もはや他人事ではない!?ダブルケアとその対策

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一般的に「介護」といわれる状況に、食事や家事などの生活の世話、そして見守りなどを含めた総合的な介護に近い状況も含めれば、介護にかかわる人の数は膨大な数になります。さらにそこに結婚の高年齢化が加わり問題になってきたのがダブルケアです。

今回の記事ではダブルケア対策の基礎についてご紹介いたします。

1.そもそもダブルケアとは

ではまずダブルケアとは何かについてみていきましょう。

1-1.ダブルケアの定義

ダブルケアとは、介護と育児の両立をしている状態のことを言います。

このとき、介護の中に含まれるのは、いわゆる介護保険が適応されるような状態や要介護認定を受けている状態の介護から、生活の世話や見守りというものを含む場合があります。

そしてこのダブルケアが今や大きな問題となりつつあるのです。

1-2.ダブルケアの時代的背景

ダブルケアが生まれた時代的背景には、結婚の高年齢化と家族の変化がその大きな原因といわれています。

まず、結婚の高齢化による出産の高齢化が進むことによって、親の介護が必要な年齢になったときに、まだ子供が小さいという状況が生まれたこと。そしてそれと同時に、家族の関係性の変化で、兄弟や親せきのネットワークが希薄となり、一個人にその負担がかかるようになったことがその背景にあるようです。

2.ダブルケアの問題点と対策

ではそんなダブルケアの問題点にはどんなものがあるのでしょうか。

そしてそれぞれに対してどのような対策が必要なのでしょうか?

2-1. ダブルケアの問題点と対策(1)経済的・肉体的・精神的負担がかかる

ダブルケアの一番の問題点はその大きな負担です。

いうまでもないことですが、育児も介護も、人生において一大事といえるほどに大きな負担を担当者に強いるものです。

それは当然経済面でもそうですが、同時に肉体面においてもかなりのものになります。

そしてそのどちらか一方でも、育児ノイローゼや介護ノイローゼなどの精神疾患を引き起こしてしまうほどですから、その精神的負担もいうまでもありません。

ですので、早いうちからの介護のための貯蓄やこころとからだのケアを怠らず、各種の支援や援助、そして保険などを使った経済対策をしっかりとしておく必要があります。

2-2. ダブルケアの問題点と対策(2)ダブルケアにくわえて仕事の負担がかかる

さらにここに、仕事の負担というのが同時にかかってくる場合があります。

育児の真っ最中の年齢というのは、同時に仕事においても働き盛りの年齢ということが十分に考えられます。

今のように不安定な社会の中では、夫婦共働きというのはもはや一般的であり、こうなると介護と育児と仕事というダブルケア+1の状況が生まれてくるのです。

そしてそこには当然介護離職の危険性が存在し、より経済状況を悪化させる結果に繋がりかねません。

ですので、最悪の事態にならないためにも、会社とのコンセンサスをしっかりと図っておくか、もしくは、育児や介護に理解のある会社を選ぶなどの対策をしておく必要があるでしょう。

また、介護離職をやむなくしてしまった場合の対策も、しっかりとしておく必要があります。

以下の記事も併せてご参考にされてください。

・介護離職後に再就職を成功させるための3つのポイント

・介護職離職をゼロにするためには~その現状と3つの対策~

2-3. ダブルケアの問題点と対策(3)ダブルケアは長期化する問題である

例として介護対象者が70代、ダブルケア当事者が50代、育児対象者が10代と仮定しましょう。

このとき介護対象者が80代まで生きたとすれば、ダブルケア当事者が介護を終えるのが60代、そのとき育児対象者が30代となっています。となれば、次の世代では早ければ10年以内にダブルケア当事者が介護対象者となり、育児対象者だった人が介護に回ります。

そのときは、育児対象者だった世代が40代で、当然ここに子供ができていればこれまで、育児対象者だった人がダブルケア当事者となります。

そうなれば、経済的な状況もより悪化していくことが容易に想像できます。

というのも、ダブルケアの場合、そこにかかる経済的負担を考えると、その経済的依存先は親と自分の貯蓄になります。

しかし、自分がダブルケアの当事者の時に自分の貯蓄を減らしてしまえば、自分が介護対象者となった時、自分の子で新たにダブルケアの当事者となった世代は親の貯蓄がないという状況になるのです。

そのためにも、できるだけ介護離職を防ぎ、自分の子供のためにできるだけ自分の貯蓄に手を付けないようにする必要があります。

3.まとめ

今回の記事でお分かりのとおり、ダブルケアの対策としてやるべきことはたくさんあり、そしてそれらはすぐにできるものではありません。

まずは、自分の人生と将来を考えたうえで、自分がダブルケアの当事者となった場合のことを、まだそうでないうちにほかの兄弟や親せきと話し合い、そのための対策を立てておく必要があります。

・介護にかかる費用

・今のまま受けることのできる支援や補助の確認

・自分のこころとからだのケア

・兄弟や親戚のネットワークの強化

・介護離職を防ぐ、もしくはしてしまったときの対策

ダブルケアの対策は、こういったことを念頭に置きながら、できるだけ早めにそして長期的に考えておくことが重要です。今回の記事が少しでもダブルケアでお困りの方のお役にたてれば幸いです。

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