パワハラ

飲み会でセクハラ発言をするパワハラ上司!の脳の中身とは?

会社の飲み会が面白くありません。

ナゼって?以下の事で共感していただける方も多いのではないでしょうか?

『上司に気を使わないといけない』、またその上司がお酒が進んでくると『下ネタ』ばかり連発してくるし、さらに、抱きついてきたり、最悪の場合キスをしてきたりと・・・・セクハラのオンパレード

ストレス以外の何者でもない!!

 

とは言え、上司ですから、機嫌を損ねるようなことも出来ないし・・・

たいていの方が苦笑いで「やめてくださいよー」と言うのがいっぱい、いっぱいなのではないでしょうか?

そこでどうして酔っ払ってしまうとそのような行動を取ってしまうのか私なりに調べてみました。何で?の原因を少しでも理解できれば対策や相手に対する考えかた、または見方がかわるはずです、少しでもストレスの原因とセクハラをされない為に参考にして頂ければ幸いです。

 

1お酒がもたらす脳への影響

最初は楽しく、飲んでいたのに一定の時間飲んでいると必ず下ネタを連発してくるかたがいますがポイントはアルコールです。

 

アルコールは飲酒後1~2時間でほぼ吸収されてしまうといわれています。
胃・腸から吸収されたアルコールは、門脈という太い静脈(血管)に入り肝臓を通過して、全身の臓器に流れていきます。

もちろん、脳へも到達します。ただし人間の脳は流石と言っていいほど、かしこい仕組みになっています。

「脳には、脳にとって有害な物質をブロックする『血液脳関門』があります。いわば脳のバリア機能を果たす器官で(門番というイメージです)、ただし分子量500以下のものや、脂溶性の物質に限って通過することができます。

体内中に吸収されたアルコールはこの2つの条件を満たしてしまい。(エタノールの分子量は46.07)かしこい門番を(脳関門)やすやすと通過してしまいます。

通過したアルコールは、脳全体の機能を一時的に“麻痺(まひ)”させるため、さまざまな行動を引き起こしてしまうと言う訳です」

アルコールによる影響をうけやすい脳の部分があります。

前頭葉、小脳、海馬の3つです。前頭葉は人間の思考や理性の制御を主に行います。

小脳は運動機能の調節、海馬は記憶の保存を司っています。お酒を飲んでいない普通の状態では到底考えもつかない、酔っ払いならではの奇行は、これらの部位の機能低下によって引き起こされるといいます。

 

1-1アルコールで影響をうける前頭葉

普段は前頭葉(理性などを制御する部分)によって、理性的な行動が保たれています。しかし一旦アルコールが入ると、

前頭葉は徐々にガードマン的な役割から解き放たれ、結果的にコントロール機能が低下します。

 

その為に、お酒が進むにつれ感情のままに発言や行動をしていまうのです。

普段なら絶対に言わないことをしゃべり始めるのは、前頭葉が麻痺し始めた典型的な状態と言ってよいでしょう

さらに酔いが進むと、ますます挙動にも影響を及ぼしてくるようになります。こうしたことに関与しているのが小脳なのです。

 

1-2小脳

小脳の機能は知覚と運動機能の統合であり、平衡・筋緊張・随意筋運動の調節などを司る部分と言われています。

アルコールによって小脳の機能が低下してくると、運動機能や平衡感覚の機能がマヒしていまうのでスムーズさや正確さが

保てなくなってしまいます。

そのため、 千鳥足になったり、ろれつがまわらなくなったりと、典型的な酔っ払いのような状態になってしまいます。

1-3海馬

海馬は短期記憶を残し、それを大脳皮質に送り長期記憶に変えるという2つの役割があります。

短期記憶とは、新たなことを一時的に記憶するだけで、覚えていられる時間はごくわずかです。

例えて言うなら、昨日お酒を飲んでいて、お店を出たまでは覚えているのけど、そのあときの記憶がまったくない!なのになぜ自分の家で寝ているのだろうか?と言う経験はありませんか?

それは海馬が長期記憶をしているからなのです。ですが、酔っ払いが何度も同じ話をしたりするのは『1度話をした』という記憶をセーブしていないからなのです。

なので何回も同じような話をしたりしてしまうのです。

 

2対処法

先ほどアルコールと脳の関係を説明させていただきましたが、酔っぱらってしまうの、脳がマヒしてしまい、記憶もあまり残らないという事がわかっていただけたと思います。

 

そのことをふまえて、私なりに対処法を考えてみました。

 

2-1適当にあしらっても問題ない

 

酔っぱらっていいる人とまじめに話していてもヒートアップしてしまいます。

例えば、「こっちに来て隣に座れよ」「膝の上に座って」「お酌しろよ」などと言われた場合

はっきりと「いやです」と断った場合、前頭葉がマヒしているので、その方に理性などはもちろんありません。

よってヒートアップして、逆ギレされてしまう恐れがあります。

 

なので、うまくあしらってみてください。

あしらい方は、その方のキャラによって違うと思います。

ご自分の言いやすいあしらい方で対応してみてはいかがでしょうか?

 

2-2普段の時に教えてあげる

普段はとてもいい人!でもお酒が入ると最悪!と言う方も中にはいるのではないでしょうか?

そんな方には、飲み会の次の日でも、昨日の夜がどんな感じだったのか、普段のアルコールが入っていない時に教えてあげるのも一つの方法ではないでしょうか?

「昨日こんな事言われていましたよー。」など自分が酔っぱらってしまうと、どのようになるのか、教えてあげるのも一つの方法かもしれません。

もし、直接言いにくいのであれば、何人か味方につけて、飲み会の流れに話を持っていき、違う人から、「昨日○○さんにこんなこと言っていましたよ。」など言ってもらうなどの方法を取ってみてはいかがでしょうか。

 

まとめ

アルコールが入ると理性をつかさどる脳の前頭葉がマヒしてしまい。理性むき出しの状態になってしまいます。セクハラ発言や行動は抑えられないのかもしれません。

酔っぱらった人が、大胆な発言をし始めたらそれはもう赤信号です。

そのような場合はまじめに受け止めるのではなく、適当にあしらったり、その場を離れたりし、自分の身を守られてはいかがでしょうか。

女性必見。セクハラが絡むパワハラの裁判例3例【解説付き】

「絶対に訴えてやる!!」

今や、セクハラもパワハラも大きな社会現象になっています。昔では周りに理解されず、泣き寝入りせざるを得ない事が多かったセクハラですが、法律が制定されてからは、これらの問題が日の目を浴びるようになりました。

しかし、まだまだセクハラなのかパワハラなのか判断に迷うことも多いはずです。今回は、一見セクハラ事件のように扱われていても、裁判ではパワハラとして処分となった例を見ていきましょう。

参照書籍:ここまでやったらパワハラです!(労働調査会)

1、福岡(出版社)退職強要事件

「異性関係が派手」の噂により退職強要

事件 の概要

女性編集者(原告)が被告会社に入社して1年ほど経過した頃、編集長(被告)は取引先関係者らに対し、原告の性的関係の派手さ、性的言動に関する噂を流し、退職を求めるようになった。

原告は専務に対し、被告に謝罪させるよう求めたが、専務は両者の話し合いによる解決を求めたうえ、話し合いがつかなければ退職してもらうと伝え、結局原告は退職に追い込まれた。

原告は、女性であることを理由に差別的取扱いをうけ、性による差別を受けない権利を侵害されたとして、被告及び被告会社に対し、慰謝料等367万円を請求した。

判決 要旨

被告の一連の行為は、直接原告に対して揶揄する行為と併せて、働く女性としての原告の評価を低下させる行為であり、しかも、これらを専務に真実であるかのように報告することによって、最終的には原告を退職させるに至っており、これらが原告の名誉感情その他の人格権を害するものである事は言うまでもない。

また、被告の一連の行為は、原告の職場環境を悪化させる原因となったものであり、被告としては、そのような結果を招くであろうことが十分に予見し得たというべきである。もっとも、原告の職場環境の悪化の原因となったのは、必ずしも被告の一連の言動のみによるものではなく、原告と被告との対立関係にも大いに起因するものである。

本件被告の一連の行為は、職場の上司としての立場からの職務の一環等としてされたものであるから、被告会社は使用者としての不法行為責任を免れない。

原告は、異性関係等に関する噂の流布などから被告と対立し、これが原因となって退職に至ったこと、働く女性にとって性的関係などの悪評を流される事は精神的負担となり、勤労意欲の低下をもたらすものであって、原告は打ち込んでいた職場を失ったこと、非侵害利益が女性としての尊厳や人格権に関わる事であることなどに鑑みると、原告の精神的苦痛は相当なものであったとうかがわれる。

他方、原告も時には被告に対し攻撃的な言動に及んだことなどから、両者の対立を激化させる一端となったことも認められ、また、原告の異性関係の一部は原告自ら他人に話したことも認められる。これら諸般の事情を考慮すれば、慰謝料は150万円、弁護士費用は15万円が相当である。

解説

本事件は、判決が出された当時、「わが国初の本格的セクハラ裁判」と大々的に報道され、現在に至ってもセクハラ事件の代表としての扱いを受けている。セクハラの定義はさまざまであろうが、性的要求、身体への接触、卑猥な発言等が見られないことからすれば、その内容はセクハラ事件というよりもむしろパワハラ事件というほうが適切である。

原告の入社当初は、被告との関係は悪くなかったようだが、原告が有能であることから、被告の影が薄くなり、そのことに苛立った被告が、原告の性的関係等について噂を流して嫌がらせをしたのが本事件である。性的関係については、原告自身も他人に話していることから見て、被告の発言内容がまったくデタラメというわけではなかったようだが、被告は、おそらくは原告に対するコンプレックスから、その足を引っ張ったもので、人間として情けないばかりか、会社に対しても損害を与える背信行為といえる。

専務は原告からの訴えを受けながら、当事者同士での解決を求め、結局原告を退職に追い込んでいるが、仕事に関しての部下同士のトラブルについて、「我関せず」との態度をとる事は、会社幹部として無責任であるばかりか、本判決で、使用者は被告が働きやすい職場環境を保つようにする注意義務があるとしていることからして、そのこと自体が会社の使用者責任として跳ね返ってくることを認識すべきであろう。

