モラハラ

モラハラの社会的DV!妻の交友関係を制限・監視する夫

「夫が実家に帰らせてくれません。」

「夫から、もう3カ月以上無視され続けています。」

「夫から監視され続けています。気が滅入って仕方ありません。」

芸能人の離婚問題で注目を浴びたモラハラですが、次のような特徴は広く世に知られたようです。

  • 些細なことですぐにキレて怒鳴る
  • 揚げ足をとるようなコミュニケーション
  • 外面はいいのに、一歩家に足を踏み入れると不機嫌の塊

その一方で、冒頭のような「社会的DV(暴力)」についてご存知の方はあまりいらっしゃらないようです。この社会的DVとは、精神的DVのひとつで肉体的な暴力はともないません。大雑把に、モラハラな人が、パートナーの人間関係を遮断(束縛または監視)する行為のことです。

そんな社会的DV(暴力)について、私がいただいてきた相談から事例を含めてご紹介しましょう。

1.社会的DV(暴力)は精神的DVのひとつ

殴る蹴るなど身体的な暴力をともなわず、相手を精神的に追い詰める行為を精神的DVと呼び、大きく次の3つに分けられます。

  1. 精神的DV
  2. 経済的DV
  3. 社会的DV

念のために、カンタンにですが確認しておきましょう。

1-1.精神的DV

いわゆる広く知られたモラハラ行為のことです。

  • 些細なことでキレる
  • すぐに怒鳴る
  • 鬼面
  • 学歴などをバカにする

詳しくは別記事「心が傷つく言葉の暴力!モラハラと精神的dvの違いとは?」をご覧ください。

1-2.経済的DV

文字通り、お金を制限するモラハラ行為のことです。

  • 生活費をわたさない
  • 生活費を制限する:レシートなどを確認し、認めた分しかお金をくれない

自分はブランド物のスーツを着ているのに、妻が服を買うと「返品してこい!」といった類の経済的DVもあります。詳しくは「経済的DV!生活費をくれないモラハラ夫への対策とは?」をご覧ください。

1-3.社会的DV

人間関係を制限するのが社会的DV。私がいただいてきた相談では、大きく次のようなものがありました。

  1. 無視
  2. 監視
  3. 束縛

それでは、ひとつひとつ確認していきましょう。

2.無視

夫が妻を無視する。逆に、妻が夫を無視するケースもありますが、どちらかというと妻が夫を無視するケースの方が、明らかに感情が入り混じった無視をするように感じています。

2-1.夫が妻を無視するケース

「モラハラな夫はすでに3か月以上、私を完全に無視しています。家に帰ると何の問題もないかのように子供たちに振る舞うのが許せません。」

「旦那が『疲れて家に帰るんだから静かにしてくれ!』と言って、その都度、私を無視をします。1週間で終わることもあれば、2~3週間続くこともあります。最長は3か月でした。話しかけても無視するので、『なぜ無視をするの!』と泣きながら怒ったら『そういうのが嫌なんだ!』とすごい形相で睨まれました。その後は怖くなって必要最低限のことを話ていて、たまに返事をしてくれることもありますが、旦那から話しかけてくることはありません。」

「もう2年くらい家庭内別居のような状態で、ずっと旦那から無視され続けています。なぜ無視されるのかわからないので理由を聞いても、『ほっといてくれ!』と言われるだけです。」

このように、夫が妻を無視するケースは妻の存在をスルーしている傾向が強いようです。

2-2.妻が夫を無視するケース

「5才と3才の子供がいますが、休日ゆっくり寝ていて子供の面倒を見ないと、妻が露骨に不機嫌になり私を無視します。それ以外にも、何かスイッチが入るとものすごい目つきで私を睨みつけて無視がはじまります。最近は無視され続ける時間がどんどん長くなってきていて、家に居場所がないので終電近くまで帰らない毎日が続いています。」

「些細なことで妻が私を無視します。例えば、両親が訪ねてきたときは帰った後、『連絡もせずに来た!』と怒り出して無視。一緒に外出したときに妻が気に入った服が5万円だったのですが、それを見たら『給料が安い!』と怒り出して無視。一度無視がはじまると最低1週間は続きます。機嫌が良いことのほうがマレなので…、もう離婚したほうがいいでしょうか?」

このように、妻が夫を無視するケースでは、明らかに怒りの感情が入り混じるケースがほとんどのようです。

3.監視

一口に監視と言っても、私がいただいた相談では大きくふたつの傾向がありました。

  • 監禁に近い監視
  • 外出はできるが行動を制限する監視

どんな社会的DVなのかご紹介します。

3-1.監禁に近い監視

「農家に嫁いで20年。それ以来、ずっと監視されているような生活です。出産のときもふくめ、一度も実家に帰らせてもらえません。買い物に出かけるときは、必ず主人がついてきます。畑で草むしりをしていると、家の窓から主人の視線を感じます。一度だけそれを見たことがあるのですが、なんとも言えない目つきをしていて…。それ以来、視線を感じても見て見ぬふりをしています。」

「主人は医者です。そう聞くと、ほとんどの人は羨ましいと思うのかもしれませんが、私の結婚生活は地獄でした。同じ空間にいれば、些細なことでいつまでも怒鳴り散らします。そのため、私はストレス性の胃潰瘍になりました。主人は消化器科の医師なのに。怒鳴り散らす一方で、外出はひどく制限されます。

勤務医の主人は、転勤のたびに病院のすぐ近くに住居を構え、必ず昼食も食べに帰ります。外出はできますが、スーパーなど必要最低限の外出しか許されません。幸い、主」は学会には泊りがけで行きますので、そこが唯一の息抜きです。ですが、暇さえあれば電話がかかってきます。万一、そのときに電話にでれなければたいへんなことになりますから、息抜きとは言っても返って外出はできなくなります。こんな生活が、すでに21年続いています。」

外出を制限し、自分の管理下に妻を置く。これは、監視という社会的DVですが、言い換えれば極度の「ヤキモチ焼き」が監視という行動として現れているのだと考えられます。

3-2.外出はできるが行動を制限する監視

5~6年前までは次のような相談が多々ありました。

「主人は1日に100通くらいメールを送ってきます。仕事中でもお構いなしで、すぐに返信しないと携帯に電話がかかります。それも出ないと、会社に電話をかけてきます。それもヒドイ態度でかけてきますので、同僚に白い目で見られます。とくに困るのが、会社かけてきたとき、その電話に出たのが男性だったとき。

私がすぐに電話を替わることができたときは、『今の男とどこにいるんだ!』とか『二人でいるんじゃないだろうな~』となります。逆に、私がお客様と話をしていて電話にでれないと、『なぜ電話にださない!女房となにかしてるんじゃないだろうな~』と、真昼間からわけのわからないことでその男性に絡みます。

そんな主人ですから、メールの内容もおおよそ想像がつくと思います。

  • どこにいるんだ!
  • 誰といるんだ!
  • 男といるんじゃないだろうな!

こちらもまた、ヤキモチがひどい故にこういった監視行動にでることになります。また、ここ3年位前からはメールがLINEに取って代わったことは言うまでもありませんん。

4.束縛

人間関係を制限する社会的DVでは、次のふたつがあります。

  • 家族との関係を制限する
  • 友達との関係を制限する

私の経験では次のような傾向が強いと感じています。

  • 家族も友達も会わせない:多数
  • 家族はOKだが、友達とはダメ:多数
  • 友達はOkだが、家族はダメ:少数

ここでは、家族と友達それぞれの制限についてご紹介します。

4-1.家族との関係を制限する

兄弟姉妹や母親との外出はもちろん、実家に帰らせてくれないという社会的DVも少なくありません。

「実家にかえらせてくれません。理由は、『俺が毎日のように残業して働いているのに、旦那をほっておいて自分は子供とのんびり骨休めか!』」だそうです。祖母の法事も『時間の無駄だ!』と帰らせてもらえませんでした。」

「夫は実家の話がでると目の色を変えて怒り出します。もちろん、母や姉との外出も露骨に不機嫌になるので、帰ってからのモラハラが怖くてあきらめました。」

「外出はたとえ母や兄弟でも許されません。家に来るのは辛うじて大丈夫なのですが、正直、訳を話してもうこないようにしてもらいました。家族が遊びにくると、旦那も愛想よく接してくれたのですが、帰るたびにその後に大荒れになりたいへんな思いをしました。」

このように、妻とその実家の家族との接点を断ち切るような社会的DVもあります。なかには実家に帰るのはOKだけど、泊まるのはダメ。家族との外出は大丈夫だが、家に行くのは嫌がるなど、程度の差はモラハラ夫により違ってきます。

4-2.友達との関係を制限する

「旦那がひとりで外出させてくれません。すでに子供たちも高校生ですから、ひとりで留守番など当然できます。しかし、子供がいても必ず旦那がついてきます。洋服を買う時もついてきて、『誰と会うときそれを着るんだ?』と不機嫌になります。スーパーの買い物までついてきて、ひとりで買い物に行くとまた不機嫌になります。そんな旦那ですから、私が友達と外出することを許しません。そのため、友達の結婚式の出席もすべて断りました。」

「主人の束縛が強くて困っています。主に外出させてもらえないことで悩んでおり、友達と自由に会うことができません。なぜダメなのか?理由をきいてもダメの一点張りです。もちろん、私は浮気をしたこともありませんし、結婚してから男性と外で会ったという事実も一切ありません。しかし、外出をしようとすると主人はひどく不機嫌になります。かと言って、主人と一緒の外出などちっとも楽しくないので逆にしたくありません。」

このように、やたらと束縛が強いモラハラ夫も少なくありません。

5.なぜ、モラハラ夫は社会的DVをしてしまうのか?

  • 監禁
  • 監視
  • 束縛

こういった行為は、言い換えれば「独占欲」と「猜疑心が強い」と言えます。つまり、社会的DVをするモラハラ夫は奥さんを好きなのは間違いないでしょう。一方で、奥さんを信じることができません。その原因は、「はじめから不機嫌」だからです。

モラハラの原因」でご紹介しているように、モラハラ加害者の脳は〝はじめから″不機嫌です。不機嫌という脳内物質がはじめから脳内で大量に居座るため、そこに情報が上書きされ、本人もカン違いをしていると気づかないままに不機嫌に振る舞います。この社会的DVのケースでは…

  1. 脳内に不機嫌(アドレナリン:不安、ノルアドレナリン:イライラ)物質が大量に居座る
  2. そこに奥さんが外出するという情報が飛び込む
  3. 不機嫌にその情報が上書きされ、その情報が海馬を刺激
  4. 海馬が、奥さんが外出することで起こりうる不安要素を呼び覚ます
  5. 浮気など、ヤキモチを焼くことになる
  6. 本人もそれがカン違いと気づかないまま不機嫌になる

こんな情報の流れが脳内でおきることになります。

まとめ

監禁や監視、束縛といった社会的DVについてご紹介しましたが、こういった問題もまた、私は解決が可能であると確信しております。ただし、正しい知識をもたねば適切な対処もできません。以下に、私が書いたモラハラ解決のための小冊子をご紹介しておりますので、お悩みの方は問題解決のためにお役立てください

モラハラ夫から妻への言葉のDV!もっとも傷ついたのは?

相手の人格を否定する言葉によるDV。これもモラハラのひとつですが、夫婦間による言葉のDVでも子供の喧嘩のような類のものもあります。例えば、夫婦喧嘩をしてお互いが興奮し、「お前のそういうところは、お母さんにそっくりだ!」そう思ってもいない一言を口にしてしまった。そんな経験は誰にでもあるでしょう。

そしてこんなとき、そんなことを口走った本人は「そんなつもりはなかった…」と思っていても、言われた側は「母まで否定するなんてヒドイ。言葉のDVだ!モラハラだ!」そう思ってしまうかもしれません。また、なかには「お互いが興奮したからあんなことを…」そう、状況から冷静に判断できる人もいらっしゃることでしょう。

このように、モラハラとか言葉のDVもそのシチュエーションや、その人の性格や精神状態によってその受けとり方は大きく違ってきます。つまり、なかには一方的なカン違いで「言葉のDVを受けた!」と思い込むことがあり得ます。

その一方で、傷つく言葉を毎日のように浴びせられても、それを「言葉のDVだ!」とか「モラハラだ!」と認識していない被害者も少なくないのも事実です。

そこで、夫から言われて傷ついた言葉について、本当に言葉のDVなのか、モラハラなのか?その状況を含めて考えてみましたので参考にしてください。

1.夫に言われて一番つらい言葉のDVはどれでしょうか?

主婦の方に、夫から言われて一番つらい言葉。精神的に傷つく言葉はどんなものなのか?アンケート調査をしました。

【質問】
精神的に傷ついてしまう言葉のDV、自分の夫に言われたら一番つらい言葉はどれですか?

8

【回答数】
母親失格:37
こんなこともできないのか:29
育ちが悪い:18
言動がおかしい:16

■調査地域:全国
■調査対象:【性別】女性 【結婚】既婚
■調査期間:2015年08月19日~2015年09月02日
■有効回答数:100サンプル

結果は上記の通りですが、ひとつひとつ確認していきましょう。

2.もっとも辛い言葉のDVは「母親失格」!

夫に言われたらつらい言葉。言葉のDVともっとも感じるのは「母親失格」でした。

2-1.「母親失格」と言われてどんな気分になりますか?

・毎日子育てを頑張っているに、 母親失格と言われるのが最も辛いです。(30代/女性/専業主婦)

・自分としては一生懸命にやっているのに、言葉で否定されると自分の存在自体が否定されるようで辛く悲しくなるります。(20代/女性/専業主婦)

・自分が母親になろうと、模索しながら必死で子供を育てているのに、それでも夫が「そんなんじゃ母親失格だ!」と言うので辛いです。母親にはなれないのかと胸に突き刺さり、ようやく夫がモラハラであり、私は言葉のDVを受けていたのだとわかりました。(30代/女性/専業主婦)

・母親の合格ラインは夫が決めるものではないと思います。母親失格と言われるような状況になったときに、一緒に考えてくれる夫であって欲しいのに、そんな夫からなにかにつけて「母親失格!」と見放されてしまいます。その都度、私は世界中から見放されたような気持ちになってしばらく立ち直ることができません。最近、言葉のDVを調べていてやっと自分がモラハラ被害にあっていたことに気づきました。(40代/女性/会社員)

子供が生まれて、慣れないながらも一生懸命な最中にこの言葉はやはり辛いようですね。夫自身の母親と比べての、「母親失格」とも感じてしまう女性もいるかもしれません。相手の母親の基準を突きつけられて、落ち込んでしまいそうです。

ですが、お話を聞いていると、それは「言葉のDV。モラハラですね。」というケースもあれば、「いや、それは母親失格と言われても仕方がないのでは…」というケースもありますので、ここで確認しておきましょう。

2-2.こんな「母親失格」は言葉のDV。モラハラです!

