドレナリンが過剰に分泌されると人は興奮しやすくなります。そしてノルアドレナリンの場合には、不安・緊張を感じるようになります。これがストレスとなりさらにアドレナリン・ノルアドレナリンが分泌されてしまいます。

 これが更年期障害において精神的な不安定な状態になると考えられます。

2-2.自律神経のバランスが崩れる

2-1でお話ししたようにストレスを感じると身体にはアドレナリンやノルアドレナリンが分泌されます。この2つは自律神経の一つである交感神経を興奮させる神経伝達物質でもあります。

 過剰に分泌されたアドレナリンやノルアドレナリンは、交感神経の働きを活発にしてしまいます。それによって、身体は常に緊張状態となり自律神経のバランスは崩れます。

具体的に言いますと交感神経の働きが活発になると

・血圧上昇
・血管収縮
・胃酸分泌を抑える
・胃腸の働きが低下
・唾液が出にくくなる(口が渇くようになる)

血圧上昇や血管収縮により、のぼせやほてり、動悸・息切れ・異常な発汗が起こります。このような原因で更年期障害になると考えられます。

3.更年期障害の予防と対策

更年期は誰もが迎えるものです。しかし、更年期障害にならないようにすることは可能です。

更年期障害にならないため、またなってしまったとしても改善するように予防と対策についてお話しします。

3-1.十分な栄養をとる

更年期障害の根本的な原因は、セロトニンが不足することです。エストロゲンの減少に比例してセロトニンが不足するのですが、少なくなるならばセロトニンを作り上げれば問題無いということになります。

そのためには、セロトニンを作り出す栄養を十分にとる必要があります。セロトニンを作り出すには、タンパク質(アミノ酸)・ビタミン・ミネラルが必要です。これらを十分に吸収するには和食をおすすめします。

和食には発酵品が多く使われ、その発酵食品にはアミノ酸が多く含まれています。また海産物の料理も多いため、ビタミン・ミネラルが多く含まれているからです。

3-2.運動をする

「1日に1万歩」これだけ歩くと健康になれる。というのがありますが、1万歩歩くためには2時間以上必要になります。それでは日常で仕事・家事をやっている方が出来るのかというと難しいのが現実です。

ランニングも健康的なイメージですが、ハードな運動は身体に負担がかかりストレスと感じてしまうため、運動を普段やっていない方にはおすすめできません。

そこで私は休日や時間があるときだけ歩くようにおすすめしています。もちろん散歩が好きな方なら独り歩きでも良いのですが、30分歩いた時にまだ30分しか歩いていないと感じるならば独り歩きはおすすめしません。

その場合は、家族や友人と会話しながら歩く事をおすすめします。会話をしながらの歩くのは、時間があっという間に過ぎます。この時は身体もリラックスしているからです。

ショッピングセンターでの散歩でも構いませんので、気持ちよく歩く工夫をすることが重要です。

4.まとめ

更年期障害になってしまう原因はエストロゲンの減少によるものです。エストロゲンが減少することで、セロトニンが不足して更年期障害になると考えられます。更年期障害対策にはこのセロトニン不足を解消することが重要です。

そのためには、セロトニンを作る栄養を十分とることです。食事でとれない部分はサプリなどで補給することが重要です。特に今現在更年期障害になっている方の場合は、食事だけでは栄養の補給が難しいと考えられます。

 

本サイトは私の実務経験に基づいた考察をご紹介しています。また、解説する病気の症状は典型的なものを紹介しています。記載された症状がその病気をもつすべての方に当てはまるわけではありません。治療法その他についても、あくまでも自分でできうる対処と医療における代表的なもののみを掲載しており、治療法すべてを網羅するものではありません。病気の診断および治療に関しては、必ず医師による説明を受けるようにしてください。

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