発達障害は遺伝する?兄弟や父、母にも疑いがあるのはなぜ?

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「4歳になる甥は癇癪がひどく、お腹が空いたり眠くなったり、思い通りにならないと大声で泣いて暴れます。それはもう、手がつけられないほどひどくて、そうなると私も一緒にいるのが苦痛になります。毎日こんなことが何度もありますから、母親である姉が感情的になって怒っているのを見て、それも仕方がないと思ってしまいます。

そんな甥っ子は言葉も遅く、意味不明の文章というより単語しかしゃべりません。こんな風ですので発達障害の疑いで療育に通っています。そこで質問ですが、甥の父親(私の義理の兄)が子供の頃、甥と同じような感じだった言い出しました。私も結婚したばかりで不安なのですが、発達障害は遺伝するのでしょうか?」

「結婚を迷っています。私は小学生の低学年で発達障害の疑いありと療育を受けました。叔母からも、『あなたは小さなころ落ち着きがなかった。』と言われました。ですが、ずっと普通クラスで過ごし、高校も公立の普通高校を卒業しています。

そんな私の母は会話のキャッチボールが苦手で、話していても時々意味不明なことを口にします。掃除をしながら大きな声で文句や人の悪口を言っていることがあります。父もすぐに怒る人で、そんな夫婦ですから3年前に離婚しています。そんな家庭と私なので、結婚して子供ができても発達障害が遺伝するのではないかと心配です。」

このようなご相談をいただきましたが、私は発達障害は遺伝しないと考えています。また、発達障害は作られた病気だとさえ考えています。例えば、平成28年にNHKが発達障害についての放送を盛んにしていますが、その放送内容に私は違和感を覚えています。

 

 

 

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こういったことからも、私は発達障害は改善が可能であると考えています。また、遺伝と誤解される理由は他の要因にあると考えていますので、その辺りのことをご紹介しましょう。

1.発達障害の原因とは?

癇癪をおこしたり、他害(他人をひっかく、つねる、叩く、蹴るなどケガをさせる)、大声をだして授業を妨害したり、教室から出ていったり、友達と関わることが苦手、団体行動ができないなど、人によりさまざまな問題が生じるのが発達障害です。その中で、次のような事実をまずは確認してください。

1-1.親のしつけや愛情不足が原因ではない!

まず確認しておきたいのは、発達障害は決しておやのしつけや愛情不足が原因ではないという点です。

例えば、発達障害における問題のひとつに他害があります。この他害は、叱っても叱っても、いくら言い聞かせたからといって解決できる問題ではありません。その一方で、被害を受けたご家族や同級生の親御さんからは、次のような偏見をもたれることが多々あります。

  • 親がしつけと称して子供を叩いて育てたのでは?
  • 本当は家庭で虐待されているのでは?

このように親が虐待をしているといった偏見の一方で、逆の偏見もあります。

  • 外では叱っているけど、本当は家で甘やかしてるんじゃないの?
  • 叱り方が甘い。人に暴力をふるうんだから叩いてでもわからせろ!

ですが、次のような心配はいりません。

  • 親のしつけが悪い
  • 愛情不足である
  • 育て方が悪い

偏見のため、こういったことで悩む必要はありません。むしろ、こういったことで悩むことで、親のあなたの心が病んでしまったら、子供を引き上げてあげることができなくなります。

1-2.発達障害の原因は本当に先天的なものなのか?

発達障害の原因は、今現在次のように説明されています。

「多くの研究で、発達障害は先天的な脳の機能障害によるものとされています。何らかの先天的な要因があり、それがその時々の環境ストレスなどが重なり、相互に影響することで脳の機能障害が発現する。こういった説が有力だと言われています。」

この仮説を声高に叫びながら、次のような前提もあります。

「現在、発達障害の医学的な原因ははっきりと解明されているわけではありません」

1-3.医学で原因がわかっている病気は?

例えば、腰痛ですが、「『首の後ろを押す』と病気が勝手に治りだす」の著者・松久 正(慶應義塾大学医学部卒)によると、腰痛全体のうちで、原因の特定できる特異的腰痛が占める割合はわずか15%だそうです。つまり、腰痛でも85%が原因不明。また、「医学で根本的に

精神疾患とされるうつ病や統合失調症、パニック障害なども同じです。どれも原因で言っていることはほぼ同じ。

  • はっきりした原因はまだよくわかっていない
  • 1つの原因だけで発病するものではない

これが現実です。原因がわからない病気を、いくら医学でも根本的に治せるはずもありません。

2.現実的な問題は放置されている!