次のようなケースで「母親失格」と言われたなら、それは立派な言葉のDV。モラハラ夫です。

2-2-1.疲れて眠ってしまい、子供が泣いているのに気づかなかったら…

「私は4歳と2歳、8カ月と3人の子供がいます。夜中に授乳やおむつ替えで起きたり、洗濯や掃除、食事の仕度、幼稚園のお迎え、下二人を公園に連れて行って遊ばせたり買い物にいったりと目まぐるしい毎日が続いています。先日、主人が帰宅して気が緩んだのか、私は猛烈な睡魔で眠ってしまいました。

どれくらい眠ってしまったのかわかりませんが、主人に起こされると8カ月の子供を抱いておもむろに『子供が泣いているのに寝ているなんて、母親失格だ!』と言われました。

いつも、主人はほとんど子供の面倒を見ることもなく、帰宅後も自分はゲーム。私が子供たちをお風呂に入れても、タオルでふいたり着替えを手伝ってくれることもありません。『お願い、ちょっとだけ手伝って!』と言っても、『仕事で疲れているんだから家に帰ったときくらいゆっくりさせて…』とまったく取り合ってくれません。

ですが、『母親失格』と言われてから『こんなに頑張っているのに認めてもらえないんだ…』と、ひどい孤独感に襲われるようになり、その後、やたらと物忘れがひどくなり人の話が理解できなくなり、何度も聞き返してしまう自分がいます。どうしたらいいでしょうか?」

子供の面倒も妻に任せきりで、自分は遊んでいる。乳飲み子の世話で慢性的に睡眠不足で疲れ切っている妻。そんな妻が疲労と睡眠不足で眠ってしまい、子供の泣き声に気づかなかった。それを「母親失格」と言うのなら、それを口にした夫が「人間失格」であることは明らかでしょう。

2-3.自分の遊びを優先する妻のケースは?

私は、次のようなケースで「母親失格」と言われたなら、「それは…、仕方ないかも?」と思ってしまいますが、皆さんはいかがでしょうか?

※ この女性は3才と5才と、ふたりのお子さんがいます。

「好きな芸能人のライブがあるので、今まで子育てに奮闘してきた自分へのご褒美で行こうと思ったのですが、旦那に話したら『母親失格』と言われてしまいました。

確かに、ライブは県外で、行くとなると1泊2日です。そして間の悪いことに平日で、主人に仕事を休んでもらわないと行けません。でも、今まで子育て頑張ってきたので、このことを『モラハラだ!』と両親に話したら『誰だってそう思うに決まってる!』とケナサレタ上で『小さな子供ふたりを置いて、それも泊りで行こうなんて母親失格だ!』と言われてしまいました。」

子育て中のお母さんにも、たまには息抜きは必要です。それはわかりますが、それでも私はこのケースにおける「母親失格」という言葉は、決して言葉のDVに当たるとはとても思えません。また、この主婦の「旦那がモラハラ」というのも、このお話だけで鵜呑みにすることもできないと考えます。

3.「こんなこともできないのか!」という言葉のDV 

続いて、言われたら辛い言葉。言葉のDVになるのは「こんなこともできないのか」という結果でした。

3-1.「こんなこともできないの!」は馬鹿にされている気持ちになる!

「こんなこともできないのか!」という言葉遣いは、「こんなこと」=「誰でもできる」とか=「常識」=「カンタン」=「当たり前」などというニュアンスを含みます。そのため、そこに「できないのか!」という言葉が加わると、誰でもカンタンにできること、それもできない「劣った人間」とか「ダメな人間」というレッテルを貼られることになります。

・すごく馬鹿にされることが一番つらいから。自分が何もできないだめな人間だと思ってしまう。(40代/女性/専業主婦)

・自分なりに一生懸命やっているのに、それを認めてもらえず、夫の基準になっていることが腹立たしくもあり、悲しくもなります。(30代/女性/パートアルバイト)

・自分のミスで間違ったことをしてしまったならともかく、しょうもないことでこの言葉を繰り返し言われると自分自身を否定された気分になって辛い。(20代/女性/会社役員)

夫の言う「こんなこと」に自分は悩んだり、手こずっているということに落ち込んでしまうようです。馬鹿にされているような気分にさせたり、自分は何も出来ないのかと思わせる言葉ですね。相手の努力をきちんと分かっているのであれば上から目線で「こんなこと」とは言えません。

3-2.他の言葉とシチュエーションに置き換えると…

例えば職場で上司や同僚、部下から、次のようなことを言われたらどうでしょうか。

  • こんなこともわからないの…
  • (お前さ~)なんでこんなこともできないの…
  • こんなことも知らないんですか…

誰でも「グサッ!」ときますよね。でも、そんな言葉を真に受ける必要はありません。なぜなら、「こんなこともできないのか!」は明らかに自分目線の言葉だからです。

  • 自分は知っているけど、相手は知らないこと
  • 相手は知っているけど、自分は知らないこと

誰にでもありますよね。また、

  • 自分は得意(できる)けど、相手は得意ではない(できない)こと
  • 相手は得意だけど、自分は得意ではないこと

これも、誰にでもあります。こういった事実を前提に考えれば、「こんなこともできないのか!」という人が、「こんな当たり前のことも知らないの?」と私は思ってしまいますが、いかがでしょうか?

4.親兄弟もまとめて否定する「育ちが悪い」という言葉

言われたら辛い言葉のDV。続く結果は「育ちが悪い」という言葉となりました。この言葉が使われるケースは、基本的にすべて「言葉のDV」でありモラハラと考えていいでしょう。なぜなら、育ちが悪いという言葉は、

  • 言われた時点での自分の言動
  • 育ってきた環境:家庭の収入や兄弟姉妹
  • 育ててくれた両親や祖父母
  • 自分の性格や人格

など、ご自身の存在に関わるすべてを否定されることになるからです。

・自分のことよりも両親や育ててくれた親のことを言われている気がして嫌です。(20代/女性/専業主婦)

・自分のことならともかく育ちが悪いっていうことは自分の親も侮辱されているのと同じなので許せないと思うから(20代/女性/専業主婦)

自分だけではなく、自分を育ててくれた親や周りの環境を一気に否定されたような気分になる言葉ですね。今の自分がしてしまったミスに、こんなことを言われたら、「なんでそこまで引っ張ってくるの」と思ってしまいそうです。これは相手が誰であっても言ってはいけませんね。

5.一生懸命な気持ちを分かってもらえない「言動がおかしい」

続いての、言われたら辛い言葉のDV。結果は「言動がおかしい」となりました。

・一生懸命言っている言葉がおかしいと言われたら、自分を全部否定されたような気がする。(50代/女性/専業主婦)

・言動がおかしい、と言われたら自分をバカにされたような気持ちになるので嫌です。(30代/女性/専業主婦)

・言動がおかしい、というのは、自分は正しいけれど、相手は正しくない、相手の存在、価値観を認めようとしていないと思うからです。(40代/女性/専業主婦)

自分が言っていることをずばっと否定される言葉なようです。自分が何を言おうと論点をずらされたり、相手からするとそれは正しくないと言われている気持ちになりますね。そもそもの価値観が違い、「相手の考えを頑なに受け入れようとはしない」とも取れてしまいます。相手が何を伝えたいのか、しっかり聞こうという歩み寄る姿勢も大事ですね。

5-1.本当に、言動がおかしいケースもありました!

私は夫婦間や親子間など、さまざまなご相談をいただきます。また、私はモラハラの著書を出版していますので、こういった言葉のDVに関する相談も多数いただいてきてきました。そんな中、とくに女性から「夫が言動がおかしいと否定してくる。モラハラを受けている!」という訴えをいただきます。そして、その訴えを詳しく聞くと、大きく次のふたつの傾向がありました。

  • 確かに夫がモラハラであった
  • 本当に女性の言動がおかしかった

前者は、文字通り夫がモラハラな人で、明らかに妻を攻撃していました。したがって、「言動がおかしい」というのは言葉のDVです。一方で、女性の言動が明らかにおかしいケースもあるのは事実です。相談時の訴えも、この話をしていたと思ったら、いつの間にか違う話になっている。話が散らかっていて、何を言いたいのかわからない。そんな相談者は確実にいらっしゃいます。

そこで、一度冷静になって次のことを確認してみてください。

  • 家族以外の人とのコミュニケーションが苦手(気を使いすぎて疲れてしまう)
  • 外出時、店員さんなどの対応にイラっとすることが多い
  • 片付けや掃除などが苦手で家の中が散らかり放題
  • 些細なことで子供を叱りすぎてしまう
  • 旦那が目に入っただけでイライラする
  • 生理前になると自分の感情が抑えられない

複数当てはまる方は、もしかしたら本当に自分がおかしなことを口にしている可能性があります。そしてこんな方は、おそらく首や肩、背中などのコリや、さまざまな体の不調にお困りのはずです。ぜひ、体の不調を改善してみましょう。

まとめ

ご紹介したように、相手を傷つける言葉のDVもケースバイケースであることがお解りいただけたことと思います。言葉のDVはモラハラです。常日頃から、相手を否定する言葉を浴びせられると誰もが「自分が悪いのかも…」と、どんどん自分を追い込むことになります。

ですから、自分の努力を知ってもらえない、頑張りを相手の言葉で一蹴されてしまうと感じているのなら、そして、「自分が悪いんだ」とマイナスな考えているのなら、以下でご紹介している私が書いた小冊子をお役立てください

この小冊子を読めば、モラハラが解決が可能な問題であること。そして、その解決には心理学的などテクニック的なものは必要なく、誰もがすぐにでも行動できる方法であることがお解りいただけることでしょう。

 

モラハラの言葉のDV(暴力)!その暴言の特徴と対策とは?

「今日はそんなに寒くないだろ!お前は節約という当たり前のこともできないのか?」

そう言われ、慌ててストーブを切った奥さんは、次の日、また怒られては困ると寒いのを我慢しストーブをつけずにいました。すると、帰宅したご主人は言いました。

「なんだ、こんなに寒い思いをして帰ってきたのに部屋を暖めておくこともできないのか!まったく気がきかない奴だ!」

慌ててストーブをつけた奥さんでしたが、次の日、どうしたらいいのかわからず帰宅前のご主人にメールで聞きました。「今日は暖房はどうしましょうか?」と。

「そんなことも聞かないとわからないのか!」

返信メールを見て、どうしたらいいかわからなくなった奥さん。夏は夏で、クーラーをつければ「そんなに暑くないだろう!もったいない!」と嫌みを言われ、つけなければ「暑い中、汗をかいて帰ってきたのに…。気がきかない!」と怒鳴られる。どうしたらいいのか?聞けば「自分で決めることもできないのか?」と、あきれたように怒鳴られます。

そんな毎日に、奥さんはいつからかご主人が帰宅する頃になると急に胸が苦しくなり、心臓がバクバクするようになってしまいました。

これが言葉によるDV(暴力)。モラハラの典型的な攻撃ですが。そんな暴言や言葉のDVの特徴と対策をご紹介しますのでお役立てください。

1.言葉のDV(暴力)・暴言の特徴

そもそも自覚が無く、無意識のうちに言葉で人を侮辱、冒涜するのがモラハラです。肉体的な暴力はありませんが、「刃物は肉を切り、言葉は心を切る」というように、言葉は時として肉体的暴力以上に人を傷つける凶器となります。だからこそ言葉のDVと呼ばれます。そんなモラハラの加害者による言葉のDV(暴力)には大きく次のような特徴があります。

  • 罪悪感を植え付ける言い回し
  • 揚げ足取りの言い回し
  • 自分の非は認めない
  • 自分は正しい
  • 責任転嫁する
  • 同情を誘う
  • ウソをつく
  • 思いやりがない
  • 人前でバカにする
  • 子供を利用し間接的にバカにする
  • パートナーの両親や親族を悪く言う

それでは、ひとつずつ確認していきましょう。

1-1.罪悪感を植え付ける言い回し

  • 「人の気持ちが考えられないのか?」
  • 「どんな育ち方をしたんだ?」
  • 「それでも母親か?」
  • 「俺の立場をなんだと思ってるわけ?」
  • 「お前のせいでせっかくの休日を気分悪く過ごさなきゃならない。どうしてくれるんだ?」
  • 「お前を大事にしてやってるのに、なんでワガママばかり言うんだ?」

モラハラとは、モラル(倫理・道徳)によるハラスメント(人を困らせること。嫌がらせ)です。「お前がモラルに反しているんだよ!」そう思わせる言葉遣いで精神的に追い詰めてきます。したがって、自ずと言葉遣いに共通した特徴が現れます。それが疑問形の言い回し。

なにかにつけて疑問形で話しかけられれば、誰もが「自分が間違っているのかも?」そう思い込んでしまいます。なぜなら、疑問形で話しかけられると、脳は相手の気に入る答えを自然と探してしまうから。です。

そのため、モラハラな人から話しかけられ続けると、必然的に自分の気持ちに迷いが生じることになります。そしてそれが続けば、自分に自信を失い精神的に追い込まれていくことになる。モラハラな人による言葉のDVとは、疑問形の質問により、脳がその質問に対する答えを探してしまい、自分に迷いが生じることが原因です。

1-2.揚げ足取りの言い回し

「今日は何を食べたい?」

「それを決めるのが女房の仕事だろう!」

「じゃあ、カレーにしようかな?」

「それは、今日、会社の食堂で食べた…」

「じゃあ、豚カツはどう?」

「胃の調子が悪いからダメ!」

「すき焼きならいいでしょ!」

「家計のことを考えろよ!牛肉に卵なんてもったいない‼」

「え~、じゃあ何を作ればいいの?」

「だから、それを考えるのが女房の仕事だろ!」

冒頭の暖房やクーラーの話もそうですが、「あ~言えば、こう言う」といった揚げ足取りの言動に終始するモラハラもあります。意見を求められて答えても、それを次から次へと否定されてしまう。それが繰り返されれば、誰だって「もうやってられない!」という気持ちになりますし、感情が乱れることになるのは自然なことでしょう。