2、菓子店店長暴言等事件

強圧的指導、性的発言により女性従業員が退職

 事件 の概要

原告は、高校卒業後1年更新の契約社員として菓子の製造、販売を業とする被告に雇用され、A店に所属されたところ、店長に叱責されるほか、「昨夜遊びすぎたんじゃない」、「頭おかしいんじゃない」、「エイズ検査を受けたほうがいい」、「秋葉原で働いたほうがいい」などと言われた。

採用翌年の正月、全社員と店長及び他店店長の5人で居酒屋とカラオケに行ったところ、原告は店長から「キスされたでしょ」、「処女じゃないでしょ」などと言われたり、シャドーボクシングの真似で脅されたりした。また、その年の7月の送別会の際、原告が他店で働く恋人の給与が、A店より高い旨パート従業員甲に話し、これを聞いた甲が店長に不満を述べたことから、原告は店長から強く叱責され、店長の学生時代の思い出に絡めて、「土手に顔だけだして埋めて小便をかけて飲ませる」などと言われ、出勤できなくなった。

原告は、店長の度重なる暴言等により、著しい精神的苦痛を受けたとして、店長の使用者である被告に対し、慰謝料500万円、6ヶ月分の休業補償100万円、弁護士費用50万円を請求した。

第一審 判決要旨

店長の原告に対する言葉自体は必ずしも適切とはいい難い部分があるものの、直ちに損害賠償義務を発生させるような言動であるとは認めがたい。

甲は、正月の打ち上げでは全員和気あいあいと飲んでおり、原告も普通に話に乗っており、悪い雰囲気ではなかったとの印象を持っていること、店長が勤務中に注意をしても原告はそれを無視したり、不服そうにしていることなどの話をしていたことに照らすと、原告か店長から男性従業員との関係を尋ねられたりする事を不快に感じてはいたものの、酒席における上記発言が直ちに原告に対する損害賠償を生じさせるような違法性を帯びるものとまでは認めがたい。

店長がパートの給与に関する発言について原告に注意した趣旨、内容は、社員としての自覚を促すものであり、店長が相当程度厳しい口調で原告を叱責、説論したことがうかがわれるものの、これが違法性を帯びるとまでは認めがたい。

店長の一連の言動について、女性である甲はセクハラを目撃したことはないと証言していること、原告はA店に友人をアルバイトとして紹介していること、正月から7月までは特別問題なるような出来事はなかったと原告が供述していることに照らすと、店長の原告に対する一連の言動は、一部を除いて職務上の指導・注意・叱責であることは明らかであり、セクハラ行為とは到底認めがたいものであって、原告の上司としての理解、認識、配慮等が十分でない点があったとしても、店長の原告に対する注意、叱責等が職場において許容される限度を超えた違法な言動であったと認めるには足りない。

控訴審 判決要旨

店長が控訴人(第一審原告)に対し、「秋葉原で働いたほうがいい」といった意味は、控訴人がメイドカフェに向いているという趣旨を認められ、店長と控訴人とは上司と部下の関係にあって平素からさして打ち解けて話すこともなかったことからすれば、店長の一連の発言は、控訴人の仕事ぶりに対する指導目的から発したものであったとしても、許容される限度を超えた違法な発言であったと言わざるを得ない。

店長の控訴人に対する「処女に見えるけど処女じゃないでしょ」、「店にいる男何人とやったんだ」、「キスされたでしょ」などの言動は、その必要性が全く認められず、ただ控訴人の人格をおとしめ、性的に恥ずかしめるだけの言動であるし、他の従業員の同席する場において発言されたことによって控訴人の名誉を公然と害する行為であり、明らかに違法である。

店長の控訴人に対する各言動は、控訴人が自己の性的行動等に対する揶揄または非難と受け止めてもやむを得ないものであり、店長にとって、主観的には控訴人に対する指導目的があったとしても、全体として到底正当化し得るものとは認めがたい。

また、7月の送別会において店長が控訴人に対し「土手に顔だけだして埋めて小便をかけて飲ませる」と発言したこと自体は認めがたいが、店長は正月の居酒屋において同旨の発言をしており、それが叱られながらも頑張るべきことを教える目的であったとしても、適切な発言だったとは認めがたい。

以上によれば、店長の控訴人に対する各言動は、全体として受忍限度を超える違法なものであり、そのことによって控訴人が恐怖感を抱き、再就労に向けて立ち直るまでには相当の時日を要する状態に陥ったものと認めることができ、店長の各言動は不法行為となる。

店長の各言動は、いずれも職務執行中ないしその延長上にある懇親会等で行割れたものであり、控訴人(第一審被告)の事業の執行につき行われたものと認められる。新年会は、店舗の全員が揃って参加したこと、飲食費の支払いは店長と他店の店長が負担したことに照らし、本件店舗の営業に関連したものと認めるのが相当である。

店長の各言動は、全体として控訴人の人格をおとしめ、就業しづらくする強圧的ないし性的な言動といえ、指導、教育上の言動として正当化しうるものでもなく、それによって勤務を断念することになった控訴人が受けた精神的苦痛に対する慰謝料として50万円が相当である。また、6ヶ月分の逸失利益と弁護士費用20万円を認めるのが相当である。

解説

同様な事実認定をしながら、その事実の評価をめぐって第一審と控訴審とが対照的な判断を示している。

日常の業務の中で、あるいは新年会や送別会の中で、店長が原告に対し、恫喝とも取れる発言や性的な発言を行っているが、第一審では、これらについて、必ずしも適切では内面があるとしつつも、通常の上司による指導としての許容範囲内にあるとしている。

これに対し、控訴審においては、平素からさして打ち解けた間柄では無い中での店長の一連の言動は、指導目的であったとしても、全体として見ると強圧的であり、原告の性的行動を揶揄するものと言えるとして違法性を認めている。

また、「処女云々」発言は、原告の人格をおとしめ、性的に辱めるだけであり、他の従業員の同席する場でなされたことから、名誉を傷つける行為であると断じるほか、「小便云々」発言も、受忍限度を超える違法な言動と判断している

その上で、店長の一連の言動は、職務執行中ないしその延長上にある新年会や送別会の際に行われたものであるとして、店長の使用者である被告に対し、使用者の損害賠償責任を認めている。

店長の仕事中の言動について、被告が使用者責任を負うのは当然としても、新年会における店長の言動について使用者責任を認める根拠として、店長と他店の店長の2人が支払いを負担したことをあげていることには疑問が残る。

飲食の過程で上司によるセクハラ等の言動があった場合、上司が奢れば使用者に責任が生じ、割り勘ならば責任が生じないというのではないであろう。

新年会での店長の言動について被告に使用者責任を負わせる根拠としては、その会が、新年の仕事終了後、全員参加したものであることを理由として「職務の延長」であることを根拠にしたほうが説得力があったものと思われる。

原告は、高校卒業から日が浅く、店長からすれば当然と思われる指導について行けない状態にあったところへ、恫喝めいた発言や性的内容を含む発言を受けて耐えきれなくなったものと推測される。

店長の言動が、原告を早く一人前にしようという善意からのものであったとしても、手段が不適切である場合には、本件のような深刻な事態につながる場合があることを本事件は示しており、特に社会経験の浅い女性を部下に持つ男性管理職は、不用意な言動を慎むことが求められよう。

3、岡山(労働派遣会社)女性店長降格・退職事件

親会社へセクハラを訴えて降格、退職

事件 の概要

原告甲及び同乙は、一般労働者派遣事業等を業とする被告会社の常勤女性従業員で、原告甲は岡山支店長、同乙は高松支店長の職にあった。

被告会社の専務取締役(被告A)は原告甲に対し、「君を磨いたのは僕だ」、「君は僕の芸術だ」、「君を後継者と決めた。これからはプライベートも仕事も拘束させてもらう」などと言ったほか、原告乙に対しては、原告甲が自分に抱かれるように促すことを依頼し、自分の思惑通りになれば原告甲より高い収入を得られるようにすると提案した。

その後、被告Aは岡山支店の従業員に対し、「原告甲は体で仕事をとってくる」などといって、原告甲のリコールをそそのかし、原告甲から抗議されると、「君は独身だから性的欲求を解消されていないと思ったからだ」などと回答した。

翌月、原告らは、被告会社の親会社であるF社を訪れ、被告Aのセクハラ行為について説明し、その後10名程度と被告会社の社長(被告B)に会見した。この場で原告乙は被告のセクハラ行為についてF社に相談に行ったことを告げ、被告Aをやめさせなければ告訴すると迫った。

すると、被告Bは、原告らの行為はF社に被告会社を吸収させるものだと非難し、原告甲には隙はなかったか、原告甲が挑発したのではないかなどと反撃した。一方、被告Aも事情聴取を受けたが、セクハラ行為については否定した。

事情聴取後、 被告会社は、 被告Aを平取締役に降格し、 原告らについては、 支店長でありながら組織ルールを逸脱して社内を混乱させたとして、 役職のない従業員に降格し、 給料半減以下にする旨通知した。

そして半年後、原告らは、給与が全く支払われなくなり、円滑に仕事をすることが不可能になったと判断して被告会社を退職した。

原告らは被告Aのセクハラ行為により精神的苦痛を受け、被告会社は適切な対応を取らず不当な降格処分により退職を余儀なくされたと主張して、被告らに対し、原告らそれぞれにつき慰謝料等1100万円のほか、未払い賃金及び逸失利益を請求した。

判決 要旨

被告Aは、原告甲が自分以外の男性と付き合っているのではないかと考え、上司の立場を利用して、原告甲の異性関係を問いただしたり、肉体関係を求めたりし、原告甲は独身だから性的欲求が解消されていないなどと言って接吻を迫り、原告甲がこれを拒否し、F社にセクハラ行為を訴えるや、他の社員に対して、上司の地位を利用して原告甲は淫乱であるなどと風評を流し、その職場復帰を不可能にしたのであるから、不法行為にあたる。

また、被告Aは、上司の立場を利用して、原告乙に対し原告甲と肉体関係を持てるよう協力を要請し、原告乙がこれを拒否してF社に対してセクハラ行為を訴えるや、上司の立場を利用してその職場復帰を不可能にしたものであるから、不法行為にあたる。

被告Aの一連の行為は、被告会社の専務取締役の立場を利用してなされたものであり、被告Bの行為は、被告会社で生じたセクハラ問題についての事情徴収中になされたものであるから、被告会社はこれらの行為について使用者責任をおう。

