それはアルハラです!と言われない為に知っておきたい飲み会での言動

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アルハラ

「昨日の飲み会は飲ませすぎです。完全にアルハラです。」
「イッキ飲みはもう勘弁してください。」
「私飲めないのに上司の立場を利用して飲ませたので、訴えます!!」

普段どおり楽しくお酒を飲んでいたつもりなのに、月曜日出勤したら同僚や後輩からこんな言葉を言われてしまった…完全に怒っている人も…

どうして?

アルハラを繰り返す人はこのように人から注意を受けるか、もしくは、何かしらの事件(急性アルコール中毒者が出るなど)が起こらない限り自分の行動を振り返ることはありません。

もしかしたら、飲み会中のあなたの行動が同僚や後輩に迷惑をかけている可能性があるかもしれません。そして、それがアルハラだったら…さらに被害者に知識があれば、訴えられる可能性も十分あります。

脳がアルコール漬けになっている時は人に迷惑をかけている!!と自覚することは難しいので、どんな言動がアルハラになりえるのか?(脳が正常な)普段から予防や対策、そして事例をチェックして知識を蓄えておきましょう。

アルハラと言われた!もしくは、言われない為に、ぜひこの記事を読んでお役立てください。

目次

1.アルハラ加害者(上司)5つの特徴

「あれはお酒の席だから」
「酔っていたから無礼講だよ」

あれこれ言い訳をしていると、部下から「アルハラ上司」とあだ名をつけられて避けられてしまいます。

「アルハラ上司」と言われないようにし、楽しくお酒を飲めるようにはどうすればよいか?まずアルハラ加害者の特徴をおさえましょう。自分に当てはまるものがあれば要注意です!

1-1 バブル世代の部長、課長クラス

この世代の方々は、自分の価値観を押し付けてしまいがちです。若者を『ゆとり世代』と決めつけて飲み会の席で説教を始める人もいます。

また、「俺の若い頃は…」と自分の昔話を始める上司も少なくありません。挙句の果てに、「俺の酒が飲めないのか!!」と無理やり部下にお酒を強要してしまう。

さらに、部下は、次の日二日酔い。

会社の飲み会とはいえ、これが毎回だと部下も行きたくなくなります。これでは、悪循環です。

飲み会に誘われる → 上司の話は毎回同じ → お酒の強要 → 二日酔い → さらに、行きたくなくなる → また同じ話…

この世代の方はアルハラで部下に自分の価値観を押し付けないように注意が必要でしょう。

1-2 ノリの軽い上司

「カラオケで点数低い人がイッキ飲み」
「じゃんけんで負けたらイッキ飲み」など

ノリの軽いアルハラ上司は、ゲーム感覚で部下にお酒を飲ませる傾向が強いようです。

また、“イッキコール”をいくつも知っていて飲まないといけない雰囲気を作るのが得意です。部下が「明日用事がありまして・・・」と言ってもそんなのお構いなし。

イッキで飲むまで帰さない。相手に飲ませること以外で飲み会が楽しめたら、親しみやすい上司になれるのにもったいないです。

1-3 お酒が入ると性格が変わってしまう上司

普段は温厚で優しい方でも、お酒を飲むと全く性格が変わってしまう上司もいます。何かスイッチが入ったように変わってしまいます。

饒舌(じょうぜつ)になって永遠と語りだしたり、急に怒りっぽくなったり、泣き出したり、時には極端にアルハラに変わってしまう方もいます。

このような方は、こちらの事情は全く聴いてくれません。当然相手も酔っぱらっているからです。

「今日は飲めません。理由は・・・」と理由を話してお断りしても、「俺の酒が飲めないのか?」「そんなの関係ない」などと言って絡んできます。(その理由が例え、車や家族の事であってもです)

「お酒を飲むと人が変わる」「飲み会で別人ですね」と言われたことがある方は、もしかしたらアルハラをしている可能性がありますので注意しましょう。

1-4 独身でさびしがり屋の上司

「仕事がひと段落したから飲みに行こう」
「月末だからお疲れ様で飲みに行こう」
「誕生日だから飲みに行こう」

など、事あるごとに何かしら飲みに行きたがる方は要注意です。

飲みに行きたいのはあなただけかもしれません。実は、部下は迷惑している可能性もあります。

さらに、強いお酒を部下に勧めたりしていませんか?めずらしいお酒と言って部下に勧めたりしていませんか?たまに誘うならいいですが、頻繁となると部下も断るのに勇気が必要です。相手の家庭や体調のことも考えましょう。