1-3.自分の非は認めない

「お前が悪い。お前が俺を怒らせるようなことするからだ」

明らかに自分に否があっても、屁理屈を並べ立てて攻める。どんなときも、絶対に自分の非を認めない。謝ることを知らない。そんなモラハラ加害者も少なくありません。

おそらくですが、モラハラ加害者は本気で自分は悪くないと思っています。また、「お互い様」とか「喧嘩両成敗」、「持ちつ持たれつ」、「ギブアンドテイク」といったという類のことにまったく気づきません。とにかく、思考が偏っていますので、話をしていると「何が正しくて何がいけないのか?」誰もがわからなくなってしまいます。それが精神面にジワジワとダメージを与えることになります。

1-4.自分は正しい

  • 「俺の言う通りにしないからこんなことになるんだ。」
  • 「誰の給料で食べていけるんだ。」
  • 「誰のおかげで生活できるんだ。」
  • 「誰が金を払ってるんだ。」

さて、これら上から目線の言葉ですが、この後に続く言葉というか余韻はお解りになるでしょうか?それは「わかっているのか?」です。「誰の」と聞かれたら、それは疑問形。だから、脳は「あなた」という答えを見つけてしまいます。ですがその一方で、あれもこれも、どれも「上から目線」での言い回しをされますから、誰だって反発したくなる。イヤになるのは当然ですね。

1-5.責任転嫁する

  • 「どう責任をとるんだ…」
  • 「お前のせいで旅行に行く気が失せた。キャンセルする。」

些細なこと、どうでもいいことから、とても重要なことまで、何か不都合なことが起きたときや問題が発生して困ったとき、とにかく人のせいにするのがモラハラ加害者です。これは、まるで小中学生のようなものです。例えば、

「勉強しなさい!」

「今やろうと思ったのに、勉強しろと言われたらやる気がなくなった!お母さんのせいだ。」

このように、責任転嫁は自分を守るための防衛システムでもあります。些細なことならあきれて聞き流せばいいのでしょうが、ときに重要な問題でこのように子供じみた反応をされたら頭にくるのも自然なことでしょう。

1-6.同情を誘う

  • 「会社で、俺がどれだけ辛い思いをしているかわからないだろう…」
  • 「そうか…、やっぱり俺のことをわかってくれないんだな…」

これも疑問形なのはお解りでしょう。したがって、こういった話を聞けば、脳は必ず相手の意図に沿った答えを探してしまいます。もちろん、モラハラな言動の一環での同情を誘う言葉ですから、違うとは思っていても、

「そんなことないよ…」

そんな答えを脳が生み出します。ならば、迷いが生まれることも自然なことでしょう。このように過去に辛かったこと、悲しかったことを口にして同情を誘う。これは、結婚前のモラハラ彼氏が彼女に使う常とう手段。もし、彼氏が辛かったこと、悲しかったことを再三にわたって繰り返し聞かされれているのなら要注意なのかもしれません。

1-7.ウソをつく

ここでは、離婚関係を専門にされているある弁護士さんに伺った話をご紹介しましょう。

  • 「妻は子供を虐待しています!何度もしつけと称して叩いていました。」
  • 「やめて!やめて!と、子供が泣き叫んでいる姿を見て、私が何度注意したことか…」
  • 「妻の浪費癖がひどく、それで仕方なく生活費を制限していました。」
  • 「だから慰謝料なんてとんでもない、私がもらいたいくらいですし、妻に子供をまかせるわけにはいきません。」

実は、これはあるご夫婦の離婚調停でモラハラ夫が口にしたことで、すべてウソだったそうです。この弁護士さんによると、モラハラの加害者は離婚調停でとにかく、ウソをついてでも、自分に有利な状況をつくるためにたとえウソであっても、思いついたことを次々とまくしたてるそうです。

あることないこと平気で口にする。それが、ウソであると証拠をつきつけてもそれを認めることも謝ることもせず、悪びれることもなく、あらたに思いついた話(それもまたウソであることがほとんど)をまくしたてる。そんな様子にこの弁護士さんは次のような話をしてくれました。

「あきれるやら、腹が立つやら…。こちらが誠意をもって話をしようとすればするほど、相手が口にすることがウソであることがどんどんわかってくる。でも、それがウソという証拠がてきても、そこで思いついたウソで言い訳をする。あまりにも言語明瞭・意味不明量でまとまりのない話が続くため、すぐに同じ空間にいることが苦痛になります。彼らとコミュニケーションをとると、言葉のDV(暴力)と言われる意味がとてもよくわかりますよ。」

1-8.思いやりがない

  • 「お前ってホントに何をやってもダメだな…」
  • 「低学歴はホント困るよ これだから・・・」
  • 「お前みたいなクズ女、俺以外に引き取ってくれる奴いないぞ?」
  • 「使えない奴」

とにかく否定・否定・否定。自分のことを棚に上げ、人を見下すタイプのモラハラ。言葉のDVも少なくありません。このタイプの言葉を浴びせられ続ければ洗脳ですから、自分が本当にダメなんだと思い込むことになります。まじめな方、自己評価の低い人ほど洗脳されやすく、違うと気づくのに時間がかかる傾向がありますから注意が必要です。

1-9.人前でバカにする

  • 「ホントにこいつの飯はまずくて、とても食えたもんじゃないんです。」
  • 「こいつは家の掃除もろくにしないから困っているだよ…」
  • 「飯がまずくて、冷凍食品の方がよっぽどうまいんだ。」
  • 「朝、起きたときの顔など見せられたもんじゃない!」

友達や友達夫婦など、他人が一緒にいる席で自分のパートナーをバカにしたり卑下したりする。こういったデリカーシーのない行為を、モラハラの加害者はなんのためらいもなくしてしまいます。彼らは共感性がないので、人の心が傷つくことに気づきません。自分の一言でパートナーの交友関係にヒビが入ることなど、気に留めることもないのです。

1-10.子供を利用し間接的にバカにする

  • 「お母さんみたいになっちゃダメだよ!」
  • 「お母さん低学歴だから、すぐに怒るけど気にしちゃダメだよ!」
  • 「お母さんみたいな低学歴の人と結婚しちゃダメだよ!」

子供に向かってこんな声掛けをするモラハラも少なくありません。先日もある主婦が「子供がママ友に『お母さんは高卒で低学歴だからすぐに怒るんだ!」と、いつも父親に吹き込まれていることを口にして顔から火が出るほど恥ずかしい思いをしました。」というお話をいただきました。

間接的な言葉のDVですが、これが子供の精神面に大きな影響を与えることに疑いはありません。

1-11.パートナーの両親や親族を悪く言う

  • 「おまえの母親と一緒でだらしない!」
  • 「親があんなんだから、お前の不味い料理も仕方ね~か…」
  • 「親と同じで低学歴だからそんなこともわからね~の?」

なにかにつけ、自分の気に入らないことがあるとパートナーの両親や兄弟の悪口を言う。そんな言葉のDVで苦しんでいる人は多々いるようです。モラハラ加害者はそのたびに、パートナーが両親を侮辱されたことで怒りと悲しみで傷ついていることに気づきません。これが一緒に生活する限り、たびたびくり返されるわけですから、精神的苦痛は計り知れないでしょう。

2.言葉のDV(暴力)の特徴からわかることとは?

モラハラ加害者による言葉のDV(暴力)。その特徴から、大きく次のふたつの傾向があるとわかります。

2-1.相手を否定する

次のような特徴は、すべて相手を否定している言葉のDV(暴力)です。

  • 罪悪感を植え付ける言い回し
  • 揚げ足取りの言い回し
  • 思いやりがない
  • 人前でバカにする
  • 子供を利用し間接的にバカにする
  • パートナーの両親や親族を悪く言う

2-2.自分を肯定している

こちらは、自分を肯定しています。

  • 自分の非は認めない
  • 自分は正しい
  • 責任転嫁する
  • 同情を誘う
  • ウソをつく

ですが、自分を全面的に肯定していますから、逆説的に相手を否定することになります。

2-3.否定とは、つまり不機嫌

  • 否定:不快
  • 行程:快

モラハラの加害者の言葉のDV(暴力)が、大雑把に「快」「不快」という反応だとお解りいただけたと思います。そしてこの反応は、脳における自己防衛、自分を否定することは「不快」。自分を肯定することは「快」という生存本能に基づいているものであることも確かです。そこで、私たちが物事を認識するシステムについでみていきましょう。

別記事「モラハラの原因」をお読みいただくとわかりますが、私たちの「こころ」は、物事を認識するその前に生まれています。例えば、ヘビだと思ったらヒモだった!という経験は年配の方なら誰でもあります。このときの状況を確認してみましょう。

  1. ヘビだと思い込んで「不快」というこころが生まれる
  2. その「不快」という情報で体が硬直する:ヘビかもしれないので近づかないようにしている
  3. ヒモだとわかる
  4. 「快」という情報から体の硬直がほぐれ、ヒモだったので「快」に「安心」という意味がつく
  5. ヘビかもしれなかったので、はじめの「不快」という情報に「怖かった」という意味がつく

これが脳における情報の流れです、「ヘビだと思ったらヒモだった!」というカン違いが起きる原因です。このことからら、モラハラ加害者による言葉のDV(暴力)は次のようなメカニズムで起きるという仮説が成り立ちます。それは…

  1. はじめから脳内に「不快」という情報が充満している
  2. 視覚や聴覚などからの情報が届き、不快情報に上書き
  3. (ヒモなのにヘビだ!とカン違いしていると同じように)カン違いしたまま不機嫌に振る舞ってしまう

実は、私はこの仮説を前提にモラハラの治療をアドバイスしてまいりました。また、この仮説はおおよそ正しいとその実績から確信しております。そこで言葉のDV(暴力)への対策をご紹介しましょう。

3.言葉のDV(暴力)への対策とは?

モラハラ加害者からの言葉のDV(暴力)。その対策は大きくふたつあります。

  • 縁を切る(離婚する)
  • 加害者を治療する

くり返しますが、私はすでに20年以上前から、言葉や態度による精神的DVについての相談をいただいてまいりました。また、その実績からモラハラ&DV解決の実用書を出版しています。つまり、モラハラは本質的な解決が可能。あなたは、それでも縁を切る(離婚)ことを選択されますか?

もし、あなたが縁を切る(離婚)を選択するのなら、3-2を、加害者を治療し言葉のDV(暴力)を本質的の解決を選択するのなら3-1をお読みください。

3-1.モラハラ加害者を治療し、言葉のDV(暴力)を本質的に解決する!

モラハラを解決するには、次のふたつが必要です。

  • 幅広く十分な栄養を補う
  • 体調不良を改善する

たったこれだけのこと、こんなに当たり前のことでなぜ?モラハラが解決するのかご門に思われるかもしれません。しかし、2-3でご紹介したように、モラハラ加害者の脳内には大量の「否定(不快)」物質が居座っています。ならば、それが内部情報が原因であることが想像できます。つまり上記ふたつは、

  • 栄養不足とは、食欲という本能が満たされない生存の危機
  • 体調不良とは、やはり生存の危機

こういった情報を脳が「不快」と評価し続けることは、とても自然なことでしょう。なお、モラハラの治療を真剣にお考えの方は、記事下でご紹介してる私の書いた小冊子をお役立てください

3-2.縁を切る(離婚)を選択する方

縁を切る(離婚)を選択する方は、次の点に注意が必要です。

  • 離婚後の収入
  • 子供がいるなら養育費
  • 離婚までの婚姻費用
  • 慰謝料:具体的な証拠が重要
  • 離婚調停の申請

離婚調停でもウソや屁理屈をまくしたてるのがモラハラ加害者ですから、おそらく調停も不調に終わることでしょう。離婚裁判をすることになりますので、弁護士など専門家のアドバイスの元、事務的に淡々と行動しましょう。

なお、縁を切る(離婚)を選択は別記事「モラハラは離婚をするしかないの?モラハラ離婚【まとめ】」を参考にしてください。

まとめ

モラハラ加害者による言葉のDV(暴力)。その特徴と、モラハラ加害者がそういった言動に終始する脳のメカニズムについて、なんとなくでもご理解いただけたことでしょう。また、モラハラ加害者の言葉のDV(暴力)は本質的な解決が可能であることも、半信半疑ながらお解りいただけたと思います。

ですが、正しい知識と的確な行動があってはじめて問題解決は可能ですので、ご希望される方は以下でご紹介しているモラハラ解決のための小冊子をお役立てください

経済的DV!生活費をくれないモラハラ夫への対策とは?

「モラハラな夫は、生活費を一切入れてくれません!」

「毎月3万円しか生活費をくれません。夫の給与は教えてもらえませんが、自分はブランドの服を着ています。」

「生活費は後払いで困っています。レシートを見せて、夫が了解した分しかお金をくれません。」

ご紹介したのは、私がいただいてきた相談で奥様から聞いた内容です。このように、モラハラ夫から生活費をもらえない。そんな経済的DVに苦しんでいる人は少なくありません。そして、この訴えでは見えてきませんが、奥さんや子供の衣服などはもちろん、中学や高校、大学の教科書代や学費なども一切支払ってくれないというケースもあります。

さて、こんな経済的DVをするモラハラ夫は、いったいどんな特徴があるのか?また、経済的DVに対しどんな対策がご紹介しましょう。

1.モラハラ夫の経済的DVの特徴とは?

モラハラ夫の経済的DVも、程度の差がずいぶんあります。例えば、私がいただいた相談で、「結婚してからいちども生活費をくれない!」というモラハラ夫は少なからずいました。また、根拠はないのに「節約すれば1ヶ月3万円で暮らせるはずだ!」と、それ以外は一切生活費を入れてくれないというモラハラ夫もいました。そんなモラハラ夫の経済的DVの特徴をご紹介します。

1-1.自分の稼ぎは自分のお金。妻の稼ぎも自分のお金。

「主人は車が趣味で、新車を買っても2年しないうちに勝手に車を購入してしまいます。その頭金は、いつも私が働いた貯金を勝手に引き出して使ってしまいます。子供二人いて、いつも主人がくれる生活費は1ヶ月5万円。当然、生活費は足りませんから私が働いたお金で賄っています。それでいて、新車購入ですから、実質、生活費はほとんど私が稼いだお金です。」

  • 車のドレスアップ
  • ブランドのスーツ
  • 新しい釣り竿や釣り道具
  • ゴルフのクラブやプレー代、練習費
  • パチンコや競馬などのギャンブル

自分の趣味やギャンブルのためにお金を確保し、足りない分は奥さんのお金を勝手に使ってしまう。こんな経済的DVを続けるモラハラ夫は、たとえ生活費を入れてくれても差し引きマイナスとうケースが少なくありません。

1-2.奥さんの出費に対し、異常にケチなタイプ

「このスーツはどうした?」

「子供の小学校の入学式に来ていくのに買ったの。いいでしょ!」

「そんなことのためだけに買ったのか。もったいないから返してこい!」

「何かの行事があるときも着るし、下の子の入学も来年でそこでも着るから…」

「(話を聞き終わる前に)たまにしか着ないのにもったいない。返してこい!」

「あなただって、毎年のようにスーツを買うじゃない!」

「俺は仕事のためだ!いいから返してこい!」

自分のための買い物は全部OK。一方で、奥さんが買うものはすべて否定。こんな経済的DVを当たり前のようにしているモラハラ夫も少なくありません。

1-3.とにかく細かい荒さがしタイプ!

