逆マタハラでお困りの方必見!その原因と5つの対策

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「それってマタハラですよ!!」

「妊娠してるんだから仕方ないでしょ!!」

「妊婦には気を使って当たり前」

 

マタハラという言葉が騒がれている今の世の中、職場に妊婦がいる方は非常に肩身が狭くなったと思いませんか?少しでも思ったことを言おうものならマタハラだと騒がれ、逆に良かれと思って気遣ってもマタハラだと騒がれる・・・。

周りはすごく気を使って配慮してくれているのに妊婦である本人からは何の感謝の言葉もなし・・・。

妊娠中の体調不良による遅刻・早退や欠勤は仕方ないものだけど、職場に連絡もなく休んだり、それが当たり前かのような態度はちょっとどうかと思いますよね。

もしも職場で、「妊娠で体調が悪かったり、イライラしやすかったりしたとしても、その行動や言動はありえないのでは?」と思ったことがあるならば、それはもしかしたら逆マタハラを受けているのかもしれません。逆マタハラが頻出すると、職員が肉体的・精神的ストレスで苦しむのはもちろんのこと、その職場自体が非常に混乱してしまいます。

・部下が肉体的・精神的ストレスで疲れ切っている

・職場の上司からはちゃんと管理しろと言われる

・上司と部下の板挟みでどうしたらいいのかわからない

・妊婦にはマタハラだといわれるのが怖くて強く言えない

このようなストレスや悩みをお抱えの方は、今回の記事をお役立てください。

1 逆マタハラとは

逆マタハラとは、妊婦が妊娠を理由に、仕事や周囲に配慮をせずに妊婦の権利を最大限に利用することで、周りに肉体的・精神的負担をかけてしまう行為のことを指します。

では実際にどのような行為が逆マタハラなのでしょうか?2つの事例をご紹介いたします。

 逆マタハラの事例1:休憩に入る連絡もなし、社会人として責任感のない妊婦

美容院で働いていた時のことで、あるスタッフから「妊娠した」と報告を受けた。立ち仕事のため、気を遣い接客業務をできるだけ減らすようにしていた。店が混み始め、お客様が待ちすぎて怒り始めた頃、そのスタッフがフロアにいないことが判明。

そのときそのスタッフは、休憩室で食べながら座っており、私を見るなり「食べつわりで、食べていないと気持ち悪いんですよね」と笑顔で言った。「フロアが忙しいので少しは手伝ってほしい」と伝えて休憩室を後にしたが、そのスタッフが出てきたのは15分後で、謝ることもなく、平然としていた。

妊婦とはいえど、さすがにいなくなる時は声をかけるなど周囲への配慮を忘れず、責任感を持って仕事をしてほしいと思った。

逆マタハラの事例2:ミスの責任や仕事を人に押し付け、謝罪や感謝の言葉もない横柄な妊婦

会社の先輩が妊娠し、産休の直前から激変した。仕事自体はほとんどが立ち仕事だが、なるべく座って出来るようにしたり、高い位置の物は他の人が取るなど、その他の基本的な配慮はみんなでしていた。

しかし日が経つにつれ、段々と横柄に変わっていった。ミスをしても謝らないし、最悪人のせいにする、人のミスには必要以上に厳しい、人に仕事を押し付ける、「ごめん」や「ありがとう」はなし。仕事量も減って早く帰れるはずなのに、毎日上司に色々と愚痴って(無駄話をして)無駄に残る。見本のような小言の多い妊婦様になった。

自分だけかと思い、後からそれとなく周りに聞いたら、聞いた人は皆、もう一緒に働きたくはないというくらいのストレスを感じていた。

上記のような2件は、逆マタハラに該当する行為になります。

「4人に1人が被害者に?絶対に知っておきたいマタハラの原因と対策」の記事でご紹介させていただきましたが、もちろん妊娠中の体調不良が理由で、安全な妊娠・出産のため職場に異動願いを出すこと、遅刻や早退、欠勤は妊婦さんの当然の権利です。