1-5 新入社員に集団で飲ませる上司

新しい環境にまだ慣れていない新入社員に飲ませようとする上司は注意です。

右も左も分からない状況で上司から飲まされたら、断ることができません。さらに、上司から嫌われないように!!という心理も新入社員には働いています。

もっとやっかいなのは、集団で来られる場合です。上司が複数で来られると飲めないのに飲む雰囲気になってしまい飲まざるを得ない状況になってしまいます。さらに、同僚も盛り上がり、先輩に認められたくて、あおる者も出てきます。

「この場をシラケさせてしまうのでは?」と考えてしまい飲んでしまう・・。とても危険です。

新入社員の心理を利用した悪質なアルハラです。飲めない方は本当に少量でもアルコール中毒になりかねませんので注意が必要です。

以上、アルハラ上司の特徴でした。当てはまるものがあれば、お酒の席で周囲に迷惑をかけている可能性がありますので、ご自分の言動を見直す必要があります。

また、次の章で具体的に気を付けたいアルハラの言動を紹介いたします。

2.上司が部下に嫌がられるアルハラの言動

「アルコールが弱い」
「予定があって飲めない」
「車で帰らないといけない」

以上のような部下の訴えや都合も考えずに、お酒を強要してしまうアルハラ。

お酒の席で次のような言動をしていないか?今一度自分自身に当てはめ、まわりに迷惑をかけていないか反省してみましょう。

1.練習すればアルコールは強くなれる!!

2.吐く人のための袋やバケツ、つぶれ部屋を用意するのが当たり前。

3.上司から注がれたら、断れないと思う。

4.みんなで酔っぱらうことで仲間との一体感が生まれると思う。

5.飲み会はちょっとくらい羽目を外さないと楽しくないと思う。

6.ソフトドリンクを飲むなんて、まわりの空気を読めていないと思う

7.酔っているから、多少の暴力や暴言は仕方ないと思う。

8.女性ならお酌をするのが当然だ。

9.未成年でも、少しぐらいならお酒を飲ませても大丈夫だと思う。

10.イッキコールを3つ以上知っている。

11.体質的に飲めない人なんて、いないと思う。

12.男だったら飲めないとかっこわるい。

参考:イッキ飲み・アルハラ防止キャンペーン2016

ひとつでもあてはまったら、あなたは気づかないうちにアルハラしている可能性があります。

3.意外と知らない!酔った自分の脳のメカニズム

この章では、アルコールを飲んだ場合に自分の脳がどのような状態になっているか確認しておきましょう。酔ってしまうと自分のコントロールが難しくなってしまう。そうなると、さらにアルハラは加速してしまいますので注意が必要です。

3-1 「人間脳」と「動物脳」

人の脳は、大きくわけて2つに分類できます。「人間脳」と「動物脳」です。それぞれの機能を簡単に説明します。

人間脳・・・知性や理性を司る。会話をしたり、計算をしたり、考えたりする脳。

いわゆる、高度な機能を持った脳です。

動物脳・・・本能を司る。生命活動(呼吸、体温調整など)したり、感情を司る脳

いわゆる、人間の最低限生きるために必要な脳です。

この2つの脳の関係ですが、普段は「動物脳」が暴れないように「人間脳」がコントロールしている状態です。

3-2 日常生活で例えてみると

わかりやすく日常生活で例えてみましょう。

犬の散歩を思い出してください。犬と飼い主がいます。リードで犬をコントロールしながら散歩します。これを脳に当てはめてみますと、犬が「動物脳」、飼い主が「人間脳」と言い換える事ができます。

狭い道路を散歩していると後ろから車がきました。りードを使って安全な方に犬を誘導します。これと同じで、動物脳が上手く機能するように、人間脳がコントロールしている状態です。

このように、「動物脳」と「人間脳」の関係が上手く成り立って私達の脳は機能しています。

3-3 アルコールを飲むと人間脳の機能が低下する

アルコールを飲んで、最初の段階では「人間脳」の機能が低下するだけです。しかし、さらに、アルコールを飲んでいくと「人間脳」が完璧にマヒしてしまいます。

すると、犬の散歩でリードがない、もしくは飼い主がいない状態になってしまい「動物脳」が暴れだしてしまいます。

そうなるとアルハラ上司は本能だけで行動するようになり(理性が働かない状態)、部下にイッキで飲ませたり、自分の昔話ばかりしたり、怒り出したりしてしまうのです。

3-4 お酒の酔いの程度を確認してみましょう!

