モラハラの言葉のDV(暴力)!その暴言の特徴と対策とは?

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「今日はそんなに寒くないだろ!お前は節約という当たり前のこともできないのか?」

そう言われ、慌ててストーブを切った奥さんは、次の日、また怒られては困ると寒いのを我慢しストーブをつけずにいました。すると、帰宅したご主人は言いました。

「なんだ、こんなに寒い思いをして帰ってきたのに部屋を暖めておくこともできないのか!まったく気がきかない奴だ!」

慌ててストーブをつけた奥さんでしたが、次の日、どうしたらいいのかわからず帰宅前のご主人にメールで聞きました。「今日は暖房はどうしましょうか?」と。

「そんなことも聞かないとわからないのか!」

返信メールを見て、どうしたらいいかわからなくなった奥さん。夏は夏で、クーラーをつければ「そんなに暑くないだろう!もったいない!」と嫌みを言われ、つけなければ「暑い中、汗をかいて帰ってきたのに…。気がきかない!」と怒鳴られる。どうしたらいいのか?聞けば「自分で決めることもできないのか?」と、あきれたように怒鳴られます。

そんな毎日に、奥さんはいつからかご主人が帰宅する頃になると急に胸が苦しくなり、心臓がバクバクするようになってしまいました。

これが言葉によるDV(暴力)。モラハラの典型的な攻撃ですが。そんな暴言や言葉のDVの特徴と対策をご紹介しますのでお役立てください。

1.言葉のDV(暴力)・暴言の特徴

そもそも自覚が無く、無意識のうちに言葉で人を侮辱、冒涜するのがモラハラです。肉体的な暴力はありませんが、「刃物は肉を切り、言葉は心を切る」というように、言葉は時として肉体的暴力以上に人を傷つける凶器となります。だからこそ言葉のDVと呼ばれます。そんなモラハラの加害者による言葉のDV(暴力)には大きく次のような特徴があります。

  • 罪悪感を植え付ける言い回し
  • 揚げ足取りの言い回し
  • 自分の非は認めない
  • 自分は正しい
  • 責任転嫁する
  • 同情を誘う
  • ウソをつく
  • 思いやりがない
  • 人前でバカにする
  • 子供を利用し間接的にバカにする
  • パートナーの両親や親族を悪く言う

それでは、ひとつずつ確認していきましょう。

1-1.罪悪感を植え付ける言い回し

  • 「人の気持ちが考えられないのか?」
  • 「どんな育ち方をしたんだ?」
  • 「それでも母親か?」
  • 「俺の立場をなんだと思ってるわけ?」
  • 「お前のせいでせっかくの休日を気分悪く過ごさなきゃならない。どうしてくれるんだ?」
  • 「お前を大事にしてやってるのに、なんでワガママばかり言うんだ?」

モラハラとは、モラル(倫理・道徳)によるハラスメント(人を困らせること。嫌がらせ)です。「お前がモラルに反しているんだよ!」そう思わせる言葉遣いで精神的に追い詰めてきます。したがって、自ずと言葉遣いに共通した特徴が現れます。それが疑問形の言い回し。

なにかにつけて疑問形で話しかけられれば、誰もが「自分が間違っているのかも?」そう思い込んでしまいます。なぜなら、疑問形で話しかけられると、脳は相手の気に入る答えを自然と探してしまうから。です。

そのため、モラハラな人から話しかけられ続けると、必然的に自分の気持ちに迷いが生じることになります。そしてそれが続けば、自分に自信を失い精神的に追い込まれていくことになる。モラハラな人による言葉のDVとは、疑問形の質問により、脳がその質問に対する答えを探してしまい、自分に迷いが生じることが原因です。

1-2.揚げ足取りの言い回し

「今日は何を食べたい?」

「それを決めるのが女房の仕事だろう!」

「じゃあ、カレーにしようかな?」

「それは、今日、会社の食堂で食べた…」

「じゃあ、豚カツはどう?」

「胃の調子が悪いからダメ!」

「すき焼きならいいでしょ!」

「家計のことを考えろよ!牛肉に卵なんてもったいない‼」

「え~、じゃあ何を作ればいいの?」

「だから、それを考えるのが女房の仕事だろ!」

冒頭の暖房やクーラーの話もそうですが、「あ~言えば、こう言う」といった揚げ足取りの言動に終始するモラハラもあります。意見を求められて答えても、それを次から次へと否定されてしまう。それが繰り返されれば、誰だって「もうやってられない!」という気持ちになりますし、感情が乱れることになるのは自然なことでしょう。