妊娠の影響で業務に支障が出たときにイヤミを言う、休みや異動を認めない、残業を強制する、解雇するなどといった行為は、違法であると法律で定められた「マタハラ」になります。

2 逆マタハラの原因

逆マタハラが起こる原因としては、以下の3つが挙げられます。

・相手に対する配慮不足

・職員同士のコミュニケーション不足

・妊婦の権利(産休、育休など)が当たり前だと思わせるような世の中の風潮

以下に逆マタハラの原因について詳細をご紹介いたします。

2-1 逆マタハラの原因(1)相手に対する配慮不足

妊娠して体調がすぐれないにしても、業務のフォローや体調を気遣ってくれた時に感謝の気持ちや言葉などがまったくないとなると、やはり感謝の言葉や見返りを期待していなくとも配慮した側の気分はよくないものです。

このように周囲への配慮をせずに権利の主張をばかりをしてしまうことが逆マタハラの本質であり、配慮している側の人間がストレスを感じたり、職場の雰囲気が悪くなるといった状況を引き起こしてしまいます。

2-2 逆マタハラの原因(2)職員同士のコミュニケーション不足

「報告・連絡・相談」は仕事をやるうえで基礎中の基礎であり、これを実践することにより日々の業務をスムーズに行うことができます。しかし、職員同士でのコミュニケーションが十分に取れていない状態だと、お互いの現状(子育ての大変さ、業務の大変さ)の把握ができないため、相手への配慮が欠けてしまう原因になってしまいます。

2-3 逆マタハラの原因(3)妊婦の権利(産休、育休など)が当たり前だと思わせるような世の中の風潮

マタハラが世の中で騒がれ始めてから国を筆頭に、妊婦を守るための法整備や支援などが進められてきました。しかしその一方で、妊婦ではない普通の職員に対する支援などはまったくと言っていいほどなされていません。このような妊婦側に偏った対策だけをとることによって妊婦の権利(産休、育休など)が当たり前だと思わせる空気を作ってしまいます。

このような空気が職場内にできてしまうことで、周囲に対する配慮の気持ちが薄れてしまい、逆マタハラを起こしてしまいます。

3 逆マタハラのライン

実際に職場で被害に遭われている方の中には、自分が「逆マタハラ」に遭っているのか、それとも自分が妊婦に対して思っていることが「マタハラ」なのかどっちなのかわからないという方もいらっしゃると思います。

ここではどういったことが逆マタハラに該当するのかをご紹介いたします。

・体調が悪くなって遅刻・早退するときに何も言わずに帰る

職場に何の連絡もなしに無断欠勤を繰り返す

・仕事上でのミスを指摘されたときに「妊娠してるから仕方ないでしょ!」などのように自分のミスを認めずに逆ギレする

・仕事中にフォローされたことに対してはお礼も何も言わないが、フォローされなかったときには「妊婦への配慮が足りない!」などとイヤミを言う

・自分の仕事が落ち着いている時に、どんなに周りがすごく忙しくても一切フォローしない

妊娠を理由にして自分がやりたくない仕事をやらない

・自分以外の人ではわからない内容の仕事があり、あらかじめ職場が大変になることが分かっているのに引継ぎ等をやろうとしない

これらのように周囲に対する配慮が欠けていたり、妊婦は優遇されて当たり前という考え方が根底にあるかどうかということが逆マタハラに該当するポイントであるといえます。

4 逆マタハラ被害の対策方法

第2章のところで逆マタハラは、

・周囲に対する配慮

・職員同士のコミュニケーション不足

・妊婦の権利(産休、育休など)が当たり前だと思わせるような世の中の風潮

などが原因であると述べました。

またその行為が逆マタハラかであるかどうかを判断するのが難しいケースも存在し、場合によっては逆マタハラだと思って直接本人に注意したことが逆にマタハラだと言われてしまう可能性もあります。自分がマタハラの加害者になるかもしれないという恐怖から言い出せずに、ため込んでしまう人も少なくありません。

では、実際に職場における逆マタハラ被害を防ぐためにはどのような対策をすればよいのでしょうか?