モラハラ夫の中には、奥さんの買い物の中身を確認してから生活費をくれるというタイプもいます。レシートに記載された品目で、自分のお眼鏡にかなった買い物の分だけお金をくれる。そんなモラハラ夫は、とても細かい荒さがしをします。

「なんだ、このケーキは誰と食べたんだ!」

「息子のママ友が来たので、その時に…」

「じゃあ、この美容院代はなんでこんなに高いんだ!」

「パーマをかけてカラーリングしたので…」

「自分のためだけの出費だな。この分は自分で払え!」

そう荒さがしをし、必要最低限のお金しか入れてくれないモラハラ夫も少なくありません。

1-4.契約者を妻名義にして支払いを免れる。ずるがしこいタイプ

「この携帯代を払ってよ!」

「契約者はお前だから、支払うのはお前の義務だよ!」

「だったら、携帯やめてよ!」

「ムリ!」

このように、携帯の契約者を妻にして支払いを免れるモラハラ夫もいますし、次のような悲惨なケースもあります。

「生活費も入れてくれないモラハラ夫と離婚したいのですが、離婚ができません。」

「なぜですか?」

「土地や建物はもともと私の両親のものですが、主人は自分の会社がうまくいかなかったらしく、家屋敷を担保にした上で知らないうちに私を保証人に数千万の借金をしていて…。逃げたくても逃げれないし、離婚もできません。」

1-5.結婚して妻や子供もいるのに目に入らないタイプ

「生活費をください!」

そういくら言っても、まったく生活費をくれないモラハラ夫もいます。

「子供の中学の制服が…」「塾のお金を…」「高校の入学金が…」

何を言っても生返事はするものの、まったく生活費をくれない。こんなモラハラ夫は、やはり自分の趣味や飲み代、ギャンブルにお金を使うタイプです。このタイプのモラハラ夫は、自分の給与(所得)や貯蓄などをまったく妻に伝えないケースがほとんどです。

2.経済的DVに対する対策とは?

モラハラ夫からの経済的DVへの対策といったら、一般的には話し合いでしょう。ですが、話し合いが通じるのなら、こんな理不尽な経済的DVなどするはずもありません。ですが、こういったモラハラ夫にも対策はありますのでご紹介しましょう。

2-1.モラハラ夫に十分な栄養をとらせる!

モラハラ夫に、十分な栄養をとらせましょう。「何を言っているの?」そう思われた方は、こちら別記事「モラハラの原因」をご覧いただいた上で、記事下でご紹介している私が書いた小冊子をお役立てください。

このアプローチで、ほとんどのケースでモラハラ夫に「効く耳」がでてきます。例えば、先日このアプローチを試した奥様から次のようなお話をいただきました。

「主人はケチで、お金をすべて自分のためだけに使ってきました。それが栄養をとるようになり3か月たちましたが、『子供の受験のために塾へ…』とう話をしたらお金を出してくれました。もうビックリ(@_@)でした。しかも、『高校や大学のために今から…』という話をしたら、自分から『貯金をしておかなければ…』と口にして、実際に定期預金をはじめてくれました。

今まで何を言っても怒鳴ったり、暴言を吐いて話し合いすらできなかったのにウソのようです。本当にありがとうございました。」

騙されたと思って、いちどお試しいただくことをお勧めします。

ただし、私が指摘する栄養と、一般の方がイメージする栄養とは大きな違いがあるようです。「〇〇を飲んだらかえってモラハラがひどくなった!」とか「××を飲んだけど、まったく変わらない!」といったお話をいただくことがありますが、〇〇も××も一見栄養のようで私からすればそれは違います。

私でなくてもかまいませんが、せめてモラハラと分子栄養学に詳しい医師や薬剤師に相談の上、とるべき栄養をしっかりとりましょう。

2-2.体調不良を改善する!

  • ため息がひどい
  • 足をもんでほしいと言う、こむら返り
  • 首や肩、背中などのコリがひどい
  • 年中胃腸の調子が悪い

こんなモラハラ夫なら、栄養をとらせた上で体調不良を改善するようにしましょう。私は漢方というアプローチをお勧めしていますが、このアプローチで効果があることから、理屈上は鍼灸や整体、ストレッチなどでも十分に効果がでるはずです。

2-3.家出をする!

私がいただくモラハラの相談は、その95%が被害者からです。一方で、加害者であるご主人からいただくケースもありますが、それには同じ理由があります。

実は、モラハラ夫から相談をいただいたケースでは、すべて奥さんが家出をしていました。モラハラ夫も、奥さんが家出をしてはじめて、事の重大さに気づいたのでしょう。したがって、ガマンを重ねる前に、いちど家出をすることも有効な手段でしょう。

逆に、家出をしたのになんのリアクションもおこさないようなモラハラ夫なら、見切りをつけたほうがいいのかもしれません。ただし、その場合にも、前述した「栄養をとらせる!」ことと「体調不良を改善する」というアプローチを試みた上で判断してください。

もちろん、すでに妻であるあなたが離婚を望んでいるのなら、それはあなたの気持ちを尊重します。

2-4.夫婦円満調停という手段もあります!

夫婦間のトラブルで調停というと「離婚調停」が思い浮かびますが、夫婦間の調停には次の二種類があります。

  • 夫婦関係調整調停(離婚):夫婦離婚調停
  • 夫婦関係調整調停(円満):夫婦円満調停

その名で想像できるように、離婚調停は夫婦の離婚を前提の話し合いです。一方で、夫婦円満調停は、夫婦がよりよい家庭生活を送れるように話し合いが行われます。

2-4-1.夫婦円満調停のメリット

夫婦円満調停は、離婚した方がよいかどうか迷っている場合にも利用することができます。また、家庭内より冷静に話し合いができますから、これだけでも大きなメリットでしょう。また、申し立てに必要な費用も収入印紙1200円分と格安です。

2-4-2.夫婦円満調停のデメリット

実は、調停手続きというのは法的拘束力がありません。法的拘束力がありませんから強制力がなく、相手が話し合いの席についてくれないケースもあります。そんなときは、まったく手続きが進まないことになります。しかし、もしモラハラ夫がそういった態度を続けるのなら、妻の覚悟も決まるという意味ではメリットととらえることもできます。

3.調停がうまくいかなければ婚姻費用分担請求調停を!

もし夫婦円満調停がうまくいかなかったら、婚姻費用分担請求調停を申し立てましょう。これなら、もしモラハラ夫が生活費(婚姻費用)の支払いを拒否しても、審判で支払いを決められるからです。

当然のことですが、離婚が成立するまで夫婦は夫婦です。夫には妻に婚姻費用を分担する義務がありますから、審判で認められないことは原則あり得ません。法律があなたを守ってくれますから、円満調停が不調となりそうなら、すぐに婚姻費用分担請求調停を申し立てましょう。

なお、こちらも申し立てに必要な費用は収入印紙1200円分と格安です。

4.離婚を決意したのなら離婚調停を申請しましょう!

経済的DVをするようなお金に執着心の強いモラハラ夫の場合、離婚後、夫婦間の話し合いでの取り決めを反故にする傾向があります。したがって、婚姻費用分担請求の後、離婚を決意したの離婚調停を申請しましょう。

信じられないことですが、離婚後、それが子供のためとわかっても養育費を払わないモラハラ夫は少なくありません。調停がまとまらなければ裁判になりますが、その際にははやめに弁護士をつけましょう。

4-1.弁護士への相談方法

一口に弁護士をつけるといっても、費用はかかりますし相性もあります。したがって、次のようにまずは無料で弁護士に相談しましょう。

4-1-1.自治体主催の法律相談

お住いの市町村など主催(広報や市町村のHPに掲載)の法律相談を利用しましょう。ほとんどの市町村では定期的に法律相談を実施していますので、その都度の利用も可能です。ただし、時間が30分と限られることがほとんどです。また、同じ弁護士でも、離婚に詳しい弁護士かどうかは相談してみないとわかりません。

4-1-2.インターネットで無料法律相談と検索する

弁護士といえども、仕事依頼が多い人もいればそうでない弁護士もいます。そのため、無料法律相談を開催している法律事務所がいくつもあります。そこで「無料法律相談 離婚」などとインターネットで検索してみましょう。

当然のことですが、離婚でヒットした法律事務所は離婚に詳しいはずです。あとは、無料相談をした上で、相性や今後の付き合いを決めればいいでしょう。

4-1-3.法テラス

法テラスは正式名称を「日本司法支援センター」といい、国が設立しました。法律のトラブルを解決するための総合案内所で、こちらも法律相談が無料できます。ただし、無料で相談できるのは3回までで、同じ弁護士に3回相談することもできますし、別の3人の弁護士に相談をすることもできます。

4-2.離婚裁判

離婚調停は、モラハラが原因のケースでは不成立になるケースが多々あります。例え調停員からのアドバイスや提案があったとしても、ふだんからの支離滅裂なモラハラ夫の思考回路ならそれも自然なことだとご理解いただけることでしょう。事実、私のいただいてきた相談でも、離婚調停が不成立になった後、離婚裁判に2~3年かかった人はたくさんいらっしゃいます。そんなとき、やはり頼りになるのは弁護士です。専門家がそばにいるかどうかは、それほど精神的に違ってきます。

離婚時には、

  • 子供の親権
  • 養育費
  • 慰謝料
  • 財産分与
  • 子供との面会

など、決めなければいけないことは山のようにあります。弁護士さんとともに、事務的に処理するように心がけましょう。

まとめ

モラハラ夫による経済的DVもまた、治療が可能です。ですので、まずは騙されたと思って記事下でご紹介している小冊子をお読みいただき、書かれていることを実行に移してみましょう。そして、ご主人の言動を観察してください。きっと、なんらかの変化をお感じになると思います。

その一方で、すでに長年にわたるモラハラと経済的DVで離婚を決意しているのなら、弁護士さんの協力の元、淡々と事務的に処理を進めましょう。

 

脳の病気!?モラハラの加害者の治療方法はあるのか?

言葉による陰湿な“いじめ”とも言えるモラハラ。DV(ドメスティックバイオレンス)のように、身体的な暴力に及ぶことはなくても、被害者は心に障害を負ってしまったりトラウマを抱えることになってしまいます。モラハラの加害者は無意識に言葉の暴力を行使していることがほとんどで、一種の病気とも言われています。

夫婦であれば、好きで結婚した相手が実はモラハラ夫またはモラハラ妻だったということもあります。そんな時、加害者である夫や妻に、脳の病気を疑い治療を受けてもらいたいと思う人もいるのではないでしょうか。自覚のない相手に治療を受けさせるのは可能なのか?ご説明しましょう。

1.モラハラ加害者に治療を受けさせますか?

もし、自分がモラハラを受けたら加害者に治療を受けさせるかどうか?アンケートをとりました。その結果は次の通りです。

【質問】
もし自分がモラルハラスメントを受けたら、加害者に治療を受けさせますか?

3

 

【回答数】
受けさせる:43
受けさせない:57

■調査地域:全国
■調査対象:年齢不問・男女
■調査期間:2015年08月19日~2015年09月02日
■有効回答数:100サンプル

1-1.モラハラ加害者に治療を受けさせない!

モラハラ加害者に治療を受けさせない。そう答えた方が57%で、受けさせるという回答を上回る結果となりました。

・モラハラをするぐらいだから、治療を促しても本気で取り組もうとはしないと思う。自分もあまり関わりたくないので離れます(20代/女性/専業主婦)

・モラハラ加害者にわざわざ受けて下さいなんて怖くて言えない。そもそも、何も言えないからこそこうなっているわけだし(20代/女性/専業主婦)

・モラハラ加害者はおそらく自分がモラハラをしていると気が付いていないと思うし、本人が心を入れ替えない限り、無理だと思うので(40代/女性/パートアルバイト)

・ モラハラの訴えがあったときに、何らかの行政機関が加害者に面会し受診や治療をすすめるような制度があれば話は別ですが…。今は、加害者自身が自ら相談に行かない限り、加害者側に何一つアプローチがないのが実情です。被害者側が逃げて身を守るのが精一杯です。(40代/女性/専業主婦)

モラハラの加害者に、治療を受けてなんて言えないという意見がほとんど!もう関わりたくないという声も多数あり、人の話を聞くようならこんな状態になっていないと諦めている様子がうかがえました。
加害者本人の問題であり本人がどうにかしたいと思わない限り、無理と受けとめているのが一般的なようです。行政機関などが治療をすすめるような制度でもないと加害者は治療を受けないとのでは?という意見もありました。当事者同士だけでは、加害者が治療を受け入れる難しいのかもしれません。

ですが、回答を観る限り、「治療を受けさせたくない」のではなく、話しても拒否されることが容易に想像できるから…。という、あきらめの気持ちが強うことがわかりました。

1-2.治療を受けさせる!

43%の人が加害者にモラハラの治療を受けさせると回答しており、半数までになりませんでしたが、かなり多い結果となりました。

・モラハラを受けたとしても嫌いになれない方でしたら、治療を受けさせてまた対等な関係を築きたいと思うので。(10代/女性/専業主婦)

・自分がもしモラハラ加害者から解放されても、結局、他の人にも同じことを繰り返すと思うから。(30代/女性/専業主婦)

・被害者と加害者が客観的に判明しているならば責任問題が生じるので当然、モラハラの治療を受けさせる。(50代/男性/無職)

・治療というと大げさだが、モラハラ行為をするのは本人の性格的な部分が大きいので、その後の人生や他者のためにも原因等を探り、治療・改善した方が良いと思うから。(30代/女性/パートアルバイト)

治療を受けさせると回答した人では、被害にあってもまだ好きであれば、関係を修復したいのでは?との意見がありました。そのために相手に治ってほしいと期待するのでしょう。
また他には、加害者が別な人に同じことを繰り返し、これ以上被害者が増えてほしくないといった意見も目立ちました。自分が苦しんだことを考えれば、他の人がそうなるのを見るのは居た堪れないのかも…。
加害者本人や他の人のために原因を探り改善した方が良いといった声もあるように、根本的な解決に取り組まない限り負の連鎖はなくならないのかもしれませんね。

1-3.そもそも、モラハラ加害者は治療を受け入れるのか?