1-3.自分の非は認めない

「お前が悪い。お前が俺を怒らせるようなことするからだ」

明らかに自分に否があっても、屁理屈を並べ立てて攻める。どんなときも、絶対に自分の非を認めない。謝ることを知らない。そんなモラハラ加害者も少なくありません。

おそらくですが、モラハラ加害者は本気で自分は悪くないと思っています。また、「お互い様」とか「喧嘩両成敗」、「持ちつ持たれつ」、「ギブアンドテイク」といったという類のことにまったく気づきません。とにかく、思考が偏っていますので、話をしていると「何が正しくて何がいけないのか?」誰もがわからなくなってしまいます。それが精神面にジワジワとダメージを与えることになります。

1-4.自分は正しい

  • 「俺の言う通りにしないからこんなことになるんだ。」
  • 「誰の給料で食べていけるんだ。」
  • 「誰のおかげで生活できるんだ。」
  • 「誰が金を払ってるんだ。」

さて、これら上から目線の言葉ですが、この後に続く言葉というか余韻はお解りになるでしょうか?それは「わかっているのか?」です。「誰の」と聞かれたら、それは疑問形。だから、脳は「あなた」という答えを見つけてしまいます。ですがその一方で、あれもこれも、どれも「上から目線」での言い回しをされますから、誰だって反発したくなる。イヤになるのは当然ですね。

1-5.責任転嫁する

  • 「どう責任をとるんだ…」
  • 「お前のせいで旅行に行く気が失せた。キャンセルする。」

些細なこと、どうでもいいことから、とても重要なことまで、何か不都合なことが起きたときや問題が発生して困ったとき、とにかく人のせいにするのがモラハラ加害者です。これは、まるで小中学生のようなものです。例えば、

「勉強しなさい!」

「今やろうと思ったのに、勉強しろと言われたらやる気がなくなった!お母さんのせいだ。」

このように、責任転嫁は自分を守るための防衛システムでもあります。些細なことならあきれて聞き流せばいいのでしょうが、ときに重要な問題でこのように子供じみた反応をされたら頭にくるのも自然なことでしょう。

1-6.同情を誘う

  • 「会社で、俺がどれだけ辛い思いをしているかわからないだろう…」
  • 「そうか…、やっぱり俺のことをわかってくれないんだな…」

これも疑問形なのはお解りでしょう。したがって、こういった話を聞けば、脳は必ず相手の意図に沿った答えを探してしまいます。もちろん、モラハラな言動の一環での同情を誘う言葉ですから、違うとは思っていても、

「そんなことないよ…」

そんな答えを脳が生み出します。ならば、迷いが生まれることも自然なことでしょう。このように過去に辛かったこと、悲しかったことを口にして同情を誘う。これは、結婚前のモラハラ彼氏が彼女に使う常とう手段。もし、彼氏が辛かったこと、悲しかったことを再三にわたって繰り返し聞かされれているのなら要注意なのかもしれません。

1-7.ウソをつく

ここでは、離婚関係を専門にされているある弁護士さんに伺った話をご紹介しましょう。

  • 「妻は子供を虐待しています!何度もしつけと称して叩いていました。」
  • 「やめて!やめて!と、子供が泣き叫んでいる姿を見て、私が何度注意したことか…」
  • 「妻の浪費癖がひどく、それで仕方なく生活費を制限していました。」
  • 「だから慰謝料なんてとんでもない、私がもらいたいくらいですし、妻に子供をまかせるわけにはいきません。」

実は、これはあるご夫婦の離婚調停でモラハラ夫が口にしたことで、すべてウソだったそうです。この弁護士さんによると、モラハラの加害者は離婚調停でとにかく、ウソをついてでも、自分に有利な状況をつくるためにたとえウソであっても、思いついたことを次々とまくしたてるそうです。

あることないこと平気で口にする。それが、ウソであると証拠をつきつけてもそれを認めることも謝ることもせず、悪びれることもなく、あらたに思いついた話(それもまたウソであることがほとんど)をまくしたてる。そんな様子にこの弁護士さんは次のような話をしてくれました。