被告会社は、被告Aの弁解を盲信し、原告らの主張するセクハラ行為について事実確認を十分にしないまま原告らに対し降格及び減給の処分を行っている。

しかも被告会社は、原告らに対して何ら弁明の機会も与えず、人事命令をファックスで送付したに過ぎないうえ、支店長から一気に一番下の地位に降格し、その業務内容も従前とは全く異なるものであって、実質的に被告Aの処分により原告らへの処分のほうがはるかに重いものになっている。

被告Bは、原告らが支店長の立場にありながら社員にセクハラの話をし、業務時間内に社員を連れて訴えに来たことを処分理由とするが、少数者の訴えでは上司に聞き入れてもらえない危惧がある場合に、多人数で上司に訴え、職場改善を要求することは、被用者として当然許されるべき行為であって、これを降格及び減給の理由とすることが許されない。

そして、被告会社は、被告Aのセクハラ行為について十分な事実調査をせずに処分行っているのであるから、原告らの処分理由が被告会社の供述どおりであったとしても、同処分は違法である。

原告甲は、被告Aから後継者の地位をちらつかせて肉体関係を迫られ、これを拒否するや仕事も取り上げられ、虚偽の性的内容の風評を流布され、退職せざるを得ない状況に追い込まれたものであり、これによる慰謝料は200万円が相当である。原告乙は、被告Aから原告甲を抱くための協力を依頼され、これを拒否するや仕事を取り上げられ、虚偽の性的内容の風評を流布され、退職せざるを得ない状況に追い込まれたものであり、これによる慰謝料は30万円が相当である。

また、被告会社固有の慰謝料は各50万円が相当であり、未払い給与相当額は、原告甲につき339万円、原告乙につき356万円、逸失利益は、原告甲につき799万円余、原告乙につき914万円余となる。

解説

部下女性から、性的要求及び性的関係の橋渡し要求を拒否された男性上司が、これらを理由として、性的な風評を流したり、仕事を取り上げたりし、その後セクハラを訴えた女性を降格して退職に追い込むなど、セクハラがパワハラに転じた事例である。

セクハラについては、通常「対価型セクハラ」と「環境型セクハラ」があるとされている。直裁な形での対価型セクハラが裁判では争われた事例は稀であるが、本件は被告Aが原告甲に対して、後継者の地位をちらつかせて性的関係を迫っていること、原告乙に対して原告甲との性的関係の橋渡しをすれば、原告甲よりも給与を高くすると伝えていることから、明らかな対価型セクハラということができる。

パワハラについていうと、被告Aが行ったものとしては、原告甲が支店長を務める支店の従業員に対し、原告甲の人格を貶めるような発言をしてリコールをそそのかしたこと、原告らが被告Aのセクハラ行為等をF社に訴えたことを理由に降格、減給処分としたことが挙げられる。

このうち、前者については、わざわざ支店の従業員に対し原告甲のリコールをそそのかしたのは、「身体で仕事をとってくる」発言から見て、性的要求に応じない原告甲を辱めることが目的だったと思われる。「可愛さ余って憎さ100倍」というところであろう。

前者が、被告Aの個人的な意趣返しという性格が強いのに対し、後者は被告会社の組織としての行動といえる。社長(被告B)の原告らに対する事情聴取の中にも、原告甲が被告Aを挑発したのではないか、原告を乙に対する「子供はまだか」といったセクハラに属する言動のほか、原告甲に対する、過去の妊娠中絶、リストカットについての質問など、本件セクハラ行為の事情聴衆に必要とは思われない、単に原告らを傷つけるだけと思われる言動も見られるが、判決では、その場にいたものは限られていたこと、反復継続性がないこと等を理由に、違法性を否定している。

本件は、加害者である被告Aに比較して、被害者である原告らは、極端な降格の上実質的な解雇をされたわけであるから、処分のアンバランスは明らかである。被告会社が原告に対しここまで強硬な姿勢を示したのは、おそらく、原告らがセクハラ問題をF社に訴えたことが主たる原因と思われる。

被告会社とF社の関係は必ずしも明らかではないが、社長が、原告らの行為は被告会社をF社に吸収させるものと非難しているところから見て、F社の対応によっては被告会社自体の存続が危うくなるほどのものであったことがうかがえる。

それだけに、被告会社としてF社に訴えられた原告らが憎かったのであろうが、そうだとすれば、まずその原因を作った被告Aに対しより厳しい処分をし、集団で訴えにきた原告らの言い分をよく聞いた上で、F社に対し事情を説明して対処方針を示し、理解を得ることが必要であったと思われる。

被告会社のセクハラに対する認識の甘さ、男性同士のかばい合いといった体質が透けて見えるような事件と言える。

4、まとめ

ここにあげた例は、判決として訴えが認められたケースです。逆に、完全にセクハラやパワハラに該当すると思われるような事件でも、証拠不十分などで不起訴となるような理解しがたい判決が出ることもあり、まだまだ判断の曖昧さが出てしまうジャンルのようです。

裁判をするために必要な準備などはこちらをごらんください。

訴えることもかなりのエネルギーを必要とします。セクハラに対しては、女性だけとは限りませんが、被害者になりやすいのは女性が圧倒的に多いのは事実です。まずは、自分の身を守ることを優先とし、どうしても必要な場合において、裁判などを考えましょう。

飲み会でセクハラにあわない為の対策

会社で起こるハラスメントの中でも上位にランキングされるのがセクハラです!

また仕事中におこるだけでなく、飲み会の席でおこるハラスメントでもあります!

 

飲み会でおこりえるハラスメントはパワハラ・アルハラ・セクハラが考えられます。

今回は、飲み会でセクハラされたら!また、されそうになったらどうすべきなのか

について考えたいと思います。

実際どの様なことが行われてしまうのでしょうか・・・

 

1・飲み会の席でおこるセクハラ具体的事例

 

セクハラとは性的嫌がらせ、または相手が不快に思う性的言動などの行為をするとセクハラになります。

 

お酒を飲むとアルコールが体内に入ってしまい、気分が大きくなってしまったり、または、なにもしてないのに楽しくなったりと、普段は考えられないような行動、言動をしてしまう人もいるのではないでしょうか?また身近にそういった行動、言動を取っているという人がいるのではないでしょうか?

なぜ、その様な行動を取ってしまうのでしょうか?今回は簡単にご説明させて頂きます。

 

人間の脳には理性をつかさどる大脳皮質と言う脳の部分がありますが、これがアルコールを飲むことにより活動が低下し、理性により抑えられていた大脳辺縁系(本能や感情をつかさどる機能)の活動が活発になってしまいます。つまり理性が失われ感情のままに行動してしまう状態になります・・・

 

アルコールが入ると癖が悪くなるというのは脳の問題も少なからず関係しているのですが

だからと言って酔っ払ったから何でも許されるわけではありません。

 

実際飲み会でどのような事をされたのか、体験を集めてみました。

 

1-1ボディタッチしてくる

・「酔った勢いで、ボディタッチが多くなる」(29歳/ホテル・旅行・アミューズメント/事務系専門職)

・「お酒に酔った勢いで先輩に腰に手を回された」(25歳/その他/専門職)

・「さりげなく腰に手を回されて、お尻を触られた」(26歳/アパレル・繊維/販売職・サービス系)

・「ずっと足を触ってくるから気持ち悪かった」(24歳/金融・証券/事務系専門職)

・「二次会で行ったスナックで、上司の友人?と偶然出会い、その人があからさまに太ももをなでたり、『パンツ何色?』などセクハラ発言をしてきた」(27歳/学校・教育関連/その他)

1-2下ネタを聞かされる

・「延々と下ネタを聞かされていた」(30歳/小売店/販売職・サービス系)

・「下ネタを聞かされて反応を見られた」(29歳/情報・IT/事務系専門職)

中には経験について聞かれたりする

・「異性経験について聞かれたこと」(29歳/機械・精密機器/営業職)

・「夜の生活について聞かれることはいや」(25歳/情報・IT/事務系専門職)

参考:https://woman.mynavi.jp/article/161124-25/

などお酒の勢いでさりげなく触られたり、聞きたくないまたは、言いたくない私生活の事まで言わされたりと、沢山の方がセクハラ被害にあっています。

 

ではそうならないためにどういった行動を取れば良いでしょう。

 

2・飲み会のセクハラ対策方法

どうせ飲むなら、みんなで楽しく飲みたい、せっかく飲みに来たのに苦痛、憂鬱で仕方がない・・・と言う状況にならない為にまた、上記のように被害にあわない為に事前に対策をとっておきましょう。

ではどのような行動を取れば良いのでしょうか

 

2-1中の良い社員で助け合う

飲み会の席で社員全員がセクハラをするという会社はまずいないと思います。

※根拠はありません、推測です

その加害者が近づきにくいようにすることが大切です。

たとえはセクハラをする加害者が近づかない為にまず、女性社員などで固まりましょう!

同じような被害にあった方、又は会わないようにするために前もって近くに席を確保しセクハラをする加害者に近づかれないような環境を作る事が大切です。

職場内に女性社員が少ない、又は私しかいない場合などは、仲の良い社員に事前に相談をし助けてもらえる環境、などを作っておくと良いかもしれません。

 

2-2その場ではっきり「NO」と言おう

仲の良い社員と固まっていても、隣の席に呼ばれたりなどした場合は助けてくれる人はいなくなってしまいます。

 

その場合はこの方法が一番ハッキリとしていいのかもしれません。

「触らないで下さい。」「イヤです」などはっきりと意思表示をしてください!

否定しないことは同意をしていると思われているかも知れません。

またエスカレートする事も考えられます。

職場での関係上、断りにくい場合などもあるかもしれませんが、「やめて下さいよー」などと、けん制のジャブを入れて、様子を見るなどあなたなりの意思表示をしっかりとして下さい。

それでも、おさまらない場合は、その場の雰囲気や上司などは関係ないと思います。ハッキリと言うことが大切なのです。

どうしても言えない、など場合によってはその場合はトイレや電話をよそおいその場から離れて下さい。

 

以上の事が考えられる、対策です。

他にも取れる行動は沢山あると思います!「思いついたら行動」ではないですが、ご自信にあった対策を取って下さい。

 

まとめ

自分の身は自分自身で守るしかない、と言うのが現状です。

ご自分にあった対策をとり、セクハラなどのハラスメントにあわないように注意して下さい。

また嫌な物はイヤだとハッキリいえる勇気を持ちましょう。

少しでもセクハラにあわない為の力になれれば幸いです。

2分で分かるハラスメント

最近よくニュースなどで耳にするようになった言葉「○○ハラ」と言うハラスメント!

