不登校の対応はこれ!解決に向け必ずチェックすべきポイントまとめ

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「不登校の子供にどう対応したらいいのか?わかりません。」

 子供が不登校になると、ほとんどのケースでお母さんが先生やカウンセラー、ご主人やご家族などの間に挟まれて苦労されているようです。

 ご主人:「無理やりでも学校に行かせれば気分が変わり登校するようになる!」

先生:「とにかく学校に連れてきてください。休み癖がつくと面倒ですよ!」

カウンセラー:「自発的に登校するまで待ちましょう!」

臨床心理士:「少しずつ学校にいけるようにと、学校をイメージするところからはじめましょう」

 このように、立場が違うと子供に対して違った対応をするようアドバイスをします。なかには家庭内暴力や暴言、ひどい落ち込みや発達障害、精神疾患を疑われるようなケースまであるのにです。

 また、例えば同じ先生という立場でも、別の先生は違うアドバイスを口にされたりする。これはカウンセラーや臨床心理士なども同じですから、私の経験では間に挟まれたお母さんは何をどうしたらいいのか困り果てていらっしゃいました。

 そこで、この記事では不登校の子供たちへの対応について、登校刺激も含めてご説明しますのでお役立てください。

 1.不登校の原因

「学校に行かなくなる前から頭痛、腹痛など、朝になると調子が悪くなり内科に連れていきましたが異常なく、心療内科を紹介されました。」

「朝になると腹痛や吐き気を訴えるくせに、学校に休むと連絡すると元気になるので怠けていると思ってしまいます。」

 不登校になるとこういったケースがほとんどのため、怠けやさぼりを疑いこころの問題を疑うことがほとんどのようです。しかし、私の経験上、不登校の原因のほとんどは次のふたつです。(詳しくは別記事「それって本当に子供のため?親なら必ず知っておきたい不登校の原因と対策」をご覧ください)

 

1.脳の栄養状態が悪い

2.自律神経の乱れからくる体調不良

 

脳の栄養状態が悪くなると、自律神経が緊張しアドレナリン(不安・恐怖)とノルアドレナリン(怒り・イライラ)などのホルモンが分泌されます。これは栄養状態が改善しない限り続きますから、このホルモンの情動(感情)に五感からの情報が上書きされます。

 また、体調不良が続くと同じことが起こります。これは生理前に感情が乱れる女性と同じです。わけもなくイライラしたり落ち込んだりする。その情報に五感からの情報が上書きされますから、些細なことに不機嫌に反応することになります。

 こういったホルモンの分泌量と、その子どもの性格や家庭環境などが複雑に絡み合った結果、家庭内暴力や落ち込みなどさまざまな形での不登校となります。

 1-1.不登校の対応。まずは子供の体調をチェックする

朝、登校前に頭痛や吐き気、不屈などを訴える。それ以外はあまり不調を口にしないからと、子供さんの体調を気にかけていないご家庭がほとんどです。ですが、ここに私が不登校で利用する問診内容をご紹介しますので、いちど子供さんと一緒にチェックしてみてください。

 

・頭の症状:頭痛、頭重、頭がすっきりしない

・目:疲れる、かすむ、目の奥が痛む、まぶしい、乾く(ドライアイ)

・耳:耳鳴り、耳がつまる、音が頭にひびく

・口:粘つく、苦い、まずい、味覚異常、乾く

・めまい、立ちくらみ、動悸

・胃腸:食欲がない、胸のあたりがモヤモヤ・ザワザワする、ゲップ、シャックリ、お腹が

 張る、ガスがたまる、腹部膨満感、お腹が空かない、食べるとすぐにいっぱいになる、

 吐き気、胃もたれ、胃痛、胸やけ

・アゴ:ガクガクする、歪んでいる、痛い、朝ものを噛むとき違和感

・筋肉:肩こり・痛み、首のこり・痛み、背中のこり・痛み、腰のハリ・痛み、ふくらはぎ

 痛、コムラ返り、関節痛、関節のだるさ、風邪かと思って熱を測るが熱がない

・唇の皮がむける、さかむけ、抜け毛、髪のパサつき、爪に縦線が多い、爪に横線がある

 