以下に5つの対策をご紹介いたします。

4-1 逆マタハラの対策(1)マタハラ、逆マタハラの線引きをする

マタハラが世の中で騒がれたことにより逆マタハラという言葉も最近耳にするようになりましたが、実際に知識として知っている方は多くはありません。そのため、逆マタハラの被害を受けてもそれが逆マタハラだと気付かずに、ストレスをため込んでしまう方も少なくありません。また逆マタハラの被害に遭っていたとしても、それに対して妊婦がマタハラだと反応することによりマタハラの加害者になってしまう可能性もあります。

これらのことを防ぐためには、妊婦と妊婦ではない職員の間で共通の認識として、マタハラと逆マタハラの線引きをしておくことが重要です。第3章の逆マタハラのラインのところで述べましたが、周囲に対する配慮が欠けている、妊婦は優遇されて当たり前という考え方が根底にあるかどうかが、逆マタハラに該当するポイントであるといえます。

4-2 逆マタハラの対策(2)妊婦以外の職員の労働に関する法律の周知

職場で逆マタハラに遭う人は、責任感が強く思いやりのある人が多い傾向にあります。このような人たちが逆マタハラによる肉体的・精神的ストレスを抱え込みどうすることもできずに疲弊しているのが現状です。

このような逆マタハラの被害は、法律の知識を身に付けてさえいれば未然に防ぐことができた可能性があるにもかかわらず、法律の知識がないため言われるがままにつらい環境で働き続け、疲弊しきっているのが現状です。ですので、まずは会社内で妊婦以外の職員に関する法律を周知させ、職員が自分の身を守ることができる態勢を整えるようにしましょう

以下に労働に関する2つの法律についてご紹介いたします。

  • 労働基準法について(一部抜粋)

・労働基準法第32条

使用者は、労働者に、休憩時間を除き1週間について40時間を超えて、労働させてはならない。使用者は、1週間の各日については、労働者に、休憩時間を除き1日について8時間を超えて、労働させてはならない。

 

・労働基準法第34条

使用者は、労働時間が6時間を超える場合においては少なくとも45分、8時間を超える場合においては少なくとも1時間の休憩時間を労働時間の途中に与えなければならない。

 

・労働基準法第34条 途中付与の原則(1項)

休憩時間は、労働時間の途中に与えなければならず、勤務時間の始めまたは終わりに与えることは第34条違反となる。この原則には法令上の例外は一切認められていない。

 

※時間外労働の限度に関する基準について(補足)

労働基準法により、原則として(業種によって例外があり、異なる場合もありますが)

労働時間は1週間で40時間、1日8時間までとされています。

これを法定労働時間といいます。

しかし、それだけで仕事が終わらない職場ではこの労働時間を超えて仕事をするしかありません。このような状況の職場において職員に法定労働時間を超えて時間外労働をさせる場合には、あらかじめ使用者と労働組合間で、36協定(サブロクキョウテイ)を結び、これを労働基準監督署に届出ておかなければなりません。

しかしこの協定を結んだとしても、時間外労働が無制限に認められるわけではありません。

その制限とは以下のようになります。

1週間で15時間まで

2週間で27時間まで

4週間で43時間まで

1ヶ月で45時間まで

2ヶ月で81時間まで

3ヶ月で120時間まで

1年で360時間まで

この時間を超えてさらに時間外労働をさせる場合においては、あらかじめ特別条項付きの時間外労働協定を結んでおく必要があります。

また、時間外労働については、最低25%以上の割増賃金を支払う必要があります。特別条項付きの時間外労働協定に関して、1ヶ月60時間を超える時間外労働については、この割合が50%以上の割増賃金を支払う義務があります。

4-3 逆マタハラの対策(3)妊婦が納得した上で出来る仕事と出来ない仕事の線引きをする

マタハラ行為には、妊婦が出来る仕事をやらせない、妊婦が出来ない仕事をやらせるといったことも該当します。しかし妊婦自身が周囲への配慮をしないままにこれらの行為を声を大にして「マタハラだ!」と叫ぶようであれば、それは逆マタハラになってしまいます。