最近では、ある議員が運転手にパワーハラスメント!パワハラをしてしまい、ニュースになっていました。

 

実際問題として、深刻な状況になっているといえるでしょう。

このハラスメントと言う問題は、家庭の中、会社(職場)の中、移動の電車の中と、あちらこちらとあなたのすぐ身近に潜んでいます。

あなたがいつ被害者になるかも知れませんし、もしかしたら加害者になるかもしれません。

 

そうならないためにハラスメントと言うものはいったいどのようなことなのか、少しでも知識として知っているといざと言うときの供えになるのではないでしょうか!

 

1・ハラスメントとは?

ハラスメントととは実際どのようなことを指すのでしょうか?

ハラスメントとは人を困らせたり嫌がらせたりする行為をハラスメントといいます。人に対する発言や、行動などでその相手が不快(イヤだ)と感じた時点でそれは立派なハラスメントと言えるでしょう。

 

ハラスメントという考えは時には被害者を助けるための手段として用いられ、またある時は人としてのモラル向上の為に用いられています。

ハラスメントと言う言葉の始まりは米国から登場したといわれています。またハラスメントのなかでセクシャルハラスメント(セクハラ)が一番最初に登場したハラスメントと言われています。セクハラが日本に伝わり始めたのが1989年ごろといわれています。

日本では男女雇用均等法ができセクハラ防止が義務付けられたのが1999年といわれています。ハラスメントという考え方ができてから数十年たち社会的に随分と認知されるようになってきました。

と同時にセクシャルハラスメントやパワーハラスメント、モラルハラスメント、アルコールハラスメントなど様々なハラスメント被害の考えが社会的に浸透し、特にいまお伝えした4つの問題は多いといえるでしょう。

現在ではハラスメントとつく言葉が30種類~35種類ぐらいの種類があるといわれています。

 

またハラスメントが発生する事が特に多いのが職場です。多くの被害報告がある4つのハラスメントをご紹介したいと思います。

 

2・職場で発生率NO.1 パワハラ

パワハラとは「パワーハラスメント」の略で、「職場での上司が権力を利用した嫌がらせ」の事を指します。職場において、上位の立場の者が下位の立場の者に対して、精神的もしくは肉体的な苦痛を与え、職場関係を悪化させたりする行為と言われています。

パワハラの6つの典型例に分類できる

パワハラの行為は、6つの典型例に分類出来ます。

・身体的な攻撃
・精神的な攻撃
・人間関係
・過大な要求
・過少な要求
・個人の侵害

 

などに分けられます。「人間関係」は仲間外れにすること、「過大な要求」は出来ない仕事を与えること、「過少な要求」は仕事を与えないこと、「個人の侵害」はプライバシーを詮索することです。

しかし、パワハラについては例えば毎日怒鳴っていたという事実だけではパワハラとして処分はしにくく、それによって精神的ダメージを受けてしまったなどの具体的な被害を確認できないと、加害者責任を追及していくことは難しいということができます。

詳しくはこちらをご覧下さい

パワハラ上司のストレスからさよなら!パワハラ環境改善とタイプ別対処法

 

3・パワハラに次いで多いのがセクハラ

セクハラとは、「セクシャルハラスメント」の略で、「性的嫌がらせ」の事を指します。一般的に、学校や職場で男性が女性に対し、性的嫌がらせをする行為のこと。ですが近年逆の女性が男性をという事例も増えてきています。

性的嫌がらせの対象行為としては、相手を不快にさせる行為が当てはまります。例えば、相手に不快な言動をする、相手に不快な行動を取るなどです。

セクハラの種類には大きく分けて対価型と環境型がある

対価型セクハラとは職場の地位や役職を利用して解雇、降格、減給など不利益をあたえることなどです。パワハラに近い行為です。

例えば、直接女性の体を触ったり、直接女性に卑猥な言葉を浴びせたりすることは、対価型セクハラです。

環境型セクハラとは、環境を利用した性的な嫌がらせのことです。

環境型をさらに細かく分けると3つに分類されます。

視覚型・・・・卑猥なポスターを貼る、服装や振る舞いなど

発言型・・・・性的冗談を言う・私生活上の秘密の噂を意図的に流す

身体接触型・・お尻や胸を触る、不用意に触る  

などです。

例えば、職場や学校に性的な画像を公開したり、特定の女性に関する噂話を流したりすることです。

詳しくはこちらをご覧下さい

知らなかったでは済まされない!6つの事例から学ぶセクハラ対策

 

4・パワハラ、セクハラの延長線上にあるアルハラ

「アルハラ」とは、アルコールハラスメントの略で、飲みの席などでおこる嫌がらせや迷惑行為などの事を指します。アルコールの多量摂取の強要、泥酔状態での悪ふざけや暴力、暴言、または、女性などを近くの席に座らせるお酌をさせる、などお酒の席で行われる行為!パワハラとセクハラと内容など似てくる部分もあります。

またアルハラがエスカレートすると命の危険を招く恐れもあり、日本では「アルハラ」が原因で死亡事故が起こったことをきっかけに、1980年代以降、急速に問題視されるようになりましたが、職場の飲みの席などでもいまだに根強く残っており、近年では上司から「アルハラ」を受けた部下が会社に被害を訴えるなど、深刻なトラブルに発展するケースも後を絶ちません。

詳しくはこちらをご覧下さい

もうアルハラに悩まない!会社や大学でアルハラにあった場合の対処方法

 

 

5・家庭内で相談が一番多いモラハラ

モラハラとは、「モラルハラスメント」の略で、「精神的な暴力、態度、などでの嫌がらせのこと」です。モラハラは言葉や態度で相手を精神的に傷つけて、相手を不安にさせたり、追いこんだりする行為のことを指します。

パワハラと似ていますが、パワハラは上位の者が下位の者に行う行為に対して、モラハラは下位の者から上位の者に対して行うこともあります。

モラハラは陰湿に行われる行為なので特に注意が必要です

パワハラは、周囲にもわかりやすい行為です。大勢の人の前で叱責したり、公開したりする行為ですが、モラハラは、ひっそりと陰湿に行われたりする行為です。

例えば、無視をしたり、ため息をついたり、その本人しか気付かないような嫌がらせを行います。そして、モラハラは最終的には、相手に罪悪感を持たせ、精神的に追い込んでいく行為と言われています。

詳しくはこちらをご覧下さい

モラハラとは?結婚前に必ず確認しておきたいモラハラの全て

 

以上が被害が多い代表的なハラスメントです。

どのような発言、行動を受ければ、またはどのような発言、行動を行えばどのハラスメントに当てはまるのかお分かりいただけたでしょうか?

少しでも自分に当てはまるなどの行為がある場合は気を付けましょう。

 

まとめ

相手を思いやる気持ち、また人間関係などしっかりと持つことにより、様々なハラスメントは回避できるのではないでしょうか?

行動、言動には責任をもち、感情任せに行動するのではなく、一呼吸おいて考えてみて下さい。

近い将来、経験をするかもしれない!ダブルケアとは?

『ダブルケア』と言う言葉をご存知ですか?

あまりピンと来る人はいないのではないでしょうか?

簡単に言えば『育児と介護』を両方しなければならない方をダブルケアと言うのです。

まだまだ馴染みのない言葉ですが、今後は、ダブルケアの対処におわれる世帯が増えるといわれています。

 

1・ダブルケアとは

子育てなどに忙しい。小さい子は手がかかって大変だと思います。家は散らかり、食事のときは食べ物などが散乱・・・着替えは頻繁にしなければならない。

しかも、子どもが素直に聞いてくれればいいけど、イヤイヤと駄々をこねられるともーお手上げですよね。

そんな中、もし自分の両親又は義理の親など病気や認知症で介護が必要になったなら、それをあなたが面倒を見なければならない状況になったのならそれはただことではありません。ただそういう状況になった場合の事を「ダブルケア」というのです。

ダブルケアという概念は研究者である横浜国立大学の相馬直子准教授、英国ブリストル大学の山下順子上級講師により創られたようです。

2・ダブルケアに当てはまる人とは?

 

子育てと介護両方行うなんて想像するだけで大変な事は明白です!

では、どうしてダブルケアと言う言葉が誕生するほど深刻になってしまったのでしょうか。

考えられることは以下の通りと考えられています。

女性の晩婚化に伴う出産年齢の高齢化(晩婚化)、少子高齢化、核家族化などが原因です。

2013年の厚生労働省の人口動態統計(確定数)によると、女性の初婚年齢は1975年の24.7歳から4.6歳上昇し29.3歳。これに伴い第1子出生時の母の平均年齢も25.7歳から30.4歳と4.7歳上昇。また、40~44歳女性が産んだ子供の数(出産率)は6,911人から約7倍増加し4万6,546人となっています。

参考:wikipedia

・次に現時点での育児を行う方の推計データです。

育児(乳幼児である子の育児)を行う方の推計人口は、999 万 5 千人。 男女別にみると、男性は 406 万人、女性は 593 万 5 千人となっており、育児を行う女性の推計人口は、 同男性の約 1.5 倍(1.46 倍)となっています。

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・次に介護を行う方の推計データです。

介護(日常生活における手助けや見守り)を行う方の推計人口は 557万4千人。 男女別に見ると、男性は200万6千人、女性は 356万8千人となっており、介護を行う女性の推計人 口は、同男性の約1.8 倍(1.78 倍)となっています。

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上記のデータ(グラフ)からわかるようにダブルケア(育児を行い、かつ介護を行っている)を行う方の推計人口は25万3千人となります。 男女別にみると、男性が8万5千人、女性が 16 万 8 千人となっており、ダブルケアを行う女性の推 計人口は、同男性の約 2 倍(1.96 倍)となります。

ダブルケアを行う人の年齢構成とダブルケアを行う者の男女計年齢階層別割合をみると、40~44 歳が最多の27.1% 、次いで 35~39歳の25.8%、

30~34歳の16.4%、40~44 歳の12.5%と、30歳~40歳代で全年齢層の約8割を占め、平均 年齢は 39.7 歳となります。

これを男女別にみると、女性の83.8%、男性の 78.2% と、30~40歳代が全体に占める割合は、女性で6ポイント程度高くなっている。

45 歳以上については、女性が約2割(17.2%)であるのに対し、男 性は約3割(30.6%)と、13ポイント程度高くなっている。 平均年齢は、女性で38.9歳、男性で41.2歳である。