これは相談前に必要とする最低限のチェック項目ですが、おそらくほとんどの子供さんが10以上の不調を抱えているはずです。寝不足はもちろん、風邪をひいて気分が良くなる人などいません。

 繰り返しますが、体調不良によるアドレナリン(不安・恐怖)やノルアドレナリン(怒り・イライラ)などのホルモンが持続的に分泌され続けること。そこに学校の情報が上書きされることで情緒が不安定になる。これが不登校の原因です。

 なかには子供に学校へ行かない理由を確かめたとき、「友達との関わり」や「先生の対応!」などを口にしたという話もあるでしょう。しかし、それは「思いついた言葉」にすぎません。私たちは自分の身を守る(危険を回避する)とき、それを前提に思考することを忘れないでください。

 2.不登校の解決に必要なアプローチ

不登校の原因が栄養状態と体調不良にあるとわかりましたから、解決へのアプローチは説明するまでもないでしょう。そして、このアプローチで単に不登校というだけでなく、家庭内暴力や精神疾患、発達障害といった問題まで解決してしまうケースがほとんどです。

 2-1.十分に栄養をとる

ストレス時、人は大量の栄養を必要としますから、不登校なら十分に栄養をとらせてあげましょう。強調しておきますが、このとき食生活の改善は必要ですが、それだけで栄養がとれるなどとカン違いなさらないようにお願いします。

 事実、通常の家庭の食事では十分な栄養などとれません。そのため、国は学校給食にビタミンB1の添加を義務付けています。逆に、夏休みなど長期休暇の後に不登校が増えるのは、休み中に栄養が不足したことが大きく関わっていると私は確信しています。

 とくにジュースやアイスをとる習慣がある子供の場合、糖分の代謝にビタミンB群が消費されてしまいます。給食でとれていた分のビタミンB1が不足した、その上でジュースなどの代謝のためにビタミンB1が消費される。こういったことで、脳の働きが悪くなることに私は疑いをもちません。ジュースやアイスを当たり前のようにとる習慣はやめるようにしましょう。

 また、ビタミン剤などをとると小便が黄色くなります。これは体内で使いきれなかったビタミンが尿中からでたことを意味します。ならば、小便が透明なら体内でビタミンが足りているはずもありません。また、ビタミンが不足するような食事なら、アミノ酸やミネラルなども足りているはずもありません。

 これが現実ですから、不登校と分子栄養学などに詳しい医師や薬剤師のアドバイスの元、アミノ酸やビタミン、ミネラルなどをサプリメントで補うようにしましょう。

 2-2.体調不良を改善する

不登校における体調不良とは自律神経の乱れが原因です。したがって、頭痛や吐き気など、ひとつひとつの症状に対して対症療法によるアプローチでは意味がありません。なぜなら、症状とはSOSのサインにすぎず、原因は自律神経の乱れにあるからです。

 このことから、体調不良へのアプローチは東洋医学など体全体へのアプローチが必要です。私は漢方というアプローチで実績をあげていますが、この事実を前提にすると鍼灸や整体、カイロプラクティック、ヨガ、ストレッチなども効果があるはずです。とにかく緊張をほぐしてあげましょう。

 3.不登校への対応

繰り返しますが、不登校でもっとも重要なことは、アドレナリンやノルアドレナリンなどのホルモンの情報(感情・情動)に五感の情報が上書きされることです。つまり、これらのホルモンの分泌量の増減により、子供たちの精神状態は左右されます。

 ホルモンの分泌量が多ければ、より情緒は不安定になります。逆に、栄養状態と体調不良を改善すればするほど、ホルモンの分泌量が減ります。その結果、子供たちはどんどん穏やかに前向きになります。