「自分に問題があると気づいていないのがモラハラの加害者。治療を受け入れることなどあり得ない!」

「モラハラ加害者が話を聞くわけがない!」

今回のアンケートで、加害者に治療を受けさせないと答えた方はモラハラの本質をご理解されているかたでしょう。逆に、治療を受けさせると答えた方は、モラハラ加害者の本質を理解されていないようです。

事実、私はモラハラの相談をいただくようになって、すでに20年以上経過しますが、加害者が自ら相談に訪れたのはモラハラ相談の7%ほどです。それも、後ほどご紹介しますが、ある出来事がきっかけです。それで事の重大さに気づき、慌てて相談に来店されています。

ですが、モラハラの治療は、加害者が受け入れなくとも可能なケースは少なくありません。なぜなら、モラハラは専門家たちが指摘する、自己愛性人格障害者ではないからです。これは、私の経験上あきらかなこと。したがって、モラハラの解決策もまた確かに存在します。専門家の指摘する、「縁を切るのが唯一の解決策」というのは絵空事にすぎません。では、どういった治療法があるのか?まずは、モラハラの原因を理解した上でご紹介しましょう。

2.モラハラの原因は大きく三つ!

モラハラの原因は大きく次の三つです。

  • 栄養失調
  • 体調不良
  • 寝不足

したがって、モラハラは脳の病気という指摘もあながちマチガッテはいません。また、これらは独立した問題ではなく、寝不足になれば栄養失調や体調不良は悪化しますし、栄養失調になれば体調不良は悪化して睡眠の質も悪くなります。さらに、体調不良になれば、その回復のためにより栄養が必要になり、やはり睡眠の質が悪くなることも容易に想像できることでしょう。

2-1.1日3食とっていても、栄養が不足している

「ラーメンを食べて、栄養は十分ですか?」

「コンビニ弁当で、必要な栄養がとれると思いますか?」

「外食やコンビニ弁当で、十分な野菜がとれていますか?」

そう聞けば、誰もが「十分ではない!」そう答えます。しかし、普段からそういったことを意識する人はいません。また、栄養不足が続くことがどんな結果になるのか?それは、人により違った形で現れます。精神面に影響が出る人もいれば、高血圧や糖尿病などの病気になる人もいます。そのため、同じことが原因だと考えません。ですが、こういったことはすでに多くのテレビ番組でも取り上げられています。

例えば、すでに2010年、NHKのためしてガッテンで「まさかわたしが?急増する新型・栄養失調の恐怖」という放送がありました。また、以下のように他のテレビ局でも栄養失調について放送されています。

おそらく、探せばまだまだ他の番組でも現代人特有の栄養失調、カロリーは足りているのにたんぱく質やビタミン、ミネラルが不足する栄養失調について放送されていることでしょう。そして、こういった報道の一方がなされる一方で、残念ながら次のような事実はまったく知られていないようです。

実は、栄養不足は「こころ」を乱す原因になります。

2-1-1.栄養素の不足が「こころ」に与える影響

例えば、ビタミンやミネラルの不足で次のような問題が生じることがあります。

栄養素の不足 精神・神経症状
ビタミンB1 ウェルニッケ脳症(記憶力や時間認識の喪失、健忘症、作話)
ビタミンB2 性格の変化、知能障害
ビタミンB6 聴覚過敏、脳波異常
ビタミン B12 慢性疲労、イライラ、無気力、うつ、記憶障害
ビオチン うつ症状
カルシウム イライラ
マグネシウム 精神疾患、イライラ

たったひとつの栄養素の不足でこういった問題が起きる可能性があるのですから、それが広範囲の栄養で起きれば脳の働きが悪くなるのは自然なことではないでしょうか。

2-1-2.食生活が性格に対する影響

食生活が性格に影響を与える。これは次のような論文からも明らかです。

論文: 「女子学生の幼少期か らの食生活 と青年期の性格特性」

この論文では、次のようなことが考察されています。

食事内容が好ましかったことと、現実的な性格や優しい性格が関連しているのに対し、食事内容が好ましくなかったことと、几帳面でない性格や、優柔不断な性格が関連していることが示された

食事内容では、食べていた食品の種類(多いほど高得点となる)や、手作りのものを食べていたかなどを問う質問が主であった。

優良群では、様々な食品を摂取していたことで栄養バランスが良く、心身ともに安定していたため、優しい性格に影響した可能性が推察できる。また、不良群では、摂取する食品の幅が狭かったこと、インスタント食品や出来合いの調理済み食品を食べることが多かったことが、好ましい食品を選択する几帳面さが乏しいという性格傾向に影響したのではないかと考えられる。

出典:天使大学、2010

2-2.体調が悪くて明るく元気になる人はいない!

風邪をひいて、気分が良くなる人はいません。

肩や首、背中がこって、明るくなる人もいません。

こういったケースに限らず、体の調子が悪くなると誰でも機嫌が悪くなります。

例えば、いつも優しく明るいお母さんでも、インフルエンザで寝ているときに「さっさと起きてご飯を作って!」そう言われたら「カチン!」ときます。

私の知る限り、モラハラの加害者で体調不良がなかった人はいません。

  • 肩や首、背中のこり
  • ふくらはぎのハリや痛み、こむら返り
  • ため息:コリがひどく呼吸が浅くなっている
  • 口臭
  • 頭痛
  • 胃の不調:体が緊張している証拠

こういった不調があるからこそ、モラハラ加害者の脳は〝はじめから″不機嫌(不安・イライラ)なのです。だからこそ、彼らは他人に嫌われないよう人に気を使います。弱っているからこそ、人に嫌われるのが怖いのです。そして気を使う必要のないご家族、とくにパートナーに対して不機嫌に振る舞ってしまう。これは、本人もカン違いていることに気づかないまま、パートナーを気に入らなくなってしまうから。(詳しくは「モラハラの原因」でこのカン違いのメカニズムをご確認ください

2-3.寝不足もまた、機嫌が悪くなる原因です!

寝不足になれば、誰もがイライラします。また、寝不足になれば、体内における栄養の消費量は増えます。さらに、交感神経が緊張しますから、体調も悪くなります。したがって、十分な睡眠をとれば、不機嫌さはずいぶん軽減されることでしょう。

しかし、この寝不足問題は仕事の都合もありますから、なかなか解決が難しい問題です。ですが、後述しますが、十分な栄養をとり、体調不良を改善すれば睡眠の質が高くなります。ある程度は、このアプローチで睡眠不足のデメリットを解消できます。

3.モラハラ加害者の脳を治療する方法とは?

モラハラの原因が「栄養不足」と「体調不良」、そして「睡眠不足」だとわかりましたから、それを改善するアプローチは誰もが想像できるはずです。重要なのは次のポイントです。

  • 栄養不足:食欲という本能を満たせていない
  • 睡眠不足:睡眠欲という本能を満たせていない
  • 体調不良:生物の生存を脅かす危機

脳は、これら生存本能を脅かす危機がわかっています。24時間365日続くこうした危機的状況に対し、脳は対処し続けている。その対処が、交感神経を緊張させること。つまり、モラハラが脳の病気であるとは、生存本能を脅かす危機に対し、脳が自律神経を介して体に送る指令が原因だからです。(詳しくは「モラハラの原因」をお読みください

3-1.モラハラの治療方法。はじめの一歩は栄養をとらせること。

慢性的に栄養失調が続いていた。ならば、食生活の改善はもちろんですが、サプリメントなどを利用して栄養をとらせることが必要不可欠です。ただし、モラハラ加害者にサプリメントを勧めれば、これもまた拒否するケースがほとんどです。ここは工夫が必要ですので、このアプローチを試してみたい方は、記事下でご紹介している小冊子をご利用ください。

3-2.聞く耳がでてきたら体調不良も改善しましょう!

「栄養をとらせて、いったい何が起きるの?」

ほとんどの方はその程度の認識でしょう。しかし、お酒を飲んで一週間後に酔っぱらう人はいません。そして、不足していた栄養は、すぐに使われて脳と体の代謝という歯車が回りはじめます。一般的に、約3割のモラハラ加害者は栄養をとるだけでほとんど問題がなくなります。

また、それ以外の約3割の方も、栄養をとることで「効く耳」がでてきます。そこで、体調不良を改善するアプローチを勧めてみましょう。私の場合は漢方というアプローチをご紹介していますが、このアプローチが有効であることから鍼灸や整体、ヨガ、ストレッチなどでも十分に効果がでるはずです。

ただし、あくまでも十分な栄養をとった上で、こういったアプローチをお試しください。栄養が不足すれば、それは食欲という本能を満たせていないことになります。すると、脳の視床下部が自律神経を介し、体に「狩りをしろ!」という指令を送ることになります。これが、交感神経の緊張であり、交感神経緊張の持続がさまざまな体の不調を固定化させることになります。栄養をとらずに前述したようなアプローチを試しても、この反応が続きますからほとんど効果がないことを忘れないでください。

3-3.睡眠不足へのアプローチ

栄養をとり、体調不良を改善する。たったこれだけのことでも、睡眠の質はずいぶん改善します。残業や交代制の勤務など、睡眠時間の確保には限界がありますので、まずは前のふたつのアプローチで様子を見ましょう。

ただし、栄養と体調不良の改善で脳の興奮もまた改善します。その結果、より眠気を正確に覚えるようになり、モラハラ加害者が自らいつもよりはやく布団に入るようになることもあります。

まとめ

モラハラは解決が可能な問題です。それも、文字通り「人が変わったように」改善が可能です。強調しておきますが、これは机上の空論ではありません。私はモラハラという言葉が世に知られるずっと以前から、おおよそ20年前から言葉や態度による精神的な暴力について相談をいただいてきました。その実績から著書を商業出版できました。

ですから、モラハラでお悩みの方はぜひ、ここに書かれたことを行動に移してください。なお、モラハラはパートナーやご家族の人生を左右するような問題です。以下に私が書いたモラハラ改善のための小冊子をご紹介しておりますので、お悩みの方は併せてお役立てください

心が傷つく言葉の暴力!モラハラと精神的dvの違いとは?

相手の言葉によって、心に深い傷を負い精神的に追い詰められていくモラハラと精神的dv!共に言葉による暴力と言われていますが、被害に遭っている人にとって苦しみの渦中にあれば、違いを考える余裕などないかもしれません。それでは、一般的にモラハラと精神的dvを理解している人はどれほどいるのでしょう?考えたこともない人も多いかもしれませんが、最近話題になることもあり知っている人もいるかもしれませんね。
そこで、アンケートを取りモラハラと精神的dvのことがどれほど浸透しているのか調べてみました。

【質問】
モラルハラスメントと精神的DVの違い、知っていますか?

3

 

【回答数】
はい:19
いいえ:81

■調査地域:全国
■調査対象:年齢不問・男女
■調査期間:2015年08月19日~2015年09月02日
■有効回答数:100サンプル

1.ほとんどの人がモラハラと精神的dvの違いを知らない!

アンケートの結果、8割の人が「いいえ」と回答していました。

・モラハラと精神的DVの違いはよくわからないけれど、モラハラも精神的に苦痛を与える暴力のようなものなので、言葉を分ける意味が良くわからない。(30代/女性/パートアルバイト)

・モラハラは聞いたことがあるのですが、精神的DVという言葉は初めて知りました。(30代/男性/契約派遣社員)

・はっきりとはわからない。線引きはあいまいだし、意味はだいたい同じだと思っている。(20代/女性/専業主婦)

・同じようなものだとは思うのですが、はっきりと違いを述べる事はできません。(20代/女性/無職)

モラハラと精神的dvは精神的に苦痛を与えるものという風に理解していて、違いまではわからないという意見が多く聞かれました。実際に何らかの形でこれらの言葉の暴力に関わることがなければ考えないのが普通なのかもしれません。精神的dvという言葉自体を初めて聞いたという人もいて、社会的にはまだまだ認知されていないようです。

2.モラハラと精神的DVの違いを知っていると回答した人が2割!でも…

そして、「はい」と答えた人は2割という結果!違いを知っている人は多いとは言えないようです。

・モラルハラスメントは、会社の上司や同僚、ご近所関係でも成立しますが、精神的DVは夫婦間や恋人など密接な間柄にある人物からのものと理解しています。(40代/女性/専業主婦)

・モラハラは加害者が知らず知らずのうちにもやっていて、DVのほうは故意にしている。(20代/女性/専業主婦)

・モラハラは、「周りもみんなそう思っている」と自分対複数人という図式で追いつめてくる。精神的DVは自分対相手の関係の中のみで行われるもの。という認識です。(30代/女性/無職)

・モラハラは一見はコミニケーションを取っている様に傍からは見えるが実は一方的。精神的DVは完全支配(40代/女性/パートアルバイト)

モラハラは会社などで生じ、精神的dvは夫婦間や恋人同士で起きるものという意見があったり、モラハラは無意識にしていることで精神的dvは故意にしているといった意見などが見られました。知っていると回答した人でも、その捉え方は様々なようです。
なかには、モラハラと精神的dvの有り様を述べた意見もあって、これらの言葉の暴力に対しての理解度にも幅があるようですね。モラルハラスメントと精神的dv、その違いは一般的にはハッキリと浸透しているとは言い難いのかもしれません。

3.モラハラと精神的DVの違いとは?

DVとはドメスティック・バイオレンスの略称で、同居関係にある配偶者や内縁関係の間で起こる家庭内暴力のことを指します。ですが、今では夫婦間に限らず、元夫婦や恋人など、近親者間で起きる暴力全般を指す言葉として利用される傾向にあります。そしてそんなDVは、身体的暴力や精神的暴力、性的暴力、経済的暴力、社会的暴力といった要素が含まれています。
一方で、モラハラは精神的暴力のことを指し、性的暴力や経済的暴力、社会的暴力を含みません。

4.精神的DVとは?