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http://www.gender.go.jp/research/kenkyu/pdf/ikuji_3_suikei.pdf

参考:内閣府男女共同参画局より

上記の推計データが出されるほどダブルケアは深刻な問題なのです。

ではどう言った事で困っているのでしょうか。

 

3・ダブルケアで困る事とは

まずダブルケアを行う女性は、男性よりも周囲からの手助けが得られていないのが現状のようです。

 

また、ダブルケアを行う者が、行政の支援策のうち、「最も拡充してほしい」と回答したのは、

男性では

(1)「保育施設の量的拡充(22.8%)」

(2)「育児・介護の費用負担の軽減(19.2%)」

(3)「介護保険が利用できる介護サービスの量的拡充(16.7% )」

 

 女性では

(1)「育児・介護の費用負担の軽減(26.4%)」

(2)「保育施設の量的拡充(22.6%)」

(3)「介護保険が利用できる介護サービスの量的拡充(12.3% )」

 

 男性に比べて女性で多かったのは

(1)「育児・介護の費用負担の軽減(26.4%)」

(2)「手続きの簡素化(5.4%)」

というデータが内閣府の調べで分かっています。

以上の事で分かるように、ダブルケアを行う方がどちらかの負担を少しでも減らせるような周囲の協力などが必要になってきます。

まとめ

現代社会での育児と介護の問題が、このような新しい言葉(ダブルケア)を作ってしまうのが現状です。

少子化、待機児童の問題、または幼児・介護などの費用の問題など、様々な問題が負の連鎖をおこしているのかもしれません。

あなた自身がダブルケアを行う側、または現在がその状況ならば、周りの協力を得られるようになるべく早い段階で対処(対策)をした方がいいと言えるでしょう。

社会人必見!新年会シーズン前に確認しておきたいアルハラ対策

アルハラ

「新年会くらい飲め!」

「シラフだと腹わって話せないだろ!」

「飲めなくても新年会くらい参加しろ!」

上記のようなこころない一言はまさにアルハラ発言です。

このような上司の圧力から新年会を断りたい思う方も多いのではないでしょうか?

例えば、家族の都合で行けない・・、予定が先に入っていて・・など各々都合もあり参加できない場合もあるからです。

さらに、全くお酒が飲めないのにお酌をさせられたり、上司から注がれたお酒を無理矢理飲まされたり、大変な思いをされている方も多いと思います。

そうは言っても、新しい年を迎える新年会は、会社で重要な位置づけと考えている社長、上司の方もいらっしゃいます。

・都合があるのに、なかなか断りにくい

・アルハラ上司の発言で行く気がしなくなる。

・飲めないのに飲まされる

このようなお悩みを抱えている方は、ぜひご活用下さい。

1.アルハラ上司の特徴

「あれはお酒の席だから」

「酔っていたから無礼講だよ」

やってしまった後にあれこれ言い訳をしてくる上司もいます。被害者であるこちら側としては、ひどい仕打ちを受けても何も言い返せません。

新年会で楽しくお酒を飲めるようにはどうすればよいか?

それは、まずアルハラ上司(加害者)の特徴をおさえ、情報を集めましょう。

1-1 バブル世代の部長、課長クラス

この世代の方々は、自分の価値観を押し付けてしまいがちです。若者を『ゆとり世代』と決めつけて飲み会の席で説教を始める人もいます。

また、「俺の若い頃は・・・」と自分の昔話を始める上司も少なくありません。

挙句の果てに、「俺の酒が飲めないのか!!」と無理やり部下にお酒を強要してしまう・・・

さらに、部下は、次の日二日酔い。

会社の飲み会とはいえ、これが毎回だと部下も行きたくなくなります。これでは、悪循環です。

飲み会に誘われる → 上司の話は毎回同じ → お酒の強要 → 二日酔い → さらに、行きたくなくなる → また同じ話・・・。

この世代の方は部下に自分の価値観を押し付けて来る者もいますので、特にアルコールが入っている時は注意が必要です。

1-2 ノリの軽い上司

「カラオケで点数低い人がイッキ飲み」

「じゃんけんで負けたらイッキ飲み」など

ノリの軽いアルハラ上司は、ゲーム感覚で部下にお酒を飲ませる傾向が強いようです。

また、“イッキコール”をいくつも知っていて飲まないといけない雰囲気を作るのが得意です。

部下が「明日用事がありまして・・・」と言ってもそんなのお構いなし。

イッキで飲むまで帰さない。

相手に飲ませること以外で飲み会が楽しめたら、親しみやすい上司になれるのにもったいないです。

1-3 お酒が入ると性格が変わってしまう上司

普段は温厚で優しい方でも、お酒を飲むと全く性格が変わってしまう上司もいます。何かスイッチが入ったように変わってしまいます。

饒舌(じょうぜつ)になって永遠と語りだしたり、急に怒りっぽくなったり、泣き出したり、時には極端にアルハラに変わってしまう方もいます。

このような方は、こちらの事情は全く聴いてくれません。当然相手も酔っぱらっているからです。

「今日は飲めません。理由は・・・」と理由を話してお断りしても、

「俺の酒が飲めないのか?」「そんなの関係ない」などと言って絡んできます。

(その理由が例え、車や家族の事であってもです)

あの上司は「お酒を飲むと人が変わる」「飲み会で別人ですね」と前もって情報が入手できているのであれば、飲み会でできるだけ近づかない方が得策でしょう。

1-4 独身でさびしがり屋の上司

「仕事がひと段落したから飲みに行こう」

「月末だからお疲れ様で飲みに行こう」

「誕生日だから飲みに行こう」 など

事あるごとに何かしら飲みに行きたがる方は要注意です。

飲みに行きたいと思っているのはこのタイプの上司だけで、実は部下は迷惑している可能性が高いです。

・飲みに行こうと常に言っている。

・めずらしいお酒がある!と言って無理に飲み会をひらこうとする。

たまに誘われるならいいですが、頻繁となると部下の方も断るのに勇気が必要です。

1-5 新入社員に集団で飲ませる上司

新しい環境にまだ慣れていない新入社員に飲ませようとする上司は注意です。

右も左も分からない状況で上司から飲まされたら、断ることができません。さらに、上司から嫌われないように!!という心理も新入社員には働いています。

もっとやっかいなのは、集団で来られる場合です。上司が複数で来られると飲めないのに飲む雰囲気になってしまい飲まざるを得ない状況になってしまいます。さらに、同僚も盛り上がり、先輩に認められたくて、あおる者も出てきます。

「この場をシラケさせてしまうのでは?」と考えてしまい飲んでしまう・・。とても危険です。

新入社員の心理を利用した悪質なアルハラです。飲めない方は本当に少量でもアルコール中毒になりかねませんので注意が必要です。

 

以上、アルハラ上司の特徴でした。思い当たる上司がいれば、アルハラである可能性は非常に高いとお考え下さい。

次の章で具体的に気を付けたいアルハラ対策をご紹介いたします。

2.男女別でみる新年会でアルハラ行為に嫌な経験をした事例

男性、女性で悩みはそれぞれ違うようです。それぞれ嫌な経験をした事例を上げておりますのでぜひ、お役立で下さい。

 

2-1 女性版

2-1-1 新年会くらい参加しろ!

①新年会に参加する予定でいましたが、急遽娘が熱を出してしまって行けなくなった・・・

その旨を、上司に話したところ「年に1度の会社の行事に参加するのが当然だろ」みたいな口調で言われてショックでした。

お酒も飲めないし、二度と参加したくないと思いました。

 

②半年くらい前からとても大事な飲み会が入っていました。同じ日に会社の新年会が入ってしましました。悩んだ末に、今回だけ私用を選び相談しやすい上司に新年会を出席できない旨をお伝えしました。

すると、いつも優しかった上司が「使えない女」と言って舌打ちをしてきました。

新年会はそんなに大切な行事なのですか?

このように新年会を重要視する企業は多いようです。社長のお言葉や上司との顔合わせなど親睦を深める一大行事に位置づけられております。

私用や家族の行事で行けないこともしばしばありますが、お酒の席を大切な場所だと考えている上司はこちらの都合は考えていただけないことも多いようです。

2-1-2 シラフだと腹割って話せないから飲め!

①私は、お酒が全く飲めません。上司もそのことはわかっているはずなのに新年会だから!

という理由で「シラフだと腹割って話せない!君も(お酒を)口つけるくらいしなさい」と言われました。お酒が飲めない事をわかっていてお酒を強要されて困りました。飲み会中にシラフでいることはイケない事なのでしょうか?

 

②私は、お酒を飲むと真っ赤になって頭がガンガンして飲み会どころではなくなります。ですから、毎回ウーロン茶を飲んで食事だけ楽しむようにしています。ところが、私の上司は年に1度の新年会というのを理由に「シラフだとつまらない。1度くらい酔ったところ見せてよ~」とアルハラ+セクハラ行為で近寄ってきます。

直属の上司なので対応に困りました。

酔っ払っている方からすると、飲んでない方(シラフの方)は同じフィールドにいないように感じられるのでしょう。

しかし、それは飲めない方からするとお酒の強要、つまりアルハラ行為に当たります。

日本人の1割の方は『全くお酒を受け付けない』という方もいらっしゃるので、この事実を

お酒を勧める方は知っておく必要があるでしょう。

2-1-3 お酒とたばこの匂いが苦手

①昨年新年会に参加しましたが、今年は参加したくありません。なぜならば、お酒の独特の匂いとタバコの匂いで気分が悪くなったからです。昨年は妊娠初期も重なったので余計に気持ち悪かったです。それが、脳裏によぎって今年は絶対参加したくありません。

 

②上司に気に入られている同僚から『新年会もちろん参加だよな!!』と言われました。本当は行きたくないです。理由は、キャラクター的にお酒を飲まされるからです。同僚は面白がり、上司も笑って女である私を潰そうとしてきます。もともと、そんなにお酒は飲める方ではありませんし、持病の気管支喘息もあります。

さらに、新年会では上司がすぱすぱタバコを吸っていて、寒いので換気もできません。外で吸って下さいとも言えません。毎年、お酒とタバコの匂いで翌朝発作が出て1日寝込んでます。アルハラとタバコの匂いをどうにかして欲しいです。

お酒だけではありません。タバコも嫌な思いをさせている原因の1つのようです。

お酒を飲める方は、飲めない人を気遣う。タバコも吸わない人を気遣うようにして欲しいものです。

2-1-4 女性なのにお酌もできないのか!

