本当はやりたくない虐待・ネグレクトをやめるためには

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右肩上がりに増加する児童虐待。

暴行を加えるなどして死亡させる事件・マンションから投げ落とし、死亡させる事件も起きていますね。

一般的に向けられるのは「絶対にありえない。異常だ。」という感情。

ただし、もっともそんな感情を持っているのは、虐待してしまう母親自身かもしれません。

子どもを殴ったり蹴ってしまう。必要以上に、叱りつけてしまう。虐待をやめたい。でも、どうしてもしてしまう…。

毎日その繰り返し…そんなお母さんは、少し角度を変えて虐待について考えてみませんか?

考え方を変えることが、虐待対策の第一歩です。

1、虐待とネグレクト

この虐待ってネグレクトになるのでは?と悩んでいるお母さまもいらっしゃいます。

虐待は大きく4つに分類されます。

その中の1つネグレクトは、子どもにとって必要なことを与えない虐待。いわゆる、育児放棄です。

赤ちゃんを育てられない方のための赤ちゃんポスト『コウノトリのゆりかご』をご存知ですね。2017年『コウノトリのゆりかご』では、7人の赤ちゃんが預けられました。

「育てられない」ではなく「育てたくない」という思いを持つ母親がいると言います。

「育てたくない」という感情が身体的虐待を引き起こし、ネグレクトへ発展する可能性があります。

過剰な身体的虐待を行い、食事を与えず最終的には餓死させてしまう事件も発生していますね。

そして、たとえ身体的虐待を行なっていなくても、子どもに苦痛を感じさせると、それはネグレクトになります。

食事を与えお風呂に入れていたとしても、声もかけず物扱いするような状態は、いわば『隔離』と同じ。人としての健全な生活は送れません。

笑顔を教えられていない子どもは、動物に育てられた野生児と同様、笑顔を知りません。

自分の行動がネグレクトであると感じたら、子どもの将来に大きな悪影響を及ぼすと考えた方がいいでしょう。

まずは、身体的虐待を回避する方法から解説してまいります。

2、虐待しそうになった瞬間の応急措置

虐待しそうになった時、目を閉じ数を数えながら大きく深呼吸します。

  • 深く息を吸い込み、できるだけ大きくゆっくり長い時間をかけて吐く
  • その間、目を閉じ頭の中で数を数える

とにかく「1.2.3.…」と、数字だけに集中してみましょう。

子どもが泣いている場合は、別の部屋に行くかシャワーを浴びましょう。

可能であれば、落ち着くまで散歩へ出かけます。玄関の外へ行くだけでもいいですね。

何も考えず、頭の中で数字を数えるだけで、気分が落ち着きます。

虐待してしまう時は、交感神経が働いている状態。深呼吸で、副交感神経を働かせリラックスできるのです。

深呼吸の効果は、科学的にもさまざまな効果が立証されています。

とっさにしてしまう虐待は、自分でストップをかけなければ、誰も止めてはくれません。

そのため日頃腹がたつ出来事が起きれば、とっさに目を閉じる癖をつけます。

大きな努力が必要ですが、虐待をやめたいと考えているのなら、絶対にしなければならない行動だと考えましょう。

目を閉じ深呼吸する、虐待をやめる応急措置です。

3、虐待・ネグレクトをやめるためのSTEP1

虐待をやめたいのにやめられない状況に苦しんでいるとすれば、あなたは決して異常ではありません。

多くの場合、虐待する母親は「母である自覚がない」と避難されます。

しかし「私は大切な自分の子どもに手をあげている。」「ネグレクトをする母親は失格だ。」そう思うからこその、苦しみですよね。

ですがそのように考えると、かえって虐待をやめたくてもやめられません。

まず『立派でなければならない母親』と『自分の子』という現実を、切り離して考えてみましょう。

  • 立派な母親になろうと考えない
  • 子どもを他人として見る

虐待をやめるために、まずこの2つを心から思えるようにしてみてください。

3−1、立派な母親になろうと考えない

お母さんの苦しみは、いったいどこからくるのか?