酔いの程度は、血液の中のアルコール濃度によって以下の6段階に分けることができます。

酔いの程度によりどんな行動がでてしまうのか?確認しておきましょう。

1(爽快期):血中濃度0.02~0.04%

・楽しく、さわやかな気分になる
・顔の紅潮や皮膚が赤くなる
・判断力が少しにぶる

2(ほろ酔い期):血中濃度0.05~0.10%

・ほろ酔いで冗舌になるなど普段の様子とは変化がみえる
・ボディーランゲッジなど動作が活発になる
・体温が上がる
・脈が速くなる

3(酩酊初期):血中濃度0.11~0.15%

・気が大きくなる
・周囲を気にせず声が大きくなる
・感情的になる
・足元がふらつく

4(酩酊期):血中濃度0.16~0.30%

・千鳥足になる
・何度も同じことを話す
・呼吸が速くなる
・吐き気や嘔吐

5(泥酔期):血中濃度0.31~0.40%

・姿勢の維持ができなくなり立ち上がるのも困難になる
・意識がはっきりしない
・支離滅裂になる

6(昏睡期):血中濃度0.41~0.50%

泥酔期よりも身体機能が低下し酷い場合には、麻痺が脳全体に広がり呼吸中枢(延髄)が抑制され死に至ることもある

参考:KIRIN 知る・楽しむお酒と健康より

「人間脳」「動物脳」の観点から少し説明を加えますと、

1(爽快期)と2(ほろ酔い期)の場合は、人間脳がまだ機能してると言えます。

3(酩酊初期)と4(酩酊期)の場合は、人間脳が機能しなくなり、動物脳が暴れだしている状態です。

例えば、感情的になったり、声が大きくなる、何度も同じことを話すなどは典型的な症状です。

5(泥酔期)と6(昏睡期)になると動物脳ですらアルコールでマヒしてしまって生命活動ができなくなってしまいます。非常に危険な状態(急性アルコール中毒)と言えるでしょう。

4.本当にあった『アルハラです!』と部下に言われた3つの事例

ここでは、実際に起こった事例を3つご紹介いたします。

アルハラを受けた方は相手がどんな気持ちだったのか?考えてみる良い機会ではないでしょうか。

4-1 ドクターストップがかかっているのに飲ませようとする上司

私の両親はお酒が全く飲めません。その遺伝からか私もお酒が飲めません。以前、少量飲酒して体調が悪化したことがあってから禁酒しています。

しかし、お酒を勧められて断ると「注がれて飲むフリだけでもしろ」と先輩・上司から言われました。私は以前、お酒が好きでしたが、体調が悪化して緊急搬送されたのをきっかけに、お酒を飲むフリや匂いだけでも体調が悪くなります。

会社では理解されず苦しいですが、飲み会を中々断ることはできません。飲酒(フリも含め)を進める先輩・上司を許すことができません。

先日の飲み会で、「乾杯の時は口だけでもつけて飲むふりをしろ!!」と言われたので、翌日思い切って上司に「アルハラです!!」と直接みんなの前で泣きながら訴えました。

私の場合は、周りの皆さんに助けて頂いて上司に理解していただいたので、今後「飲むふり」は強要されなくなりました。しかし、上司とは気まずい状況です。

お酒はそばやピーナツアレルギーと同じで、体に摂取するとアレルギー症状をおこしてしまう方もいます。それを分かっていて、お酒を強要することは毒を体に入れる行為と同じです。

この事例は周囲のスタッフに恵まれたようです。例え上司の行為(アルハラ)が明らかに悪くても、噛みついたら退職に追い込まれることが多いです。

4-2 「飲めません」と断るとさらにアルハラがひどくなる上司

職場でアルハラが酷かったです。年齢は20歳後半です。飲み会の内容ですが、、、無茶苦茶すぎて死にそうです。

具体的にはビールのピッチャーを回してイッキ飲み、40度お酒を持ってお酌に来る上司、注がれた酒はイッキに飲めとアルハラの上司などなどです。

回数自体は月2〜3くらいです。こんな飲まされ方をしていたら、その内死人がでると思います。量としては日本酒一升分くらいを一回の飲み会で飲まされます。

飲めないと言うと 「気合いで飲むんだよ」

「飲めないなんてのは聞いてない」 「若手なんだから道化になって飲め」 などなど訳の分からないことを言ってキレられます。これで一応大手企業です。1年は耐えてきましたが、正直限界でした。