①新年会に出席したくありません。理由は、去年の新年会で嫌な思いをしたからです。

私の会社には、「女性ならお酌をしろ!」としつこく言ってくる有名なA上司がいます。

(しかも、酔うとその行動はエスカレートします。)

その情報を前もって知っていたので、新年会が始まって社長、上司の方にお酌に回りました。

一通り終わったので自分の席についていたら、そのA上司が「あの方の所には行ってないだろ!!」と言ってきました。細かくどこを回っていたのかチェックしていたようです。仕方なく、言うことを聞いて我慢しましたが、ほかの女の子に話を聞いたら「座ってる暇があったらお酌にいけ!!」と言われた子もいたようです。

おそらく、A上司は今年の新年会でも同じことを言うので新年会には行きたくありません。

女性だからお酌をするって・・・アルハラです。

これは、比較的年齢が上の上司がする傾向にあります。

今では、新年会でお酌に回るのは禁止!!と定めている企業もあるくらいです。

2-1-5 酒癖の悪い女の同僚がいる

①普段は大人しく仕事もきっちりするA子さんですが、忘年会や新年会になると気合を入れてお酒を飲みます。厄介なことに、酔っぱらうと何でも言いたい放題。本人の目の前で平気で言いたいこと言って笑っています。周囲は冷や汗状態です。しかも、近くに座っている子の飲み物に焼酎入れたり、お酒を飲ませたりとても困ります。(男性からはウケが良いです。)帰り際には、タクシーに乗りたくない、帰りたくないと大騒ぎして一人で飲みに行きました。周囲が心配しており、(なぜか?)歳が近い私と同僚が一緒に付き添って、家に帰りついたのは夜中の3時でした。2次会でもそのA子さんに飲まされました。

もう、酒癖の悪いアルハラ同僚はおなかいっぱいです・・・。

アルハラは上司だけではありません。同僚にもいる場合があります。

普段は大人しいのに、お酒を飲むと人格が変わってしまう。しかも、周囲に迷惑をかけることを喜びとしている人もいます。このような人は扱い方が非常に難しいです。なぜならば、アルコールが原因で脳が働いていないからです。普段溜め込んだストレスをお酒に酔って解消している場合が多いです。親切に注意したり、こちら側がキレてしまうと収集がつかなくなります。相手の思うつぼです。お酒は丁寧に断るようにしましょう。

巻き込まれないように、ゆっくり離れていく、ニコニコしてかわすのが対策としてあります。

2-1-6 酔っぱらった上司がプライベートな事をしつこく聞いてくる

①本当に嫌です。飲み会のたびに上司がプライベートな質問ばかりしてきます。「彼氏はいるのか?」「どこに遊びにいくのか?」などなど

しかも、アルコールが入った時だけ。普段は真面目に働いている上司で、親位年齢も離れています。あまりにもしつこいので、最近は飲み会を断っていました。

しかし、忘年会には参加するように社内の案内文がまわってきました。正直、参加したくありません。困っています。

 

②新年会の2次会で酔っぱらった上司からいきなり『生い立ちから自己紹介しろ!!』とプライベートな事も含め無理やり話させられました。新人だったので断ることもできずに言われるがまま話してしまいました。後で聞いたら、アルハラ上司らしくあまりみんなが近寄らない上司だったようです。

酔っぱらって相手に不快な思いをさせるのもアルハラ行為ですので、覚えておいてください。

2-2 男性版

2-2-1 お前つまらないヤツだな!付き合い悪い!

①私は最近産まれたばかりの娘がいます。最近調子が悪く、熱、中耳炎もありました。いつも妻に任せていたのですが、妻も熱を出して寝込んでしまいました。

娘の面倒を誰も見れなくなったので、新年会の当日にキャンセルできないかA上司に相談しました。すると、「お前つまらないヤツだな。」と言われてしまいました。

どういう事か意味が分からずに、「はい」としか言えませんでした。結局、新年会には少し顔をだしましたが、別のB上司から「無理するなよ」と言って頂き助かりました。

しかし、その翌日A上司が「お前つまらん!!」と注意を受けました。

忘年会も大切なのはわかりますが、それより家族の事情を優先するべき時もあると思います。非常にストレスです。新年会は行きたくなくなりました。

 

②新年会の翌日に前もって予定が入っていました。ですから、一次会で帰ろうと心に決めていました。しかし、有名なアルハラ上司に捕まってしまい二次会に誘われましたが、なんとか断りました。すると、その上司から「付き合い悪いわ!!つまらんヤツだな。」と言われてしましました。酔っていたので次の日は覚えていないだろうと思い我慢しましたが、翌日いきなり「お前、俺の誘いを断ったな」と説教されました。

毎回、誘われて困ります。

自分の価値観を押し付ける上司は多いです。特に、同じ男の上下関係ならば自分の経験を教えてやろう!!という態度の上司も多いです。

『吐くまで飲んで付き合って、上司から学べ!!』という言葉も昔はあったようです。

その頃の悪しき風習が今でもはびこっているようです。

2-2-2 最近の若いもんは・・・

①新年会に行きたくありません。なぜならば、酔っ払った上司がみんなを立たせて、来年の豊富を言わせるからです。毎年恒例です。声が小さいと「気合が足りない」「若いもんは元気がない」と言われ恥ずかしいし、腹が立ちます。それが理由で忘年会に行きたくありません。

 

②飲み会になると、ある上司がいつも口癖のように「最近の若いもんは・・・」と私たちに説教をしてきます。苦痛なのは、「俺が若い頃はもっと死ぬ気で働いた!」「考えが甘い!」と説教の内容はいつも同じです。さらにこの上司はお酒が入ってくると、同じ話を何度も繰り返します。

そして、自分が飲んでいる同じお酒を飲ませようとしてきます。飲めないので断ると、「俺の酒が飲めんのか!」と怒られるので、口だけ付けて飲むふりだけします。

毎回同じ話で正直つらいです。

『ゆとり教育』などそれらしい言葉を並べて若者に説教してくる上司はおおいです。

しかも、酔っ払っている上司は前頭葉(人間脳)が働いていないのでなおさら説教は加速します。迷惑な話ですね。

2-2-3 カラオケやゲームで負けたら飲まされる

①新年会の二次会は毎年恒例でカラオケです。歌いたくないのにカラオケに連れて行かされて、無理やり歌わされます。そこまでは付き合いで仕方ないと思いますが、そのカラオケが地獄『点数が低いとアルコール度数が40度以上のお酒』を飲まされます。歌も下手でお酒も飲めない私はとても苦痛でゲロを毎年吐いています。

権力がある上司なので誰も逆らえません。今年は思い切って二次会を断ろうと思います

できるでしょうか・・・

 

②毎年、新年会の二次会を同期で集まってワイワイするのが楽しいです。しかし、一人アルハラ野郎がいて空気が読めません。「ゲームをして負けたらイッキ飲み」や「アルコールの高い度数のお酒を混ぜて飲んでみたり」と大学生のノリで飲もうとします。ただ同期とワイワイしているだけで楽しいのに、昨年そいつのせいでみんなベロベロに酔って周囲に迷惑ばかりかけてしまいました。

今年はそんな雰囲気になったら止めようと考えています。

“上司という権力”を使ってカラオケやゲームなどで飲ませようとするのは危険ですし、言うまでもなくアルハラです。上司の心理としては、『立場の弱い者で遊んでいる』と言ったところでしょうか。こんな危険な事に付き合う必要はありません。きっぱりとNO!!と言ってやりましょう。

2-2-4 おごってやってるのに飲まないとはどういうことか!

①私はスタッフ総勢30名くらいの小さい中小企業で働いています。新年会は毎年社長がお金を出して頂いてパーッと飲むのが恒例です。

しかし、昨年、子供が入院しており新年会で飲まないようにしていたら、

「おごってやるのにどういうことか!年に1回の締めくくりだぞ!家族と仕事どちらが大事か考えろ!」と怒られました。嫌な気分だったので仕方なくお酒を飲みました。

社長は上機嫌でしたが、嫁はすごく不機嫌でした。

自分でお金を払うのでそこは自由にさせてくださいと正直思います。

 

②新年会の二次会を上司に『おごるから行くぞ!』と言っていただきました。しかし、アルハラ上司であることは知っていたので「申し訳ありません。明日家族と予定が・・」と断りました。すると、その上司がカンカンに怒って『おごるのに断るとはどういうことだ!!』と怒鳴られました。おごりでも絶対に行ったら飲まされて潰されるのがわかっていたので、「申し訳ありません」と丁寧にお断りしました。最後は『舌打ち』され気分は良くなかったですが、翌日連れて行かれた部下の話を聞くと「潰されました!」と言っていました。

おごるのがそんなに偉いのでしょうか?疑問です。

あと、何回断れるか不安でもあります。

おごっている方は「おごってやっているのに!」という思いが強いようです。

「おごるけど飲む、飲まないは自由にしていいよ~」くらいの上司の気持ちの余裕が欲しいですね。

2-2-5 体型で「お前飲めそうだな!」と言って飲まされる

①私は学生時代ラクビーをしていました。身長、体格も人より大きく筋肉質です。

この外見からか、社会人になってから飲み会で先輩から「お前飲めるだろ!」と言われてお酒を飲まされます。外見から想像もできないほど内気な私は、本当は少ししか飲めないのに先輩のアルハラを断れずにいつも飲み会では吐いています。

そのうち、体がおかしくなってしまうのではないかと心配しています。うちの会社は新年会を派手にやると聞いています。とても恐ろしいです。何か対策はないか模索中です。

 

これは、男性にも女性にも共通して言えることですが、「飲めそうに見えるのに飲めない」という方もいらっしゃいます。

当たり前な事ですが、外見とアルコールを分解する体質は全く別の話ですので、外見だけでアルハラ行為をされている方がいたら助けてあげましょう。

3.事例から考える新年会前に確認しておきたいアルハラ対策

1章でみて頂いた事例にあったらどのように対応するか?もしくは事前にどのような対策があるのか?