「あきれるやら、腹が立つやら…。こちらが誠意をもって話をしようとすればするほど、相手が口にすることがウソであることがどんどんわかってくる。でも、それがウソという証拠がてきても、そこで思いついたウソで言い訳をする。あまりにも言語明瞭・意味不明量でまとまりのない話が続くため、すぐに同じ空間にいることが苦痛になります。彼らとコミュニケーションをとると、言葉のDV(暴力)と言われる意味がとてもよくわかりますよ。」

1-8.思いやりがない

  • 「お前ってホントに何をやってもダメだな…」
  • 「低学歴はホント困るよ これだから・・・」
  • 「お前みたいなクズ女、俺以外に引き取ってくれる奴いないぞ?」
  • 「使えない奴」

とにかく否定・否定・否定。自分のことを棚に上げ、人を見下すタイプのモラハラ。言葉のDVも少なくありません。このタイプの言葉を浴びせられ続ければ洗脳ですから、自分が本当にダメなんだと思い込むことになります。まじめな方、自己評価の低い人ほど洗脳されやすく、違うと気づくのに時間がかかる傾向がありますから注意が必要です。

1-9.人前でバカにする

  • 「ホントにこいつの飯はまずくて、とても食えたもんじゃないんです。」
  • 「こいつは家の掃除もろくにしないから困っているだよ…」
  • 「飯がまずくて、冷凍食品の方がよっぽどうまいんだ。」
  • 「朝、起きたときの顔など見せられたもんじゃない!」

友達や友達夫婦など、他人が一緒にいる席で自分のパートナーをバカにしたり卑下したりする。こういったデリカーシーのない行為を、モラハラの加害者はなんのためらいもなくしてしまいます。彼らは共感性がないので、人の心が傷つくことに気づきません。自分の一言でパートナーの交友関係にヒビが入ることなど、気に留めることもないのです。

1-10.子供を利用し間接的にバカにする

  • 「お母さんみたいになっちゃダメだよ!」
  • 「お母さん低学歴だから、すぐに怒るけど気にしちゃダメだよ!」
  • 「お母さんみたいな低学歴の人と結婚しちゃダメだよ!」

子供に向かってこんな声掛けをするモラハラも少なくありません。先日もある主婦が「子供がママ友に『お母さんは高卒で低学歴だからすぐに怒るんだ!」と、いつも父親に吹き込まれていることを口にして顔から火が出るほど恥ずかしい思いをしました。」というお話をいただきました。

間接的な言葉のDVですが、これが子供の精神面に大きな影響を与えることに疑いはありません。

1-11.パートナーの両親や親族を悪く言う

  • 「おまえの母親と一緒でだらしない!」
  • 「親があんなんだから、お前の不味い料理も仕方ね~か…」
  • 「親と同じで低学歴だからそんなこともわからね~の?」

なにかにつけ、自分の気に入らないことがあるとパートナーの両親や兄弟の悪口を言う。そんな言葉のDVで苦しんでいる人は多々いるようです。モラハラ加害者はそのたびに、パートナーが両親を侮辱されたことで怒りと悲しみで傷ついていることに気づきません。これが一緒に生活する限り、たびたびくり返されるわけですから、精神的苦痛は計り知れないでしょう。

2.言葉のDV(暴力)の特徴からわかることとは?

モラハラ加害者による言葉のDV(暴力)。その特徴から、大きく次のふたつの傾向があるとわかります。

2-1.相手を否定する

次のような特徴は、すべて相手を否定している言葉のDV(暴力)です。

  • 罪悪感を植え付ける言い回し
  • 揚げ足取りの言い回し
  • 思いやりがない
  • 人前でバカにする
  • 子供を利用し間接的にバカにする
  • パートナーの両親や親族を悪く言う

2-2.自分を肯定している

こちらは、自分を肯定しています。

  • 自分の非は認めない
  • 自分は正しい
  • 責任転嫁する
  • 同情を誘う
  • ウソをつく

ですが、自分を全面的に肯定していますから、逆説的に相手を否定することになります。

2-3.否定とは、つまり不機嫌

  • 否定:不快
  • 行程:快

モラハラの加害者の言葉のDV(暴力)が、大雑把に「快」「不快」という反応だとお解りいただけたと思います。そしてこの反応は、脳における自己防衛、自分を否定することは「不快」。自分を肯定することは「快」という生存本能に基づいているものであることも確かです。そこで、私たちが物事を認識するシステムについでみていきましょう。