精神的DVには精神的暴力と経済的暴力、社会的暴力という3つの要素を含みますが、その攻撃の特徴として「自分が正しく、相手が間違っている!」という方向性があげられます。その中で、モラハラに含まれないふたつの要素である経済的暴力と社会的暴力について説明します。

4-1.経済的暴力

4-1-1.生活費を渡さない

「主人は給料をすべて自分のために使ってしまい、生活費を一切くれません。」

「子供が私立に行くことになりましたが、『公立に行けないバカにやる金はない!』と入学金はもちろん、学費や制服、通学などのお金を払ってくれません。」

「生活費は3万円。高校と中学に通う子供がいるのに、これでは学費や光熱費はもちろん、食費すら賄えません。」
お金があっても生活費をくれない。車のドレスアップなどの趣味やパチンコ・競馬などのギャンブル、自分の遊ぶお金に使っているのに生活費を渡さないといった経済的暴力は少なくないようです。

4-1-2.お金を取り上げる・勝手に使う

「私は看護師ですが、主人は私の貯金を勝手に引き出して自分の趣味や飲み代などに使ってしまいます。」

「主人は、私が結婚前に貯めた貯金を車や洋服など自分のために勝手に使ってしまいました。」

妻(夫)の給与や貯金などを、お金を取りかげることも経済的暴力のひとつです。

4-1-3.洋服など、必要なものを買わせない

「子供の幼稚園入園式のために、私がスーツを買ったら夫から『返してこい!』と言われました。私が『小学校の入学式でも使うし…』と言ったら、『たったそれだけのためにもったいない!返してこい!』と言われ、『お祝い事などでも着ることがあるから…』と言ったら、『たまにしか使わないのに、そんなものはいらない!返してこい!』と大声で怒鳴られ、返品したお金を渡すまでそれが続きました。」

このように、妻(夫)に生活をする上で最低限の洋服などを買わせないことも経済的暴力にあたります。

4-1-4.自分の収入を教えない

「給与明細はもちろん、通帳も見せてもらえないので夫がどれくらい収入があるのか知りません。」

夫の収入がわからない。そんな状態では、家計の管理すらできません。日々の生活で、何をどれくらい使っていいのか判断できませんから、これも立派な経済的暴力となります。

4-1-5.家計を厳しく管理する

「これはいくらだったんだ?レシートを見せろ!」

「コンビニで買ったのか!もったいない。スーパーで買えば20円は安く買えただろう!」

夫(妻)から、細々というか、異常に厳しく家計管理をされている。買い物をするにも息が詰まるような家計管理もまた、経済的暴力のひとつです。

4-1-6.借金を負わせる

「主人から度重なる経済的暴力を受けています。生活費はろくに入れてくれず、子供の学費にも困っています。今の会社は有資格者である私が名義上社長をしています。そのため、会社の借金は私が連帯保証人になっており、離婚はもちろん実家に逃げ帰ることもできません。」

配偶者の都合で借金を負わされたり、会社の保証人にさせられる。このような借金を負わさることも経済的暴力のひとつです。

4-2.社会的暴力

4-2-1.交友関係を制限する

「結婚以来、友達とランチはもちろん、姉や母との外出も許されません。」

「はじめての出産も、実家に帰ることに対しすごく不機嫌になり困りました。」

「お盆やお正月にも、子供を連れて実家に帰ることができません。」

妻の友人関係はもちろん、兄弟や両親との関わりを制限することも立派な社会的暴力です。結婚したとしても、妻の人間関係は尊重されるべき存在です。しかし、妻を自分のテリトリーの中に閉じ込めようとする夫は少なくないようです。

4-2-2.人前で馬鹿にする

「こいつは家の掃除もろくにしないから困っているだよ…」

「飯がまずくて、冷凍食品の方がよっぽどうまいんだ。」

「朝、起きたときの顔など見せられたもんじゃない!」

妻(夫)のことを、他人の前で馬鹿にすることも社会的暴力のひとつです。親しき中にも礼儀ありと言いますが、結婚後の夫婦にも最低限のマナーは忘れてほしくありませんね。

5.モラハラと精神的DVの違い

それでは、モラハラと精神的DVの違いとはいったいどこにあるのでしょうか?それは、カンタンに言えば、加害者の被害者にひけらかす「正義」の質です。

精神的DV:自分(加害者)が正しい。相手(被害者)が間違っている。

モラハラ:相手(被害者)が普通のこと(常識)ができない(間違っている)。

精神的DVが、加害者が絶対に正しく被害者が間違っているという攻撃になる一方で、モラハラは世間一般から考えても自分が正しく、被害者はそうではないという関係になります。したがって、加害者から被害者への攻撃にはそれぞれ次のような傾向があります。

5-1.精神的暴力

精神的暴力には主に、「あほか」「ボケ」「うるせ~んだよ!」「死ね!」などと大声で怒鳴る、嫌み、批判する、 従わないと怒る、無視する、大事な物を捨てる・壊す、発言権を与えないといったものがあげられます。

5-2.モラハラにおける疑問形の攻撃

「こんなことも言われないとわからないのか?」

「俺がどうして怒っているんだと思う?」

そう言われてわからないと聞くと、

「その脳みそは飾りなの?」

「やっぱり聞かないとわからないだ?」

そう、再び疑問形で返される。そのため、こういったことが繰り返された被害者は、あたかも「自分が間違っている」とか「自分がおかしいのか?」と思い込まされることになります。「お前が(世間一般的に考えても)おかしいんだよ…」と、人格や性格を否定する形で精神的に追い詰めるのがモラハラです。

したがって、被害者は加害者意識を刷り込まれるため、自分が被害者であることに気づくのが遅くなる傾向があります。

まとめ

今回のアンケートでは、モラルハラスメントと精神的dvの違いは分からないという人が8割と、ほとんどの人が知らないことが分かりました。言葉としては聞いたことがある、あるいは初めて聞いたという人も多くよく理解されていないのが実態のようです。知っているという人でも、その受けとめ方は様々で、モラハラと精神的DVに明確な線引きは難しいようです。

ただし、私の経験では、モラハラと精神的DVの線引きは必要がないと考えます。なぜなら、私のいただいてきた相談の中で、モラハラの加害者は皆、モラハラと精神的DVの要素を併せ持っていたからです。逆に、どちらか一方の要素だけという加害者は、ほぼ皆無だったと記憶しています。

最後になりましたが、モラハラと精神的DVは、必ず解決できる問題です。ですが、モラハラの原因を含め、適切な知識なしにモラハラを本質的に解決するのは、とても困難なことも事実です。そこで、以下に私が書いたモラハラ解決のための小冊子をご紹介しております。問題解決にお役立ていただければ幸いです

 

 

これが毒親!耐えられない!父親・母親からのモラハラ

毒親とは、過干渉やネグレクトなどの虐待により、子供にとって一種の毒のような影響を与える親のことです。暴力や精神的なイジメ、束縛、脅し、歪(ゆが)んだ愛情など、さまざまな方法で子供を苦しめ、人生に悪影響を与える困った存在です。

言い換えれば、子供にモラハラやDV(家庭内暴力)を必要に繰り返すのが毒親です。そして、家庭内における毒親からのモラハラですから、子供にとって逃げ場はありません。また、周囲に気づかれることもほとんどありませんから、誰かが助けてくれわけもありません。

この記事では、そんな毒親の特徴と対策・対処方法をご紹介します。

1.父親や母親の言動はモラハラだと思いますか?

家庭内だからこそ、避けることのできないモラハラですが、父親や母親からモラハラを受けている人はどれくらいいるのか、アンケートを行ってみました。さて、毒親はどれくらいいるのでしょうか?

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【質問】
自分の父親や母親の言動はモラハラ(精神的虐待)だと思いますか?

【回答数】
思う:33
思わない:67

■調査地域:全国
■調査対象:年齢不問・男女
■調査期間:2015年03月12日~2015年03月26日
■有効回答数:100サンプル

1-1.3人に1人が毒親?父親や母親からモラハラを受けている!

おおよそ3人に1人が父親や母親からモラハラを受けていると回答されました。なんと、毒親率3割以上です。

物心ついたころから肉体的・精神的虐待を受け続けてきた。「親」という権力を利用して、私が被害を訴えても、自分たちの罪を封じ込めてきた。(30代/男性/パートアルバイト)

高校生のとき、あまりに束縛が強い母親に、「私はあなたの所有物じゃない」と言ったら否定された。(20代/女性/専業主婦主夫)

一緒に車で出かけた時、一人で車で帰られ、置き去りにされました。自分の意思や意見を持つことは歓迎されない。事あるごとに失望アピールでため息ハアハア、何か聞くまでやめない。当時は養われているから何をされても仕方がないと思い込んでいましたが。彼らのやり方は社会では通用しないと気づけたのはラッキーでした。(40代/女性/自由業・フリーランス)

自分ではきずいていないようですが、自分の思ってるように行動させないと気がすまないようです。(40代/男性/自営業(個人事業主))

回答からは親からかなり傷つく言葉を投げかけられていることがうかがえました。親は子どもの教育のためにと思って言っているのかもしれませんが、言われている側にとっては十分モラハラにあたる言葉として突き刺さっているようです。まさしく毒親です。
大人になってはじめておかしいと気づけた人もいることから、子どもの時に毒親から受けたモラハラは、当たり前のもの、しょうがないものとして受け止められる傾向があり、問題が表面化することは少ないようです。しかし、受けた側の記憶にはしっかりと焼き付いているため、大人になって親に対して失望してしまうケースもみられました。

2.毒親の特徴

毒親=モラハラな親。私はそういった認識ですが、毒親は大きく次のふたつの特徴にわけることができます。

1.子供の存在や行動を否定する

2.子供の存在が目に入らない

2-1.子供の存在や行動を否定する

子供の成績や言葉遣い、ご飯の食べ方など、ありとあらゆることに対し、感情で当たり散らすタイプの毒親には次のような特徴があります。

2-1-1.怒鳴る、体罰で子供を抑え込む

「なぜ、言われた通りにできないの!」というや否やビンタ!

「てめ~ふざけんじゃね~」と、少し子供が反抗しただけで脅す。

怒鳴る、殴るなど、些細なことでも子供を威嚇して抑え込もうとする毒親も少なくありません。なかには、常軌を逸した行動、例えばライターで髪を燃やされたりとか、お茶を頭からかけられたというお話も伺っています。また、こんな毒親に多いのが星一徹型の父や母。例えば私がいただいた相談では…

小学1年生の男の子がサッカーの試合中に思ったような活躍をしなと、「なぜ、言った通りにできない!」と恫喝(叩かないのは他の人がいるから?)。親子で練習中、子供がミスをするとビンタ!父親が「サッカーの練習をするぞ!」と言ったのに、気が乗らずにグズグズしていると「誰にためだと思っているんだ!」と、大声をあげてまたビンタ!みたいなお話もありました。

2-1-2.生まなきゃよかった。」、「死ね。」、子どもの存在を悪く言う暴言

「こんな成績をとるなんて、バカじゃね~の。」

「あ~、こんな子供になるなら生まなきゃよかった…」

「何度言ってもわからないなら死ね!」

自分がどれほど頭が良かったのか知りませんが、子供の成績が悪いとあからさまに不機嫌になり、「バカ!」とか「生まなきゃよあった…」、「死ね!」などと口にする毒親は少なくありません。こんな毒親は、子供の成績を自分のファッションとカン違いしている傾向があります。

子供の成績が良ければ気分が良く、悪ければ気分が悪い。毒親にとって、それが自分のファッションだからこそ、成績が悪いと感情に任せて当たり散らします。事実、私は仕事柄、次のような類の話を何度も聞いています。

「こんな大学なら行く意味がない!」

せっかく子供が大学に合格したのに、一緒に喜ぶことのできない毒親。自分の見栄に子供を使う毒親とは、私からすれば残念な親としか言いようがありません。

2-1-3.子どもの意見を聞かない

「なんだ、この電話は男からか!」

「たろうって誰だ!」

「こんな時間に電話してくるなんて、ロクなやつはいない!」

携帯電話の着信歴やLINEの内容を盗み見たり、少し遅い時間に子供が電話をしているだけで不機嫌に振る舞う毒親も少なくありません。

「勝手に携帯を見ないでよ!」

例えそう言ったとしても、良くて無視。悪ければそれが火に油を注ぐことになり、あれやこれやと一方的かつ理不尽な理由で八つ当たりをしてくる。一事が万事こんなちょうしですから、こんな毒親と同じ屋根の下に暮らしたら息が詰まってしまいます。そして、このタイプの毒親は次のような言い回しが得意なようです。

「普通は…」

「普通、そういったことはしない!」

「普通の子なら、こんな時間に電話よこさない!」

「普通、中学生の男女が一緒にカフェに入らない!」

など、一方的な自分の価値観で子供を押さえつけるため、「普通は…」という言い回しで子供を洗脳します。

2.2. 子供の存在が目に入らない

毒親の中には、子供の存在が目に入らないタイプもあります。ほとんどの人はこの意味がわからないと思いますが、同じ屋根の下に暮らしているのに〝その存在に気づいていない”そう言っても、それほど言い過ぎではない毒親が確かにいます。

2-2-1.スキンシップがない!

・お馬さん役の父親の背中に乗せてもらった

・肩車をしてもらった

・キャッチボールに相手をしてもらった

幼少期に父親とこういったスキンシップを経験する一方で、母親とは次のような関わり方をするものです。

・寝るときに絵本を読んでもらった

・風邪をひいてい寝込んでいるとき、おかゆをつくってもらった

また、両手をそれぞれ父と母の手につながれ、二人の手がブランコの代わりをしてくれたり、「高い高い!」みたいに、持ち上げられたりといったスキンシップもあるでしょう。さらに、海や川での浮輪やボート遊びなど、一般に子供は皆、そういった両親とのスキンシップを経験して育ちます。

ですが、一部の毒親は、そういったスキンシップをすることがありません。

2-2-2.子供に無関心!