ぜひ参考にされてみてください。

 

3-1 会社単位で考える

3-1-1 アルハラ防止ステッカーを会社に貼る

特定非営利活動法人アルコール薬物問題全国市民協会(アスク)では、無料でアルハラ防止グッズとして、『アルハラしま宣言ステッカー』というのを無料で配布しています。

ぜひ、新年会で飲み会の機会が多いこのシーズンにお役立て下さい。

・忘年会、新年会くらい参加しろ!

・女性になのにお酌もできないのか?

・シラフだと腹割って話せないから飲め!

と無茶なことを言ってくる上司にこちらの意見を言えるチャンスです。

飲み会の前に幹事や女性社員が配ったり、会社にステッカーを貼ったりなどするとより効果的かもしれません。イッキ飲みアルハラ防止キャンペーン

3-1-2 社内研修でハラスメントのことを学ぶ

アルコールハラスメント、通称『アルハラ』ですが、他にも様々なハラスメントがあります。

例えば、『パワハラ』『セクハラ』『マタハラ』が代表的なもので、全32種類あると言われています。(参照HP:社会人の教科書

これらの事が世の中で認知されてきている中、アルハラに至っては4割の方が知らないという実情もあります。

アルハラがいけない行為であり、法律で罰せられる可能性があることを知ることによって社内のアルハラが減ることは間違いありません。

ぜひ、社内研修でハラスメント対策としてセミナーをされることをおススメしております。

・プライベートをしつこく聞く上司

・女なのにお酌おできないのか!と言ってくる上司

・忘年会を無理やり来させる上司

・おごってやってる!と言って無理やり飲ませる上司

これらの行動を繰り返すことはアルハラです!と上司に理解してもらう良いチャンスでしょう。このような研修会をしてもらうように会社に提案書を提出するのも1つの手でしょう。

より働きやすい環境になることは間違いありません。

3-2 相手のペースに巻き込まれない

アルハラをしてくる上司は、自分のペースに巻き込もうとしてきます。

「負けたらイッキ飲み」や「乾杯しよう!飲みなよ」と心無い言葉をかけてきます。

必ず相手のペースに乗っては行けません。

・カラオケやゲームなどの一気飲み始まった

・見た目で飲まされそうになった

女性の方も

・上司から無理やり飲まされたり

・酔っ払いの同僚から絡まれたり

以下、このような場合の対処方法として参考にされてください。

 

・笑顔で飲めませんと逃げ続ける。

・トイレに逃げる。

・電話がかかってきたフリをしてその場を離れる。

・気持ち悪いと言って外に逃げる。

・気が利くふりをして、注文をとったり、片付けたりする。

・タバコを吸う人は、タバコを吸いに外に出る。

“自分の身は自分で守る”

とても大事なことなのでしっかり頭に入れておきましょう。

3-3 飲めない理由を説明する

「私、体質的に飲めません」

「今日は車で来ていまして・・・」

「明日、子供との約束がありまして・・」

これはすべての事例で通じることですが、近寄ってくるアルハラ加害者に飲めない理由を説明しましょう。相手の雰囲気や態度に押し負けないようにしっかり説明すれば分かってもらえる事がほとんどです。中途半端に言えば説得力がなくなりますので注意が必要です。

また、体質的に飲めない、お酒やタバコの匂いが苦手な方は思い切って忘年会を早めに切り上げることも大切です。幹事や上司には「お先にしつれいします」と言って無理せずに帰りましょう。

そして、最近は様々な種類のノンアルコールビールが発売されました。飲めない方やハンドルキーパーの方が乾杯の時によく頼まれるようです。飲めない方はノンアルコールビールやノンアルコールカクテルを上手に頼んではいかがでしょうか?

3-4 アルコールを飲んだ時の話をする

ウソも方便とよく言ったものです。

「以前、アルコールを飲んだら過呼吸で倒れました。」

「真っ赤になって、吐いて救急車で運ばれました。」

「口つけるだけで全身蕁麻疹がでます。」

・シラフだと腹を割って話せない!

・若もんは飲め!

・俺の酒が飲めないのか!

・ゲームで負けたらイッキ飲みさせられる・・。

と事例のようなしつこいアルハラ加害者の場合は、自分のエピソードをマジメな顔をして話して見てください。多少話を大きくしたくらいが良いです。

相手に「責任とれますか?」というくらいの強い口調で言うともっと効果的です。

すると、ほとんどの方は「飲ませるとキケン」と感じて飲ませる対象から外してくれます。

さらに、周囲の人にも知ってもらえるので周りの方が止めに入ってくれる可能性もありますので力強い味方になってくれます。

注意して頂きたいのは、“飲めない”と会社で言って、別の機会にアルコールを飲んでいたら話が食い違ってきますので、そこには注意が必要でしょう。

3-5 酔う前に事前に伝えておく

アルハラ加害者は酔っぱらうと人に飲ませたくなる人がほとんどです。

特に

・若もんは飲め!

・おごってやっているのに飲まないとはどういうことだ!

・お前付き合い悪いぞ。飲め!

・体型で飲めそうだ!

このようなことを言っている上司の方には特に注意が必要です

対策としては、飲み会が始まる前の相手が冷静な時に「今日は飲めません」と一言いっておきましょう。すると、冷静な時の記憶が残っているのであれば、飲ませてくるのを減らせることができるでしょう。

また、アルハラ加害者が言いにくい上司であれば、相談しやすい上司、もしくは飲み会の幹事に助けをもらって一緒に飲み会前について行ってもらうと言いやすくなるでしょう。

それでも、飲ませてくるようであれば、真顔で冷静にゆっくりとしたトーンで「さっき飲めないとお伝えしましたが・・・」

と言ってやりましょう。勇気が必要ですが、かなり効果的です。

4.まとめ

年が明けると、新年会シーズンです。毎回嫌だった新年会が、少しでも楽になり、問題が解決できることにお役立ていただければと思っております。

“1年を走り出す新年会”が楽しいものに変わることを願っております

なお、私は企業におけるハラスメント対策もまた、本質的な解決が可能だと考えています。メンタルケアおよびハラスメント対策をお考えの企業の方は、以下に無料相談のご案内をしておりますのでご利用ください。なお、私は企業におけるハラスメント対策もまた、本質的な解決が可能だと考えています。メンタルケアおよびハラスメント対策をお考えの企業の方は、以下に無料相談のご案内をしておりますのでご利用ください。

 

パワハラとモラハラの違いとは?職場で確認したい特徴と対策

「お前ね~、いい加減に給料分の仕事くらいしろよな~」
「このままの営業成績なら辞めてくれないかな~」
「いいよな~その性格。俺ならそんな仕事ぶりなら辞めてくるよ!」

繰り返し浴びせかけられる上司からの暴言や嫌がらせの数々。パワハラで悩み、毎日を憂うつに過ごされている方は少なくありません。
また、妬みなどから陰口をたたかれたり無視をされたりと、職場でのモラハラもまた、パワハラと同じように大きな問題です。

「仕事なんだから、多少の威圧的な態度は…」
「どんな職場でも人間関係に問題はあるもの」

と、目の前に繰り広げられているパワハラやモラハラに対し、自分には関係のないことだ、と思っている方は少なくありません。ですが、ターゲットが仕事を辞めると、別のターゲットに狙いを定める傾向があります。

つまり、明日は我が身であり、こういった問題は自分には関係がないこと、と思うのは大間違いです。

自分自身が被害にあっているという方はもちろん、同僚が被害者でこころを痛める毎日を送っている。そんな方に、少しでもこの記事が参考になれば幸いです。

今回は、職場でのパワハラと職場のモラハラの特徴について詳しくご説明していきます。

1.職場のパワハラとモラハラの違い

パワハラとモラハラの違いは、力関係の利用があるかどうかです。

パワハラとはパワーハラスメントの略語です。
主に、職場内において上司などが、その優位な立場から部下などに精神的・肉体的な苦痛を与える行為をパワハラといいます。

一方で、モラハラとはパワハラとは違い、仕事上の力関係を利用しないで行われる嫌がらせや精神的暴力です。では、その違いについてそれぞれ特徴から確認していきましょう。

2.パワハラとモラハラの特徴

上司から部下へのいじめや嫌がらせ。上司からのパワハラがパワハラの典型ですが、職場内における地位に限らず、専門的知識などを利用した先輩から後輩、部下から上司などに対しての逆パワハラもあります。

2-1.職場におけるパワハラの特徴

職場におけるパワハラは、モラハラのような精神的暴力に限らず直接暴力に及ぶケースもあります。また、モラハラと違い「教育!」と称することができるため、パワハラと教育の境界線を引くのが難しいのが現実です。
ですが、以下のような職場における特徴的な行為はパワハラと認識していいでしょう。なお、パワハラの事例についての詳細は別記事「ここまでいったらパワハラです!パワハラ判例種類別16事例」をご覧ください。

2-1-1.職場のパワハラの特徴その1.暴言や嫌みなどによる精神的な攻撃

「本当に使えね~な」
「給料泥棒」
「俺がお前だったら会社を辞めてるね」

パワハラの約半数は、このような暴言を浴びせられ精神的な攻撃で苦しんでいます。人格の否定は典型的なパワハラで、他にも次のような形で攻撃がなされます。

同僚の前でミスや失敗を必要以上に叱責したり怒鳴り散らしたり、罵声を浴びせる。有給休暇を認めない。逆に、本人にとって意味のないタイミングで休暇を促してくる。仕事に必要な情報をあえて曖昧に伝えてくる。その上で、ミスがあると必要以上に叱責するなど、マッチポンプのような攻撃もあります。こんなパワハラが続けばストレスがたまるのは当然でしょう。

2‐1‐2.職場のパワハラの特徴その2.実現不可能または困難な要求、仕事の妨害

「今月の売り上げが前年を上回らなければ、もうこなくていいから」
「明日までにプレゼンの資料をまとめろ」

そろそろ終業時刻というところで、突然「この資料明日までね!」と上司から仕事をふられる。このように、実現がとても困難だったり達成が明らかに不可能な要求を課せられます。また、達成できなかったら「役立たず」や「辞めたら?」などの攻撃が加えられます。