子どもを立派に成長させなければいけない母親としての役目・責任、そんな感情からです。つまり、母親としてのプレッシャーです。

人はプレッシャーがかかると、当然ストレスを感じます。

自分自身で『母親としての自覚』が強いほど、重くのしかかり虐待へ走らせてしまいます。

母親は、10ヶ月もの間子どもをお腹に宿し出産します。

さまざまな経験を経た知識を生かして、「いいお母さんになろう!」「立派な子どもへ成長させよう!」と努力しているでしょう。

しかし、元は誰もが未熟な人間です。

  • 私はわたし、母ではなく1人の人間である
  • 完璧な人間なんていないんだ

一度、このように考えてみましょう。

誰もが、自分の未熟な部分を常に感じています。隣の家庭の奥さまだって同じです。

『母親である自分が、子どもを虐待するなんておかしい。』と考えるから、余計に重圧を感じているのです。

心にオモリをぶら下げる原因の一つです。

もちろん育ってきた家庭環境など、さまざまな要因が絡み合って、プレッシャーだけが原因とは言い切れません。

しかし自分を「ダメな人間だ」と抑え込む感情は、人をどんどん追い込んでしまいます。

3−2、子どもを他人として見る

母親としてのプレッシャーに関係している気持ちが「我が子だからこそ、きちんとしてほしい。」「しつけなければならない。」という感情です。

自宅へ友人家族を招き、食事をしたとします。子どもがカレーを思いっきり床にこぼしました。

あなたはどうするでしょうか?どれだけ腹が立っても、必ずストップがかかりますよね。

本来は自分自身の子どもであってもなくても、同じ態度でいいのです。

  • 食べ物をボロボロとこぼして、腹が立った
  • 言う事を聞かず、泣いてばかりいる

スーパーでよく見る光景、お菓子が欲しいと泣きわめいている子ども。ファミレスで走り回っている子ども。

そこまで腹が立たないのはなぜでしょうか?他人の子には「しつけをしなければ」なんて考えないからですね。

ですから、虐待をやめたいのなら、我が子を他人の子として見てみましょう。

  • どれだけ腹が立っても、怒る必要はない
  • 手を出しそうになったら、他人の子だと考える

虐待をやめたいと考えている母親の感情を楽にします。

4、虐待・ネグレクトをやめるためのSTEP2

身体的体罰やネグレクトなど虐待全てに共通する解決法は、どちらの立場になって考えるかで異なります。

「虐待したくない・ネグレクトをやめたい」と悩んでいる気持ちは、誰の立場からの考えでしょうか。

  • 虐待やネグレクトするようなきちんとした母親でない自分
  • 母親から虐待され、肉体的精神的に痛みを感じる子ども

このどちらを基準に考えるかで、全く違った問題になります。

理由もわからず、虐待される子ども。自分がその子どもの立場になれば、とてつもない苦しさが理解できるでしょう。

厳しい言葉ではありますが、虐待がやめられないのは、母親としての立場で考えるからとも言えます。

母親としての『虐待したくない』という考えを捨てて、子どもとして『虐待されたくない』と考えてみるのです。

自分自身が、世の中でたった1人のかけがえのない人から虐待・放置される状況を想像してみてください。

子どもにとって、母親は全てです。命をつなぐたった1人の存在と言っても、過言ではありません。

5、虐待したくない悩みの根源を断つ方法

『虐待・ネグレクトするような自分は、最低だ。』と考えていませんか?

虐待しなくないのにしてしまう苦しみを持っているのは、本当は子どもを愛しているからです。

人が持つ悩みは、自分に対する『否定』が根源。

そもそも虐待やネグレクトを否定していなければ、虐待をやめたいとは考えませんよね。

そうした自分への批判が、虐待してしまう大きな原因になっています。

たとえ『子どもを愛せない』と考えているお母さんであっても同じです。心では『愛したい』と思っているからこその苦しみです。

虐待・ネグレクトをしてしまう自分であっても「したくない」と考えているだのですから、素晴らしい人間です。

自己否定をしてはいけません。常に、自分を認めてあげましょう。

隣の家の素敵なママさんも、テレビに出ている評論家でも全て同じ。自分の嫌な面がない人間は、1人だっていません。

自分に優しくできれば、子どもにも優しくできるように変わってきます。

ただし急ぐ必要はありません。深呼吸し、寄り道しながらゆっくり進みましょう。

6、虐待の悩み相談窓口

虐待してしまう悩みは、1人で立ち向かうには大変大きすぎる問題です。

そばに相談できる人がいない時には、相談窓口へ電話しましょう。

虐待相談は、名前や身元を明かさず匿名でできます。

育児ストレスがたまりどうしようもない場合、話を聞いてもらうだけでも、少しは気持ちが楽になります。

またもし、近所に虐待されているかもしれないと感じる子どもがいれば通告しましょう。

  • 頻繁に泣き声や悲鳴が聞こえる
  • 痩せすぎていて健康的な体型をしていない
  • いつも汚れた洋服や、不潔な身なりである
  • 挙動不審な様子が感じられる
  • 傷やあざがある

間違いであったとしても、全く問題はありません。

虐待であるかどうかの確認がされるだけであり、万が一虐待であった場合は、その子どもを救えるのです。

決して、虐待する母親を罰するための相談所ではありません。子どもを救うため、迷わず相談・通告しましょう。

その他、こちらにも相談窓口がありますので、何かおかしいと察した場合は連絡してみてください。

7、交感神経の興奮から考えること

体調が悪い時には、誰しも普段の反応のようにはいきません。高熱で寝ている時に、旦那が「ご飯はまだ?」なんて言ったとしたらあなたはどう思うでしょう。

では、日常で「ご飯はまだ?」に対してあなたはどういう反応でしょうか。

「ちょっと待ててね」と思うのか、「たまには自分でもやってよ」とか、「いつもいつもうるさい!」と反応するのか。

体調が悪い時には、やはり余裕がない対応をしてしまいます。

子供に対して、イライラや虐待や無視といった行為に気づいたら、この交感神経の興奮が無理に続いている状態。つまり体調不良の可能性もあります。

「私、全然疲れたり、体調など問題ないけど」

という人は、自分が体調が悪いことすら気づかないのかもしれません。そんな人は、子供の変化にも気づけるでしょうか。

もう少し、あなた自身を大事にしてみましょう。

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なお、これは小冊子ではございますが、 二冊の著書を出版している私ですから、その内容に手抜きはございません。 おおよそ25000文字原稿用紙60枚強と、 発達障害についての知識を深めるには十分な内容だと 自負しております。問題解決にお役立ていただければ幸いです。


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