朝が苦手!起きれない起立性調節障害は浮腫みが原因?

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「高1になる息子ですが、朝がまったく起きれません。朝、起きたときに疲れているようです。夜はとても元気です。学校からは朝から登校するように何度もいわれますが、無理をしないほうがいいと私(母親)は思います。

昼頃になってやっと起き、遅刻して登校しますがサッカーをずっとしております。6月ごろから突然この状態です。激しいスポーツですから、部活を休んで疲れをとり、睡眠時間の確保を優先したほうがいいと思うのですが…」

「中2になる息子は、とにかく朝起きるのが弱いです。起きてしまえさえすれば、あとはスッキリなのですが。起立性調節障害と診断されて半年になりますが、スポーツが大好きで野球をしています。でも、好きですがスタミナがないなと見ていて思います。部活を辞めさせたほうがいいのではないかと悩んでいます。」

私は、朝が起きれない(起立性調節障害)お子さんでお悩みのご両親から、たびたび上記のような「ハードな部活で無理をさせないほうがいいのでは?」といった質問をいただきます。

ですが、はじめの質問の中に、すでにこの質問に対する「答え」があります。ほとんどの方は、この事実についてお気づきではないのでご紹介しましょう。また、この事実を正確に理解すれば、起立性調節障害にどんな対処が必要なのか?お解りになりますのでお役立てください。

1.朝起きれない。起立性調節障害の原因とは?

起立性調節障害の原因は、炎症反応による浮腫と栄養不足にあると私は考えています。

その証拠に、朝起きれない人には次のような傾向があります。

  1. 朝起きたときに目元や顔が腫れぼったい
  2. 地面を見た(下を向く)とき、額や目元に違和感を覚える
  3. 頭がスッキリしない
  4. 低気圧に反応する

1-1.朝起きたときに目元や顔が腫れぼったい

朝起きたときに…

  • 顔がパンパン
  • 目元が出目金のように浮腫んでいる
  • 明らかに顔が大きい

など、朝起きれない人。起立性調節障害の方は、朝の顔が腫れぼったくなっている人がほとんどです。

夜寝ている時、体における体液は均等に行きわたります。一方で、起きれば重力により体液は下半身に落ちていきます。

後述しますが、これが起きてから時間が経てば経つほど元気になる理由です。

1-2.地面を見た(下を向く)とき、額や目元に違和感を覚える

立っていても座っていてもいいので、以下のように下を見てください。

このとき、頭が浮腫んでいる人たちは次のような違和感を訴えます。

  • 額や目元が重くなる
  • 血か何かが集まってくる感じがす
  • ボワーンとする

中には下を見ただけで「気持ち悪い!」と口にされる方もいらっしゃいます。また、下ではなく横になるとき、例えば美容院では後ろ倒しになって洗髪をしますが、こんなときに頭に違和感を覚える方もいます。寝るときにそういった違和感を覚えるのも、やはり頭が浮腫んでいる証拠です。

3.頭がスッキリしない

  • 頭が重い(頭重感)
  • 頭がスッキリしない
  • ホワーっと浮いた感じがする
  • 頭が締め付けられる感じがする

人により訴え方は違いますが、頭が浮腫んでいる人は午前中はとくにこういった頭の不快感を訴えます。

1-4.低気圧に反応する

関節痛や頭痛などでお悩みの方の中には、雨が降るのがわかる方が少なくありません。同じように、朝起きれない人。起立性調節障害の方も低気圧に反応します。

平成30年(2018年)はお盆から9月30日まで台風の当たり年でした。また、雨も多かったため、起立性調節障害の方はそのほとんどがグッタリしていたようです。

例えば、この時期にご相談をいただいた方から次のような質問をいただきました。

「私は起立性調節障害なのですが、明らかに雨の日が弱いです。今年は梅雨時期からとくに起きれなくなり、ダルクて力も入らず夏休み前からちょくちょく欠席してしまいました。

また、お盆のころからの台風で9月末まで起き上がることもできず、9月は1日も登校できませんでした。頭痛や立ち眩みもひどく、頭がクラクラして歩くのもしんどかったです。

低気圧と自律神経って何か関係あるのでしょうか?」

先のように、今年はとくに台風が多かったので同じような質問をたくさん頂戴しました。このように、低気圧に反応するのも浮腫みが原因です。

2.朝起きたとき疲れているのはなぜ?