2‐1‐3.職場のパワハラの特徴その3.コミュニケーションを遮断する

・挨拶を無視する
・会社の飲み会やイベントに誘わない
・業務連絡をしない

このように、無視や仲間外しのように、小学生のいじめか?と思えるほどの嫌がらせもあります。また、あえて仕事を教えないとか、仕事場を隔離されることもあるようです。

2-1‐4.職場のパワハラの特徴その4.過度にプライベートに立ち入る

「日曜日にゴルフに行こう!」
「お花見に行かないか?」

そう誘われたが、すでに用事があったので誘いを断ると

「もう、お前は二度と誘わない」
「部長も来るのにお前は来ないんだな…」

などと、悪態をつかれ、その後も露骨に嫌な態度で接してくる。このように、仕事上まったく関係のないこと、プライベートにも立ち入ることもパワハラのひとつです。他にも、私生活についての批判や終業後に電話やメールがきたり、呼び出すなどがあげられます。

2‐1‐5.職場のパワハラの特徴その5.あきらかに程度の低い仕事を命じられる

「あそこを掃除しとけ!」
「お茶!」
「これをコピーしとけ!」

本人の能力やキャリアを無視し、本来はありえないレベルの仕事を与えられたり、仕事自体を与えないというパワハラもあります。たとえば、長年にわたり営業職だったのに、とつぜん電話番やトイレの清掃などの仕事をまかされることがあります。

2‐1‐6 .職場のパワハラの特徴その6.暴行や傷害

「座っている椅子を蹴る」
「お茶を床にまく」

殴る、蹴るなど直接の暴力はもちろんですが、上記のように間接的な暴力もあります。このような行為に正当性がないことは明らかで、否定のしようのないパワハラです。

2‐2.職場におけるモラハラの特徴

モラハラとは部下から上司、女性から男性など、会社での立場を利用しない精神的嫌がらせです。ここではスーパーの店頭にあらたに配属された社員と、もともとそこで働いていたベテランのパートさんたちという設定でモラハラの特徴を説明していきましょう。なお、詳細は別記事「職場のモラハラ7つの特徴と解決に向けた対処方法」をご覧ください。

2‐2‐1.職場のモラハラの特徴その1.無視や仲間はずれ

社員:「〇〇さん、これお願いします。」
パート:「・・・」と、聞こえないふりをして他の仕事を続ける。

店頭で長年働いてきたベテランのパートさん。一方で、社員であってもその現場では新人ですから、パートさんに気に入られなければこういったモラハラ行為を受けることになります。

2‐2‐2.職場のモラハラの特徴その2.陰口で誹謗中傷をする

「社員だからって、いつも上から偉そうに…」
「この現場のことなら、私たちのほうがよっぽどわかってるわよね~」

いくら社員でも、スーパーなどの現場はパートさんの方が多いのが現実でしょう。そこで社員が嫌われてしまったなら、パートさんによるこういった陰口での誹謗中傷がおきることになります。

2‐2‐3.職場のモラハラの特徴その3.コミュニケーション中にあきれたようにため息をつく

社員:「〇〇さん、これはどうなっているんですか?」
パート:「ハァ~」

はじめての現場ですから、社員でもわからないことはあるでしょう。そんな質問に対し、あきれたようなため息をつかれたら、誰でも腹が立ちます。また、それが続けば精神的にまいってしまうことでしょう。

2‐2‐4.職場のモラハラの特徴その4.馬鹿にしたような視線や冷笑

社員:「ではみなさん、今日は・・・」

朝の朝礼で社員がパートさんたちに話をしているとき、目の前にいるパートさんたちがみな馬鹿にしたような視線や冷笑している。こんな毎日が続けば、誰もが孤立感を覚えることになります。

3.職場のパワハラ・モラハラの特徴からわかる対策方法

被害者の方ならお解りのように、パワハラやモラハラはガマンをしても解決できるものではありません。また、被害者ひとりで解決できる問題ではありませんから、対策方法として専門の相談窓口を使うことをお勧めします。なお、モラハラの相談窓口について詳しくは「無料電話相談もできる公的機関も!モラハラの相談窓口まとめ」をご覧ください。

ただし、相談窓口を利用するには、事前に十分な準備をしておくことが重要です。伝え方が悪くて、「それはパワハラやモラハラではないのでは?」と判断されたのでは困りますから、まずは事前準備についてお伝えします。

3‐1.事前に準備しておきたい3つのこと

3‐1‐1.「5W1H」を明確に記録する

When(いつ) Where(どこで) Who(誰が) What(何を) Why(なぜ)How(どのように)と、5W1Hを明確にしましょう。いつ、どんなことがあったのか?記録をとることが大前提となります。

たとえば労働条件や労働環境への影響なら、「降格された」や「賃金カット」、「サービス残業を強いられた」、「解雇された」、「隔離された」などを明確にすることが重要です。

これは手帳にメモ書き程度でもかまいません。重要なのは、3‐1-3でご紹介するパワハラ・モラハラの言動の録音やメールの保存などを時系列で事実が確認できるようにすることが目的です

3‐1‐2.その状況によりどんな影響があったのか

パワハラやモラハラが続けば、誰もが精神面・身体面に影響が及びます。上のような状況が続いたことで、どんな影響があったのか?それも記録しましょう。

たとえば、パワハラが続き「会社に行くのが苦痛になった」としましょう。そのとき、単に「苦痛を感じた」のか、それとも「吐き気」や「胃のもたれ」などが起きて治療を受けたのか、また「パワハラが原因でうつ」と診断されたなど、状況により事の深刻さは大きく違います。診断書をもらうことも忘れてはいけません。

3‐1‐3.明確な証拠を保存する

記録は必要ですが、もっとも重要なのが証拠です。パワハラやモラハラ問題において、証拠がなければ自分が望むような問題解決などできません。

パワハラやモラハラを疑われるような言動をボイスレコーダーに録音するのはもちろん、業務終了後の電話の録音、メールなど、事実が確認できる証拠をできるだけ保存しておきましょう。

3‐2.職場のパワハラ・モラハラに関する相談窓口

証拠などの準備が整ったら、以下にご紹介する相談窓口に問い合わせてみましょう。

3‐2‐1.厚生労働省 総合労働相談コーナー.

「どこに相談したらいいのか?」

パワハラやモラハラについてどこに相談していいのか迷われているのなら、まずは厚生労働省の「総合労働相談コーナー」を利用しましょう。専門の相談員が面談、または電話で相談を受け付けてくれます。また、労働者、事業主どちらでも相談できます。

解雇、雇止め、配置転換、賃金の引下げなどの労働条件の問題。また、募集・採用、パワーハラスメントなど、労働問題に関するあらゆる分野について相談できます。

3‐2‐2.NPO法人労働相談センター

面談や電話は敷居が高いとお感じなら、メールでの相談も受け付けてくれる「NPO法人労働相談センター」がお勧めです。創設27年と信頼と実績がありますから、労働問題に適切なアドバイスをいただけます。なお、メールの返信には1週間ほどかかるケースもあるようです。

3‐2‐3.法テラス

パワハラやモラハラが深刻化していて時間的猶予がないのなら、「法テラス」に相談しましょう。法的知識をもとに、問題解決へのアドバイスをいただけます。

問い合わせの内容に応じて、解決に役立つ法制度や地方公共団体、弁護士会、司法書士会、消費者団体など、関係機関の相談窓口を法テラス・コールセンターや全国の法テラス地方事務所にて、無料で案内しています。

3‐2‐4.かいけつサポート

話し合いなど、円満な解決を望む方は「かいけつサポート」への相談を検討しましょう。

労働関係紛争について、公正中立な第三者(民間事業者)を紹介してくれます。また、この第三者が当事者の間に入り、話し合いによって柔軟な解決を図るサービスを提供しています。

3‐2-5.法務省みんなの人権110番 全国共通人権相談ダイヤル

法務省みんなの人権110番 全国共通人権相談ダイヤル」は、さまざまな人権問題についての相談を受け付ける、相談電話のサービスです。差別や虐待、モラハラ、パワーハラスメントなどの相談ができ、おかけになった場所の最寄りの法務局・地方法務局につながります。メールでの相談も受け付けています。

3‐2-6.心の耳(働く人のメンタルヘルス・ポータルサイト)

ポータルサイト「こころの耳」では、働く方やご家族の方向けにメンタルヘルスに関する相談窓口や医療機関を紹介していまので、パワハラやモラハラで精神的に追い詰められている方は、こちらでこころのケアの相談をしてみたらいかがでしょうか。

4.小規模同族会社ならできる本質的な解決策

私がいただく職場でのパワハラ・モラハラ問題のご相談は、ほぼすべてが同族(親族)経営の方々です。オーナーなどが家族や従業員にパワハラをくり返すため、家族が困り果ててしまう。また、同族企業であるからこそ、法的な手立てがとれません。

ですが、逆にご家族だからこそパワハラは解決が可能です。モラハラの原因と同じように、パワハラもまた「脳の栄養状態」と「体調不良」、「睡眠不足(睡眠の質)」が原因です。それを改善することで、パワハラは必ず解決することができます。本質的な問題解決を望まれるなら、このアプローチをお役立てください。なお、詳しくは別記事「【モラハラは治せる】諦めないで!今日から出来るモラハラの治療方法まとめ」をご覧ください。

  • 食生活や生活習慣、体調不良など私生活の問題に会社がふかく関わることができませんから、一般企業でこのような問題の本質的な解決はできません。ただし、ごく小規模な会社では、社員に対し福利厚生でサプリメントを支給することで、効果をあげているところがあるという事実だけご紹介しておきます。

まとめ

私がいただいてきた相談では、たとえ社員が辞めたとしても問題解決はなされていません。なぜなら、パワハラやモラハラの加害者は、あらたな標的を攻撃するからです。その意味で、今後はますます経営側がパワハラ問題への取り組みを強化する必要があるでしょう。

また、今現在の被害者の方は、第三者の意見も聞きながら、冷静に判断して一日もはやく問題解決がなされるよう行動するように心がけましょう。

なお、私は企業におけるハラスメント対策もまた、本質的な解決が可能だと考えています。メンタルケアおよびハラスメント対策をお考えの企業の方は、以下に無料相談のご案内をしておりますのでご利用ください。

本サイトは私の実務経験に基づいた考察をご紹介しています。また、解説する病気の症状は典型的なものを紹介しています。記載された症状がその病気をもつすべての方に当てはまるわけではありません。治療法その他についても、あくまでも自分でできうる対処と医療における代表的なもののみを掲載しており、治療法すべてを網羅するものではありません。病気の診断および治療に関しては、必ず医師による説明を受けるようにしてください。