同僚も一緒に同じ目に合っていて、あまりにもひどかったので上司に向かってキレました。勇気があるなぁと感心しました。私にはそこまでの勇気がなかったからです。

その飲み会の場はシーンとなったのですが、その後、同僚は標的となりました。私たちは、ボイスレコーダーで録音していたので、同僚と一緒に裁判を起こそうと考えていました。

会社の上層部に証拠をもっていき話したら、アルハラがピタッと止みました。

おそらくですが、上層部(人事部)がこのアルハラ上司を注意したのだと思います。さらに、この上司は他の部署に異動になりました。

勇気を持って行動したことにより、ここまで環境が変わりました。アルハラは世の中から消えてしまえばいいと思っています。

これでも、一部上場大企業です。他の小さな中小企業ではこのようなことが多々起こっているのではないでしょうか?

あまりにもひどいアルハラ上司の言動は録音されている可能性があります。部下も限界です。

物的証拠があれば裁判では、罪とみなされる可能性が高いのです。アルハラ行為は犯罪ですのでやめるようにしましょう。

4-3 付き合いが悪い部下を評価する上司

会社の飲み会で上司と飲むことなどあります。

最初は軽く飲もうって話になって飲みに行ったのですが、飲んでリミッターが外れたのかそんな話は忘れたみたいで結局終電が無くなり夜中に解放されました。

その人は周りからも酒癖が悪いから断ってすぐ帰ったがいいと言われてるアルハラ上司でした。

もう2度といきたくないと思いますが、なかなか断れず、毎度毎度必ずと言ってもいいくらいに夜中に解放されます。付き合い上飲みに行かないといけない場面があり、その上司主催の二次会(自腹)があります。最初は何度か付き合ってたのですが、そんな感じなので最近ほぼ断ってるのですが、帰り際に「お前はないな」など言われ、次の日には「お前はあいつとあいつ以下だ」など会社でよくわからないことをいわれます

また妻が病気なので二次会が難しいですというと「お前は嫁に甘えさせるな」などよくわからないことをいわれます。次の日が怖いです。 これはアルハラになるのでしょうか?私が悪いのでしょうか?

この事例も典型的なアルハラ上司と言えるでしょう。夜中遅くまで連れ回して、付き合いが悪ければ、その事で部下の評価をする。さらに、相手の環境も考えず自分の思い通りにいかなければ、訳の分からない言動を繰り返し相手を不快にする。

完全に人間脳が機能しなくなり、動物脳が暴れだしている状態ですね。

5.アルハラと言われて訴えられる前に確認したい法律

「昨日の飲み会はアルハラです!!」と言われてしまった・・・。

どんな法律で罰せられてしまうのか?気になる上司の方は必見です。

5-1 酒に酔って公衆に迷惑をかける行為の防止等に関する法律(通称:酔っ払い防止法)

実は、アルハラを直接罰する法律はありません。

しかし、『酒に酔って公衆に迷惑をかける行為の防止等に関する法律(通称:酔っ払い防止法)』と呼ばれている法律があります。

この法律の第2条に

“すべて国民は、飲酒を強要する等の悪習を排除し、飲酒についての節度を保つように努めなければならない。(第2条)”

参考:『酒に酔って公衆に迷惑をかける行為の防止等に関する法律(通称:酔っ払い防止法)』

と記載されております。

これは、簡単に言うと酔っぱらって人に迷惑をかけてはいけませんという法律ではありますが、(飲めない人に飲ませたりなどの)アルハラを直接罰することはできませんでした。

5-2 アルハラが法律的に認められた裁判

これまで法律(2008年以前までは)アルハラが違法行為として裁かれることはほとんどなく、アルハラによる飲酒死亡事故などの裁判でも、飲酒したのは「被害者の自主的判断」だとして、これまで、「アルハラ」行為の違法性が認められることはありませんでした。

要するに、“本人が飲めないなら飲まないと断れるはず”という裁判所の判断だったようです。

ところが、2008年に神戸学院大の男子学生がクラブ合宿中に上級生らに「部の伝統」だとして飲酒を強要させられ、急性アルコール中毒で昏睡状態になったにもかかわらず長時間放置されて死亡する事件が発生しました。

遺族が上級生らと大学を相手取って損害賠償請求を行った民事訴訟で、神戸地裁は「心理的に飲まざるをえない圧力をかけた飲酒の強要であり、アルコールハラスメントにあたる」とこれまで立証が難しかったアルハラを初めて法律的に認め、被告原告双方が和解案に合意したのです。

そして、アルハラに対する司法のこの画期的判断により、以後イッキ飲みなどの飲酒強要などが刑事・民事責任を問われる可能性が高まることになったのです。

参考HP:サイバー法律110番 お酒がらみの「アルハラ」にご注意 より一部抜粋

5-3 刑事・民事責任を取らされた場合どれくらいの刑罰になるのか?