スキンシップのない毒親と分けるのが難しいのですが、中には子供の存在が目に入らない毒親もいます。例えば…

「おしっこ…」

2歳の男の子がそう言ったのを聞いた、食事の仕度中のお母さんが、

「お願い、今手が離せないからトイレに連れて行って…」

そう、横になってスマホをいじっていた旦那に頼むと、

「仕事で疲れて帰ってきたんだから、家にいるときくらいゆっくりさせてよ!」

と、子供のことは無視。そんなお話をいただいたことが何度もあります。また、同じようなことは他にもあり、

・「パパ遊んでよ!」と、子供が背中越しに甘えてきても「これが終わったらね…」と、ゲームをしていて結局相手をしない

・夜中、二番目の子供の授乳中、上の子が目を覚まして泣き叫んでいる声に目を覚ました父親が「うるさいからさっさと寝かしつけろ!」と奥さんにキレた

このように、子供がいるのはわかっているが、いるだけで無関係・無関心な毒親もいます。

3.毒親の家庭内での特徴

子供に対するモラルハラスメント。それが毒親です。したがって、毒親は家庭内で次のような傾向があります。

3-1.夫婦喧嘩が多い

モラハラな親ですから、些細なことに腹を立てます。そのため、夫婦間でもめることが多く、すぐに夫婦喧嘩にないります。子供にとって、両親の喧嘩を頻繁に目の当たりにするのはつらいもので、これぞまさしく毒親になります。

もちろん、親の一方がモラハラ(父親が加害者であるケースがほとんど)で、一方が被害者(母親が多い)としてガマンを続けるケースも少なくありません。しかし、たとえ一方的なモラハラであっても、両親が険悪なムードで接している日常で育つ子供にとっては毒親です。また、被害者の大多数は母親ですが、溜まったストレスにより、子供の些細な失敗に対し過剰に反応して叱るようになってしまうケースも多々あります。そしてそれが、いつの間にか子供にとって毒親に変わります。

3-2.毒親は外面が良い!

「なんだ、しっかり胸のあたりのとりやすい所に投げろ!」

「何度言ったらわかるんだ。胸のあたりに投げろといっただろ!」

キャッチボールをしていて、子供に対してそう言ったかと思うと、感情にまかせて子供のはるか後ろに向けてボールを投げてしまう。そんな毒親には外面が良い人がほとんどです。そのため、この場合では地域の野球チームのコーチなどをやっており、そのチームに子供が所属していたりします。すると…

「お父さん、いつもありがとうね。本当に優しいお父さんで良かったね!」

「いいね。お父さんが野球上手だから。教え方も上手だから、もっとうまくならないと…」

など、二人でいるときとは別人のような父親がいたりします。そのギャップが、子供にとってさらに毒親として認識されることになります。

4.毒親への対処方法

毒親への対処方法は、モラハラの治療方法と同じです。そして私には、次のような相談をいただいた経験が多々あります。

幼少期に限らず、中学・高校・大学など、毒親からの攻撃に耐えきれず、家を出て疎遠になっている子供は少なくありません。しかし、そんな子供も「円満な親子関係」を望まぬはずもありません。誰もが、「親孝行をしたい」し、「親に愛されたい」のです。とくに、それは自からの精神面が良好になったケースで顕著になります。

例えば、私を訪ねてくる人は、うつ病やパニック障害、発達障害など精神面にさまざまな問題を抱えている方々ばかりです。しかし、彼ら彼女らがその精神面が改善すると、「毒親の困った性格も治りますか?」という質問をされます。そして実際、ほとんどのケースで毒親の性格は改善し、今までと違った親子のコミュニケーションができるようになっています。

付け加えるなら、今の精神状態が良い方は、過去のイヤなことに対し「あのおかげで…」と口にされます。一方で、今の精神状態が割る方は、過去のイヤなことを「あのせいで…」と口にする。つまり、今の精神状態が良ければ過去を糧にし、悪ければ過去に囚われることになります。

望む望まないは別にして、毒親の性格や行動は改善が可能です。モラハラと同じ治療をぜひ試してください。

まとめ

今回のアンケートから、3人に1人が親が毒親。親からモラハラをうけていることがわかりました。実際に親から言われた言葉には、人として見てくれていないようなものもあり、子ども心に大きな穴を開けてしまっているようです。
また子どもから親のモラハラについて周りに相談することはほとんどなく、問題が家庭の中で隠されてしまうことが多いようです。このような親からのモラハラを止めるためには、周りが気づいてあげることが大切なのかもしれません。直接注意するのは難しいかもしれませんが、そのお子さんのためにも、専門家に相談してみてはいかがでしょうか。

■調査地域:全国
■調査対象:年齢不問・男女
■調査期間:2015年03月12日~2015年03月26日
■有効回答数:100サンプル

 

DVやモラハラの被害への対策・対処方法!【保存版】

最近ではテレビや雑誌でも取り上げられることが多いので、DVやモラハラについて興味を持った人も多いのではないでしょうか。自分が被害者の場合もあれば、身近な人が被害者もしくは加害者になっている場合もあります。逆に、テレビなどでDVやモラハラをよく取り上げられる割に、自分の周りで被害を受けている人の話はあまり聞いたことがないという人も多いのではないでしょうか。

そんなDVやモラハラの被害について、その対策や対処方法などをアンケート調査してまとめてみました。

■調査地域:全国
■調査対象:年齢不問・男女
■調査期間:2015年03月12日~2015年03月26日
■有効回答数:100サンプル

1.身近にDVやモラハラの被害者はいますか?

【質問】
知人や家族、自分自身など身近にDVやモラハラ被害者(加害者)がいますか?

18

【回答数】
いる:39
いない:53
確信はないが疑わしい:8

1-1.半数は円満?もしかしたら、被害にあっても解決できているの?

アンケートの結果によると半数の人はDVやモラハラの被害者や加害者はいないと回答しました。

誰かに相談して、その状況から逃げ出せるようにしたいと思う。最終的には、DV/モラハラをする人から離れていくと思う。(30代/女性/契約派遣社員)

もし自分が被害者になったら、まずはされたことを時系列に書きとめる。次に、自分の親兄弟に相談する。可能ならばパートナーの親族にも話す。(40代/女性/専業主婦主夫)

もし自分がDV也モラハラの被害者になったら、まずは親しい友人に相談して解決策を探る(40代/男性/自由業・フリーランス)

現状被害を受けていない人でも、もしDVやモラハラの被害にあった場合を想定した場合の対応を考えている人が多くいました。
最初は我慢するという人もいるかもしれませんが、やはりDVやモラハラをする人とは一緒にいれない、まずは周りに相談するというのがほとんどのようです。
DVやモラハラをする人とは初めから親しい関係にならないのが一番いいのですが、親しくなるにつれてそんな一面がみえてくる人もいるので自分が被害者になってしまったときは適切な対応をしなくてはいけません。

1-2.40%の人はモラハラやDVの被害を受けている?

DVやモラハラの被害を受けている人がいると回答した人、おおよそ40%いらっしゃいました。

友達の彼氏に暴力を振るわれてDV被害者です。その彼氏は殴ったあと誤ってきて同じことを繰り返すそうです。友達に危険だから別れろと言っても聞き入れてくれません。(40代/女性/無職)

友人が一回り年上の方と結婚して若いときは相手は大人だからと従っていたが、自分も年を重ねコレはおかしいんじゃないか?と思うことがあっても否定され続け子供の前で喧嘩したくないと我慢して生活していた。(50代/女性/パートアルバイト)

妊娠中の妻相手に、気に入らない事があると夫は壁を殴り、穴をあけました。何度も繰り返されているそうです。(30代/女性/その他専門職)

一度や二度ではなく、何度もDVやモラハラを繰り返されていると回答している人がほとんどでした。
被害にあったことを周りに相談しているにも関わらず、我慢している人が多く現状の状況を変えようとしている人は少ないようです。
自分が我慢すれば、子どもの為に耐えよう、と考えてなかなか行動に移せない場合も多いのが実態のようでした。

2.DVやモラハラはどこに相談するのがいいのか?

アンケートの結果、DVやモラハラを受けている人は周りに多くいることがわかりました。そんなDVやモラハラは、離婚原因の最上位に挙げられる問題です。そして、加害者と別れるのが最も簡単な解決策なのですが、恋愛感情が間にあったり、自分だけではなく子供のことも考えてなかなか別れを切り出せない人も多くいます。

そこで、DVやモラハラ被害にあったら誰に相談するのがいいのでしょうか。その相談相手についてアンケートを取ってみました。

【質問】 
家庭内暴力を受けたとき、誰に相談しますか?

9

【回答数】
加害者以外の家族:24
信頼できる友人:23
弁護士やカウンセラー:20
民間機関:14
相談しない:19

2-1.家庭内の問題は家族間で解決を目指すという方針

最も多かったのは加害者以外の家族と答えた人となりました。

家族の方が話しやすいし、いざという時に庇ってもらったりかくまってもらえたりするから。(20代/女性/学生)

家庭内暴力といったセンシティブな問題を、身内以外に知られたくないので。(30代/女性/専業主婦主夫)

まず最初は母に相談すると思います。自分の中だけで解決できることかもしれませんし、一番自分を分かってくれているので。(20代/女性/会社員)

家庭内の問題だからこそ、自分の家族以外の人に相談するのは気が引けるという人が多くいるようです。家庭の事情をあまり他人に知られたくないという思いは多くの人が持っているのではないでしょうか。また、家族なら自分のことやDVやモラハラ行為をする加害者のことも他人以上に知っているでしょうし、そういった点で最初の相談相手として家族を選ぶのもいい選択なのかもしれません。

2-2.客観的な第三者、とくに専門家の冷静な意見が必要!

二番目は、一位と僅差で信頼できる友人、以下弁護士やカウンセラー、相談しない人と続いています。

友人ならとんでもないことを考えて助けてくれるような気がするからです。(30代/男性/会社員)

家庭内暴力をされたら身近な人に相談するよりかは弁護士に相談して的確なアドバイスをもらいたいです。(30代/女性/無職)

専門家の意見を聞いて今後のための方針や計画をたてたいと思います。(40代/女性/会社員)

家庭内暴力を受けたら自分が悪いから受けているのだと思うほうなので相談はしないと思います。(30代/男性/会社員)

友人は自分のことをよく知っているものの、立場としては他人ということになります。また弁護士やカウンセラーは、このような事例の専門家なので、専門的な知識を持った他人という立場になります。相談相手に客観的に判断してもらってどういった対処をすべきかを一緒に考えたいという人は、友人や弁護士、カウンセラーに相談したいと答えているようです。一方で、自分に原因があるから家庭内暴力を受けていると考えてしまう人は、人に相談できない傾向にあるようで、自己解決を目指そうとするようです。

2-3.DVやモラハラ解決への第一歩は相談すること!

DVやモラハラは放置されていい問題ではなく、直ちに解決されなければならない問題といっていいでしょう。解決へ向けて動き出す第一歩として相談することは大切なことではないでしょうか。家族や友人でもいいですし、専門家でもいいですから、まずは信頼できる周りの人に相談してどうするべきか一緒に考えてもらってはいかがでしょうか。自分が悪いから家庭内暴力を受けているのだと考える人はなかなか相談できない傾向にあるのかもしれませんが、自分だけで抱え込まないで、周りの人と一緒に解決へ向けて動き出しましょう。

なお、DVやモラハラについての相談窓口はこちらをご覧ください。

3.DV夫と別れられない深層心理とは?

夫からのDVを受け続けているとこの人から離れたい、暴力に耐えられないといった気持ちになることが多いでしょう。しかし、暴力を受け続けているにもかかわらず何らかの心理が働いて夫から離れられないこともあるかもしれません。暴力をふるっていない時は優しく接してくれるため、自分に悪いところがあると言い聞かせている場合もありそうです。そこで今回のアンケートでは、DVを受けているのに夫から離れられない理由は何かうかがってみました。

3-1.本当は優しい人?夫が見せる優しさが妻を引き止めてしまう!

アンケートの結果によると、ほとんどの人がDVの後に優しくされるのが離れられない理由だと回答していました。

・この人は私がいないとダメなんだという依存と本当はこういう人じゃない優しい人なんだ、私がそうさせてしまっているという勘違いを認めたくないのだと思います(40代/女性/専業主婦)

・暴力を振るってきても優しい一面もあるからな、と思っていそう。子供には暴力をしない場合は子供の為に離れない妻もいそう。(20代/女性/パートアルバイト)

・優しくされる時もあるし、自分が居なくなった後の夫が心配だから(30代/女性/その他専門職)

・相手に同情する気持ち、私じゃなければこの人を救えないという思い込み、時折見せるやさしさに(本当はいい人)と思ってしまう、等があると思います。(40代/女性/パートアルバイト)

・気持ちが残っているからだと思います。暴力ふるわれた後に優しくなるようですが、必要な存在だと勘違いしているのではないでしょうか。(30代/女性/会社員)

・自分にだけ優しい時があったという過去にすがる気持ちが強いのだと思う(40代/女性/専業主婦)

日常的に暴力を受け続けていたとしても、夫にはきちんと優しい一面があることを知っているので依存に近い心理状態になってしまうと言えるようです。DVを受けている間は我慢していればいつか終わりますし、普段は優しいところがあるのを知っているからこそ自分は必要とされている存在だと思い込んでしまうのかもしれません。他人から見ればその心理状態はただの勘違いだと思うでしょうが、妻にとっては夫が全てだと思っているかもしれませんし、子どもがいる家庭なら子どもの為にも我慢しなければならないと自分を追い込んでしまうのではないでしょうか。

3-2.優しい一面はあるが、暴力をふるう以上、それはただの勘違い?

今回のアンケート結果ではほとんどの人が夫からDVを受けているのに離れられないのは、DVの後に優しくされることなどが原因だということが分かる結果でした。
DVを受けているにも関わらず夫から離れられないのは、本当は優しい人だということが分かっているからこそ無理に耐えようとしてしまうことが原因かもしれません。夫がいなくなってしまったら一人になってしまうという不安感など、依存に近い状態になると私一人が耐えれば家族は崩壊せずに済むという考えに行きつくのではないでしょうか。

4.夫からのDVやモラハラでトラウマを抱えたらどうしますか?

夫のdvで肉体的にも精神的にも傷つき、それがトラウマとなって「また、暴力を振るわれるのでは?」と怯える毎日。そんな追い詰められた状態にいる女性も少なくないようです。
夫の暴力に支配され、怒らせる自分が悪いと思い込み、どうして良いか分からない状態に陥ってしまったら…。
どうしたら、このような問題から抜け出すことができるのでしょう。そこで、そのようなトラウマを抱えてしまったらどうすれば良いのか、アンケートで意見を聞き、取るべき道を探ってみました。

【質問】
もしあなたがDVを受け、トラウマになってしまったとしたら、どのような行動をとりますか?

3

【回答数】
実家に一時避難:32
思い切って別れる:57
なんとかできないかとパートナーと相談する:11

4-1.環境を変えることが第一!別れるという回答が一番多い!