私がいただいてきた発達障害の相談では、例外なく次のような事実がありました。

  • 肩こりなど(首や背中のこり、ふくらはぎのハリ・硬い)
  • 胃腸症状(胃もたれ、胃痛、吐き気、口臭、腹痛、下痢、便秘など)
  • 睡眠の問題(寝ない、眠くならない、寝付くのに時間がかかる、途中で目が覚める、朝起きれないなど)

発達障害という診断を受けた人も、あくまでも私がいただいた相談では例外なくこういった症状に悩んでいました。もちろん、人により頭痛や動悸、胸部の圧迫感など、他の不調も訴えていました。

2-1.さまざまな要因が複雑に絡み合っていると言いながら、なぜか…?

「先天的な遺伝要因に、さまざまな環境的な要因が重なり、相互に影響しあって脳機能の障害が発現する」

発達障害の原因についてそう言いながら、環境要因以前の問題である体調不良は放置されています。例えば、肩こりがあると誰もが不快になります。頭痛も同じで、「頭が痛いとき数学がはかどる!」なんて人などいるはずもありません。

また、私が指摘するまでもありませんが、体の情報は常に脳へフィードバックされています。例えば、冷たい風が吹いたとき、私たちは体が縮こまり鳥肌が立ちます。冷たい風➡皮膚➡脳➡筋肉の緊張(熱の放出を防ぐ)+毛穴を閉じる(同じく熱の放出を防ぐ)

ならば、これも脳機能に影響を与えるのは明らかである。私はそう考えますが、これは不自然なことでしょうか?

念のために付け加えますが、発達障害を疑われた人たちは複数、それも10以上の体調不良を抱えていることが普通でした。

2-2.イエローストーン効果

  • 吐気がしたら吐き気止め
  • 頭痛があれば痛み止め
  • 便秘なら下剤 など

もし、前述したような体調不良が脳機能に影響を与えているなら(与えない可能性はゼロですが…)、これは火消しにすぎません。そしてこれは、とても重要なことです。

例えば、1988年、アメリカのイエローストーン国立公園で大規模な山火事が発生しました。その原因は山火事を徹底的に消火し続けたことが原因でした。自然火災を防ぐ必死の努力の結果、山には老木が生い茂り、枯れた草木や落ち葉が積もってしまいました。ふだんのそういった努力のため、逆に山の新陳代謝がなくなってしまったのです。

その結果、たった一度の落雷やタバコの火が原因なのかわかりませんが、一気に火が燃え広がり6,000平方キロ(島根県や茨城県と同じくらい)が燃えてしまいました。火消しに走ってはいけない。そんな教訓を、この火災からイエローストーン効果と呼ぶようになりました。

ならば、こういった対症療法により、逆に脳へどんな影響を与えてしまうのか?

さまざまな要因が絡み合って脳機能に影響を与えるわけですから、心配になるのは私だけでしょうか?

3.確かに、遺伝的な要因もある。

私の祖母は心臓弁膜症で生まれ、父も同じ病気で生まれました。その子供である私と弟は、幸いそういった病名はつきませでしたが、両親は意思から「子供もまた、生まれつき心臓が弱い」と告げられたそうです。

同じように、ご家庭により胃腸が弱かったり、肝臓が弱かったりと同じような病気になる家系があります。その一方で、ほとんど何もしなくても長寿の家系もある。私は、遺伝的な要因とはそういった臓器の問題だと考えています。

前述したように、臓器の不調も脳に情報として常に届けられています。誰もが興奮すれば心臓の拍動は高まりますし、落ち着けばその拍動は徐々に静かになります。また、食べれば胃腸の活動は活発になります。また、その一方で次のような事実もあります。

3-1.もともと胃腸が弱い人と強い人

もともと胃腸が弱い人と強い人がいたとしましょう。このふたりが、同じように暴飲暴食をしたとしたらいったいどなるでしょうか?おそらくですが、胃腸が弱い人がよりはやく、さらに胃腸が悪くなることでしょう。

では、胃腸が弱い人がそれを自覚し、胃腸に負担がかからない生活をした。一方で、胃腸が強い人が暴飲暴食、寝不足、過労の生活をつづけたとしたら。胃腸が強い人が不快な胃腸症状に悩まされる一方で、胃腸が弱い人は何の問題も訴えないのかもしれません。

くり返しますが、こういった情報も脳には常に送り届けられることになります。誰だって食べ過ぎた後、あまり食欲はわきません。また、ステーキも連続して食べれば、ソバやお茶漬けを食べたくなります。これは海外旅行に行った後、ほとんどの人が経験していることでしょう。

3-2.食習慣も脳の働きに影響を与えます!

