不登校の時の学び方。自主性を育てる方法も視野に入れる

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いじめや様々な原因で選択する「不登校」

かつては学校をさぼっているかのような風潮があり、あまり認めてもらえない行動でした。最近ではサボりではないとの認識も増えてきている一方、安易に不登校を選ぶ人もいて、なかなか難しい問題であることは否めません。

とはいえ、なってしまったら・・・と、選択の一つとして考えておく必要があるでしょう。

今回は、そんな不登校について、その決断をすべきポイントとその後の学習について考えていきたいと思います。

 

1、不登校を決断する時

まずは、どういった状況下で不登校を決断すべきかを考えましょう。

 

本人が不登校を求めたとき

まずは、子供本人が不登校を申し出た場合ですが、これは一旦すぐにその求めに応じてあげましょう。

親としては、子供が「ただのサボりぐせや安易な逃避でそれを選んでいるのではないか」と思ってしまうこともあるでしょうが、万が一緊迫した状況の場合、これが大きなマイナスとなる時があります。

子供にとっても、親に不登校を自分から言い出すことは大きなストレスです。

ですから、そんなストレスを乗り越えてでも親に訴えている可能性がある以上は、まずは子供の言うとおりに登校を停止してください。

原因の究明や子供気持ちの把握、または学校の状況は登校を停止した後でも調べることは十分可能です。

まずは緊急避難が先だと考えましょう。

 

明らかないじめの様子が見て取れた時

次に、子供がいじめられている場合。

それも、子供がいじめられているのではないか?という明らかな証拠やそれとわかるものが見つかったときは登校を停止すべきです。

それは、学校側との話し合いの時間をしっかりととるという意味でもありますし、子供の緊急避難の為でもありますが、もうひとつには、何かあったら休んでもいいんだ、と子供に知らしめる意味合いもあります。

子供にとって学校を休むというのは、むしろ大人が考えているよりもかなりハードルが高く、それこそ思いつきもしない事だったりもします。

選択して休むということもある、そう教えるためにも、行動した方がいいでしょう。

 

基本的には不登校(子供の気持ち)は認める

もちろん何事にも例外がありますが、基本的には不登校は許容し、認めるべきです。

確かにそれが単なるさぼり癖の時もあるでしょうし、とるに当たらない現実からの逃避という時もあるでしょうが、そういったことをしっかりと話し合うという機会も登校停止期間中に作ることができます。

学校は行った方がもちろんいいですが、自分の身を削って、無理をして行かなければならないところではありません。

それが安易な登校拒否なのか、それとも必要な不登校なのかを話し合い調べ考える時間もまた、登校停止期間中に作ればいいだけのことです。また、当たり前ですが、親が原因のこともあります。

 

2、不登校期間中の学習はせっかくだから自主性を伸ばす

では、実際不登校になってしまった場合ですが、確かにこの期間には学習上の不安は生じます。

しかし、この世に経験してプラスにならないという経験はほんのわずかしかなく、不登校の経験が子供の情操に役立つこともきっとあるでしょう。

ですので、この不登校の経験を生かし、自主性を養う学習スタイルを身に着けるのもいいかもしれません。

 

不登校における一番の問題点は自主性の欠落

一般に自主性というと、自分で何かを始める事だと思われがちですが、そうではありません。

自主性とは、

自分で何か方向性を見出し、それに向かって計画を立て、自分を律して目標達成に向けての努力をし、そして目標にたどり着くために動く力です。

学校に通えば、こういったプロセスを学校でしっかりと教えてくれて、仲間と協力しながら手に入れます。

言い換えれば、強制力と協力の中で、最低限度の自発的行動をもってみんなについていくための自主性を手に入れていくというわけでしょうか。

しかし、不登校にはこのプロセスは存在しません。しかも、自分だけ(もしくは自分と親)だけの空間では、自由が尊重されるといえばいい風に聞こえますが、その気になればいくらでも自堕落になれます。

つまり、自主性を確保するうえで、誘惑だらけの自由な生活の中ではなかなか難しいものなのです。

 

自分で手に入れた自主性は将来大いに役立つ

しかし、もし、自由が大幅に保証されている不登校期間中に、自主性を手に入れることができたらどうでしょう。

これは、学校の中で受動的に「手に入れさせられた」自主性とは違い、自らが能動的に獲得したものですから、かなり強力な将来への武器となります。

考えてもみてください、多くの誘惑が存在する自由な時間に、自分を律することは大人でも難しいことです。

社会に出て働けばわかることですが、学生時代のように、周りが自分の成長をサポートし注意や説教をしてくれなくなります。

つまり、もう社会に出た後では、人は自分の自主性を育ててはくれないのです。

しかし、もし学生時代に、自分で手に入れる自主性を獲得していれば、それは社会に出たときに確実に、大きなアドバンテージとなるでしょう。

であれば、せっかく不登校になったのであれば、この期間中に、自主性を育てるべきなのです。

 

あくまで親はサポートであると心得る

不登校児の子供にとって、親は「逃げ場所」であると言えるでしょう。

その安心安全な逃げ場所である親が、勉強をさせようと躍起になり、不登校であることの不安感を植え付けるようなことをしては、子供にとって家自体がいづらい場所になりかねません。

とはいえ、勉強をさせないわけにもいかないのですから、あくまで親はサポート役だと心得るべきです。

それは子供の自主性を養うことと、子供の体調を整えることの点でも、大きなポイントでもあります。

 