具体的には

①無理矢理相手にお酒を飲ませれば「強要罪」(3年以下の懲役)

(例)上司という権限を利用して、相手が嫌がっているのにもかかわらず無理やり飲ませた。
(例)アルコール度数の高いお酒を罰ゲームと言って飲ませた。

②無理矢理お酒を飲ませて急性アルコール中毒にさせれば「傷害罪」(15年以下の懲役または50万円以下の罰金)

(例)会社のしきたり、伝統などといって新人に無理やり飲ませて急性アルコール中毒者がでた。
(例)カラオケボックスで歌の下手な部下に延々と飲ませてアルコール中毒になり翌日欠勤させた。

③飲酒を強要して急性アルコール中毒で死亡させれば「傷害致死罪」(3年以上の有期懲役)の可能性が。さらに、ほかの人の傷害行為を煽れば「傷害現場助勢罪」 (1年以下の懲役又は10万円以下の罰金もしくは科料)に問われる可能性があります。

(例)全くアルコールを受け付けない部下がトイレに行っている間に、お酒とすり替えてそれを飲んで過呼吸となり帰らぬ人となった。

また、酔っぱらって公然と相手を侮辱すれば「侮辱罪」(拘留又は科料)に、他人の秘密を公然とばらして名誉を傷つければ「名誉毀損罪」(3年以下の懲役又は禁錮又は50万円以下の罰金)にも問われかねません。

もちろん、「酔っていたから」という言い訳は通用しません

さらに、泥酔者を放置すれば「保護責任者遺棄罪」 (3月以上5年以下の懲役)に、必要な保護をせずに放置して死亡させれば「遺棄等致死傷罪」(保護責任者遺棄罪と傷害罪の重い方の刑)が適用される可能性がありますので、くれぐれもお酒の席での言動には注意してください。

飲み会の幹事を引き受けた方は責任を取らされる可能性がありますので注意が必要です。くれぐれも酔っぱらいを放置しないで下さい。

6.アルハラ加害者にならないための実践的な5つの対策

部下は上司に気を使い自分の都合を言いにくいものです。したがって、多少は上司が部下のことを気遣い、声をかける必要があります。

「なんで上司の俺が部下の気を使わないといけないんだ」そう思われた方もいらっしゃると思いますが、実はその考え、思考をお持ちの方はアルハラ言動をしている可能性があります。

ぜひ、以下に記載します対策を心がけて下さい。

どのように声をかけるべきか? どのような態度であるべきか? アルハラ上司と呼ばれないための対策をご紹介致します。

6-1 お酒がのめるかどうか部下に一言聞く

「今日、お酒は飲める?」

この一言があれば、部下は様々な情報をくれます。

例えば、「ビール1杯だけなら・・・」「今日は飲めません。」「とことんお付き合いします。」

酔う前に相手の状況を聞いて把握し、相手の都合を理解する必要があります。

そして、この一言があれば部下も言いやすい環境になり、こちらのことを理解してくれる!!と感じてくれて信頼感が増します。

しかし注意が必要なのは、相手の都合を聞いたのにも関わらず、酔っ払ってしまいアルハラ言動をしてしまうと逆効果に成りますので気をつけましょう。せっかく部下と楽しく飲もうとしたのに台無しになります。

自制心は忘れないようにしましょう。

6-2 相手の訴えに耳を傾ける

「すみません嫁が体調悪くて今日は飲めませんし、早く帰らせてください。」
「お酒を飲むと頭が痛くなってしまいます。」

上司のお酒のお付き合いをしたいのは山々ですが、中には体調の都合や家庭の事情で飲めなかったり、早めに帰ったりすることもあります。

それを、無理やり上司の都合で変えてしまう。それは、アルハラでもありパワハラ行為でもあります。

相手の訴えに耳を傾けることによって、お互い嫌な気分にならずにすみます。再び飲み会が決まり、部下の都合が合えば快く参加してくれることでしょう。

6-3 酔った時の自分の言動を把握する

これは、アルハラ上司だけではなく、お酒を飲むすべての方に共通で言えます。

“自分の酔う量を把握する”