 当然のことですが、子供たちの精神状態次第で対応が変わりますので、それを判断するポイントをご紹介します。

 3-1.不登校の対応その1.まずは休ませる

不登校になったのなら、交感神経が緊張してアドレナリンやノルアドレナリンが大量に分泌され、情緒が不安定になっています。こんなとき、決して頑張らせてはいけません。なぜなら、頑張るとはさらに交感神経を緊張させることになるからです。

 こんなとき、ムリに登校をさせるとホルモンの分泌が増えます。また、交感神経が強く緊張するとアドレナリン(不安・恐怖)の分泌がさらに増えます。それが五感からの情報に上書きされ、強く記憶されますから問題が大きくなります。

 この強い記憶は9.11と聞けばご理解いただけることでしょう。感情(情動)が強く働いたときとはアドレナリンやノルアドレナリンの分泌を意味します。このとき記憶が強化されますから、9.11と聞けばあの「ビルに飛び込む飛行機」を思い出すことができるのです。不登校も同じですから、まずは休ませてあげましょう。

 3-1-1.こんな様子なら学校を休ませましょう

もし今現在は登校していても、帰宅時に次のような様子は子供のSOSです。私なら学校を休ませることを優先します。

 

・あきらかに疲れ切った表情をしている

・疲れ切って寝てしまう

・足の痛みを訴える

 

このような状態は相当ムリをして登校を続けています。そしてこんなとき、ご両親の言動などに過敏な反応をしたり、友達や先生のグチが多くなっていることがほとんどです。その理由はすでに説明したようにアドレナリンやノルアドレナリンなどのホルモンの影響です。

 帰宅して疲れているのは体力の問題ではありません。学校で緊張したまま過ごしたため、精神的な疲れが原因です。また、緊張したまま動くため、ろくに運動もしていないのに足が痛みます。これは体育などで激しく動いたときはなおさらのこと。

 こんな状態で登校を続けていると、なおさら情緒が不安定になります。ガマンを続ければ続けるほど不安定になり、落ち込みやイライラは激しくなりますしこだわりが強くなります。その結果、ある日パタッと登校できなくなり、統合失調症や発達障害といった診断がなされたというお話が少なくありません。

 3-2. 不登校への対応その2.子供への対応を見極めるポイント

不登校になる前、ほとんどのケースでSOSのサインが子供にでています。たとえばゲップやシャックリ、おならなどが増えたり口臭が強くなります。これは交感神経が緊張し、胃腸の働きが悪くなったサインです。逆に、このときアドレナリンやノルアドレナリンが大量に分泌されています。

 情緒とはこれらのホルモンの分泌量で左右されますが、次のような子供たちの特徴でそれが判断できます。

 3-2-1.学校の話をすると態度が悪くなる

不登校の子供に学校関連の話をしたとき、あきらかに表情が曇るならまだまだ休ませる必要があります。登校を促すような言葉や学校に行かない理由を聞くなど、学校に関連する情報はできる限り話題にしないことをお勧めします。

 表情とは情緒の表出です。また、情緒はアドレナリンやノルアドレナリンなどのホルモンの分泌量ですから、学校関連の情報で表情が曇るならホルモンの分泌量がまだまだ多いと判断できます。ですから、表情に限らず学校や友達などの話題で…

 

・話をしなくなる

・自分の部屋に行ってしまう

・落ち込む

・イライラしはじめる

 

こんなときに登校を促すことなど厳禁です。

 なお、栄養状態と体調不良が改善すればホルモンの分泌量は減りますから、このアプローチを続けると情緒は徐々に改善していきます。ですが、決してあわてないでください。私の経験ではほぼ例外なく、次のような流れで確実に改善しています。