3、不登校の学習方法

では実際どうしていけばいいのかを、考えていきましょう。

 

子供の意思で受験を考えている場合

この場合は、さすがに親がどうこうできる範疇ではありません。

ですので、学区外(不登校の子供にとって学区内の塾はかなりハードルが高くなります)の塾や家庭教師を雇うことによって、しっかりと受験勉強をさせる必要があります。

ただ、もし親の意向で受験を考えている場合は、一回しっかりと家族で話し合いましょう。

子供が不登校で苦しんでいるときに、わざわざ受験させる必要があるのか、それは、家族でしか答えの出せない問題。

しっかりと、子供を中心にすえて、考えてみてください。

 

3−1、学校の勉強に遅れないための学習その1「参考書と問題集選び」

参考書選びで一番重要なのは、教科書に即しているものを選ぶということ。

不登校が終わり、学校に復帰するときに、特に英語などでは教科書の違いによって習熟スピードなどが大きく違ってしまう場合があります。

ですので、できるだけ教科書に沿った参考書をえらぶようにしましょう。

選ぶときは、

  • 必ず子供と一緒に選ぶ
  • 決して親が自分だけで選ばない
  • 最終決定は必ず子供にさせる

ことを心がけましょう

選んで決定するというプロセスは、けっこう大人でも不得意な人が多く、身に着けておけば大きなプラスになるスキルです。

買い方なのですが、参考書が子供用に1冊と問題集が1冊。そして親用に問題集が1冊あればいいでしょう。

ちなみに、親用の問題集に子供の意見を聞くことは必要ありません。

 

3−2、学校の勉強に遅れないための学習その2「スケジュール」

まずスケジュールですが、基本的には「学習期間」と「テスト期間」の2種類で構成していきましょう。

これは、皆さんも学校で経験した事があると思いますが、それぞれの教科でテスト範囲を定めて、

  • テストに向けて勉強する時間
  • テストのための時間

の2つですね。

おすすめなのは、3週間に一度全教科のテストを実施して、1週間をテスト期間にあてるというもの。

この時も、初めはテスト範囲を等分にしてわけていけばいいのですが、その後は点数などを加味して、教科ごとの範囲を狭くしたり広くしたりしてもいいでしょう。

ただその際も、必ず子供に意見を聞いてください。

「○○は国語が得意だから次の範囲はここまでにしてみようか?」などと範囲の決定には、必ず子供を参加させるようにするのです。

そうして、スケジュールを決定していきます。

 

3−3、学校の勉強に遅れないための学習その3「学習期間」

学習期間は、子供の持っている

  • 教科書
  • 参考書
  • 問題集

の3つで勉強して行きます。

子供に「問題を解く→わからないところを調べる→問題を解く」というサイクルだけを教え、あとは時々気にかけるだけで放置していてもかまいません。

勉強時間を決めておく事だけはしたほうが良いですが、親がやることはタイムスケジュールの管理だけ。

実際にきちんと勉強できているかどうかは、気になるとは思いますが、知らないふりをしておきましょう。

 

3−4、学校の勉強に遅れないための学習その4「テスト期間」

テスト期間には、親の持っている問題集を使ってテストしていきます。

この時、必ず問題集そのものではなく、問題集をコピーしたものを使ってテストしてください、そして少し大変かもしれませんが100点が出るように点数も割り振ります。

テストについては、必ず親御さんの前で解かせ、そして子供の前でしっかりと採点すること。

点数の結果については、よかったらきちんとほめてあげ、悪かった場合は怒らずに残念そうにするのがポイントです。

そして、そこからは1週間かけて100点になるまでテストを繰り返します。

じつは勉強においては、この間違いを訂正して正解を導くというものが重要ですので、ここはしっかりとアドバイスしていきましょう。

そして、2日で全教科100点にたどり着けば5日間は休み、4日でたどり着けば3日間は休みと、ご褒美を付けます。

1日で済めば6日間はずっと遊べるというのは、子供にとってかなりのモチベーションになるでしょう。

 

3−5、学校の勉強に遅れないための学習その5「テスト結果を踏まえて」

テスト期間が終わると、また次の学習期間が始まります。

この時には、先ほど申し上げたように得意教科の範囲を伸ばし不得意教科の範囲を狭くするといった工夫を子供に提案していきましょう。

また、明らかに学習が進んでいない場合は、子供と話し合いを持つことも重要です。

その理由がどう考えてもサボりだったとしても、真剣にアドバイスをしていき、怒るのではなく、どうしたら勉強をしたくなるのかをしっかり話し合いましょう。

そして、これを繰り返しながら、パターン化し微調整を繰り返していくのです。

 

4、まとめ 親子一緒に自主的に

不登校になってしまったこと、これは後から考えても仕方のないことで、また登校できるかは別で考えましょう。

ですから、不登校という状況になってしまったことを悔やむのではなく、親子で、不登校だからこそできる学びの空間を作ることを考えていきましょう。

そして、その上での一つの提案として、子供に自主性を付けてもらう学習方法をご提案しました。

この方法についても、その細かい部分のやり方については最終的には親御さんとお子さんが話し合って決めてください。

その時間もまた、大事な「学習」の時間だと心得て。

そして、不登校の原因は、子供の体調に関係します。こちらをご覧ください

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