朝起きれない人。起立性調節障害の方は起きれないのですが、寝ても疲れがとれません。起きても体はスッキリしませんし、むしろ「朝起きると疲れている!」と訴える人の方が多いくらいです。

それも当然で、頭が浮腫んでいたら脳の働きが悪くなります。

睡眠時は脳が休んでいるわけではありません。寝ていても脳は活動しており、寝ているときの活動モードになっていだけの話です。

つまり、寝てはいるが眠れていません。むしろ、頭が浮腫んでいますし、もちろん体も浮腫んでいます。そのため、脳も体も細胞レベルで働きが悪くなっています。そのため、寝ていても眠れていません。

睡眠にはレム睡眠とノンレム睡眠があります。

  • ノンレム睡眠:脳は活動を休んでいる状態です。一般に、深い眠りであるノンレム睡眠は、眠り始めの2~3時間に最も多く、朝が近づくにつれて少なくなります。
  • レム睡眠:脳は活発に働き、体が休んでいる睡眠です。夢を見るのはこのレム睡眠のときです。レム睡眠は朝が近づくにつれて多くなるため、夢は朝方に多く見ます。

浮腫みがあると、脳も体も細胞レベルで新陳代謝が悪くなり疲れがとれません。

3.朝、起きてもすぐに反応・活動ができないのは?

  • 朝起こしてもまったく反応がありません
  • ゆすっても叩いても、まったく目を覚まさないときがあります
  • 朝起こして返事をしても、本人は覚えていません
  • 朝起きてもボーっとしています
  • 起きても1時間くらいは何もできません

このように、朝起きれない人。起立性調節障害の人はとにかく朝が苦手です。そしてその理由も浮腫みであることは明らかでしょう。

3-1.エネルギーは細胞が生産する!

私たちが活動するエネルギーは細胞が栄養を使って生み出しています。したがって、体や脳が浮腫むとエネルギー生産効率が落ちることになります。

例えば、以下のようなお湯呑みとビールジョッキで考えてみましょう。

小さなお湯呑みと大きなビールジョッキ。これを細胞に見立て、それぞれ10個の栄養が入っていたとしましょう。このとき、ビールジョッキはお湯呑みに比べ栄養がうまく利用できないことは明らかです。

ひとつの細胞レベルで考えれば、そこで生まれるエネルギーはごくわずかでしょう。しかし、全身には30数兆個もの細胞があります。また、脳でも千数百億もの神経細胞があります。

これらすべてがエネルギー生産効率が落ちることになります。

3-1.朝、脳がエネルギーを作れないからこそ…

体や脳の細胞すべてが炎症を起こしている。ひざ痛の人がひざに水が溜まるように、体全体が浮腫んでいるのが朝起きれない人たち。起立性調節障害です。

寝ている時、その浮腫みが脳に集まります。したがって、脳が十分に働けるだけのエネルギーが作れません。寝ていても眠れていませんし、ゆすっても叩いても脳が覚醒できません。繰り返しますが、それも脳の神経細胞が十分なエネルギーを作れないからです。

例え起きたとしても、まだまだ脳は浮腫んでいます。そのため、十分にエネルギーを作れないからすぐに活動ができません。そして、その浮腫の程度により活動できるまでの時間に差があります。

浮腫みが軽ければ、起きた状態で重力により体液は下に降りていきます。だからこそ、朝起きてから徐々に脳の浮腫みがとれて脳はエネルギーを作れるようになります。

そして夕方にもなれば、それが顕著になる。夜になると元気になるのはこういったことが理由です。

4.なぜ、すぐに疲れてしまうのか?

もう、説明は要らないですよね。

すぐに疲れる理由もまた、体が浮腫んでいるからです。

先のように、体の細胞が浮腫み栄養の利用効率が落ちます。また、歩くときは有酸素運動ですが、浮腫めば酸素すら細胞へ十分に届きません。

そのため、すぐに息が切れたり、酸欠感や呼吸が苦しくなってしまいます。だるさや倦怠感など、人により訴えは違いますが、細胞レベルで考えればそれは明らかでしょう。

起きれば浮腫みは重力で下に降りていきます。その分、脳は働けるようになりますが、逆に体はエネルギー生産効率が落ちることになります。

また、脳は働けるようになったとはいっても、脳における炎症は続いています。つまり、重力の関係で浮腫みが多少軽くなりますが、炎症は水を集めます。ですから、本当の意味で脳が正常に働けるだけのエネルギーは作れません。

4-1.小便の量と水分のとり方

  • 飲めと言っても水分をあまりとりません
  • 1日2~3回しか小便がでません
  • 学校にいる間、いちどもトイレに行きません

朝起きれない人。起立性調節障害の人は、こういった傾向も顕著です。そのため、ご家族が「水分をとれ!」と、努力を促しているというお話をよくいただきます。

が、断言しますが、それは意味がありません。

水分をとらないのは、本人が無意識に浮腫んでいることをわかっているからです。浮腫んでいるからこそ、水分をとれません。また、とりたくなりません。

逆に、脳や体の炎症が静まると自然に小便の回数や量が増えます。また、水分も自然にとるようになります。

5.低気圧でグッタリするのは?