 3-2-2.学校の話でコミュニケーションがとれる

ホルモンの分泌量が十分に減ると、学校の話でコミュニケーションがとれるようになります。今までならふさぎこんだり不機嫌になったり、ときには部屋にひきこもってしまった友達や学校の話に対し「聞く耳」をもつようになります。

 重要なのは、この「聞く耳」がでるまえに登校刺激を絶対にしないこと。逆に、聞く耳が出たということは情緒が安定してきた証拠です。ですが、こんな日があったからといって、すぐに登校刺激はしないでください。

 ただし、ここでは今までとは違った対応ができます。たとえば、不登校になり友達と遊ぶこともなかったのなら、友達と遊ぶことを勧めてあげましょう。また、休日も家にひきこもっていたのなら、外出するように誘ってみましょう。そうじなど、お手伝いを頼むのもいいでしょう。

 「聞く耳」をもちはじめたのなら、このようにふだんの生活の改善を促すことが重要です。

 3-2-3.自ら学校のことを口にしはじめたら…

学校のことや今まで口にしなかった友達のことを口にするようになったのなら、情緒はだいぶ落ち着いたことになります。そしてほとんどのケースで、このとき「ヒマ!」を口にするようになります。

 また、ヒマを口にするようになると、自分がやるべきことが見えるようになりますから、今までならできなかった「片づけ」や「お手伝い」などをしたり、勉強をしはじめたりします。さらに、学校に行くようなそぶり。たとえば前の晩に学校に行く準備をはじめたりといった、明らかな前向きな姿が見れるようになります。

 ここまでくれば、表情は笑顔がほとんどでしょう。また、すねたり怒ったりすることがあったとしても、ご両親が驚くほどはやく何もなかったかのように気持ちが切り替わるようになっているはずです。

 当然ですが、こんな状態なら登校を促すことは問題がありません。ですが、本人は登校していたころの記憶がありますから、「まだ…」とか「怖い!」みたいなことを口にするかもしれません。ですから、あせらず次のようなことを確認してください。

 3-3.不登校への対応その3.登校を開始するにあたり観察すべきポイント

登校をする前、まずは先生に会ってみることをお勧めします。このとき、本人が「緊張する」とか「疲れた」と口にするかもしれません。しかし、先生に会ったときの様子をまずは観察してみましょう。

 以前はこわばっていた表情が柔らかくなっていたり、目を合わせることができなかったのが視線を合わせていた。ろくに返事ができなかったのに、文章で返事ができるようになっていた。など、違いがわかるはずです。しかし、もっとも重要なのは先生と会った、その後の様子です。

 もし、アドレナリンやノルアドレナリンなどの分泌量が多ければ、先生と会った後、精神的な疲れとなってひきずることになります。帰宅して横になってしまったりボーっとしていたりと、他のことができなくなります。

 一方で、もし「疲れた」などと口にしても、その後、自分がやりたいことができているようなら心配はいりません。繰り返しますが、子供たちの言動とは「反応」や「思い付き」にすぎません。

 これは保健室や別室登校でも同じです。重要なのは、子供たちの言っている言葉ではなく、その後の様子で判断してあげることです。中学生なら部活動からの復帰でもかまいません。部活から帰宅した後も明るく元気なら、どんどん良い方向に行くことに疑いはありません。あとは、時計の針が進むのを待つだけです。

 まとめ

家庭内暴力や精神疾患もふくめ、不登校の子供たちの言動とは、アドレナリンやノルアドレナリンというホルモンによる感情(情動)に五感からの情報や記憶などが上書きされた、単なる「反応」や「思い付き」にすぎません。

 「ヘビだと思ったらヒモだった!」という年配の方なら誰にでもある経験でわかるように、

私たちのこころは、物事を認識するそれ以前に生まれているのです。

 この事実を前提にすると、不登校の対応とは確実に改善するアプローチを実行した上で子供たちの様子を観察することがすべてです。ぜひ、この記事を参考にしていただき子供たちが元気に登校できるように応援してあげてください。

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