生まれつきの体質以上に、私が発達障害に影響を与えているのが食生活だと考えています。

例えば、お母さんが忙しいと、どうしても夕食にスーパーのお惣菜が並ぶご家庭は少なくないでしょう。また、朝が忙しいので、お弁当のおかずは前の晩の残り物ということもあります。

私たちの体はもちろん、脳の働きにも栄養素は大きく関わっています。例えば、栄養素の不足は次のような精神症状の原因となり得ます。

また、カルシウムが不足するとイライラするという話は誰もが承知しています。さらに、マグネシウムの不足は記憶障害や抑うつ気分の原因となります。そして、平成28年度国民健康・栄養調査(厚労省)栄養素等摂取量(P33)によると、ここに紹介したビタミンB1やB2、ナイアシン、ビタミンC,カルシウム、マグネシウムなどは、国民の半数以上が不足しています。

たったひとつの栄養素が不足しても、上記のような精神症状が現れる可能性があります。それが、国民の半数以上が上記の栄養素が慢性的に不足している。そう、厚労省が調査報告をしています。ならば、発達障害を疑う前に、栄養素の不足による脳機能の障害を疑うのが自然である。私はそう考えますが、それは不自然なことなのでしょうか?

4.体質の遺伝と食習慣、そして生活習慣

くり返しますが、「発達障害の原因はひとつではない」ことは医学も認めています。複雑な要素が重なり、相互に影響を与えたことで脳の機能障害が生じている。そこで遺伝の前に、ご家庭の現実を見つめてみましょう。

4-1.発達障害につながる食生活

  • カップラーメンやコンビニ弁当などを食べますか?
  • スーパーなどのお惣菜を食べますか?
  • ジュースやアイス、お菓子などを食べますか?
  • ポテトチップスやジャガリコのようなスナック菓子を食べますか?
  • 牛丼やハンバーガーなどの手軽な外食ですませることはありますか?
  • 朝食を抜いていませんか?

このいずれが週に1度はある。ならば、確実に栄養不足です。「そんな馬鹿な?」そう思われた方もいらっしゃるかもしれませんが、これはマチガイではありません。なぜなら、3-3でご紹介した栄養素はすべて体が「蓄えること」はできないのですから。したがって、毎週これらのいずれかが複数回あるのなら、それは脳機能の働きを確実に落とすことになる。この事実を忘れないでください。

なお、私がいただいた相談では、信じられないことですが次のようなケースがあったことをご紹介しておきます。

ある20代前半の女性は高校生のときに発達障害と診断されて現在に至っていた。そんな彼女は中学2年生くらいから、1日3食のうち2食は「お菓子」を食べていた。私は、こういった事実を確認することなく「発達障害」、そう診断することは異常だと考えています。また、この事例が極端に思われるかもしれませんが、決してこのような内容は特別なものではないことを強調しておきます。

4-2.発達障害につながる生活習慣

  • 睡眠不足:小学生の低学年までは10時間以上、小学生高学年~中学生は9時間以上、高校生は8時間以上の睡眠が必要
  • スマホやパソコンなどを長時間利用する
  • 二交代、三交代の仕事

スマホなどの画面から出るブルーライトは強いエネルギーであるため、交感神経を刺激することになります。また、睡眠不足もそれは同じです。そして交感神経が強く働くと、必ず睡眠の質は悪くなります。体も脳も疲れがとれなくなりますから、それが脳機能に影響を与えることは明らかでしょう。

4-3.体質的な遺伝という要素

すでにご紹介したように、もし遺伝的に胃腸が弱い人が寝不足だったらどうでしょうか?寝不足は交感神経の緊張につながります。このとき、胃腸に流れ込む血液の量が必ず減ります。なぜなら、交感神経は活動の神経であり、これが働いたとき血液の流れは筋肉を優先することになるからです。

意識することはありませんが、血液が運ぶ酸素やブドウ糖、栄養素を細胞が受け取ることでエネルギーが作られます。ならば、胃腸に流れ込む血液が少なくなったなら、その働きがさらに悪くなることは容易に想像できることでしょう。結果、食べても消化や吸収力も悪くなります。

私は、こういったことが複雑に絡み合った結果が発達障害だと考えています。

まとめ

ご家族に発達障害の疑いのある人がいる。そんなとき、遺伝を心配する気持ちはわかります。ですが、ご紹介したように今現在、発達障害は「栄養不足」という当たり前の事実は放置された上で「診断」が下されています。

ならば、まずは当たり前のこと。自分で修正できる点を見極め、行動に移すことが重要です。

なお、以下に私が書いた小冊子「発達障害の原因と改善のための対策・対処方法」をご紹介しております。無料でご利用いただけますので、お役立ていただければ幸いです

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発達障害という「花」に目を奪われ、枝葉や幹、根などを気にも留めない。だからこそ、発達障害の改善ができない。これが私の結論です。そして、枝葉や幹などですから…


☑ 実は、誰もがその事実は承知して(気づいて)います。


☑ しかし、それを気に留めることもなく放置している


原因のいくつかは、ご本人なら気づいていますし、ご家族なら見聞きしています。しかし、 その事実があまりにも身近すぎて、それを「発達障害の原因」と認識できずにいる。逆に、その事実を認め、適切な対処をすれば改善が可能 だと私は考えています。


そこで私は、「なんとか発達障害を改善させたい!」とか「改善させる手立てはないのか…?」など、お悩みの方々にお役立ていただこうと小冊子を書きました。


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