アンケートを取ったところ、「思い切って別れる」という回答が6割近くと最も多い結果となりました。

・トラウマになるくらいのDVだったら改善は難しいと思うので、別れた方が自分のためだと思う。(30代/女性/自由業・フリーランス)

・そのような状況を我慢したり耐えることで好転するなどメリットはなく完全に環境を変えたいため即別れる。(50代/男性/無職)

・DVは病気で、簡単には治らないと思っているから、トラウマになる程ならすぐに別れます。(50代/女性/専業主婦)

・即、別れます。その後、相手がしつこく付きまとっても、脅されても、あらゆる手段を用いて絶縁します。(40代/女性/専業主婦)

トラウマになるほどのDVの被害にあっている状態であれば、夫との関係改善は難しく好転することはないので別れるという意見が数多く見られました。環境を変えなければ、どうしてもDVで苦しむ状態は続いてしまうと考えている人が多いようです。相手からの暴力が及ばないような環境にすることで、これ以上被害者が傷つくのを避けることは大切ですよね。
また、DVは病気で簡単に治るものではないとの声も多く、なんとかなるのではと期待するのは問題を長引かせてしまうのかもしれません。

4-2頼れるのは肉親!実家に避難の回答も多いけれど…

次に多かったのが、「実家に一時避難」と回答した人で3割を超えていました。また少数意見でしたが、1割の人は「なんとかできないかとパートナーと相談する」と回答しています。

・別れるのにもエネルギーはいるでしょうから、まずは時間と距離をおいてみることが大事ではないでしょうか。(40代/男性/会社員)

・命にかかわる問題にまで発展するかもしれないので、一時避難を行います。(20代/女性/契約派遣社員)

・とりあえず距離を置いて、自分と相手かせ冷静になる時間を作ることが大切だと思う(40代/男性/自営業(個人事業主))

・とりあえず子どももいますし、まずは話し合いでしょうか。話して暴力が解決できるとは思いませんが。(30代/女性/契約派遣社員)

実家に一時避難すると回答した人では、相手と距離を置き冷静になる時間を作ることが大切との意見が多く、とにかく今の危険な状態から一旦離れる緊急避難措置が必要と考えている様子がうかがえました。DVの問題をどうするかというのは、次の段階ということのようです。
一方、パートナーと相談するという人は、例えば子どもがいれば即離婚という訳にもいかないので話し合うという意見であり、DVの問題解決の難しさが表れているようです。子どもがいないにしても、順序として話し合ってから決めると考えている人が多いようですね。

5.DVやモラハラ被害を受けたらどう行動すればいいのか?

DVやモラハラの夫から離れる。これはトラウマを癒すことにもつながりますので、とても重要です。では、実際にDVやモラハラの被害を受けたらどのように行動するのか?アンケートをとってみました。

【質問】 
DVやモラハラを受け限界に達したらどうしますか?

4

【回答数】
加害者以外の家族や友人に相談する:28
シェルターへ行く:10
弁護士やカウンセラーに相談する:35
誰にも言えないし行動もできない:3
その他:24

5-1.第三者でもある専門家への相談を選ぶ人が多数

アンケートの結果、弁護士やカウンセラーに相談するという回答が一番多い結果になりました。

一番良い解決策を模索するためには専門家に相談するのが一番だと思うので。(40代/女性/会社員)

家族や友人は、利害があるので言えない。法律の知識があって、経験豊富な弁護士などがいい。(30代/男性/パートアルバイト)

その相手を訴えることを前提に、弁護士に相談しにいくと思います。(30代/女性/専業主婦主夫)

DVやモラハラの具体的な記録をつけたうえで、弁護士を通じて離婚に向けて動き出す(30代/男性/会社員)

DVやモラハラを受けている場合、相手が離婚に納得しないことが多いため、専門家である弁護士を頼って婚姻関係を解消したいと考えている人が多いようです。第三者の助けや法律に則った解決がなければ現状打破が難しい場合も多いため、プロの手が必要になってくるのではないでしょうか。

5-2.家族や友人など、信頼できる相手への相談も

弁護士やカウンセラーに相談するという回答に次いで、加害者以外の家族や友人に相談する、その他、シェルターに行く、誰にも言えないし行動も出来ないという回答の順となりました。

DVやモラハラを受けて限界に達したら一番身近できちんと受け止めてくれそうな家族に相談します(30代/男性/会社員)

1人では解決できない悩みなので、まず身近な人に相談します。そのあと警察などの公共機関に相談すると思います(40代/女性/無職)

まずは、現状を確認しやすい身内などの身の回りの人に相談し、解決策を見出す努力をする(30代/女性/専業主婦主夫)

家族が巻き添えをくわないように、一人で行動して判断して、シェルターを探してそこに行くと思う(50代/女性/専業主婦主夫)

暴力は耐えられない。死んでしまうかもしれないし、とにかく逃げる(50代/女性/専業主婦主夫)

DVやモラハラを受け続けていた場合、心身ともにぼろぼろになっていることも多いため、専門家のところへ行く前に信頼できる家族や友人などに相談し受け止めてもらいたいという声が多く聞かれました。一人で解決することは難しいため、親身になってくれる人とともに解決策を練りたいという思いも窺えます。また、すぐに避難が必要な場合はシェルターを利用したいという人も見られました。

6.DVやモラハラの後遺症に対する慰謝料は、後からでも請求できるのか?

実際に、夫の度重なる暴力から逃れるように離婚する女性も少なくありません。そして、そんな被害にあった女性が離婚した後、dvやモラハラの後遺症が起きることも珍しくないようです。では、そんな時、精神的に障害をもたらした暴力を振るった男性に慰謝料の請求は可能なのでしょうか?一般的にどう受けとめられているのでしょう。そこで、慰謝料請求は可能かアンケートで意見をまとめてみました。この問題で悩んでいる人にとって考える機会になるといいですね。

【質問】
DV後遺症に対する慰謝料。後遺症が発覚してから請求することは可能だと思いますか?

3

【回答数】
はい:82
いいえ:18

6-1.慰謝料請求は可能!!8割以上の人が回答!

「はい」と回答した人が82%と、多くの人は請求可能と考えていました。

・その後遺症と、何かしらDVとの関連性が証明できれば、たぶん問題なく慰謝料請求できると思います。(50代/男性/専業主夫)

・最初の慰謝料請求時に、後遺症が出ておらず、そのことが予測できなかった場合には、できると思います。でないと十分な慰謝料がとれません。(30代/男性/パートアルバイト)

・後遺症の症状がどれだけ日常生活において影響を与えるかによっては請求可能だと思われる。(20代/女性/専業主婦)

・DVを受けてすぐに後遺症が発覚するとは限らないので、時間をおいた後でも後遺症が出てくれば請求は可能だと思うから。(10代/男性/学生)

アンケートの結果、多くの人が後遺症とDVの関連性を証明できれば、慰謝料の請求は可能と考えていました。例えば殴打による身体への極度の負担が後でめまいや腰痛などを引き起こすこともあるでしょうし、精神的なショックは心に根深いトラウマを残し不眠症や過度な恐怖心を引き起こすこともあるかもしれませんね。
また、日常生活にどれくらいの支障をもたらすかといった度合いで請求も可能という意見もあり、あまりに症状がひどい場合は検討する必要があるのかもしれません。

6-2.因果関係の証明が争点!?請求は難しいという人も2割弱!

「いいえ」と回答した人は18%!できないと考えている人も少なからずいる結果となりました。

・時間が経ってしまえば、時効になりそうだし、DV以外にも原因があるかもしれないから。(20代/男性/学生)

・証拠があれば可能だとは思うが、難しそうだし、DV加害者とそんなに関わるのは現実的じゃないから。(30代/女性/自営業(個人事業主))

・実際に怪我などをしていたらわからないけど、精神的なものだとなかなかむずかしい気がするから。(20代/女性/専業主婦)

・仮に法的に可能だとしても、慰謝料請求する段階で、再び悪夢の生活になると思う。DV過去は、一刻も早く忘れる方向で生きるのが良いと思う。(50代/女性/専業主婦)

できないと回答した人では、どれほど時間が立っているかを問題視する人もいて、因果関係がはっきりしないと難しいと捉えているようです。また、目に見えない精神的なものであれば難しいのではという意見もあり、DVの影響かどうか、それ以外の影響か判定ができるか疑問視している様子もうかがえました。
ほかに、慰謝料を請求することで、また暴力を振るわれた相手と関わることを危惧する声もあり、精神的につらくなることもあるかもしれませんね。

6-3.慰謝料請求は可能だとしても、つらい過去に向き合うことにも…

今回のアンケートで分かったことは、dv後遺症の請求は可能と考えている人がほとんどだったということでした。後遺症がDVによるものと証明できれば可能だという声が多く見受けられました。テレビ、雑誌あるいはネットなどでDVに関する話を見聞きすることも多く、DV男は許せないという感情があるのかも…。
一方、時間経過の問題や因果関係の証明の問題で、請求できないとする人もいたり、再びつらい過去に向き合うことを心配する声もありました。
忘れたいと思う一方で、また思い出すようなことになることも…。慰謝料の請求をするなら、心のケアも同時にできるような環境が大切なのかもしれませんね。
※慰謝料がでるかでないかはケースバイケースで、その金額も異なるため、悩まれている方は弁護士などの専門家に相談してみましょう。なお、DVによる慰謝料の目安はこちらでご確認ください。

まとめ

DVやモラハラは、加害者の性格や人格の問題である。専門家も含め世間一般の認識は、「加害者は自己愛性人格障害」とか「縁を切るのが唯一の解決策」といったものでしょう。しかし、私は実務家として、すでに20年以上前からこういった問題について解決のアドバイスをしてまいりました。そしてそんな経験から、DVもまたモラハラと同じく本質的に解決が可能だと確信しております。

それには、まずはDVやモラハラの原因を知ることが必要です。この理解があってはじめて、私たちは適切な行動ができます。また、以下にご紹介している私の著書を問題解決にお役立ていただければ幸いです。

 

 

えっ扇風機でモラハラ悪化?キレる旦那にムカつくなら要注意

「7月に入ってから、突然昔の旦那のようにイライラしてキレるようになりました。先生にご相談してからモラハラだった旦那がキレなくなり、人が変わったかのように穏やかになっていたのですが、何が悪かったのでしょうか。」
「暑くなってしばらくしてから明らかにイライラしています。冷たいものも取っていないし、先生からいただいた注意でモラハラは治り、その後はキレることもなくとても穏やかだったのに…。元に戻ってしまったのでしょうか。」
別記事でもご紹介していますが、モラハラの原因は大きく二つ。ひとつは、脳の栄養不足。そしてもうひとつは、体調不良(睡眠不足を含む)です。この二つは1年を通して注意すべき事柄ですから、モラハラでご相談をいただいたご家庭ではその注意は忘れずに守ってくださっいます。その一方で、季節限定の注意があるのですが、モラハラは改善されたからこそ、気が抜けてそういった注意をついつい忘れてしまうようです。
実は、このブログのタイトルの通りですが、扇風機の風に当たり続けるとモラハラは必ず悪化します。イライラしたり、些細なことでキレやすくなります。とくに、寝ているときに扇風機を使う習慣があるのなら注意が必要です。マチガッても扇風機の風を体に当てて寝てはいけません。もし、一晩でも風を当て続けて寝てしまったら、夫は翌日の朝には冒頭のようにモラハラとなって起きてくることでしょう。それほど、寝ているときに扇風機の風を体に当てるのは危険なこと。
もし、モラハラな旦那が扇風機をかけて寝る習慣があるのなら、この動画をご覧いただきそのメカニズムを理解してください。なぜモラハラが悪化するのか?その理由を理解し、問題解決にお役立てください。

まとめ

 なぜ、扇風機の風を当てたまま寝てしまうとモラハラが悪化するのか?その理由がお分かりいただけたと思います。また、扇風機でモラハラが悪化すること。誰もがキレやすくなったり落ち込んだりしやすくなることから、モラハラの加害者は決して自己愛性人格障害者などではないことがわかります。
この記事を書いているのが6月14日。静岡は、気温が27度。まだ湿気がないので風さえあれば気持ちよく過ごせますが、いずれにしてもそろそろ扇風機を使う季節です。少なくとも、扇風機の風は体に当てず、風が回り込むような形で利用することをお勧めします。
なお、以下に私の書いたモラハラの小冊子をご紹介しております。無料でご利用いただけますので、併せて問題解決にお役立てください

モラハラ治療方法のヒント!その2.足がツル(こむら返り)

「彼氏ですが、恐怖でしかありません。別れようとすると、脅してくるので、うまく別れられません。」

「穏やかな家庭で育ったので主人の暴力的な言動と威圧的な態度に限界です。とにかく何とかしたい。」

「罵声や物を投げつけて壊したり、平気で子供のいる前で怒鳴って子供も怯えているような主人でも治るのでしょうか?」

この動画セミナーは、モラハラを治療したい。本質的に解決したい方にはとても重要です。

私は、モラハラという言葉が世に知られるずっと以前、おおよそ20年前から暴言や嫌み、無視などによる精神的暴力のご相談をいただいて参りました。また、当時から当たり前のように本質的な問題解決ができるアドバイスをしてまいりました。つまり、モラハラは治療ができます。そんな私の経験では、冒頭のように脅したり怒鳴ったり、威圧的な態度のモラハラ加害者に足がつる(コムラ返り)人が多いことに気づきました。

こんな話を聞くと、「それがどうしたの?」そう思われる方がほとんどだと思います。しかし、この事実はモラハラを本質的に解決したい方にはとても重要です。なぜなら、足がつるのは体調不良の結果であり、こむら返りが起きないよう体調改善するとモラハラが治療できるからです。あれほど威圧的な態度だったモラハラ加害者が、穏やかで優しく、そして明るい人になる。信じられないかもしれませんが、これは紛れもない事実です。
したがって、モラハラ加害者は決して自己愛性人格障害などではありません。繰り返しますが、モラハラな人がたびたび足がつるようなら、以下の動画をお役立てください。なお、足がつる事に限らず、次のようなことに聞き覚えがある方にもお勧めです。

・足がだるい
・ふくらはぎを揉んで欲しい
・ふくらはぎが固い(ハリがある)

まとめ

動画をご覧いただき、どのように思われたでしょうか。おそらく「聞いたことはわかったけど、本当にこむら返りが起きないようにしたらモラハラが治るの?」そう思われてる方がほとんどだと思います。ですが、コムラ返りが治療できればモラハラが治るのであれば、試す価値はあると思われませんか。動画でご紹介したように、こむら返りが起きるような体調とは「〇〇ににらまれた×××」の状態です。このとき、×××は不安である一方でイライラしていることは容易に想像できることでしょう。ぜひ、騙されたと思って行動に移してください。きっと、驚かれると思います。
なお、以下に私の書いたモラハラの小冊子をご紹介しています。無料でご利用できますので、併せてお役立てください