女性はアルコール依存症になりやすい?原因と対策【まとめ】

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女性はアルコール依存症になりやすい?原因と対策【まとめ】

「毎朝、目が覚めるとビールの缶が散乱しています。」(30代独身女性)

「母はいつも酔いつぶれるまで飲んで、目が覚めるとまたすぐに飲みはじめます。」

「会社でも我慢できずに飲んでしまい、酒臭いと噂になり困っています。」(30代独身女性)

 世間で言われるように、女性のアルコール依存症が確かに増えているようです。そして私の経験では、そんな女性たちには髪や目、唇、爪などに特徴的な症状がありました。

 そしてこの身体的な特徴を前提にすれば、「なぜ、アルコール依存症の女性が増えているのか?」そして、「女性が男性に比べアルコール依存症になりやすい原因」が容易に想像できます。母親や奥さん、彼女など、女性のアルコール依存症でお悩みの方はお役立てください。

 1.アルコール依存症の女性に見られる特徴

私のいただいてきた相談では、アルコール依存症の女性には次のような特徴がありました。

 ・髪:抜け毛が多い、髪がパサつく、切れ毛、髪が細くなった

・目の下にクマができる

・唇:皮がムケル、荒れやすい

・サカムケ(爪の根元の皮がムケル)

・爪:割れやすい、欠ける、二枚爪、もろい、指でムシルことができる、柔らかい

 これらはみな、貧血や栄養不足が主因で起きる症状です。例えば貧血検査では血液中のヘモグロビンの濃度を測りますが、この濃度が男性で14g/dl以下、女性で12g/dl以下が貧血とされます。このように、男性に比べ、もともと貧血になりやすいのが女性です。

 とくにビールや酎ハイを何本も飲む傾向がありました。アルコールが肝臓を刺激すると、そこに蓄えられたグリコーゲンという物質がブドウ糖に変わり血糖値が上昇します。また、ビールや酎ハイ、カクテルや果樹酒、日本酒などには他と比べて糖類が多く含まれています。

 2.女性がアルコール依存症になりやすい原因                  

アルコール依存症の患者さんはみな、慢性的な栄養失調状態です。私は、この栄養失調状態がお酒をやめることのできない大きな要因になっていると考えています。 

2-1.アルコール依存症の女性は栄養失調

アルコールを分解するには多くの栄養素が使われます。また、アルコール依存症の患者さんはみな、食生活がとても貧しくなります。このふたつの事実からも、アルコール依存症の患者さんが慢性的な栄養失調状態であることは明らかでしょう。

 脳の神経細胞はもちろん、体にある60兆個もの細胞そのひとつひとつは、血液から届けられる酸素とブドウ糖、ビタミンB1をとり込んでエネルギーを作り出しています。また、そのエネルギーを使い脳や肝臓、心臓などの臓器が活動できます。

 したがって、栄養が不足すると脳や臓器などの働きが悪くなります。なお、この仕組みについては別記事「アルコール依存症は治せる|その症状から分かる原因と対策方法」で詳しくご紹介していますのでご覧ください。

 2-2.貧血の女性はさらに脳や体の働きを悪くする

すでにご紹介したように、女性は男性と比べ、もともとヘモグロビンが少ないのが一般的。このヘモグロビンはアミノ酸からつくられますから、アルコール依存症の女性はヘモグロビンの量が減ることが容易に想像できます。

 そのため、女性はカンタンに貧血が進むことになりますから、脳や体はなおさらエネルギーを作り出せなくなります。その結果、交感神経の緊張し、アドレナリン(不安・恐怖)とノルアドレナリン(怒り・イライラ)などのホルモンにより情緒が不安定になります。

 多量の飲酒は、不安定になった情緒をアルコールでマヒさせるためでもあります。

 3.女性の生理や排卵期に症状が悪化する

自律神経の中枢は脳の視床下部にあります。この視床下部はホルモンの司令塔でもあり、ここから性腺刺激ホルモン放出ホルモンを分泌することで女性の生理周期が成り立ちます。つまり、男性に比べ、女性の視床下部は仕事量が多いことが想像できます。

 しかし、ここまでの説明でお解りのように、アルコール依存症の女性は栄養不足+酸欠(貧血)によりエネルギー不足が起きています。視床下部もまたエネルギーがなければ十分に働くことができません。

 また、栄養不足が交感神経を緊張させていることも問題です。例えば、女性アスリートの多くが生理不順や無月経になることが知られていますが、交感神経の緊張は女性のホルモンバランスを崩す要因となります。

つまり、視床下部は真逆の仕事をいちどにしようとしますが、前述したようにエネルギーが足りません。そのため、脳は余力がなくなり、生理前や排卵期などの女性はなおさら情緒が不安定になり飲酒量が増える傾向があります。

 4.家庭でできる女性のアルコール依存症対策

慢性的な栄養失調状態は、体調だけでなく精神面にも大きな影響を与えることがお解りいただけたと思います。そして、栄養失調は動物にとって最大の危機であるからこそ、栄養状態が満たされるまで情緒は不安定です。これは、海外の被災地などで食糧配給があると大人の男性が女性や子供からそれを奪い取るといった映像からも明らかでしょう。

 別記事「アルコール依存症は治せる|その症状から分かる原因と対策方法」で詳しくご紹介していますが、とにかく幅広く十分に栄養をとるようにしましょう。このとき重要なポイントがあります。

 食生活レベルの改善では、アルコール依存症における栄養状態の改善はできません。また、そもそもアルコールによりダメージを受けた消化器は、食事をとっても十分な消化吸収力がありません。

 まずは、アルコール依存症と分子栄養学に詳しい医師や薬剤師のアドバイスの元、サプリメントを利用して栄養を補うようにしましょう。

 まとめ

女性のアルコール依存症は、その多くが食生活にあると私は考えています。とくに親元を離れた自炊生活では、コンビニのサンドウィッチやお菓子などで昼食をすませるといった話はよく耳にします。また、一人暮らしで夕食もお弁当などですませているケースも少なくありません。

 

こういった食生活が徐々に栄養状態を悪化させ、そこにお酒の席が用意されるとその栄養状態がさらに悪化する。この悪循環が、あっという間に女性をアルコール依存症に招いてしまうのだと私は考えています。

 
本サイトは私の実務経験に基づいた考察をご紹介しています。また、解説する病気の症状は典型的なものを紹介しています。記載された症状がその病気をもつすべての方に当てはまるわけではありません。治療法その他についても、あくまでも自分でできうる対処と医療における代表的なもののみを掲載しており、治療法すべてを網羅するものではありません。病気の診断および治療に関しては、必ず医師による説明を受けるようにしてください。 
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