別記事「モラハラの原因」をお読みいただくとわかりますが、私たちの「こころ」は、物事を認識するその前に生まれています。例えば、ヘビだと思ったらヒモだった!という経験は年配の方なら誰でもあります。このときの状況を確認してみましょう。

  1. ヘビだと思い込んで「不快」というこころが生まれる
  2. その「不快」という情報で体が硬直する:ヘビかもしれないので近づかないようにしている
  3. ヒモだとわかる
  4. 「快」という情報から体の硬直がほぐれ、ヒモだったので「快」に「安心」という意味がつく
  5. ヘビかもしれなかったので、はじめの「不快」という情報に「怖かった」という意味がつく

これが脳における情報の流れです、「ヘビだと思ったらヒモだった!」というカン違いが起きる原因です。このことからら、モラハラ加害者による言葉のDV(暴力)は次のようなメカニズムで起きるという仮説が成り立ちます。それは…

  1. はじめから脳内に「不快」という情報が充満している
  2. 視覚や聴覚などからの情報が届き、不快情報に上書き
  3. (ヒモなのにヘビだ!とカン違いしていると同じように)カン違いしたまま不機嫌に振る舞ってしまう

実は、私はこの仮説を前提にモラハラの治療をアドバイスしてまいりました。また、この仮説はおおよそ正しいとその実績から確信しております。そこで言葉のDV(暴力)への対策をご紹介しましょう。

3.言葉のDV(暴力)への対策とは?

モラハラ加害者からの言葉のDV(暴力)。その対策は大きくふたつあります。

  • 縁を切る(離婚する)
  • 加害者を治療する

くり返しますが、私はすでに20年以上前から、言葉や態度による精神的DVについての相談をいただいてまいりました。また、その実績からモラハラ&DV解決の実用書を出版しています。つまり、モラハラは本質的な解決が可能。あなたは、それでも縁を切る(離婚)ことを選択されますか?

もし、あなたが縁を切る(離婚)を選択するのなら、3-2を、加害者を治療し言葉のDV(暴力)を本質的の解決を選択するのなら3-1をお読みください。

3-1.モラハラ加害者を治療し、言葉のDV(暴力)を本質的に解決する!

モラハラを解決するには、次のふたつが必要です。

  • 幅広く十分な栄養を補う
  • 体調不良を改善する

たったこれだけのこと、こんなに当たり前のことでなぜ?モラハラが解決するのかご門に思われるかもしれません。しかし、2-3でご紹介したように、モラハラ加害者の脳内には大量の「否定(不快)」物質が居座っています。ならば、それが内部情報が原因であることが想像できます。つまり上記ふたつは、

  • 栄養不足とは、食欲という本能が満たされない生存の危機
  • 体調不良とは、やはり生存の危機

こういった情報を脳が「不快」と評価し続けることは、とても自然なことでしょう。なお、モラハラの治療を真剣にお考えの方は、記事下でご紹介してる私の書いた小冊子をお役立てください

3-2.縁を切る(離婚)を選択する方

縁を切る(離婚)を選択する方は、次の点に注意が必要です。

  • 離婚後の収入
  • 子供がいるなら養育費
  • 離婚までの婚姻費用
  • 慰謝料:具体的な証拠が重要
  • 離婚調停の申請

離婚調停でもウソや屁理屈をまくしたてるのがモラハラ加害者ですから、おそらく調停も不調に終わることでしょう。離婚裁判をすることになりますので、弁護士など専門家のアドバイスの元、事務的に淡々と行動しましょう。

なお、縁を切る(離婚)を選択は別記事「モラハラは離婚をするしかないの?モラハラ離婚【まとめ】」を参考にしてください。

まとめ

モラハラ加害者による言葉のDV(暴力)。その特徴と、モラハラ加害者がそういった言動に終始する脳のメカニズムについて、なんとなくでもご理解いただけたことでしょう。また、モラハラ加害者の言葉のDV(暴力)は本質的な解決が可能であることも、半信半疑ながらお解りいただけたと思います。

ですが、正しい知識と的確な行動があってはじめて問題解決は可能ですので、ご希望される方は以下でご紹介しているモラハラ解決のための小冊子をお役立てください

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