このような逆マタハラの被害を防ぐためには、妊娠中に気を付けるべきことなどを考慮しながら妊婦と十分に話し合い、本人が納得した上で、出来る仕事と出来ない仕事をはっきりさせ、それを職場内に周知させることが大切です。

以下に妊娠中の女性が気を付けるべきことをご紹介いたしますのでご参考ください。

・高いところのものを取らない

・トイレを我慢しない(尿路感染の原因になるため)

・中腰や屈んだ状態のまま力を入れない

・歩きやすい靴(スニーカーや低いヒールの靴など)をはく

・遠方への出張などはしない(急に体調を崩したら困るため)

・長時間同じ姿勢を続けない、お腹を冷やさない(血流が悪くなるため)

※妊娠中の体調不良には個人差があります。上でご紹介した事項だけで必ずしも妊婦の安全が保障できるものではありませんので、医師にご相談された上で最終判断をお願いいたします。

4-4 逆マタハラの対策(4)職員のストレスの改善をする

職員の妊娠により抜けた穴を埋めなければいけないことはわかっているものの、いくら頑張っても帰れるのは終電ギリギリだし、妊婦は休んでいるのに自分たちと同じように給料をもらっている・・・というように自分たちの頑張りがどこにも評価されていない現状に対して職員たちは相当な精神的ストレスを感じているはずです。

そのためこういった妊婦以外の職員の頑張りをねぎらうことが大切です。これにより職員のストレスが改善されるだけでなく、モチベーションアップにもつながることが期待できます。例えば、会社内や部署内での飲み会や食事会などを行うとよいでしょう。

 

4-5 逆マタハラの対策(5)ハラスメントの研修を導入する

会社内のハラスメントに対しては国家でも大きな問題として捉えています。国は積極的にハラスメントの研修を受けるように会社に対して指導しています。

会社としても、社内でハラスメント行為があることは好ましくありません。ハラスメントの研修を導入するように促しましょう。

実際に、ハラスメントの教育を取り入れてから、ハラスメントの発生件数が減っているというデータもあります。マタハラNetが行っているセミナーや教材を利用されると良いでしょう。

5 まとめ

逆マタハラとは、妊婦が妊娠を理由に、仕事や周囲に配慮をせずに妊婦の権利を最大限に利用することで、周りに肉体的・精神的負担をかけてしまう行為です。

逆マタハラを防止するためには、

・逆マタハラについて共通の認識をもつこと

・労働に関する法律について職場内で周知させること

・妊婦以外の職員のストレスを改善すること

・マタハラ防止セミナーや教材を利用すること

これらを行うことが大切だと考えられます。

また今回お話ししてきた逆マタハラですが、実はマタハラの原因になる可能性があります。職場で一度でも逆マタハラの被害に遭った人は、別の人が妊娠した際に逆マタハラされた時の記憶がよみがえってしまい、前の妊婦と同じだと頭ごなしに決めつけてしまい、マタハラをしてしまう恐れがあります。

逆マタハラは、まわりの職員に肉体的・精神的負担をかけるだけでなく、他の妊婦や育児中のママに対するマタハラをも生み出してしまいます。他の妊婦に対するマタハラを未然に防ぐためにも、逆マタハラ被害を防止することは非常に重要であると考えられます。

この記事を参考にしていただくことにより、職場環境が改善し、あなたが上司と部下の板挟みから解放されることを切に願っています。

参考HP:http://www.mataharanet.org/  http://www.mhlw.go.jp/

なお、私は企業におけるハラスメント対策もまた、本質的な解決が可能だと考えています。メンタルケアおよびハラスメント対策をお考えの企業の方は、以下に無料相談のご案内をしておりますのでご利用ください。なお、私は企業におけるハラスメント対策もまた、本質的な解決が可能だと考えています。メンタルケアおよびハラスメント対策をお考えの企業の方は、以下に無料相談のご案内をしておりますのでご利用ください。

 

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自己破産

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