例えば、「ビールだと3杯飲んだら言動がおかしくなる」「焼酎だとロックで1杯」みたいに具体的に知っておく必要があります。自分で飲む量が調整できない方は周囲の人に、酔う量を伝えておいて止めてもらうことも必要でしょう。

さらに、酔っ払ったらどうなってしまうのか?どんな言動をしがちなのか?

自分の事を知る、周りから教えてもらうことも必要です。

飲み会で迷惑をかけて、昨日の事は覚えてません!!では相手の信頼感はガタ落ちです。

6―4 自分の価値観ばかり押し付けない

「俺の注いだ酒は飲め、もちろんイッキで」
「飲むことも仕事の一環だ」
「女性はお酌するのが当たり前」

こんな発言ばかりしていると部下は気分が良くないのは当然です。

世の中には全くお酒が飲めない“お酒アレルギー”の方が1割はいるようです。それでなくても上司と飲みに行くのは色々気を使うことが多いので、あまり気の進まない人が多いです。

そんな中、上司の価値観ばかり押し付けられては嫌気が差すのは当然のことです。

6-5 軽いノリで飲ませるのはやめる

比較的若い上司と部下の関係の場合、無茶な飲ませ方をする上司もいます。いわゆる“大学のノリ”です。

イッキコールでイッキ飲みをさせたり、アルコール度数の高いお酒を無理やり飲ませたり、トイレに行っている間にアルコールを飲み物に入れたりなど、軽いノリで飲ませるのはやめましょう。この手の飲み会は「急性アルコール中毒」が出やすい傾向にあります。

部下がお酒を飲めるからといってキケンな飲ませ方はやめましょう。

1人1人お酒を飲めるペースは違います。

ましてや、イッキ飲みなど百害あって一利なしです。楽しんでいるのは自分だけだと思いましょう。

7.まとめ

公益社団法人アルコール健康医学協会では、お酒の適正な飲み方やマナーを周知することを目的として、「適正飲酒の10か条」(平成20年5月改訂)を定めています。

その中の最初の1項目をご紹介いたします。

“1.談笑し楽しく飲むのが基本です。”

まさに、これがお酒の目的でしょう。食事をしながら、楽しくお酒を飲む。いつも一緒に仕事をしている仲間と親睦を深める。お酒が飲めない人でも楽しめる飲み会。しかし、アルハラ上司の言動により目的が果たされないどころか、苦痛に変わってしまいます。アルハラは人に迷惑をかける行為です。

部下から「アルハラです」と言わないためもう一度読んでいただき、この記事をお役立て下さい。

なお、私は企業におけるハラスメント対策もまた、本質的な解決が可能だと考えています。メンタルケアおよびハラスメント対策をお考えの企業の方は、以下に無料相談のご案内をしておりますのでご利用ください。なお、私は企業におけるハラスメント対策もまた、本質的な解決が可能だと考えています。メンタルケアおよびハラスメント対策をお考えの企業の方は、以下に無料相談のご案内をしておりますのでご利用ください。

 

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海外旅行が好き。海外旅行を計画されている方へ!

自己破産

テレビや新聞などで耳にしたことはあるものの、身近で自己破産をしたという話はめったにないと思います。しかし、昨年3名、一昨年2名の私のお客様が自己破産しました。

・3名の方は若者で、カナダでスノーボードで頸椎や脊髄を骨折。治療費や入院費、家族の渡航費用などでご家族が自己破産をされました。

・70代の男性は、ヨーロッパにトレッキング旅行に出かけ、到着後すぐに脳梗塞。こちらは、息子さんが自己破産をされています。

もう一人の方は、思い出したくないと言って理由はお話にならなかったのですが、まだ30代前半の女性でしたので、きっと両親のいずれかが原因だと思われます

原因は海外旅行保険に加入していなかったから。そして、突き付けられた治療費を目の当たりにして、そのショックからうつ状態(うつ病ではない)となり私を訪ねていらっしゃいました。幸い、どなたも我をとり戻されましたが、かかった治療費がなくなるわけではありません。そのため、不動産などを処分した後、自己破産を選択されました。

 

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