高気圧と低気圧。この違いをしっかり理解しましょう。

  • 高気圧:下降気流。下降気流とは、大気が私たちを押さえつける状態です。
  • 低気圧:上昇気流。大気が私たちを膨張させる状態です。

ポテトチップスの袋をイメージしてください。この袋を水に沈めると袋はできうる限りしぼみます。これが高気圧の状態です。

逆に、ポテトチップスを富士山の山頂にもっていくとパンパンに膨れ上がります。これが低気圧の状態です。お解りになるでしょうか?

5-1.台風における潮位の上昇と高潮!

「満潮時に台風が重なりますので高潮に注意してください!」

「台風により潮位が上昇します!」

平成30年は台風の当たり年でしたから、天気予報で繰り返されていたこんなアナウンスをご記憶ではないでしょうか。

台風は強い低気圧です。これはどなたも承知していますが、台風が接近して気圧が低くなると海面が持ち上がることはあまり意識されていません。

低気圧による海面上昇を「吸い上げ効果」といいますが、気圧が1hPa低いと海面は約1cm上昇するといわれています。例えば、それまで1000hPaだったところへ中心気圧が950hPaの台風が来ると、台風の中心付近では海面は約50cmも高くなります。

あの、海水すら持ち上げるような強い力ですから、私たちの体も当然ですが影響をうけます。

5-2.細胞は、例えるならシャボン玉

あまり知られていない事実ですが、細胞はとても柔軟性に富んでいます。ここではその程度の説明にとどめておきますが、細胞はその柔軟性からシャボン玉に例えらえます。

大きなシャボン玉をイメージしてみてください。

  • 大きなシャボン玉は形を変えながら浮かんでいます
  • ふたつのシャボン玉はひとつに合体します

実は、細胞とはそれほどの柔軟性をもっています。また、細胞にる物質輸送をする小胞という膜組織があり、これが細胞膜と融合したり分離したりしています。

話を元に戻すと、海面を上昇させるような大きな力が低気圧です。その力がシャボン玉に働いたとしたらどうでしょうか?

私は確認をしたことがありませんが、おそらくシャボン玉は膨れるはずです。そして、健康な方も例外なく、細胞一つ一つは多少なりとも膨れているはずです。

5-3.台風における起立性調節障害の人は?

お湯呑みに10個の栄養が入っていたのに、起立性調節障害の人はビールジョッキに10個の栄養が入っている。そのため、エネルギーの生産効率が落ちているのが起立性調節障害です。そこに台風の影響が加わってしまったら…

ビールジョッキはさらに大きくなり、大ジョッキになります。それでも栄養は10個ですから、さらにエネルギー生産効率が落ちることになります。

おそらく、本当に今年は起立性調節障害の人にとり、とてもたいへんなお盆~9月いっぱいだったことでしょう。

「ほとんどグッタリ横になっていました!」

「頭痛や立ち眩みがひどく、歩くときもフラフラして…」

など、私も多くのお客様からお気の毒なお話を頂戴していました。

まとめ

以上でお分かりのように、起立性調節障害は炎症と栄養不足が原因です。

そして、忘れてはならないのは、起立性調節障害の人は消化器官もエネルギー不足に陥っていること。つまり、食欲が減っていたり、食べれても消化吸収力が確実に落ちています。それも長期にわたって、です。

ですが、起立性調節障害は家庭における適切な手立てで確実に改善します。決して、病院での治療がすべてではありません。ですが、ご家族の協力も必要不可欠です。

なぜなら、脳と体の炎症を鎮めるためには「炎症を促すものを避けること」と「炎症を鎮めるものをとる」必要があるからです。また、先のように消化器官もしっかり働けていませんから適切な栄養摂取も必要です

そこで私は起立性調節障害でお悩みの方のために、小冊子「起立性調節障害が治らない本当の理由!」を書きました。完全無料でご利用いただけますので問題解決にお役立てください。

※ 小冊子は完全無料でご利用いただけます。

お名前などの情報は不要です

※ お申し込みいただくと返信メールに小冊子(PDFファイル)が添付されています

問題解決にお役立ていただければ幸いです。

 

 

 

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